2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想との比較では「ほぼ予想通り」。通期予想の修正はなし。ただし前年同期比で業績は大幅減(下振れ)で着地。市場コンセンサスの情報は記載なし(–)。
  • 業績の方向性:減収減益(売上高▲20.4%、営業利益▲72.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益▲71.1%)。
  • 注目すべき変化:主力の基礎事業(コンクリートパイル)の出荷・稼働率低下により売上・利益が大幅に減少。セグメントでは基礎事業の売上が3,475百万円(前年同期比▲20.6%)、営業利益220百万円(▲42.8%)と主因。
  • 今後の見通し:会社は第1四半期の進捗を踏まえ「通期予想の変更なし」と発表。通期予想達成は会社想定では可能だが、営業利益進捗率が低いため下期で回復が必要(詳細は下記参照)。
  • 投資家への示唆:短期的には受注・稼働の回復状況とコスト管理の実効性が焦点。財務面では自己資本比率が低め(26.3%)であるため、外部環境悪化時の耐性に注意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社トーヨーアサノ
    • 主要事業分野:コンクリートパイル等を中心とする「基礎事業」および「不動産賃貸事業」
    • 代表者名:代表取締役社長 植松 泰右
    • 上場取引所:東証・名証
    • コード:5271
    • URL:https://www.toyoasano.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年7月11日
    • 対象会計期間:2026年2月期 第1四半期連結累計期間(2025年3月1日〜2025年5月31日)
    • 決算説明会資料:作成無し、説明会:無し
  • セグメント:
    • 基礎事業:コンクリートパイル等建設資材の製造販売(主力)
    • 不動産賃貸事業:賃貸不動産の運用
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):1,440,840株
    • 期中平均株式数(四半期累計):1,295,417株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表(本資料が第1四半期短信)
    • 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想に対する達成率)
    • 売上高:実績3,525百万円。通期会社予想15,200百万円に対する進捗率=23.2%(第2四半期累計目標7,200百万円に対する進捗率=49.0%)。達成率:通期ベースでは概ね順調(ただし下期依存)。
    • 営業利益:実績76百万円。通期会社予想600百万円に対する進捗率=12.7%(第2四半期累計目標180百万円に対する進捗率=42.2%)。低い進捗率(下期での回復が必須)。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:実績44百万円。通期会社予想310百万円に対する進捗率=14.5%(第2四半期累計目標100百万円に対する進捗率=44.8%)。
  • サプライズの要因:
    • 主因は基礎事業の減収(出荷基調の切り下がり、期ずれで大型物件の完工が翌四半期にずれ込んだ影響)と稼働率低下による利益率の悪化。
    • 営業外での支払利息増(23,513千円)や販売費・一般管理費の増加(前年同期437,528→468,060千円)も営業利益を下押し。
    • 特別益として補助金収入29,919千円が計上されているが、これでも前年並みの利益水準回復に至らず。
  • 通期への影響:
    • 会社は現時点で業績予想の修正を行っていない(2025年4月11日発表の予想を維持)。
    • ただし、営業利益進捗は低く、通期達成には下期での受注・稼働回復やコスト改善が必要。

財務指標

  • 要点(第1四半期末 2025/05/31)
    • 総資産:15,882百万円(前連結年度末16,149百万円、△266百万円)
    • 純資産:4,177百万円(前連結年度末4,197百万円、△20百万円)
    • 自己資本比率:26.3%(低め。目安:40%以上が安定)
  • 損益(第1四半期累計 2025/3/1–2025/5/31)
    • 売上高:3,525,194千円(前年同期4,426,917千円、▲20.4%、差額▲901,723千円)
    • 営業利益:76,306千円(前年同期279,306千円、▲72.7%、差額▲203,000千円)
    • 経常利益:53,579千円(前年同期275,594千円、▲80.6%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:44,840千円(前年同期154,865千円、▲71.1%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):34.61円(前年同期119.54円、▲71.1%)
  • 進捗率(通期予想に対する)
    • 売上高進捗率:23.2%(3,525/15,200)→ 通期5.5%増見込みに対して差支えない水準だが下期依存
    • 営業利益進捗率:12.7%(76/600)→ 低い(利益は下期に積み上げる必要)
    • 純利益進捗率:14.5%(44/310)→ 同上
    • 第2四半期累計(通期前半)目標に対する進捗:売上49.0%、営業利益42.2%、純利益44.8%(第2四半期累計目標に対して概ね半分前後)
  • 財務安全性
    • 流動資産合計:6,608百万円、流動負債合計:5,561百万円 → 流動比率=約118.8%(流動性は確保)
    • 有利子負債(短期借入金+長期借入金):約8,069百万円(短期2,463+長期5,606)、純資産4,177百万円に対する負債比率(負債/純資産)=約280%(高めで注意)
    • 支払利息(第1四半期累計):23,513千円、営業利益76,306千円 → 利息負担は営業利益で数倍カバー(インタレストカバレッジ約3.25倍、注意は必要だが直ちに逼迫している水準ではない)
  • 効率性・その他
    • 減価償却費:116,398千円(前年同期99,900千円、増加)
    • セグメント別:基礎事業が売上・利益の大半を占め、基礎事業の比重が高い構造(依存度高)。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2025年2月期(実績):第2四半期末35円、期末50円、年間合計85円
    • 2026年2月期(会社予想):第2四半期末(中間)40円、期末45円、年間合計85円(配当予想に変更なし)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料に無いため算出不可)
  • 配当性向:–(通期予想純利益310百万円に対する配当総額等で算出可能だが、資料内に明示なし)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:特筆事項なし(自社株買い等は資料に記載なし)

セグメント別情報

  • 基礎事業(主力)
    • 売上高:3,475,570千円(前年同期4,376,167千円、▲20.6%)
    • セグメント利益:220,339千円(前年同期385,364千円、▲42.8%)
    • 主因:出荷水準の低下、稼働率低下、大型物件の完工期ずれ
  • 不動産賃貸事業
    • 売上高:49,624千円(前年同期50,749千円、▲2.2%)
    • セグメント利益:30,700千円(前年同期32,040千円、▲4.2%)
    • 安定的に推移しているが規模は小さい
  • セグメント戦略:中期経営計画のReform戦略に基づき「売上と採算性のバランス」を重視した営業、コスト管理を継続(会社コメント)。基礎事業の受注回復が鍵。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:Reform戦略を継続。売上と採算性のバランス重視、コスト効率改善を推進中。
  • 進捗状況:第1四半期は売上・利益とも前年同期比で大幅減。会社は「概ね予定通り」とするが、営業利益の進捗は遅れ気味で、中期目標達成には下期の改善が必要。
  • KPI達成状況:具体的KPIの数値は資料に明示無し(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向(会社所見):国内は雇用・所得の改善により緩やかな回復。設備投資は回復も個人消費は物価上昇で実質所得抑制。エネルギー・原材料高、為替変動、関税政策等により先行き不透明。
  • 競合比較:同業他社との比較データは資料に記載無し(–)。ただし基礎事業依存度が高く、建設投資動向に業績が直結する構造。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年2月期)会社予想(変更無し):売上15,200百万円(+5.5%)、営業利益600百万円(▲1.1%)、経常利益520百万円(▲12.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益310百万円(▲14.7%)。
    • 第2四半期累計予想:売上7,200百円、営業利益180百万円等。
    • 会社の前提条件・詳細は添付資料の「連結業績予想などの将来予測情報」に記載(資料参照)。
  • 予想の信頼性:会社は現時点で修正なしと表明。過去の予想達成傾向は本資料に詳細記載なし(–)。
  • リスク要因:
    • 受注・出荷の期ずれ、稼働率低下による下期業績の不確実性
    • 原材料・エネルギーコスト、為替変動、金融コスト(借入金依存)
    • 建設投資動向の悪化や関税・貿易政策の影響

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(税金費用の計算に関する注記等)
  • 添付:監査法人(芙蓉監査法人)による第1四半期の期中レビュー報告あり(重要な限定事項なし)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5271
企業名 トーヨーアサノ
URL http://www.toyoasano.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – ガラス・土石製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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