2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 通期業績を本日(2026/2/9)上方修正(営業利益・経常利益を前回予想比で+15億円上振れ)。第3四半期累計の営業利益・純利益は既に通期予想を上回る進捗(営業利益進捗率約104%)。
  • 業績の方向性: 増収増益(第3四半期累計:売上高133,103百万円(+37.1%)、営業利益11,964百万円(+260.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益7,318百万円(+215.6%))。
  • 注目すべき変化: 建築(民間)の売上が大幅増(建築民間:前年同期間63,515→当期64,428百万円、建築全体は+41.2%)、不動産事業等売上高も+49.6%と拡大。売上総利益の積み増し(建設採算性改善・変更協議による請負金増加、不動産販売利益の積み増し)が主因。
  • 今後の見通し: 通期(2026年3月期)予想は売上168,000百万円のまま、営業利益を10,000→11,500百万円に上方修正、親会社株主帰属当期利益を6,600→7,000百万円に修正(直近日付で公表)。第3四半期累計で営業利益は既に通期予想を上回る水準に到達しており、通期達成可能性は高いが、Q4に従業員への株式付与関連費用計上(会社発表)や分譲マンション事業譲渡に伴う特別損失の影響に留意。
  • 投資家への示唆: 第3四半期で収益性が大きく改善しており、通期業績の上方修正を実施。だが、一時的な特別損益(分譲マンション事業譲渡に伴う約18億円特別損失計上)や第4四半期の一時費用(従業員株式付与費用)を勘案して実質収益力を評価する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 矢作建設工業株式会社
    • 主要事業分野: 建築工事・土木工事、販売用不動産の売買・賃貸、建設用資材販売、ゴルフ場経営等(報告セグメントは「建築」「土木」「不動産」)
    • 代表者名: 代表取締役社長 高柳 充広
  • 報告概要:
    • 提出日: 2026年2月9日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日〜2025年12月31日)
    • 決算説明会: 無(補足資料の作成:有)
  • セグメント:
    • 建築セグメント: 主に建築工事(官公庁・民間)
    • 土木セグメント: 土木工事(官公庁・民間)
    • 不動産セグメント: 不動産売買・賃貸、建設用資材販売、ゴルフ場等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 44,607,457株(自己株式を含む)
    • 期末自己株式数: 1,570,041株
    • 期中平均株式数(第3Q累計): 43,033,964株
  • 今後の予定:
    • 吸収分割(子会社の分譲マンション事業譲渡)の承認株主総会(予定): 2026年3月12日(分割の効力発生日予定:2026年4月1日)
    • 取得(子会社化)予定日(株式会社海昌等の取得): 2026年4月1日(予定)
    • その他IRイベント: 通期業績予想修正のお知らせ(2026/2/9公表)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較)
    • 売上高: 第3四半期累計 売上高133,103百万円(通期予想168,000百万円に対する進捗率 約79.2%)
    • 営業利益: 第3四半期累計 営業利益11,964百万円(通期修正後予想11,500百万円に対する進捗率 約104.0%)→通期目標は既に上回る進捗
    • 純利益: 第3四半期累計 親会社株主帰属四半期純利益7,318百万円(通期修正後予想7,000百万円に対する進捗率 約104.5%)
  • サプライズの要因:
    • 建設工事での採算性向上、変更協議による請負金増額、不動産販売利益の増加により売上総利益が想定を上回ったため。
    • 第3四半期に分譲マンション事業譲渡に伴う特別損失約18億円を計上したが、それを含めても通期で上方修正。
  • 通期への影響:
    • 本日通期予想を上方修正(営業・経常+15億円、最終+4億円)。第3Qまでの進捗から見て営業利益・純利益は通期予想を達成する見込み。ただしQ4の株式付与費用計上など一時費用の影響は留意点。

財務指標(要点)

  • 主要財務数値(第3四半期累計:2025/4/1〜2025/12/31、単位:百万円)
    • 売上高: 133,103(前年同期間97,109、+37.1%/増加額35,993)
    • 営業利益: 11,964(前年同期間3,318、+260.5%)
    • 経常利益: 11,957(前年同期間3,374、+254.4%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 7,318(前年同期間2,318、+215.6%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS、累計): 170.07円(前年同期間53.90円)
  • 収益性指標(計算)
    • 営業利益率: 11,964 / 133,103 = 約9.0%(業種平均はセグメントにより異なるが参考:高めの水準)
    • ROE(簡易)= 四半期純利益7,318 / 平均自己資本(概算70,988) ≒ 10.3%(目安:10%以上で優良)
    • ROA(簡易)= 四半期純利益7,318 / 総資産139,346 ≒ 5.25%(目安:5%以上で良好)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計)
    • 売上高進捗率: 約79.2%
    • 営業利益進捗率: 約104.0%(通期目標を既に超過)
    • 純利益進捗率: 約104.5%
    • コメント: 営業・純利益は既に通期目標を上回る進捗。ただし第4四半期の一時費用計上があるため通期最終値は変動し得る。
  • 貸借対照表(要点、当第3Q末 2025/12/31、単位:百万円)
    • 総資産: 139,346(前期末144,220、△4,874)
    • 負債合計: 66,204(前期末75,384、△9,180)
    • 短期借入金: 16,900(前期末26,600)
    • 長期借入金: 12,100(前期末12,000)
    • 純資産: 73,141(前期末68,835、+4,306)
    • 自己資本比率: 52.5%(安定水準)
    • 現金預金: 17,051(前期末15,669)
  • キャッシュフロー: 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていない(注記あり)。減価償却費(のれん除く)は799百万円(前年同期間775百万円)。
    • フリーCF等の詳細は未開示(–)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率52.5%(安定水準)
    • 有利子負債(短期+長期)合計約29,000百万円、現金約17,051百万円のため簡易的なネット有利子負債は約11,949百万円(概算)。
  • セグメント別(第3四半期累計)
    • 建築: 売上(外部)89,717百万円、セグメント利益6,934百万円
    • 土木: 売上(外部)27,475百万円、セグメント利益4,074百万円
    • 不動産: 売上(外部)15,910百万円、セグメント利益5,020百万円
    • セグメント合計利益16,029百万円、全社調整等△4,065百万円により営業利益11,964百万円

特別損益・一時的要因

  • 第3四半期に計上した特別損失: 合計1,836百万円(内訳に事業整理損1,828百万円等)。別途注記では、分譲マンション事業の譲渡に伴い約18億円(1,800百万円)を第3四半期に計上した旨の記載あり。
  • 将来の一時的効果: 矢作ビル&ライフの承継事業譲渡により、2027年3月期第1四半期に約10億円の特別利益を見込むと会社は開示。
  • 継続性の判断: 上記の特別損益は一時的要因であり、継続性は低いと見なされる。ただし事業ポートフォリオ再編(譲渡・取得)は中長期の収益構造に影響。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当(2026年3月期): 45円(既払)
    • 期末配当(予想): 45円
    • 年間配当予想: 90円(前回修正:無)
    • 参考(前期): 2025年3月期は普通配当60円+創立75周年記念配当20円=合計80円
  • 株主還元方針: 自社株買いに関する記載は無し。従業員への株式付与等は実施予定(第4四半期に費用計上予定)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資: 明確な当第3Q累計の設備投資額の開示なし(–)
  • 減価償却費: 当第3Q累計で799百万円(前年同期間775百万円)
  • 研究開発費(R&D): 明示なし(–)

受注・在庫状況

  • 受注高(第3Q累計、連結)
    • 合計受注高: 94,994百万円(前年同期間93,850百万円、+1.2%)
    • 建築(民間)が増加、土木(官庁)も増加
  • 次期繰越高(受注残)
    • 次期繰越高合計: 142,366百万円(前年同期間145,939百万円、△2.4%)
  • 在庫(貸借対照表項目)
    • 販売用不動産: 19,084百万円(前期末21,978百万円、減少)
    • 棚卸資産等の内訳は一部開示(材料貯蔵品744百万円等)

セグメント別情報(要点)

  • 建築: 売上大幅増(建築計 89,703百万円、前年同期比+41.2%)。民間建築が主導。
  • 土木: 売上 26,909百万円(前年同期比+19.3%)。官庁案件の増加が寄与。
  • 不動産: 売上 16,489百万円(前年同期比+49.6%)。不動産販売利潤が増加。
  • セグメント利益構成: 建築・土木・不動産の各セグメントで利益が拡大し、全体で営業利益大幅増。

中長期計画との整合性

  • 事業ポートフォリオ見直し: 分譲マンション開発・販売事業(矢作地所)及び分譲マンション管理事業(矢作ビル&ライフ)を名鉄グループへ譲渡する吸収分割を決定。目的は経営資源の選択と集中、建設事業(法人・官公庁向け)および不動産事業の競争力強化。
  • 取得による強化: 株式会社海昌(法面工事のSD工法)を子会社化(取得対価2,500百万円)し、土木事業の技術力強化を図る予定(2026/4/1予定)。中期戦略との整合性は良好に見える。

競合状況や市場動向(会社説明より抜粋)

  • 市場: 国内は公共投資・民間設備投資ともに底堅く需要は高水準。ただし労務費上昇、担い手不足、改正労働基準法等がリスク。
  • 競合優位性: 土木技術(取得予定のSD工法等)強化や法人・官公庁向け施工力の再強化を目標としている。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025/4/1〜2026/3/31)修正後予想: 売上高168,000百万円(変更なし)、営業利益11,500百万円(前回10,000百万円→+15.0%)、経常利益11,400百万円(前回9,900百万円→+15.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益7,000百万円(前回6,600百万円→+6.1%)、1株当たり当期純利益162.66円
    • 予想修正理由: 建設工事の採算向上、変更協議による請負金増、不動産販売利益積み増し。ただし第4Qに従業員株式付与費用を計上予定。
  • 予想の信頼性: 第3Q累計の進捗は良好(営業・純利益は通期目標超過)。過去の予想達成傾向の詳細は記載無し(–)。
  • リスク要因: 労務費高騰・人手不足、建設原材料価格の変動、地政学リスク・金利・為替変動、譲渡や買収に伴う一時損益の影響。

重要な注記

  • 会計方針の変更・見積り変更: 無
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
  • 重要な後発事象:
    • 連結子会社の会社分割(分譲マンション事業の譲渡)を取締役会で決議。第3Qに約18億円の特別損失計上。譲渡効力発生日予定:2026/4/1。
    • 取得(子会社化): 株式会社海昌(法面工事技術)を取得(取得対価2,500百万円、予定日2026/4/1)。のれん等は現時点未確定。

※ 不明項目は「–」で表記しています。投資助言は行っていません。提供情報は開示資料に基づく要約です。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1870
企業名 矢作建設工業
URL http://www.yahagi.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.3)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。