2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想の「修正あり」(発表あり)。第3四半期累計は会社予想との比較記載がないものの、通期予想の修正が行われた点がサプライズ要素(修正内容は別途「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を参照)。
- 業績の方向性:増収(営業収益+1.3%)だが営業利益は大幅減(△21.4%)。増収減益の状況。
- 注目すべき変化:販売費及び一般管理費(賃金引上げ、物流費、保守・修繕費等)の増加により営業利益が前年同期比で大幅減少。第3四半期における投資有価証券売却益(2,184百万円)の計上や店舗閉鎖損失引当金の増加(1,957百万円)が特別損益を押し下げている。
- 今後の見通し:第4四半期に持分法適用関連会社株式(レデイ薬局)の譲渡による投資有価証券売却益(見込み約8,189百万円)を計上予定で、通期純利益見通しは一時利益込みで回復見込み。通期営業利益は構造的コスト上昇の影響で回復余地が限定的。
- 投資家への示唆:通期純利益の改善は大きく一時的な売却益に依存するため、営業レベル(本業)の改善具合(既存店売上・粗利率・販管費抑制)を継続的に確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社フジ
- 主要事業分野: スーパーマーケット・ディスカウントストア等の小売(食品・日用品販売)、不動産賃貸等
- 代表者名: 代表取締役社長 山口 普
- 上場コード: 8278(東証)
- 報告概要:
- 提出日: 2026年1月8日
- 対象会計期間: 2026年2月期 第3四半期累計(2025年3月1日~2025年11月30日)
- 決算補足説明資料: 有、決算説明会: 無
- セグメント:
- 単一セグメント(小売事業等を単一で開示)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 86,856,954株(自己株式含む)
- 期末自己株式数: 210,399株(うち役員向け株式交付信託保有株182,500株含む)
- 期中平均株式数(四半期累計): 86,646,982株
- 今後の予定:
- 決算発表(今回提出日): 2026年1月8日(第3四半期短信)
- 通期連結業績予想の修正公表: 実施(詳細は同日公表の別資料参照)
- 株主総会/IRイベント: –(記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との直接の達成率表記は開示なし。ただし通期予想は修正あり)
- 売上高(営業収益): 605,927百万円(前年同期比 +1.3%)
- 営業利益: 4,812百万円(前年同期比 △21.4%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 3,095百万円(前年同期比 △0.2%)
- サプライズの要因:
- コスト増(賃金引上げ、物流費高騰、店舗保守・修繕費等)により販管費が増加し営業利益を押下げ。
- 第3四半期で投資有価証券売却益(2,184百万円)を計上した一方、店舗閉鎖損失引当金繰入(1,957百万円)や減損等の特別損失が増加し特別損益はマイナス影響。
- 第4四半期に持分法適用関連会社(レデイ薬局)株式譲渡による投資有価証券売却益(想定約8,189百万円)を計上予定で、通期純利益改善は一時益依存。
- 通期への影響:
- 通期営業収益予想:814,000百万円(+0.6%)
- 通期営業利益予想:10,600百万円(△18.2%)
- 通期当期純利益予想:5,700百万円(+49.3%)=投資有価証券売却益等の計上を織り込んだ結果
- 進捗(第3Q累計→通期予想に対する達成率)は以下参照。営業利益は累計進捗が低く、通期業績は第4Qの一時益や季節要因に依存するため実現可能性は「一時益による達成」が前提。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計: 2025/3/1–2025/11/30)
- 営業収益(売上高): 605,927百万円(+1.3%:前期598,188百万円)
- 営業総利益: 185,349百万円(+0.8%)
- 販売費及び一般管理費: 180,536百万円(+1.6%)
- 営業利益: 4,812百万円(△21.4%)
- 経常利益: 5,968百万円(△19.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 3,095百万円(△0.2%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 35.72円(前期 35.80円)
- 収益性指標(会社公表数・通期予想ベースでの目安)
- ROE(通期予想ベース): 約2.6%(5,700 / 純資産218,603百万円)→ 目安: 8%以上が良好、10%以上優良 → 低い
- ROA(通期予想ベース): 約1.34%(5,700 / 総資産426,936百万円)→ 目安: 5%以上が良好 → 低い
- 営業利益率(第3Q累計): 4,812 / 605,927 = 0.79%(低い。業種平均との比較注意)
- 営業利益率(通期予想): 10,600 / 814,000 = 1.30%(低い)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計の進捗)
- 売上高進捗率: 605,927 / 814,000 = 74.5%(通常の小売は下期偏重のため高めだが妥当)
- 営業利益進捗率: 4,812 / 10,600 = 45.4%(低い。通期達成はQ4の回復や特別項目に依存)
- 純利益進捗率: 3,095 / 5,700 = 54.3%(一時益の計上予定により進捗は良好だが依存度高い)
- バランスシート(2025/11/30)
- 総資産: 426,936百万円(前期末 411,808百万円)
- 純資産: 218,603百万円(前期末 218,028百万円)
- 自己資本比率: 51.1%(安定水準。目安: 40%以上で安定)
- 現金及び預金: 31,477百万円(前期末 26,291百万円)
- 受取手形及び売掛金: 13,027百万円(前期末 9,018百万円)
- 棚卸資産(商品): 37,095百万円(前期末 33,669百万円)
- 流動性・負債
- 流動資産合計: 92,918百万円 / 流動負債合計: 151,560百万円 → 流動比率 ≒ 61.3%(流動比率低め。注:当期末が金融機関休業日の影響で支払手形・買掛金が増加している点に留意)
- 長短借入金(期末): 短期3,000百万円、1年内返済予定の長期19,989百万円、長期借入金23,691百万円 → 合計有利子負債≒46,680百万円(前期末より長期借入金は約14,880百万円減少)
- 負債合計: 208,333百万円
- 負債比率(有利子負債/自己資本): 約0.22(低レバレッジ、財務は比較的健全)
- キャッシュフロー:
- 四半期連結キャッシュフロー計算書は添付されていない(作成していない)。
- 減価償却費(第3Q累計): 12,057百万円(前期 11,542百万円)
- フリーCF等の数値は開示なし(–)
- QoQ/季節性:
- 小売業で下期に季節変動・年末商戦の寄与が大きく、通期達成は第4四半期の動向に依存。
- 第3四半期累計で売上は堅調だが、本業利益率低下が顕著。
特別損益・一時的要因
- 第3四半期の主な特別損益:
- 特別利益: 投資有価証券売却益 2,184百万円(第3Qに計上)
- 特別損失: 固定資産除売却損 657百万円、減損損失 811百万円、店舗閉鎖損失繰入 1,957百万円 等(特別損失合計 3,965百万円)
- 重要な一時要因:
- 第4四半期に持分法適用関連会社(レデイ薬局)株式売却を実行(2025年12月22日実行済)し、通期第4Qで投資有価証券売却益 約8,189百万円を計上見込み。これが通期純利益押上げの主要要因。
- 継続性の判断:
- 上記売却益は一時的要因(非継続的)であり、通期純利益改善は一時益に依存している。営業利益(本業)回復の有無が重要。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当: 15円(支払済、2025/8/31基準)
- 期末配当予想: 15円(変更なし)
- 年間配当予想: 30円(前回予想から修正なし)
- 配当総額(概算): 年間約2,605百万円(30円 × 発行済株式数)
- 配当性向(通期予想ベース): 配当総額2,605百万円 / 当期純利益予想5,700百万円 ≒ 45.7%
- 配当利回り: –(株価情報未提供のため表示不可)
- 株主還元方針: 特別配当の記載なし。役員向け株式交付信託による自己株式の保有等あり(信託保有株182,500株)。
設備投資・研究開発
- 設備投資: 第3四半期の詳細投資額の記載は限定的だが、省人化投資として電子棚札(第3Qで49店舗導入、累計183店舗)、セルフレジ(第3Qで3店導入、累計378店)等を実施。固定資産の増減は小幅。
- 減価償却費: 第3Q累計で12,057百万円(前年同期 11,542百万円)
- 研究開発: 明確なR&D費の記載なし(–)
受注・在庫状況(該当)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品): 37,095百万円(前期 33,669百万円、+10.2%)
- 在庫増は品揃えや期末の仕入動向、物流再編などが影響。
セグメント別情報
- 単一セグメントのためセグメント別明細は省略。
- 地域別売上(第3Q累計): 顧客との契約から生じる売上高583,393百万円(店舗数513)
- 主要県別(第3Q累計・金額・構成比・店舗数):例
- 兵庫県 96,404百万円(16.5%)93店
- 広島県 97,974百万円(16.8%)81店
- 愛媛県 97,795百万円(16.8%)91店
- その他は岡山・香川・山口等で構成
- 各業態の状況:
- スーパーマーケット業態: 既存店改装・即食/簡便商品の強化・トップバリュ拡大等で差異化。既存店改装34店、スクラップ&ビルド3店、新規出店2店(第3Qまで)。
- ディスカウントストア業態: プライベートブランド拡充、配送センター活用でコスト低減。売上前年同期比+2.6%
- 移動スーパー: ルート拡大で売上前年同期比+7.3%
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2024-2026)に基づく重点施策(企業文化、既存事業改革、事業インフラ統合、ESG推進)を継続実行。
- 進捗: 店舗改装・デジタル化(電子棚札/セルフレジ)・物流拠点整備等を実施。だが販管費増で短期収益性に圧迫あり。
- KPI達成状況: 明確なKPI数値開示なし(–)
競合状況や市場動向
- 小売業を取り巻く環境: 人口減少・少子高齢化、物価高・生活防衛志向、競争激化、コスト上昇が継続的なリスク。
- 競合比較: 同業他社との相対評価は資料内に直接の比較なし(–)。地場基盤を持つが、コスト上昇のマネジメントが鍵。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025/3/1~2026/2/28)修正あり(本短信で修正の公表を実施)。主要数値:
- 営業収益: 814,000百万円(+0.6%)
- 営業利益: 10,600百万円(△18.2%)
- 経常利益: 11,800百万円(△17.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 5,700百万円(+49.3%)
- 1株当たり当期純利益(通期): 65.78円
- 前提条件: 第4Qに持分法適用関連会社株式譲渡による売却益等一時要因を織り込んでいる点に注意。
- 予想の信頼性:
- 過去並びに今回の予想は第4四半期の一時益に依存している部分が大きく、営業利益の構造改善が確認できない限り中長期的な収益性回復は不確実。
- リスク要因:
- 賃金・物流・エネルギー等コストの上昇、消費者の節約志向による需要低下、競合激化、天候や災害、為替(輸入品の影響)など。
重要な注記
- 会計方針の変更: 無
- 連結範囲の変更: 無
- 発行済株式・自己株式等の注記: 役員向け株式交付信託保有株182,500株が自己株式計上されている。
- 期中レビュー: 四半期連結財務諸表に対する監査法人の期中レビュー(有限責任監査法人トーマツ)を受けており、重要な点で適正と結論。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8278 |
| 企業名 | フジ |
| URL | http://www.the-fuji.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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