1. 企業情報
- 企業名: 土木管理総合試験所（C.E.Management Integrated Laboratory Co.Ltd）
- 設立年月日: 1985年10月1日
- 所在地: 長野県千曲市雨宮2347-3
- 事業内容:
- 土木工事に必要な試験・調査・分析の総合サービス
- 地質調査（ボーリング等）、地盤補強サービス
- 環境調査（非破壊検査を含む）
- ソフトウェアの開発・販売
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内ポジション: 建設コンサルタント業界において、試験総合サービスと地盤補強サービスを提供する企業としての地位を確立。
- 競争優位性: 高度な技術力と多様なサービス提供により、顧客信頼を獲得。
- 課題: 物流の停滞や建設資材の高騰、人材不足が業績に影響を与える可能性。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 「深化・確立〜変える・変わるDK〜」を掲げ、新たな中期経営計画をスタート。
- 重点分野:
- 地盤補強技術の向上
- 環境調査サービスの拡充
- ソフトウェア開発の強化
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 試験・調査サービスからの安定した収益を確保。
- 市場ニーズへの適応力: 環境問題への関心が高まる中、環境調査サービスの需要が増加。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 非破壊検査技術や地盤補強技術の革新に注力。
- 主力製品: 地質調査サービス、地盤補強サービス、環境調査サービス。
6. 株価の評価
- 株価: 303.0円
- PER（予想）: 10.90倍（業界平均15.0倍と比較して割安）
- PBR（実績）: 0.92倍（業界平均1.2倍と比較して割安）
7. テクニカル分析
- 株価推移: 現在の株価は303.0円で、年初来高値367円、年初来安値284円の範囲内。
- トレンド: 直近の株価は安定しており、テクニカル的には高値圏ではなく安値圏に近い。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 7,175,954千円（前年比1.1%減）
- 営業利益: 451,446千円
- 純利益: 180,801千円
- ROE（実績）: 4.13%
- 自己資本比率: 67.5%（高い安全性を示す）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 3.96%
- 1株配当（予想）: 12.00円
- 配当性向: 94.34%（高い配当性向だが、持続可能性に注意が必要）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 株価は302円から304円の範囲で安定している。
- 影響要因: 建設業界の動向や経済全体の影響を受けやすい。
11. 総評
土木管理総合試験所は、安定した収益基盤を持ち、高い自己資本比率と配当利回りを誇る企業です。業界内での競争優位性を保ちながらも、外部環境の影響を受けやすい側面があります。今後の経営戦略において、環境に配慮したサービスの拡充が期待されます。株価は業界平均に比べて割安であり、投資家にとって注目の企業と言えるでしょう。
企業情報
| 銘柄コード | 6171 |
| 企業名 | 土木管理総合試験所 |
| URL | http://www.dksiken.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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