2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:業績は会社予想(修正後)を下回る(上振れ/下振れ判定:下振れ)。第3四半期累計で営業・経常・当期純損失を計上し、通期予想に対し悪化している。
  • 業績の方向性:減収減益(売上高131,902百万円、前年同期比△35.8%、営業損失20,995百万円)
  • 注目すべき変化:ブラジル向けガス火力発電案件に係る収支悪化(顧客との不調整・支払停止を背景に工事損失を追加計上)により大幅な損失計上。
  • 今後の見通し:通期業績予想は修正済み(売上185,000百万円、営業損失20,000百万円、当期純損失15,000百万円)。第3四半期累計の進捗は売上で約71%と進捗しているが、損失額は通期見通しを既に上回っており(=悪化)、通期達成は不透明。
  • 投資家への示唆:主要リスクは(1)ブラジル案件の仲裁・回収動向、(2)支払留保や工事損失の追加発生、(3)自己資本比率低下・借入増加に伴う財務基盤の脆弱化。これらの推移を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:東洋エンジニアリング株式会社(コード 6330)
    • 主要事業分野:EPC(設計・調達・建設)事業(単一セグメント)
    • 代表者名:取締役社長 細井 栄治
    • 決算説明会:開催(アナリスト向け)、補足資料作成あり
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月12日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
  • セグメント:
    • 単一セグメント(EPC事業のみ)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):38,558,507株
    • 期中平均株式数(四半期累計):38,328,459株
    • 期末自己株式数:230,609株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表・株主総会等:–(資料に記載なし)
    • IRイベント:決算説明会開催済(アナリスト向け)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社が公表している通期予想との比較、達成率は第3四半期累計ベース)
    • 売上高:131,902百万円(通期予想185,000百万円に対する進捗率 71.3%)
    • 営業利益:△20,995百万円(通期予想△20,000百万円に対し既に損失が通期見通しを超過=予想より悪化)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:△17,493百万円(通期予想△15,000百万円に対し既に損失超過)
  • サプライズの要因:
    • 主因はブラジル向けガス火力発電案件に伴う収支悪化(顧客による支払留保、工期遅延主張、仲裁申立て等)により工事損失の追加計上。
    • 完成工事総利益が前年+19,197百万円→当期△2,347百万円に悪化(工事採算悪化)。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正済みだが、第3四半期累計で既に通期見通しを上回る損失が発生しており、今後の交渉・仲裁結果・債権回収次第で業績に更なる下振れリスクあり。
    • 予想修正の可能性は依然高い(会社も注記で仲裁等により影響があり得る旨を記載)。

財務指標(主要数値:単位 百万円、前年同期は2025年3月期第3四半期)

  • 損益(第3四半期累計 2025/4/1–2025/12/31)
    • 売上高(完成工事高):131,902 百万円(前年同期205,589 百万円、△35.8%)
    • 完成工事原価:134,249 百万円(前年186,391 百万円)
    • 完成工事総利益:△2,347 百万円(前年 19,197 百万円)
    • 販管費:18,648 百万円(前年 17,162 百万円)
    • 営業利益:△20,995 百万円(前年 2,035 百万円)
    • 経常利益:△15,778 百万円(前年 4,384 百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△17,493 百万円(前年 2,300 百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△298.53円(前年 39.26円)
  • 財政状態(当第3四半期末 2025/12/31)
    • 総資産:250,303 百万円(前期末 286,598 百万円、減少)
    • 純資産:39,598 百万円(前期末 60,243 百万円、減少)
    • 自己資本比率:15.7%(前期末 20.9%)(目安:40%以上が安定)
    • 自己資本(参考):39,375 百万円
  • 収益性指標(第3四半期累計ベース)
    • 営業利益率:△20,995 / 131,902 = △15.9%(マイナス、業種平均を大きく下回る)
    • ROE(参考):△17,493 / 39,375 = △44.4%(マイナス、悪化)
    • ROA(参考):△17,493 / 250,303 = △7.0%(マイナス)
    • 補足:上記は第3四半期累計(通期推計ではない)による概算値。いずれも負の値であり収益性は著しく低下。
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
    • 売上高進捗率:71.3%(131,902 / 185,000)
    • 営業利益進捗率:(損失)既に通期見込みの損失額を超過(△20,995 vs △20,000)
    • 純利益進捗率:(損失)既に通期見込みを超過(△17,493 vs △15,000)
    • 備考:売上は通期の約7割到達だが、採算悪化により利益面で通期見通しを既に悪化させている。
  • キャッシュ・フロー(注:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない)
    • 現金預金:97,673 百万円(前連結会計年度末 90,324 百万円、増加)
    • 短期借入金:34,672 百万円(前 17,002 百万円、増加)
    • 長期借入金:27,205 百万円(前 34,044 百万円、減少)
    • フリーCF等:四半期CF計算書は作成せず(詳細不明)
    • 営業CF/純利益比率:–(営業CF非開示のため算出不可)
  • 四半期推移(QoQ等):四半期ごとの詳細は非掲載(累計比較のみ)。季節性については受注・完成工事のタイミングにより変動あり。
  • 財務安全性:
    • 流動資産 210,269 / 流動負債 173,757 → 流動比率 ≈ 121%(流動性は保たれているが余裕は限定的)
    • 負債合計 210,705 百万円に対し純資産 39,598 百万円 → 負債依存度高め
    • 自己資本比率 15.7%(低水準、目安40%未満は要注意)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:当第3四半期連結累計期間における特別利益の計上はなし(前年は段階取得差益等あり)
  • 特別損失:当第3四半期連結累計期間に特別損失(のれん減損等)はなし(前年はのれん減損等あり)
  • 一時的要因の主要項目:ブラジル向けガス火力発電案件に関する工事損失の追加計上(継続性:案件の仲裁・交渉次第で更なる影響あり。継続的な発生の可能性は案件次第)
  • 実質評価:特別項目ではなく本業の工事採算問題に起因する損失であるため、除外しての営業評価は困難

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2025年3月期:年間合計25.00円(期末25円、中間0円)
    • 2026年3月期(予想・修正あり):中間0.00円、期末0.00円、年間0.00円(配当予想の修正あり)
  • 配当利回り:–(株価情報非掲載のため算出不可)
  • 配当性向:–(当期純損失のため参考値なし)
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買い等の記載なし。今回配当見通しはゼロに修正。

設備投資・研究開発

  • 設備投資額:–(当該決算短信に明示なし)
  • 減価償却費:2,223 百万円(当第3四半期累計、前年 2,104 百万円)
  • 研究開発費(R&D):–(明示なし)
  • 備考:資料は減価償却費のみ開示。脱炭素・水素・CCS・地熱・SAF等の技術・事業開発は説明ありが、金額は非開示。

受注・在庫状況(該当)

  • 受注状況:
    • 連結受注高(当第3四半期累計):165,628 百万円(前年同期比 +61.0%)
    • 持分法適用関連会社の当社持分相当の期中受注:237,980 百万円(参考)
    • 持分法含めた総受注高:403,600 百万円(4,036億円、会社記載)
    • 総受注残高(バックログ):566,900 百万円(5,669億円、会社記載)
  • 次期繰越工事高(バックログの短期項目):312,511 百万円(前 240,839 百万円、約 +29.8%)
  • 在庫(棚卸的項目):未成工事支出金 10,061 百万円(前 9,564 百万円)
  • 備考:受注は増加しているが、採算悪化案件の存在が業績へマイナス影響を与えている。

セグメント別情報

  • 単一セグメント(EPC)につき、セグメント別の詳細開示は省略(会社記載)。
  • 受注構成(主要国・工事別)は補助表あり:
    • 海外の石油化学・化学・発電等が大口受注を牽引(例:海外石油化学 受注計 81,235 百円 等)。
  • セグメント戦略:脱炭素関連(クリーン水素・グリーンアンモニア、CCS、地熱、SAF)、FPSO事業でのOFSとの連携強化等を掲げる。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画との整合性:資料上は脱炭素・再生可能エネルギー領域やFPSOでの受注拡大を中長期の柱として位置付け。受注は増加しているが、プロジェクト採算の管理が課題で計画達成には案件管理の改善が必要。
  • KPI達成状況:明示的なKPI進捗数値はなし。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:脱炭素(水素、CCS、地熱、SAF)、FPSOの旺盛な需要等にポジティブな追い風。米国の関税政策や地政学リスクが下押し要因。
  • 競合優位性:EPC(プラント)領域でのエンジニアリング力、FPSOでのMODEC連携などの強みを有するが、案件選別・契約管理能力が業績に直結。

今後の見通し

  • 業績予想(会社公表・修正済)
    • 通期:売上高185,000百万円(△33.5%)、営業利益△20,000百万円、経常利益△13,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益△15,000百万円、1株当たり当期純利益△255.98円
    • 直近で予想の修正あり(会社公表)
  • 予想の信頼性:第3四半期累計で既に通期損失見通しを上回る事象が発生しているため、予想の実現性は仲裁・債権回収の結果に強く依存。
  • リスク要因:
    • ブラジル向けガス火力案件の仲裁・回収結果(顧客の信用状況・支払停止)
    • 為替変動、国際関税政策、地政学リスク、受注した案件の採算悪化
    • 財務基盤(自己資本比率低下、借入増)の悪化による資金調達コスト上昇

重要な注記

  • 連結範囲の変更:新規子会社 1社(Offshore Frontier Solutions Malaysia Sdn. Bhd.)あり。
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(CFの詳細は開示なし)。
  • 四半期連結財務諸表に関する監査(レビュー):無
  • 会計方針変更・見積りの変更:なし
  • 継続企業の前提に関する注記:該当事項なし
  • 補足:ブラジル案件は仲裁を申し立て済み(2025年7月)。会社は仲裁手続きによる損失回復と債権回収に努める旨を表明。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6330
企業名 東洋エンジニアリング
URL http://www.toyo-eng.com/jp/ja/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.20)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。