2025年9月期決算説明資料
株式会社スプリックス(SPRIX) — FY2025 決算説明 資料まとめ(Markdown)
(出典:提供資料「FY2025 決算説明資料」(2024年10月〜2025年9月、発表日:2025年11月13日)に基づき整理。情報が不明な項目は「–」と表記)
基本情報
- 企業概要
- 会社名:株式会社スプリックス
- 主要事業分野:学習塾運営および教育関連事業(個別指導「森塾」、集団指導「湘南ゼミナール」、映像+対人支援「河合塾マナビス」、基礎学力検定TOFAS、プログラミング教室等)
- 代表者:代表取締役社長 常石 博之
- 本社所在地:長岡本社(新潟県長岡市)/東京本部(東京都渋谷区)
- 上場市場:東証スタンダード(7030)
- 資本金:1,454百万円(2025年9月末)
- 連結従業員数:1,550人(2025年9月末)
- 決算期:9月
- 説明会情報
- 開催日時:2025年11月13日(資料表記)
- 説明者(発表者)
- 発表者(資料上の代表):代表取締役社長 常石 博之(役職表示あり)
- 発言概要(資料の主なメッセージ)
- FY2025はスプリックスおよび湘南ゼミナールともに過去最高売上を更新。
- 森塾の生徒数増加・授業料単価アップ、その他事業(自立学習RED、そら塾等)の成長が売上寄与。
- 基礎学力事業(TOFAS)が累計受験者数1,500万人を突破、マネタイズモデルに目途が立ちつつあり、Mission実現に向けた基盤整備段階であるとの位置づけ。
- 報告期間
- 対象会計期間:FY2025(2024年10月〜2025年9月)
- 事業セグメント(名称と概要)
- 森塾:小・中・高校生対象の個別指導(先生1名に生徒最大2名)。中高生向けに成績保証制度導入。国内多店舗展開。
- 湘南ゼミナール:小・中・高校生対象の集団指導型進学塾(主に神奈川県を中心に展開)。
- 河合塾マナビス:現役高校生向けの映像授業+対人サポートの大学進学塾(フランチャイズ展開)。
- その他(教育関連サービス):自立学習RED(AIタブレット型)、そら塾(オンライン個別)、テキスト販売(フォレスタ等)、東京ダンスヴィレッジ、基礎学力事業(TOFAS/DOJO/SPRIX CBT)、QUREO/プログラミング検定等。
業績サマリー(FY2025 実績)
- 主要指標(連結、単位:百万円)
- 売上高:35,127(FY2024:31,860)→ 増減 +3,267(+10.3%)
- 営業利益:2,170(FY2024:1,093)→ +1,077(+98.5%)/営業利益率 6.2%
- EBITDA:3,152(FY2024:2,249)→ +903(+40.2%)/EBITDAマージン 9.0%
- 親会社に帰属する純利益:1,087(FY2024:500)→ +587(+117.4%)
- 経常利益:–(資料に明示なし)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に明示なし)
- 参考(スプリックス単体、湘南ゼミナール単体の補足)
- スプリックス単体 売上 22,064(+2,723)、営業利益 1,907(+904)
- 湘南ゼミナール(単体) 売上 12,650(+442)、営業利益 486(+205)
- 期初予想に対する達成率(連結)
- 売上高:達成率 103.3%(予想 34,000 → 実績 35,127)
- 営業利益:達成率 135.7%(予想 1,600 → 実績 2,170)
- EBITDA:達成率 112.6%(予想 2,800 → 実績 3,152)
- 親会社純利益:達成率 127.9%(予想 850 → 実績 1,087)
- 進捗状況(中期経営計画・年度目標に対する到達)
- FY2025は「MISSIONへの挑戦(2023–2025)」の段階に位置づけられ、売上・利益面で期初計画を上回る達成。TOFASは累計受験者1,500万人突破でマネタイズ入りの手応えありと説明。中期(Next Phase/2026〜)に向け基盤整備を進めるフェーズと位置付け。
- 具体的な中期数値目標の達成率(数値目標)が資料中に明確な場合は示されているが、総合的な中期評価は「基盤整備→マネタイズに向けて順調」との記載(数値ベースの中期達成率は–)。
- セグメント別 売上高・営業利益(FY2025、単位:百万円)
- 森塾:売上 18,562(前期比 +2,247 / +13.8%)/営業利益 4,779(+854 / +21.8%)
- 主因:新規開校、生徒数増、授業料単価アップ。関西エリアへの展開順調。
- 湘南ゼミナール:売上 9,295(+209 / +2.3%)/営業利益 740(+60 / +8.9%)
- 主因:コンテンツ拡充・マーケティング強化で小学生中心に生徒数増、単価上昇。
- 河合塾マナビス:売上 3,355(+233 / +7.5%)/営業利益 398(+124 / +45.6%)
- 主因:KPI管理・オペレーション強化で生徒数増。新規開校は計画実行中。
- その他:売上 3,914(+578 / +17.3%)/営業利益 △1,207(損失幅縮小:+75)
- 主因:自立学習RED、そら塾、東京ダンスヴィレッジ等の成長。海外(TOFAS等)は引き続き本格寄与前。
業績の背景分析
- 業績ハイライト・トピックス
- 森塾と湘南ゼミナールともに過去最高売上を更新。
- 森塾はFY2025で新規20校舎開校、FY2025末で249校舎・生徒数61,781人(合算)に拡大。
- TOFAS累計受験者が1,500万人を突破。エジプト教育省との教科書共同開発・TOFAS全国導入MOU等、BtoGでの展開が進む。
- 「TOFASのマネタイズモデルに大きな目途が付いた」との説明(BtoG中心に合格証手数料やSPRIX LEARNING授業料等で収益化を図る方針)。
- 業績増減要因(主な寄与)
- 増収要因
- 森塾:生徒数増、新規開校、授業料の単価アップ。
- 湘南ゼミナール:コンテンツ強化・マーケティングで小学生増、単価上昇。
- 河合塾マナビス:KPI管理・オペレーション強化で生徒数増。
- 自立学習RED・そら塾等のその他事業の売上拡大。
- 利益改善要因
- 売上増加による営業利益改善。
- ㈱湘南ゼミナールは本社移転に伴う減価償却費低下、グループイン時の顧客関連資産の一部償却終了(費用減)も寄与。
- 費用増加要因
- スプリックス単体では人件費、施設費(渋谷本社の通年寄与等)、広告宣伝費の増加が見られる。
- 新規事業投資・研究開発費は一部減少した期もあるが、成長投資は継続。
- 競争環境・優位性
- 国内:個別指導(森塾)、集団指導(湘南ゼミナール)、映像+サポート(マナビス)を組み合わせたポートフォリオにより、幅広い顧客層をカバー。ブランド刷新やコンテンツ拡充で差別化を図る狙い。
- グローバル:TOFASを国際基準の基礎学力検定として展開、BtoGモデルで政府レベルの導入実績(例:エジプト)を積み上げ、アラブ諸国等へ横展開を目指す。
- 優位性の変化:TOFASの累積実績とBtoGでの実績が確立されれば、他社に対する差別化が強まる可能性。ただし、各国の制度や現地パートナーとの連携が鍵。
- リスク要因(業績に影響する外部・内部要因)
- 海外展開リスク(為替変動、カントリーリスク、規制・政策変更)
- 教育制度や入試制度の変更(国内の受験動向の変化が塾需要に影響)
- 競合動向(地域での競合激化、価格競争)
- 人件費・施設費の上昇や広告投下の効果が想定より出ない場合の収益性圧迫
- TOFASのマネタイズが予定通りに進まない場合の期待収益の遅延
戦略と施策(FY2025 の主な取り組み)
- 現在の戦略(資料の整理)
- 戦略1:学習塾事業の堅実な成長(森塾・湘南ゼミナールの全国展開と教務力強化、校舎増加・LTV向上)
- 戦略2:TOFASのグローバル展開(BtoGを中心にマネタイズモデルの確立・拡大)
- 長期ビジョン:MISSION(教育で人生を新しく・世界No.1)実現のため、国内基盤強化と海外(TOFAS)による収益基盤の構築
- 進行中の施策(代表的なプロジェクト)
- ブランド刷新:森塾・湘南ゼミナールのブランドロゴ刷新(2025年9月実施)
- デジタル・マーケ施策:SNS/VTuber(SPRIX学園)やバーチャル空間を活用した受験関連企画、渋谷サクラステージでの合格祈願イベント等
- 森塾:FY2025で20校舎開校、関西圏展開継続。高校部強化(成績保証、総合型対策、フォレスタ小論文等教材整備)
- 湘南ゼミナール:小学生戦略強化(英検対策等)・早慶附属高コースの新設(2025年7月)および教室開校
- TOFAS:エジプト教育省と教科書共同開発・全国導入MOU、約100万人規模の受験実施、BtoG中心にマネタイズを進展
- その他事業:自立学習RED(FC拡大)、そら塾(オンライン拡充)、プログラミング検定・QUREOの拡大
- 産学/協業:エジプト等での政府連携、学校向けパッケージやBtoB展開検討
- セグメント別施策と成果(要点)
- 森塾:年間20校以上ペースの開校、校舎あたり生徒数増と授業料単価上昇を目指し、生徒数75,000人目標(将来目標)
- 湘南ゼミナール:首都圏の難関合格実績伸長を中期KPIとし、早慶附属高コースを中心に年間5–10教室の増設等を計画
- 河合塾マナビス:KPI管理・オペレーション徹底で生徒数増、計画的な新規開校を継続
- 基礎学力事業(TOFAS等):BtoG中心のマネタイズと現地成功モデルの拡大
将来予測と見通し(FY2026 予想 / 中長期)
- FY2026(2026年9月期)業績予想(連結、単位:百万円)
- 売上高:38,000(FY2025実績 35,127 → +2,873/+8.2%)
- 営業利益:2,400(2,170 → +230/+10.6%)/営業利益率 6.3%
- EBITDA:3,500(3,152 → +348/+11.0%)/EBITDAマージン 9.2%
- 親会社に帰属する純利益:1,400(1,087 → +313/+28.8%)
- 予想の根拠(資料の説明)
- 森塾・湘南ゼミナール・マナビスの生徒数・校舎数増加、単価改善による増収。
- TOFAS等基礎学力事業は海外の協業実績を基に段階的に収益化(ただし海外は為替・制度リスクを織り込み、投資は抑制気味)。
- 教育IT・コンテンツ制作、人件費上昇等の投資は織り込むが、運営効率化で吸収し増益を見込む。
- 中長期計画(進捗評価)
- 会社はFY2025を「MISSIONへの体現に向けた基盤づくり」の段階と説明。TOFASのマネタイズ段階入りが確認されつつある点は中長期目標に対する前進とされる。
- ただし、中長期での目に見える収益化や海外拡大の実現度は、各国での制度対応・現地実行力・為替等の外部要因に依存。
- マクロ経済・市場要因の影響
- 為替変動:海外収益(TOFAS等)の拡大に伴い影響が拡大する可能性。
- 各国の教育政策や入試制度の変更:国内外ともに需給に影響。
- 金利・コスト(人件費、設備費、広告費)の上昇が短期利益率に与える影響。
- 地政学的・カントリーリスク(海外展開先での政治・制度リスク)。
配当と株主還元
- 配当方針
- 配当方針:連結EBITDAの15%~20%を目途に安定的な配当を実施。成長投資とのバランスで配当方針を継続的に見直し。
- 現状は投資フェーズ継続下で「安定維持」を優先する方針を掲示。
- 配当実績(1株あたり、円)
- FY2021:36円
- FY2022:38円
- FY2023:38円
- FY2024:38円
- FY2025:38円(実績)
- FY2026(予想):38円(資料上の予定)
- 配当性向(参考):資料例ではFY2026想定でEBITDA配当性向約19.1%(計算例:支払額670M÷EBITDA3,500M = 19.1%)
- 特別配当:特別配当の記載はなし(資料上なし)
製品・サービス(主な事業とトピックス)
- 主力サービス・プロダクト
- 森塾(個別指導:先生1人に生徒2人まで)— 新規校舎の拡大、高校部強化(成績保証、総合型対策、フォレスタ小論文等)
- 湘南ゼミナール(集団指導)— 小学生戦略(英語等コンテンツ拡充)、早慶附属高コースの新設
- 河合塾マナビス(映像+対人サポート)
- 自立学習RED(AIタブレット+正社員講師、FC展開)— 214教室(2025/9)
- そら塾(オンライン個別)— 先生1名に生徒2名のオンライン個別指導
- TOFAS(Test Of Fundamental Academic Skills)— 基礎学力の国際検定、科目:計算・英単語・漢字・プログラミング等、レベル別で提供。累計受験者 1,500万人突破。
- DOJO / SPRIX CBT / 単元別テスト / プログラミング能力検定 / QUREO(プログラミング教室)
- 東京ダンスヴィレッジ、和陽日本語学院、深圳大学東京校 等(生涯教育・語学教育等)
- 新製品・サービス動向
- TOFASのマネタイズモデル(BtoG中心)確立を目指し、エジプトでの大規模導入、合格証発行や教育教材提供での収益化を進める。
- コーポレート・ブランド施策(VTuber、イベント、渋谷サクラステージ等)により認知拡大を図る。
- 協業・提携
- エジプト教育省:数学・ICT教科書の共同開発LOI、TOFASの全国導入MOU、ICT/プログラミングカリキュラム提供契約(高校1年生75万人対象等)
- 他国(フィリピン、ベトナム、米国、ブラジル、ペルー等)でも試行や協業実績あり。BtoB/BtoCのモデル検討中。
重要な注記・会計事項
- 会計方針・特記事項
- セグメント費用計上に関する表記:FY2024以降、湘南ゼミナール運営の森塾承継に伴い、のれん償却等を各セグメント費用として計上している旨の記載あり。
- のれん償却関連:湘南ゼミナールののれん償却が完了(例示で100/年が主因として記載)し、費用減少が利益改善に寄与との説明あり。
- リスク・注意点(資料における特記事項)
- 海外展開に関わる為替・制度リスク、政府との協業に伴う実行リスクなどが明記されている。
- その他、投資継続中の教育IT関連費用や採用コストの変動が業績に影響する点の言及あり。
- 今後の重要イベント・告知(資料中の記載)
- FY2026業績予想の提示(売上38,000百万円、営業利益2,400百万円等)
- ブランドロゴ刷新(森塾・湘南ゼミナール)完了
- TOFASに関する海外協業(エジプト等)の進捗(LOI/MOU/全国導入等)
上記は提供資料に基づく要点の整理です。数値は資料中の連結ベースの記載を基に抜粋しています。不明点は「–」で示しています。投資判断や推奨は行っておらず、資料の記載内容を中立的に要約したものです。必要であれば、特定のスライドに対応した出典ページ番号(資料内スライド番号)を併記しての詳細抽出や、主要KPIの時系列グラフ化(CSV化)等も対応します。ご希望があればお知らせください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7030 |
| 企業名 | スプリックス |
| URL | https://sprix.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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