2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の事前の短期公表ガイダンスや市場コンセンサスの記載は資料にないため、上振れ/下振れの判定は不可。ただし実績は前年を上回る増収増益(下記参照)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+5.3%、営業利益+13.5%、経常利益+19.5%、親会社株主に帰属する当期純利益+27.6%)
  • 注目すべき変化:持分法投資の利益増(1,332百万円→619百万円)や特別利益(投資有価証券売却益1,541百万円)の寄与で経常利益が大きく伸長。営業活動によるキャッシュ・フローは減少(13,535百万円→6,422百万円)が課題。
  • 今後の見通し:2026年9月期予想は売上高122,000百万円(+0.4%)だが営業利益7,500百万円(▲6.4%)等、利益面で減益見通し。会社は中期経営計画の最終年度目標を修正し、次期中計に向け事業再構築(選択と集中)を掲げる。
  • 投資家への示唆:売上・利益は増加し自己資本比率・ROE等の主要指標は堅調。だが営業CFの減少・投資CFの拡大・特別項目の影響を踏まえ、来期は構造改革・選択集中による短期的な利益圧迫と将来への先行投資が混在する局面と読み取れる(※投資助言は行わない)。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:株式会社三菱総合研究所
    • 主要事業分野:シンクタンク・コンサルティング(政策・調査研究、コンサル)およびITサービス(ソフト開発・運用・アウトソーシング)
    • 代表者名:籔田 健二(代表取締役社長)
  • 報告概要
    • 提出日:2025年10月30日
    • 対象会計期間:2025年9月期(連結:2024年10月1日〜2025年9月30日)
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント
    • シンクタンク・コンサルティングサービス(TTC):政策・調査研究、コンサルティング、事業支援等
    • ITサービス(ITS):ソフトウェア開発・運用・保守、情報処理・アウトソーシング(主力:三菱総研DCS)
  • 発行済株式等
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):16,044,000株
    • 期中平均株式数:15,747,084株
  • 今後の予定
    • 定時株主総会予定日:2025年12月17日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月18日
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年12月10日
    • 決算補足説明資料:作成・公開予定

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績
    • 売上高(連結):121,458百万円(前年115,362百万円、+5.3%)
    • 会社の当期(2025)事前公表ガイダンスは資料に示されていないため達成率は不明
    • 営業利益:8,010百万円(前年7,060百万円、+13.5%)
    • 経常利益:9,734百万円(前年8,147百万円、+19.5%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:6,386百万円(前年5,003百万円、+27.6%)
  • サプライズの要因(実績の増益要因)
    • 持分法による投資利益増(1,332百万円→619百万円→増加が営業外収益に寄与)
    • 投資有価証券売却益(特別利益)1,541百万円の計上
    • TTCでの稼働改善・人員再配置、ITSでの不採算案件の収束や退職給付関連の数理差異(退職給付資産の増加等)による利益率改善
  • 通期への影響
    • 次期(2026)会社予想は営業利益7,500百万円(▲6.4%)と減益見通し。現時点で予想修正の有無はなし(次期見通し公表済)。当期の一時要因(有価証券売却益等)と営業CF減少を踏まえると、達成は実行施策次第。

財務指標

  • 財務諸表の要点(連結)
    • 総資産:128,113百万円(前期119,732百万円、+7.0%)
    • 純資産:81,346百万円(前期76,373百万円、+6.5%)
    • 自己資本比率:56.1%(安定水準、目安40%以上で良好)
    • 現金及び現金同等物:30,010百万円(前期30,627百万円、若干減)
  • 収益性(連結)
    • 売上高:121,458百万円(+5.3%、増収)
    • 営業利益:8,010百万円(+13.5%)
    • 営業利益率:6.6%(前期6.1%、改善。業種平均は領域により異なるが上昇は肯定的)
    • 経常利益:9,734百万円(+19.5%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:6,386百万円(+27.6%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):405.55円(前期316.44円、+28.2%)
  • 収益性指標
    • ROE:9.2%(目安:8%以上で良好、10%以上で優良。9.2%は良好水準に近い)
    • ROA:7.9%(目安:5%以上で良好)
    • 営業利益率:6.6%(改善)
  • 進捗率分析(該当は通期決算のため四半期進捗率は該当せず)
  • キャッシュフロー
    • 営業CF:6,422百万円(前期13,535百万円、減少)
    • 投資CF:△4,005百万円(前期△2,906百万円、支出拡大)
    • 主な投資:有形固定資産取得(本社移転・データセンター等)3,615百万円、無形固定資産(ソフトウエア等)2,782百万円、投資有価証券売却収入2,427百万円
    • 財務CF:△3,008百万円(前期△4,938百万円、支出減)
    • 主な支出:配当支払2,564百万円等。自己株買い支出は当期はほぼなし(前期に実施)
    • フリーCF(営業CF−投資CF):約2,417百万円(正の値)
    • 営業CF/純利益比率:約1.01(6,422/6,386)→1.0以上で健全(目安)
  • 四半期推移(QoQ):資料は通期中心。第2四半期に受注・利益変動があり、第3四半期以降回復と記載あり。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:56.1%(安定水準)
    • 流動比率(流動資産79,487 / 流動負債34,052):約233%(良好)
    • 負債比率(負債/純資産):46,766/81,346 ≒57.5%(過度な負債ではない)
  • 効率性
    • 総資産回転率・売上高営業利益率ともに改善傾向(営業利益率6.1%→6.6%)
  • セグメント別(連結)
    • シンクタンク・コンサルティングサービス(TTC)
    • 売上高:47,090百万円(+3.7%)
    • 経常利益:5,715百万円(+34.9%)→持分法投資利益の増加や生産性向上が寄与
    • ITサービス(ITS)
    • 売上高:74,367百万円(+6.3%)
    • 経常利益:4,037百万円(+3.3%)→上期の不採算案件影響を下期で解消、退職給付の数理差異が増益に寄与

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益 1,541百万円(主因)
  • 特別損失:減損損失 627百万円、本社移転関連費用 326百万円 等で合計1,035百万円
  • 一時的要因の影響:特別利益が大きく、特別損失も存在するが特別利益の方が上回り、当期の純利益押し上げに寄与
  • 継続性の判断:有価証券売却益等は一時的要因の可能性が高く、来期以降の再現性は限定的と考えられる

配当

  • 実績(2025年9月期)
    • 中間配当:80円/株
    • 期末配当:85円/株
    • 年間配当:165円/株(合計配当金 2,647百万円)
    • 連結配当性向:40.7%(目安40%に沿う方針)
  • 予想(2026年9月期)
    • 中間:80円、期末:85円、合計:165円(配当方針は継続)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:継続的な安定配当を基本、連結配当性向40%を目安

設備投資・研究開発

  • 設備投資(連結)
    • 当期の有形・無形固定資産の増加額合計:6,318百万円(うち有形固定資産の取得3,615百万円、無形固定資産取得2,782百万円)
    • 主な内容:三菱総研DCSの本社移転、データセンター設備増強、ソフトウエア投資等
    • 減価償却費(連結):3,465百万円
  • 研究開発(R&D)
    • 重点テーマ:生成AI、ビッグデータ/BA・AI、エネルギー・GX関連、ヘルスケア等(戦略面での明示)

受注・在庫状況

  • 受注状況(連結・当連結会計年度)
    • 受注高:126,583百万円(+9.6%)
    • 受注残高:80,532百万円(+6.8%)
    • セグメント別受注高:TTC 51,506百万円(+19.4%)、ITS 75,077百万円(+3.8%)
  • 在庫状況
    • 棚卸資産(連結):477百万円(前期208百万円、増加)

セグメント別情報(要点)

  • シンクタンク・コンサルティングサービス(TTC)
    • 売上高:47,090百万円(+3.7%)
    • 経常利益:5,715百万円(+34.9%)
    • 受注高・受注残高ともに大幅増(受注高+19.4%、受注残高+17.1%)
    • 背景:官公庁のICT案件(サイバーセキュリティ、ヘルスケアDX等)や民間の戦略支援が寄与。持分法投資利益増が利益を押し上げ。
  • ITサービス(ITS)
    • 売上高:74,367百万円(+6.3%)
    • 経常利益:4,037百万円(+3.3%)
    • 受注高:75,077百万円(+3.8%)、受注残高50,315百万円(+1.4%)
    • 背景:公共・金融(決済)分野の案件増。上期の不採算案件や本社移転費用があったが下期で改善。退職給付に関する会計上の差異が増益要因の一部。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画2026(中計2026)について
    • 中計2026は2026年9月期を最終年度とするが、当期実績を踏まえ財務目標達成は困難と判断。最終年度目標(当初)から目標値を修正済。
    • 会社は次期中期経営計画(2027年9月期開始)策定に向け、次期連結会計年度を「事業再構築の1年」と位置づけ、TTC・ITSで選択と集中を進める方針。
  • KPI等の進捗
    • 収益性(営業利益・経常利益)は改善。ただし営業CFや一時要因の影響を含めた総合的な財務目標の達成は課題。

競合状況や市場動向

  • 市場動向(会社見解)
    • 国内のDX、生成AI、GX(グリーントランスフォーメーション)投資は今後も追い風。ただし外需減退や地政学リスク(通商政策・国際情勢)に注意。
    • 生成AIの普及により市場機会は拡大する一方、競争環境の変化や業務モデルの転換リスクも存在。
  • 競合比較

今後の見通し

  • 業績予想(2026年9月期・連結)
    • 売上高:122,000百万円(当年度比+0.4%)
    • 営業利益:7,500百万円(▲6.4%)
    • 経常利益:9,000百万円(▲7.5%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:5,800百万円(▲9.2%)
    • 会社は通期予想の前提(為替等)を別途提示(詳細は補足資料参照)
  • 予想の信頼性
    • 当期は一時要因(有価証券売却益等)で純利益を押し上げた面があるため、来期の利益見通しは一時要因除外後のベースで判断する必要あり
  • リスク要因
    • 国内外のマクロリスク(通商政策、地政学的リスク)
    • 人材確保・プロジェクトマネジメントのリスク(大型案件、AI導入による事業転換リスク)
    • 競争激化・技術変化(生成AI等)による価格競争や事業モデル変化

重要な注記

  • 会計方針:法人税関連の会計基準改正を期首より適用(連結財務諸表への影響は無し)
  • 役員報酬BIP信託(業績連動型株式報酬制度)が存在。信託保有の自社株は自己株式として期末計上(信託保有株数は開示)
  • 決算短信は監査対象外(公認会計士監査は未記載)

(注)

  • 不明項目は「–」で記載しています。
  • 本資料は提供情報の要約であり、投資の意思決定を促すものではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3636
企業名 三菱総合研究所
URL http://www.mri.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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