2025年2月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正はなし。四半期実績は概ね予想範囲内だが、営業利益・純利益は前年同期比で大幅な下振れ(営業利益△80.3%)。市場予想との比較は記載なし(–)。
  • 業績の方向性:増収でも増益ではなく、減収減益(売上高1,086百万円、前年同期比△2.4%/営業利益10百万円、前年同期比△80.3%)。
  • 注目すべき変化:販売費及び一般管理費(広告販促費など)を成長投資として先行投入し販管費が前年同期比3.9%増。前年に休止したサービスの影響で売上が減少している点が主要因。
  • 今後の見通し:通期業績予想は据え置き(売上4,596百万円、営業利益150百万円、当期純利益66百万円)。第1四半期の進捗は売上23.6%(通期比)、営業利益進捗は6.7%と低めで、営業利益は上期にかけて投資負荷があるため通期達成には下期の回復が必要。
  • 投資家への示唆:財務基盤は堅固(自己資本比率83.1%、流動比率約4倍)であり、成長投資(『ワガシャ de DOMO』拡販やイベント)を優先する一方で、短期的な収益性は低下。通期達成は下期回復に依存する旨を注視する必要あり。

基本情報

  • 企業名:株式会社アルバイトタイムス(コード 2341)
  • 主要事業分野:求人情報誌・採用支援サービス等(情報提供事業)、フリーペーパー等の販促支援事業
  • 代表者:代表取締役社長 堀田 欣弘
  • 問合せ先:取締役コーポレート本部長 金子 章裕(TEL 03-5524-8725)
  • 報告概要:
  • 提出日:2024年7月11日(四半期決算短信)、四半期報告書提出予定日 2024年7月12日
  • 対象会計期間:2025年2月期 第1四半期(2024年3月1日~2024年5月31日)
  • セグメント:
  • 情報提供事業:求人誌『DOMO』、採用管理SaaS「ワガシャ de DOMO」等
  • 販促支援事業:フリーペーパー取次、インストアメディア等
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):30,137,249株(2025年2月期1Q)
  • 期末自己株式数:11,847,767株(2025年2月期1Q)
  • 四半期累計平均株式数:18,289,482株(2025年2月期1Q)
  • 今後の予定:
  • 株主総会:定時株主総会(過去実績 2024年5月28日開催)等(詳細は別途公告)
  • IRイベント/説明会:四半期決算説明会の有無は未記載(四半期決算補足説明資料作成の有無も未記載)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期のみ提示)
  • 売上高:1,086百万円(第1四半期)=通期予想4,596百万円に対する進捗率23.6%(達成率:23.6%)
  • 営業利益:10百万円(第1四半期)=通期予想150百万円に対する進捗率6.7%(達成率:6.7%)
  • 当期純利益:8百万円(第1四半期)=通期予想66百万円に対する進捗率12.1%(達成率:12.1%)
  • サプライズの要因:
  • 売上は前年同期比で小幅減(△2.4%)だが、前年に休止したサービスの影響で減収。
  • 収益性悪化の主因は販管費増(広告販促費が前年同期比約27.5%増)など成長投資の先行投入。
  • 営業外収益の減少(例:その他の営業外収益が減少)も経常面でマイナス要因。
  • 通期への影響:
  • 会社は通期予想を据え置き。第1四半期は営業利益進捗が低いため、下期での収益回復(投資効果の実現や休止サービス影響の解消)が必要。業績の推移を見て将来的に修正の可能性あり(会社もその旨明記)。

財務指標(要点)

  • 損益(第1四半期累計:2024/3/1–2024/5/31、単位:百万円)
  • 売上高:1,086(前年同期 1,113、△2.4%)
  • 売上原価:327(前年同期 338、△3.2%)
  • 売上総利益:759(前年同期 775、△2.1%)
  • 販売費及び一般管理費:748(前年同期 720、+3.9%)
  • 営業利益:10(前年同期 55、△80.3%)→ 営業利益率 約1.0%(前年同期約4.9%)※利益率低下(悪化)
  • 経常利益:13(前年同期 58、△77.5%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:8(前年同期 39、△79.1%)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):0.44円(前年同期 1.53円)
  • 貸借対照表(当第1四半期末:2024/5/31、単位:百万円)
  • 総資産:3,903(前期末 3,984、△2.0%)
  • 純資産:3,244(前期末 3,331、△2.6%)
  • 自己資本比率:83.1%(安定水準。参考目安:40%以上で「安定」)
  • 流動資産:2,580(前期末 2,672、△3.5%)
  • 現金及び預金:2,094(前期末 2,124、△1.4%)
  • 売掛金及び契約資産:383(前期末 460、△16.6%)
  • 固定資産:1,323(前期末 1,312、+0.9%)
  • 負債合計:659(前期末 654、+0.8%)
  • 流動比率(流動資産/流動負債):約4.11(2,579.999 / 627.353)→ 高水準(良好)
  • 負債比率(負債/純資産):約20.3%(低い=保守的)
  • キャッシュフロー:四半期の詳細は開示資料に記載なし(CF計数は–)
  • 効率性:
  • 売上高営業利益率の大幅低下(第1Q約1.0%→前年同期約4.9%)
  • 総資産回転率等の詳細は開示数値からは算出困難(売上/総資産=1,086/3,903=0.278回/年相当)
  • セグメント別(第1四半期)
  • 情報提供事業:売上939.7百万円(前年同期比△2.3%)、セグメント利益189.6百万円(前年同期比△14.2%)
  • 内訳:『ワガシャ de DOMO』457.7百万円(増収)、求人誌『DOMO』182.1百万円(大幅減)
  • 販促支援事業:売上148.7百万円(前年同期比△4.1%)、セグメント利益21.1百万円(前年同期比+26.3%)
  • 財務の解説:
  • 固定資産は無形(ソフトウェア等)の増加が見られ、採用関連SaaS等への投資が継続。
  • 現金余力は十分で、短期流動性・自己資本は強固。短期の収益低下は主に投資先行・サービス休止の組合せによる。

配当

  • 配当実績/予想:
  • 2024年2月期:年間配当 合計 5.00円(中間 0.00円/期末 5.00円)
  • 2025年2月期(会社予想):年間配当 合計 5.00円(中間 0.00円/期末 5.00円)→ 修正なし
  • 配当利回り:株価情報がないため算出不可(—)
  • 配当性向:通期予想ベースでの配当性向=(年間配当総額/当期純利益)…当期純利益66百万円、発行済株式数等から厳密算出要(概算は–)
  • 特別配当の有無:なし
  • 株主還元方針:自己株買い・信託による株式報酬制度あり(信託保有株759千株、帳簿価額125,994千円)。今期は自己株式の消却(700,000株)を実施済み。

セグメント別情報(詳細)

  • 情報提供事業(主力)
  • 売上:939,663千円(△2.3%)
  • セグメント利益:189,626千円(△14.2%)
  • コメント:サブスクリプション型の『ワガシャ de DOMO』販売は拡大。だが前年に休止したサービス影響で全体売上は減少。求人誌『DOMO』は販売減(掲載縮小等)。
  • 販促支援事業
  • 売上:148,666千円(△4.1%)
  • セグメント利益:21,124千円(+26.3%)
  • コメント:フリーペーパー取次は休刊・エリア縮小の継続だが、子育て世帯向け販促サービスは堅調で利益改善。
  • セグメント戦略:SaaS拡販・オプション開発、地域での合同面談会などリアルイベントの実施。引き続き成長分野へ投資。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:開示資料における具体的中期数値目標は今回短信に記載なし(–)
  • KPI達成状況:主要KPI(SaaS契約数等)の定量開示は今回短信に限定的。『ワガシャ de DOMO』は拡大中との定性的コメントあり。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内では宿泊・飲食等一部業界の求人減少や地域別で雇用情勢横ばい(静岡県の有効求人倍率は1.11倍で前年同月比0.15ポイント下降)。フリーペーパー等既存メディアは休刊やエリア縮小の趨勢。
  • 競合比較:同業他社との定量比較は今回短信に記載なし(–)。ただし、求人メディアのデジタルシフトやSaaS化競争が進む市場環境。

今後の見通し

  • 業績予想(通期:2024/3/1–2025/2/28、連結)
  • 売上高:4,596百万円(前期比+6.5%)
  • 営業利益:150百万円(前期比+39.5%)
  • 経常利益:148百万円(前期比+219.8%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:66百万円
  • 1株当たり当期純利益(通期予想):3.61円
  • 前提条件(為替等):詳細は添付資料参照(四半期決算短信 添付資料 p.3)
  • リスク要因:
  • 地域別の雇用・求人環境の弱含み(静岡県等)
  • 広告・媒体市場の構造変化(フリーペーパー縮小)
  • 為替・原材料等マクロ要因(会社記載の一般リスク)
  • 子会社吸収合併に伴う収益性・負債の影響(後述)

重要な注記

  • 会計監査:本四半期決算短信は四半期レビューの対象外(公認会計士/監査法人のレビュー未実施)。
  • 連結子会社の異動:2024年8月1日付で連結子会社である株式会社フリーシェアードジャパンを吸収合併(目的:グループ経営効率化)。同社の直前期は純資産△87,890千円、売上64,495千円、当期純損失14,666千円。
  • 自己株式関連:2024年4月25日付で自己株式700,000株を消却(利益剰余金および自己株式がそれぞれ92,537千円減少)。役員報酬連動の株式報酬制度のための信託保有株(759千株、帳簿価額125,994千円)は自己株式として計上。
  • 会計方針の変更・見積りの変更:会計基準等改正に伴う変更記載あり(詳細は注記参照)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2341
企業名 アルバイトタイムス
URL http://www.atimes.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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