2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社発表の通期予想は修正あり(下方要因を織り込んだ修正)。四半期累計(Q3累計)の実績は売上高は想定進捗だが、営業利益が想定より弱い(営業利益進捗が低い点はネガティブ)。市場予想は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高 21,195百万円:△4.7%、営業利益 1,027百万円:△45.7%、親会社株主帰属当期純利益 2,270百万円:△29.2%)。
- 注目すべき変化(前年同期比):非臨床(CRO)受注高・受注残が過去最高水準に拡大(受注高 25,787百万円:+13.7%、受注残 41,559百万円:+16.8%)。一方で売上計上の期ずれと大型先行投資(人材・施設・NHP繁殖・DX等)により営業利益が大幅減。
- 今後の見通し:通期業績予想は修正済(Satsuma社関連の下期コスト計上や非臨床での売上計上の期ずれを反映)。通期達成可能性は、売上は受注残の取り崩しで達成可能性がある一方、投資コストと売上期ズレが営業利益の上振れ余地を圧迫しており、営業利益達成はやや不透明。
- 投資家への示唆:受注・受注残は拡大しており中長期の成長基盤は強化されているが、短期的には大型先行投資と売上計上タイミングが業績のボラティリティ要因。Satsuma(TR事業)関連コストと持分法利益の変動にも注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社新日本科学
- 主要事業分野:CRO事業(非臨床・臨床試験受託)、トランスレーショナルリサーチ(TR:自社/投資/ライセンス等)、メディポリス事業(発電・ホスピタリティ等)、米国不動産事業
- 代表者名:代表取締役会長兼社長 永田 良一
- URL:https://snbl.com
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結)
- 決算補足説明資料作成:有、決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け、ウェブ会議)
- セグメント(報告セグメント):
- CRO事業:非臨床(NHP等)・臨床(合弁の新日本科学PPD経由)を含む主力事業
- トランスレーショナルリサーチ事業(TR事業):Satsuma等を含む自社創薬開発・投資・事業化支援
- メディポリス事業:地熱・温泉発電、ホテル・ホスピタリティ、陽子線治療センター関連
- 米国不動産事業:米国拠点の産業用ビル賃貸等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):41,632,400株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):41,631,836株
- 自己株式数:564株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:2026年2月6日(ウェブ会議、資料はTDnet・会社サイト掲載)
- 株主総会/IRイベント:直近の具体日程は資料に記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(単位:百万円)
- 売上高:実績 21,195(Q3累計)/通期予想 30,698 → 達成率 69.1%
- 営業利益:実績 1,027 /通期予想 2,600 → 達成率 39.5%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 2,270 /通期予想 3,561 → 達成率 63.7%
- (注)市場コンセンサスは資料に記載なし(–)。
- サプライズの要因:
- 営業利益下振れの主因:CROのうち複数大型試験の売上計上がQ4以降にずれたことによるQ3累計の売上減(収益性低下)と、成長投資(人材増強、施設拡張、NHP繁殖体制整備、DX推進等)に伴うコストアップ。
- TR事業ではSatsuma社関連費用(Q3累計で1,943百万円、うちQ3で557百万円)が大幅に影響し、TR全体で営業損失が継続。
- 一方、受注・受注残は過去最高水準に拡大しており(非臨床受注高・受注残増加)、将来の売上基盤は強化。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正済(Satsuma下期コストや非臨床の売上期ずれを反映)。売上は受注残取り崩しで通期見込み達成の可能性はあるが、営業利益については投資先行と売上期ずれの影響で達成が不確実。会社前提の為替は1米ドル=155円。
財務指標(要点)
- 主要損益(Q3累計:2025年4月1日~2025年12月31日、百万円)
- 売上高:21,195(前年同期 22,235:△4.7%)
- 売上総利益:10,909(前年同期 11,683)
- 営業利益:1,027(前年同期 1,894:△45.7%)
- 経常利益:3,119(前年同期 4,139:△24.6%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,270(前年同期 3,206:△29.2%)
- EPS(四半期累計ベース):54.54円(前年同期 76.99円)
- 収益性指標
- 営業利益率:約4.85%(1,027 / 21,195)(業種平均との比較は業種別で変動するが、CRO事業単体は高い利益率を維持:CRO営業利益率 20.2%と報告)
- ROE(簡易計算):2,270 / 52,858 = 約4.3%(Q3累計ベースの単純計算、目安:8%以上が良好)
- ROA(簡易計算):2,270 / 113,080 = 約2.0%(目安:5%以上が良好)
- 進捗率分析(通期計画に対するQ3累計)
- 売上高進捗率:69.1%(21,195 / 30,698)→ 通常ペース(Q3累計で約70%は比較的順調)
- 営業利益進捗率:39.5%(1,027 / 2,600)→ 遅れ(投資・売上期ずれで低い)
- 純利益進捗率:63.7%(2,270 / 3,561)→ やや良好(非営業収益等の寄与)
- 貸借対照表(単位:百万円)
- 総資産:113,081(前期末 92,417:+22.4%)
- 純資産(総資本):53,207(前期末 40,086:+32.7%)
- 自己資本比率:46.7%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 現金及び預金:15,408(前期末 12,032:+3,375)
- 投資有価証券:34,438(前期末 19,762:+14,547)
- 流動負債:34,981(前期末 29,256、短期借入金増加等)
- 有利子負債(概算):短期借入金 18,670、長期借入金 22,371 → 金利負担等の留意点
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュフロー計算書は作成していない(資料明記)。減価償却費は2,354百万円(前Q3累計 1,770)。
- フリーCF等の詳細は資料に記載なし(–)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:46.7%(安定水準)
- 負債比率(負債合計 / 純資産):59,874 / 53,207 ≒ 112.5%(自己資本に対する負債はやや高めだが、自己資本比率は良好)
- 流動比率(概算):37,821 / 34,981 ≒ 108.1%(概ね短期支払い可能水準)
- セグメント別(Q3累計、百万円)
- CRO事業:売上高 20,257(△6.6%)、セグメント利益 4,089(△20.5%)、営業利益率(セグメントベース)20.2%
- TR事業:売上高 75(+53%)、営業損失 2,859(Satsumaコスト影響)
- メディポリス事業:売上高 598(+53.4%)、営業損失 17(改善)
- 米国不動産事業:売上高 137、営業損失 90
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産売却益 7百万円(Q3累計)
- 特別損失:固定資産除却損 365百万円、減損損失 10,793千円、合計 376百万円
- 一時的要因の影響:特別損失は営業外の調整要素としては存在するが、主たる業績変動要因は売上計上時期のズレと投資コスト、Satsuma社関連費用の影響。
- 継続性の判断:Satsuma関連費用はTR事業の下期コストとして通期計画にも織り込まれており、短期的には継続的なコスト負担要因になり得る。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当:20円(支払済)
- 期末配当(予想):30円
- 年間配当予想:50円(前期実績も50円、配当予想の修正なし)
- 配当性向(会社予想ベース):年間配当50円 / 通期EPS予想85.53円 ≒ 58.4%(高め。会社の中期目標は配当性向30~40%)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買いの記載はなし(–)
設備投資・研究開発
- 設備投資(Q3累計):4,273百万円(通期計画 6,191百万円)
- 減価償却費(Q3累計):2,354百万円(前年同期 1,770百万円)
- 研究開発費(Q3累計):1,874百万円(通期計画 2,770百万円)
- 主な投資内容:NHP繁殖体制の増強、実験施設(研究棟・MPS等)拡張、米国拠点・施設整備等
受注・在庫状況(当該業種で重要)
- 受注高(非臨床事業):25,787百万円(前Q3累計比 +13.7%)
- 内、海外受注高:11,743百万円(前Q3累計比 +35.4%)
- 受注残高:41,559百万円(前Q3末比 +16.8%、過去最高水準)
- 注記:受注増は欧米顧客からの受注増が主因。売上計上のタイミングずれが短期業績に影響。
セグメント別情報(要点)
- CRO事業:売上高は減速(Q3での売上計上がQ4以降にずれたため)だが、受注・受注残は増加。非臨床の海外・欧米受注拡大が成長ドライバー。CRO単体では高い利益率を維持しているが、受注のタイミングと先行投資でQ3累計の営業利益は減少。
- TR事業:Satsuma社の製品化(AtzumiのFDA承認)による将来の収益化期待はあるが、当期はSatsuma関連経費計上で営業損失が継続。
- メディポリス事業:温泉発電の寄与等で売上拡大、営業損失は縮小。
- 地域別:海外受注比率上昇(総受注に占める海外比率 45.5% → 前期 38.3%)、欧米顧客の受注拡大が顕著。
中長期計画との整合性
- 会社の中期(2028Vision)目標:売上高500億円、経常利益200億円、経常利益率40%、配当性向30~40%等。現状は受注増・設備投資で成長基盤構築フェーズ。ROE/ROICの目標は10%以上(2025年3月期の実績ROE 13.3%/ROIC 10.4%)。
- 現状評価:受注・受注残の増加やMPS・NHP体制強化といった投資は中期目標に整合。ただし投資先行の短期利益圧迫があるため、中期KPI達成のためには投資効果の収益化(売上回収)が必要。
競合状況や市場動向
- 市場トレンド:創薬モダリティの多様化(核酸、次世代抗体、遺伝子/細胞治療等)によりCROへのアウトソーシング需要は拡大。
- 競合ポジション:同社は国内最大手の非臨床CROの一角で、NHP試験等の強みから海外でもプレゼンスを持つ。欧米顧客獲得で受注が伸長している点は競争優位の裏付け。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(修正後)売上高:30,698百万円(△5.2%)
- 通期営業利益:2,600百万円(△12.8%)※修正あり
- 通期経常利益:5,353百万円(△17.0%)
- 通期親会社株主に帰属する当期純利益:3,561百万円(△27.6%)
- 通期EPS予想:85.53円
- 予想の前提:為替 1ドル=155円、Satsuma社下期コスト1,241百万円計上などを織り込む。
- 予想の信頼性:受注残高は厚いが、売上計上タイミングと投資負担が短期の不確実性要因。過去の予想達成傾向は資料中に定量比較なし(–)。
- リスク要因:売上計上の期ずれ、Satsuma関連の費用負担とパートナーリングの成否、為替変動、原材料や人件費上昇、規制動向等。
重要な注記
- 会計方針の変更:該当事項なし
- 四半期連結キャッシュフロー計算書は作成していない(注記あり)
- 監査レビュー:四半期報告に対する公認会計士等によるレビューは無(注記)
- その他:通期業績予想は修正あり(詳細は「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を参照)
注意事項・補足
- 不明な項目・市場コンセンサス等は“–”で表記しています。
- 数値は特に断りがない限り百万円単位で記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2395 |
| 企業名 | 新日本科学 |
| URL | http://www.snbl.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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