2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を修正(売上高を下方修正、事業利益は上方修正)— 中間実績自体は会社予想の公表値と直接対比する表はなしだが、通期予想の修正は為替見通し等を踏まえたもの。
- 業績の方向性:増収減益(売上収益 358,610 百万円、前年同期比 +0.9%/親会社帰属中間利益 31,315 百万円、前年同期比 △9.9%)。
- 注目すべき変化:為替の影響で為替差損(売上換算ではマイナス寄与)がありつつ、為替差除ベースでは売上は +3.9%(為替差除増減)とグローバルで堅調。海外の事業利益が前年同期を下回った点が利益減少の主因。
- 今後の見通し:会社は通期予想を修正(売上 744,500 → 731,000 百万円、事業利益 77,600 → 78,000 百万円、営業利益 75,200 → 75,000 百万円、親会社帰属当期利益 59,600 → 60,000 百万円)。中間実績の進捗は売上で約49%、営業利益で約52.8%、親会社帰属当期利益で約52.2%と、利益面は通期計画の達成可能性は概ね維持。
- 投資家への示唆:売上は微増で事業基盤は堅調だが、為替・金融収支・海外の販管費増等が利益を圧迫。通期では大幅な修正はないが為替変動の影響に注目。
企業概要
- 企業名:キッコーマン株式会社
- 主要事業分野:しょうゆを中心とする食料品の製造・販売(国内外)、デルモンテ等の飲料・食品、食料品卸売、臨床診断用酵素等の国内その他事業、不動産賃貸等
- 代表者名:代表取締役社長 中野 祥三郎
- IR関連:決算補足説明資料および決算説明会あり(資料はTDnet・会社サイトに掲載)
報告概要
- 提出日:2025年11月7日(決算短信)
- 対象会計期間:2025年4月1日~2025年9月30日(第2四半期・中間期、IFRS・連結)
- 決算説明会:開催(補足資料あり)
セグメント(報告セグメント)
- 国内 食料品製造・販売事業:しょうゆ、つゆ・たれ、飲料、みりん・ワイン等の国内製造・販売
- 国内 その他事業:臨床診断用酵素、衛生検査薬、ヒアルロン酸、不動産賃貸、運送、グループ内間接業務等
- 海外 食料品製造・販売事業:海外でのしょうゆ、デルモンテ製品等の製造・販売(地域別に北米・欧州・アジア・オセアニア等)
- 海外 食料品卸売事業:東洋食品等の仕入・販売(国内外)
発行済株式等
- 期末発行済株式数(自己株式含む):969,416,010株(2026年3月期中間期)
- 期末自己株式数:35,189,562株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):939,305,278株(2026年3月期中間期)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
今後の予定
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- 配当支払開始予定日:2025年12月4日
- 株主総会・IRイベント:–(決算短信には具体日程記載なし。決算説明会は実施済/資料有)
予想 vs 実績(中間期実績)
- 売上収益:358,610 百万円(前年同期 355,569 百万円、+0.9%)
- 通期会社予想との比較(進捗率):358,610 / 731,000 = 約49.0%(進捗良好、半期で概ね半分)
- 営業利益:39,633 百万円(前年同期 41,997 百万円、△5.6%)
- 通期会社予想との比較(進捗率):39,633 / 75,000 = 約52.8%(利益進捗は売上よりやや良好)
- 親会社の所有者に帰属する中間利益:31,315 百万円(前年同期 34,755 百万円、△9.9%)
- 通期会社予想との比較(進捗率):31,315 / 60,000 = 約52.2%
サプライズの要因(上振れ/下振れ理由)
- 売上は為替差を除くと増収(為替差除で103.9%)。グローバルで基礎需要は堅調。国内の飲料・食品(豆乳飲料、つゆ等)が寄与。
- 利益面では下振れ:
- 海外(特に卸売)の事業利益悪化(販売費の増加や為替の影響など)が大きい。
- 金融収益が大幅減(期中の金融収益が前年同期 8,298 → 今回 4,229 百万円)で金融収支が悪化し税引前利益を圧迫。
- 為替差損・評価損等が一部発生(為替差益/差損の変化が営業外に影響)。
- 一方、国内食料品製造・販売は増収増益でプラス寄与。
通期への影響
- 会社は通期予想を修正(売上下方だが事業利益はわずかに上方)。中間の進捗(利益ベースで約52%)は通期計画達成の可否を楽観視させるが、為替動向・海外販管費・金融収支の動きが達成可否の鍵。現時点で予想修正は行われている(最新予想を提示済み)。
財務指標
(百万円、%表示は対前年同期増減率、注:未記載項目は –)
損益主要数値(中間期:2025年4月1日〜9月30日)
- 売上収益:358,610 百万円(+0.9%)
- 売上原価:235,661 百万円(前年同期 233,080)
- 事業利益:41,236 百万円(△3.2%)、事業利益率 11.5%(前年同期 12.0%)
- 営業利益:39,633 百万円(△5.6%)、営業利益率 11.1%(前年同期 11.8%)
- 税引前中間利益:43,039 百万円(△9.1%)
- 親会社所有者帰属中間利益:31,315 百万円(△9.9%)
- 基本的1株当たり中間利益(EPS):33.34 円(前年同期 36.52 円、△8.7%)
主要比率(注:年率換算は注記)
- 親会社所有者帰属持分比率:74.9%(安定水準;目安 40% 以上で安定)
- 流動比率(簡易):流動資産 330,195 / 流動負債 91,583 = 約360.7%(流動性は非常に高い)
- 有利子負債:62,596 百万円(資料の主要指標欄) → D/Eは低位(資料のD/Eレシオ:11.9% 等、安定)
- ROE(注:中間利益を年率換算で試算):中間利益31,315×2 / 親会社帰属持分523,959 ≒ 11.9%(年率換算、良好:目安 8%以上)
- ROA(年率換算):(31,315×2)/ 資産合計699,481 ≒ 9.0%(良好:目安 5%以上)
(注)ROE/ROAは中間利益を単純に年率換算した概算値であり、季節性や非継続項目の影響を除外していない。
進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:358,610 / 731,000 = 約49.0%(通常ペース:半期でほぼ50%)
- 営業利益進捗率:39,633 / 75,000 = 約52.8%(やや良好)
- 親会社帰属当期利益進捗率:31,315 / 60,000 = 約52.2%(やや良好)
- 過去同期間との比較:売上は微増だが営業利益・当期利益は減少(コスト、金融収支、為替が主因)
キャッシュフロー
- 現金及び現金同等物期末残高:104,601 百万円(前期末 106,184 百万円、やや減少)
- 営業CF:–(中間期の明確な営業CF数値は決算短信中に限定的)
- 投資CF:–(中間期の明細は一部開示:設備投資額は中間で 28,500 百万円)
- 財務CF:自己株式取得等により出血(自己株式取得額 約10,894 百万円を計上)
- フリーCF(中間ベース):–(資料は通期・前期の数値は示すが中間の詳細は限定)
四半期推移(QoQ)
- 四半期別詳細は補足資料に分解あり(本要約は中間累計ベース)。季節性はあるが、今回中間期は通年の半期として概ね通常の推移。
財務安全性
- 自己資本比率:親会社帰属持分比率 74.9%(安定水準、目安 40%以上で安定)
- 流動比率:約360%(高い流動性)
- 負債構成:有利子負債は存在するがD/Eは低く財務は健全と判定可能(ただしリース負債等の評価あり)。
効率性・セグメント別貢献
- セグメント別(中間期・対前年)
- 国内 食料品製造・販売:売上収益 80,848 百万円(+3.1%)、事業利益 5,824 百万円(+10.7%) → 増収増益
- 国内 その他:売上 10,938 百万円(△0.9%)、事業利益 859 百万円(+12.6%) → 減収だが収益改善
- 海外 食料品製造・販売:売上 85,348 百万円(+0.5%)、事業利益 22,429 百万円(△0.3%) → 増収ほぼ横ばいの利益
- 海外 食料品卸売:売上 202,912 百万円(+0.2%)、事業利益 13,594 百万円(△8.9%) → 増収であるが利益が減少(販管費等の増加、為替等が影響)
特別損益・一時的要因
- 固定資産売却益・除売却損など小口の特別項目あり(固定資産売却益 23 → 39 百万円等)。
- 減損損失は期中小幅(数百万円レベル)。
- 為替差益/差損の増減が営業外で影響(為替差益は前年より減少)。
- 総じて大きな一時的損益(例:大型の特別損失や巨額ののれん減損)は計上されていない。
配当
- 中間配当(今回実績):10 円(前年同額)
- 期末配当(予想):15 円(通期合計 25 円、修正なし)
- 配当性向(通期予想ベース):約39.0%(資料記載)
- 特別配当:なし
- 自社株買い:中間期に自己株式の取得あり(取得額 約10,894 百万円、自己株式数増加)
設備投資・研究開発
- 設備投資(中間期実績):28,500 百万円(前年同期 19,172 百万円)→ 大幅増(主に海外投資等)
- 2026年3月期 設備投資予想:70,000 百万円(通期)→ 前期比で大幅増加(海外中心)
- 減価償却費(中間期):13,017 百万円(前年同期 13,320)
- 研究開発費(中間期):2,547 百万円(前年同期 2,564)→ R&D比率(対売上):約0.71%(中間)
- 主な投資内容(資料注記):有形固定資産増加が主要因(新設備・海外拠点等)
受注・在庫状況
- 棚卸資産:102,846 百万円(前期末 104,896 百万円、前年同期比 △2.0%)
- 在庫回転日数の明示:–(資料に記載なし)
セグメント別情報(要点)
- 国内:食料品製造・販売が牽引(飲料・豆乳、つゆ等が好調)。事業利益率改善(事業利益 +10.7%)。
- 海外:売上は為替差除で増加しているが、販管費増・為替影響で事業利益は圧迫。特に卸売事業の事業利益減が連結利益に響く。欧州・アジアでの販売は堅調。
- 地域別(中間期):北米は売上高大であるが加工用や一部分野で前年下回る箇所あり。欧州・アジアは伸長。為替の地域別影響も注視。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の詳細・KPIの進捗については決算短信内の言及は限定的。設備投資の大幅増(70,000 百万円)は中長期の成長投資(海外強化)を示唆。
- KPI達成状況:売上ベースは堅調、利益面は為替・販管費の影響で一部圧迫。中期の投資効果は今後の数期間で評価が必要。
競合状況や市場動向
- 市場動向:家庭用・加工用問わず各市場で商品別の明暗あり(国内は豆乳飲料や一部付加価値商品好調)。グローバルでは北米・欧州・アジアでの需要は回復基調だが為替・価格転嫁がキー。
- 競合比較:個別同業他社との比較データは資料に無し。業界内でのブランド力(しょうゆ等の強み)は維持。
今後の見通し
- 業績予想(通期):(2026年3月期・修正後)
- 売上収益:731,000 百万円(前回 744,500 → 修正)
- 事業利益:78,000 百万円(前回 77,600 → 上方)
- 営業利益:75,000 百万円(前回 75,200 → 小幅下方)
- 税引前利益:81,800 百万円(変更なし)
- 親会社帰属当期利益:60,000 百万円(前回 59,600 → 上方)
- 会社予想の前提:為替レートを前提に見直し(今回通期前提 USD 148.24 円、EUR 168.44 円)。為替前提の変動が通期業績に大きく影響する点を明示。
- 予想の信頼性:過去の達成傾向は比較的堅実だが、今回も為替・原材料価格・海外販管費の動向が主要リスク。会社は通期見直しを実施済みで、短期的な上下は為替次第。
- リスク要因:為替変動、原材料価格の上振れ、海外販売網での競争激化、金利・金融市場の変動、投資計画の執行遅延等。
重要な注記
- 会計方針の主要な変更:無し(IFRS適用に関する変更等記載なし)。
- 継続企業の前提:該当事項なし。
- その他重要な告知:通期業績予想の修正を発表(為替の上期実績を踏まえた見直し)。
(注記)
- 本要約は提供資料(2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信および補足説明資料)に基づき作成。未記載・不明な項目は「–」としてあります。
- 数値は原資料の単位(百万円)を基に記載。ROE/ROAの試算は中間利益の単純年率換算による概算であり、参考値として示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2801 |
| 企業名 | キッコーマン |
| URL | http://www.kikkoman.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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