2025年9月期 決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 2025年9月期は「売上高+営業外収入(バイオものづくり事業関連収益のみ)」が2年連続で10億円超、創業以来初の経常黒字を達成。森空プロジェクトのセミコマーシャル地鎮祭(2025/10/3)などで「社会実装フェーズ」に移行し、プラットフォーマーとしての本格成長段階に入ったと表明。
  • 業績ハイライト: 売上高1,075百万円(前期比+7.2%:良)、営業損失は△148→△4百万円(差異+144百万円:改善だが赤字ほぼ解消=中立→良)、経常利益は△138→156百万円(差異+295百万円、黒字転換:良)、当期純利益は△133→127百万円(差異+261百万円、黒字転換:良)。
  • 戦略の方向性: (1)バイオファウンドリ拠点の稼働とサービス化(研究開発受託→民間サービス)→中長期は自社販売・ロイヤリティ化へ、(2)木質バイオマス由来エタノール(森空プロジェクト)でパイロット(年産1,000kL)→2030年に年間数万kL規模の商用化を目指す、(3)製紙由来、パーム残渣、CO2由来、米由来タンパク等7分野のパイプラインを横展開。
  • 注目材料: 森空プロジェクトの地鎮祭(2025/10/03)、森空バイオリファイナリー合同会社設立(当社ほか)、JALによる合同会社への出資決定、NEDOの各種採択・交付決定(バイオファウンドリ、木質エタノール、製紙素材等)、東証スタンダード市場区分変更申請準備。
  • 一言評価: 研究開発フェーズから「社会実装・商用化」へ明確に移行し、黒字化で成長投資フェーズに入ったが、商用化・採算化はパイプラインとステージゲートの進捗に依存(期待と不確実性の混在)。

基本情報

  • 企業概要: Green Earth Institute 株式会社(証券コード:9212 東証グロース → 市場区分変更申請中)
    主要事業分野:バイオものづくり(微生物・生産プロセスの研究開発受託、ライセンス、テクノロジーパッケージ、製品販売)
  • 代表者名: 代表取締役CEO 伊原 智人
  • 説明会情報: 開催日時 2025年11月14日、説明資料(決算説明資料)形式:資料/説明会(オンライン/オフラインの明示なし)参加対象:投資家・アナリスト等
  • 説明者: 発表資料中心(代表取締役CEOのコメントあり)※個別の他説明者・役職は資料中に限定的記載
  • セグメント: 事業は「Stage0〜1(研究段階)/Stage2(開発段階:研究開発受託)/Stage3(商用化段階:テクノロジーパッケージ・導入一時金・製品販売)」に分類。主要パイプライン(7分野):バイオファウンドリ、木質バイオマス由来エタノール、製紙産業素材由来バイオ燃料・樹脂原料、パーム残渣由来バイオ燃料・化学品、米由来次世代タンパク質、CO2由来バイオ化学品、セルロース等由来バイオ化学品。

業績サマリー

  • 主要指標(百万円)
    • 売上高: 1,075(前年1,002、差+72、前期比+7.2%:良い)
    • 売上総利益: 642(前年441、差+200)
    • 販管費: 646(前年590、差+56)
    • 営業利益: △4(前年△148、差+144、営業利益率 ≒ -0.4%:改善だがほぼ横ばい)
    • 経常利益: 156(前年△138、差+295、黒字転換:良い)
    • 当期純利益: 127(前年△133、差+261、黒字転換:良い)
    • 1株当たり利益(EPS): –(資料未記載)
  • 予想との比較
    • 会社予想に対する達成率(通期予想 vs 実績、資料値)
    • 売上高達成率: 1,046→1,075 = 102.7%(達成:良)
    • 営業利益: 予想△148 → 実績△4(予想下回りだが大幅改善)
    • 経常利益達成率: 13→156 = 1,140.1%(大幅上振れ:良)
    • 当期純利益達成率: 9→127 = 1,313.8%(大幅上振れ:良)
    • サプライズの有無: 営業外収益(NEDO補助金等)や内製化による外注費削減で利益が予想を大きく上回ったため“ポジティブサプライズ”。
  • 進捗状況
    • 通期予想に対する進捗率(売上・営業利益・純利益):上記達成率を参照。売上は計画超、利益面は補助金計上・内製化で大幅に上振れ。
    • 過去同時期との進捗比較:Stage2売上は前年同期比で減少(△65百万円)、Stage3(商用化段階)は増加(+138百万円)。
  • セグメント別状況(2025年9月期 実績の抜粋)
    • Stage2(開発段階/研究開発受託)売上 903百万円(前年同期差異 △65百万円、前年同期比 約△6.7%:減少)
    • Stage3(商用化段階/テクノロジーパッケージ・導入一時金等)売上 172百万円(前年同期差異 +138百万円:増加)
    • 売上内訳(案件区分):国策案件・民間案件ともに計画どおり推移(国策案件・民間案件の詳細金額は一部資料参照不可のため –)

業績の背景分析

  • 業績概要(ハイライト)
    • 研究開発型案件(国策・民間)の進捗により売上増加。
    • NEDO等国の助成金収入が営業外収益として計上され、経常黒字化を牽引。
    • 内製化による外注費削減で販管費増加を吸収。
  • 増減要因
    • 増収要因: バイオファウンドリ事業、木質バイオマス由来エタノール等のパイプライン進捗(22本のパイプラインで売上計上)。
    • 減益抑制要因: 人員増加や固定資産(機械・設備)購入に伴う販管費・減価償却費の増加(NEDO事業推進に伴う設備購入)。
    • 特記事項: バイオファウンドリ事業は概算請求(前受形式)が大きく、期末残高に変動あり。
  • 競争環境
    • 市場はSAF(持続可能な航空燃料)やバイオ化学品の需要拡大フェーズ。欧州のATJ等技術動向、各国の政策支援が追い風。
    • 当社の競争優位: パイロット〜パッケージ化技術、NEDO等公的プロジェクトでの採択・パートナー(日本製紙、住友商事、大王製紙、住友林業、JAL、エアバス等)による協業体制。
  • リスク要因
    • 補助金・公的支援に依存する収益構造(補助金のタイミング・金額変動リスク)
    • ステージゲートでの事業継続判断、技術・品質・安全性の確保、製造体制
    • パートナー依存、規制・認証(SAF国際規格等)、サプライチェーン(原料の確保)
    • キャッシュ推移(現金及び預金は前期比減少)による資金面の注意

戦略と施策

  • 現在の戦略
    • 「バイオものづくりのプラットフォーマー」構築:研究受託でプラットフォーム構築 → テクノロジーパッケージ化・ライセンス・自社販売へ展開。
    • 主要パイプラインを7分野に集中し、各分野でパイロット→商用化→水平展開を目指す(2030年目標数値は事業毎に設定)。
  • 進行中の施策
    • バイオファウンドリ研究所(千葉・茂原市)稼働、パートナー公募や人材育成プログラムの継続運用、スケールアップで生産性3倍実績。
    • 森空プロジェクト®:セミコマーシャルプラント地鎮祭(年産1,000kL目標、竣工2026年度中予定)、森空バイオリファイナリー合同会社設立、JAL等の参画。
    • NEDOバイオものづくり革命推進事業(第1・第2回)での採択・交付受領、製紙・木質・CO2由来等の研究開発を推進。
  • セグメント別施策
    • バイオファウンドリ: パイロット設備(最大3,000L)整備、人材育成、公募による研究開発受託→民間サービスへ転換(目標2027年以降)。
    • 木質バイオマス由来エタノール: 既存製紙工場の設備を活用したプロセス開発、パイロット→コマーシャル、SAF原料としての認証取得推進。
    • 製紙産業素材由来: 大王製紙との共同開発、パイロット設置・サンプル提供開始。
    • その他パイプライン(パーム残渣、米由来タンパク、CO2由来、セルロース由来)についてはパートナーと実証・フィージビリティを進行中。
  • 新たな取り組み
    • 東証スタンダード市場への市場区分変更申請準備(2025/11/14告知)。
    • JALの出資決定など、事業化に向けた資本協力の拡大。

将来予測と見通し

  • 業績予想(次期)
    • 予想の前提条件: NEDO等公的補助の計上、パイプラインのステージゲート通過、パイロット→商用化の進捗、為替等マクロ要因に依存(資料に為替前提等の明示なし)。
    • 経営陣の自信度: 今期黒字化を受けて強気な成長シナリオを示すが、段階的なステージゲートと外部要因(補助金・認証)を前提としているため中程度の自信と読み取れる(強気〜中立)。
  • 予想修正
    • 通期予想の修正有無: 2025年10月15日に通期業績予想の修正に関するお知らせあり(詳細数字は資料内の該当開示を参照する必要あり)。
    • 修正理由: パイプライン進捗、補助金計上予定、内製化による外注削減等による利益上振れ要因を反映。
  • 中長期計画とKPI進捗
    • 中期計画(2030年を目安): 木質バイオマス、製紙素材由来で年産数万kL規模の生産を目指す等、各パイプラインに目標年を設定。現時点の進捗はパイロット段階→一部コマーシャル準備(森空パイロットなど)。
  • 予想の信頼性
    • 補助金の計上時期やステージゲート結果に左右されるため、短期的には変動の可能性が高い(見通しは不確実性を含む)。
  • マクロ経済の影響
    • SAF需要や規制(国内外のSAF政策、ICAO/IATA目標)、原料価格・供給(非可食バイオマスの確保)、補助金政策の動向が業績に影響。

配当と株主還元

  • 配当実績:
  • その他株主還元: 東証市場区分変更の準備、主要株主の異動に関する告知あり。自社株買い・株式分割の情報は無し。

製品やサービス

  • 主要製品・サービス
    • バイオプロセス技術(菌体・生産プロセス)、バイオファウンドリサービス(研究開発受託)、テクノロジーパッケージ(プラント導入一時金)、ライセンス(技術供与・ロイヤリティ)、自社製品販売(サーキュラーバイオ®エタノール等)。
    • 具体例:サーキュラーバイオ®エタノール(廃棄紙由来のエタノールで小規模販売実績あり)、木質バイオマス由来エタノール(SAF原料としての展開)、米由来次世代タンパク質(Agro Ludens等と事業化協業)。
  • 提供エリア・顧客層: 製紙・化学・食品・化粧品メーカー、エネルギー企業、公的機関(NEDO等)、航空業界(JAL、エアバス等)。
  • 協業・提携: 日本製紙、住友商事、大王製紙、住友林業、電源開発(J-Power)、JAL、エアバス、Agro Ludens、お多福醸造 等。
  • 成長ドライバー: NEDO等公的支援の活用、森空プロジェクト等大手パートナーとの共同事業化、パイロットからのスケールアップ成功(生産性改善の実績)、SAF市場の拡大。

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点): 技術・事業化の進捗を詳細に説明し、外部パートナーとの協業・公的支援で実装を進める姿勢(積極的だが、ステージゲートの結果を重視しているため段階的)。
  • 未回答事項: 将来の具体的な数値(中期KPI、EPS/配当方針)や資金計画の詳細は資料に不明点あり。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 今期の経常黒字化を背景に「強気~中立」。社会実装・商用化に向けて前向きな表現が多いが、補助金・ステージゲート依存については慎重な表現も併存。
  • 表現の変化: 前回期との比較で、R&D段階から事業化フェーズへの移行(地鎮祭、合同会社設立、JAL参画等)を強調。
  • 重視している話題: 森空プロジェクト(木質バイオマス由来エタノール)、バイオファウンドリの実運用、NEDO案件の推進、人材育成プログラム。
  • 回避している話題: 明確な配当方針、詳細な中期財務目標の提示は避けられている。

投資判断のポイント(情報整理)

  • ポジティブ要因
    • 今期で経常黒字化・当期黒字化を達成(営業外収益や内製化等の要因)。
    • 森空プロジェクト等の大型パートナー(日本製紙、住友商事、JAL、エアバス等)との協業により社会実装が進展。
    • NEDO等の公的支援に複数採択され、研究開発フェーズでの資金・公認が得られている。
    • バイオファウンドリ拠点の稼働で受託ビジネスの拡大可能性。
  • ネガティブ要因
    • 収益の一部は補助金等の外部要因に依存(時期・金額の変動リスク)。
    • 商用化・採算化はパイロット→コマーシャルの実行に依存(技術リスク、認証、原料確保)。
    • 現金及び預金は期末で減少(流動資産増だが現金減は留意点)。
  • 不確実性
    • ステージゲート(NEDO等)での継続・中止判断
    • SAF需給・規制(国内外の支援制度・市場需給)と原料価格
  • 注目すべきカタリスト
    • 森空プロジェクトのパイロットプラント稼働(年産1,000kL、竣工予定 2026年度)とその性能
    • パイプラインごとのステージゲート通過通知(NEDO)やコマーシャルプラント構築の進捗
    • JAL等パートナーによる出資・商流確立、東証スタンダード市場への市場区分変更の可否

重要な注記

  • 会計方針: 特段の会計方針変更の明示は資料になし。ただし一時的特別利益(例:新株予約権戻入益等)に関する開示が過去にあったため注視が必要。
  • リスク要因(資料明記): 市場環境、法的規制、品質・安全性、製造体制、特定取引先依存、風評リスク、研究開発、広告宣伝戦略、システム障害等。
  • その他: 資料は将来見通しに関する情報(forward-looking statements)を含み、実際の結果は異なる可能性がある旨の注意書きあり。

(不明な項目・数値は — と表記しています)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9212
企業名 Green Earth Institute
URL http://gei.co.jp/ja/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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