2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対する修正なし。第2四半期累計は「通期予想に対して概ね想定の範囲内だが、純利益は前年同期から大幅減」(上振れ/下振れの明確な市場予想は不明のため、会社公表の予想は未修正)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比 +7.2%、営業利益は △1.0%)。
- 注目すべき変化:中間純利益が前年同期比で△43.3%と大幅減。主因は前期に計上された投資有価証券売却益等(特別利益)約628百万円が今期は発生しておらず、税引前利益が減少したこと。
- 今後の見通し:通期予想(売上83,000百万円、営業利益2,000百万円、当期純利益1,400百万円)に変更なし。第2四半期の進捗率は売上42.3%、営業利益41.6%、当期純利益44.4%で、通年予想に対する進捗はやや下期偏重(50%を下回る)。
- 投資家への示唆:受注は上期で大幅回復している一方(受注実績は前年同期比 +91.1%)、通期受注予想は前期実績割れ見込み。利益面では一過性の特別益消失で中間純利益が低下しており、今後の実績は受注の着実な進捗と工事採算管理に依存。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社大本組
- 主要事業分野: 建設業(建築工事、土木工事等)
- 代表者名: 代表取締役社長 三宅 啓一
- URL: https://www.ohmoto.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月11日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間:2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算補足説明資料: 有、決算説明会: 無
- セグメント:
- 記載は連結ではなく非連結の決算短信。主要事業は「建設事業(建築・土木)」。ただし損益や売上のセグメント別内訳は決算短信本文に詳細記載なし(受注実績は建築/土木別に開示)。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む): 26,794,280株
- 期末自己株式数: 1,362,742株
- 期中平均株式数(中間): 25,419,499株
- 今後の予定:
- 中間報告書提出予定日: 2025年11月12日
- 株主総会・IRイベント等: –(決算説明会は開催無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(通期予想に対する中間累計の達成率)
- 売上高: 中間 35,138百万円 / 通期予想 83,000百万円 → 進捗率 42.3%
- 営業利益: 中間 831百万円 / 通期予想 2,000百万円 → 進捗率 41.6%
- 当期純利益: 中間 621百万円 / 通期予想 1,400百万円 → 進捗率 44.4%
- サプライズの要因:
- 中間純利益の大幅減(△43.3%)は、前期中間で投資有価証券売却益等の特別利益(合計約628百万円)を計上していた反動が最大要因。
- 営業面では売上は増加したが、販管費の増加等により営業利益率が若干低下(営業利益率:前年中間 約2.56% → 今回約2.36%)。
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを修正していない。中間の進捗は通期予想の40〜45%台で、下期に想定どおり収益が積み上がる前提。受注動向(上期の受注は好調だが通期予想は前期比で下方)の推移を注視する必要あり。
財務指標
- 財務諸表(主要数値・注目点、単位:百万円)
- 売上高(中間): 35,138(前年同期 32,781、+7.2%)
- 営業利益(中間): 831(前年同期 839、△1.0%)→ 営業利益率 2.36%(前年中間 2.56%)
- 経常利益(中間): 1,021(前年同期 998、+2.3%)
- 中間純利益: 621(前年同期 1,095、△43.3%)
- 1株当たり中間純利益(調整後): 24.45円(前年同期 38.31円、株式分割考慮後)
- 貸借対照表(中間末:2025/9/30)
- 総資産: 90,830(前期末 90,139、+0.8%)
- 純資産: 66,435(前期末 64,862、+2.4%)
- 自己資本比率: 73.1%(安定水準、高い安全性)
- 流動資産: 65,035 / 流動負債: 16,968 → 流動比率(簡易)約383%(非常に良好)
- 現金・預金: 14,772(期首 10,177、増加)
- 有価証券(投資): 12,721(増加、保有株式の株価上昇が寄与)
- キャッシュ・フロー
- 営業CF(中間): +8,730(前年同期 8,892)→ 安定したプラス
- 投資CF(中間): △78(前年同期 △2,544)→ 大型の定期預金・有価証券売買無かったためマイナス縮小
- 財務CF(中間): △4,057(前年同期 △9,029)→ 短期借入金の返済等でマイナス
- 現金増減: +4,594(期末現金同等物 14,772)
- 財務安全性(目安コメント)
- 自己資本比率73.1%(安定水準)
- 流動比率約383%(短期支払余力は良好)
- 有利子負債は中間で短期借入金が0に(前期末3,000百万円→当中間期0)、ネットキャッシュの状況と推定
- 効率性
- 売上高営業利益率はやや低下(2.56%→2.36%)、建設業としては低めで採算管理が重要
- セグメント別(開示情報より)
- 受注実績(中間):合計 63,497百万円(前年同期 33,227百万円、+91.1%)
- 建築:42,550百万円(前年 14,876、+187.9%)※民間案件が大幅増
- 土木:20,946百万円(前年 18,350、+14.1%)
- ただし売上(完成工事高)のセグメント別内訳は明記無し
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:0.00円(2026年3月期 中間)
- 期末(予想):38.00円(通期合計 38.00円)
- 直近で公表の配当予想から修正なし
- 参考:前期(2025年3月期)は期末合計41円(普通配当36円+特別配当5円)
- 配当利回り: –(株価情報が無いため算出不可)
- 配当性向: 通期予想ベースだと当期純利益1,400百万円/発行済株式等から算出する必要あり → 表示不可(–)
- 株主還元方針: 特別配当を前期に実施したが、今回は特別配当の記載なし。自社株買い等の記載なし。
セグメント別情報
- セグメント別状況(受注中心の開示)
- 建築受注が上期で大幅に増加(民間中心)、土木受注は堅調だが伸びは限定的。
- 売上(完成工事高)は前年同期比で増加(32,781→35,138 百万円、+7.2%)だが、受注増の多くは上期の受注取り込みであり、今後の売上化(着工・完成)状況の確認が必要。
- セグメント戦略: 決算短信では詳細戦略の記載は限定的。受注確保が進んでいる点がポジティブ。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 決算短信内に特段の変更記載なし(進捗は受注増がプラスだが、通期受注予想は前期比で減少見込み)。
- KPI達成状況: 明示的なKPIは開示無し(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社コメント)
- 国内は公共投資は底堅い一方、建設資材価格高止まりや労務逼迫で収益環境は厳しい旨を記載。
- 競合他社との比較: 決算短信に他社比較は無し(–)。建設業界全体の採算圧迫は共通課題。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し): 売上高 83,000百万円(+18.4%)、営業利益 2,000百万円(+10.2%)、経常利益 2,250百万円(+6.6%)、当期純利益 1,400百万円(△21.7%)
- 予想の前提や詳しい前提条件は添付資料参照(為替や原料価格の明示は無し)。
- 予想の信頼性: 会社は通期予想を維持。中間の進捗率は40〜45%台で下期に一定の収益計上を想定しているため、下期の受注→売上化・採算管理が鍵。
- リスク要因:
- 受注の偏りや工事の採算悪化、建設資材価格・人件費の上昇、地政学リスク等が挙げられている(会社コメントと建設業一般のリスク)。
- 特別利益の発生有無(有価証券売却等)により当期純利益は変動しやすい。
重要な注記
- 会計方針の変更: なし。ただし会計上の見積りの変更あり(資産除去債務の見積り変更により当中間期で増加85百万円、当該影響は損益に与える影響は軽微)。
- その他重要事項: 第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外。
(注記)
- 不明項目は「–」で記載しています。
- 数値は決算短信記載の百万円未満切捨ての金額に基づきます。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1793 |
| 企業名 | 大本組 |
| URL | http://www.ohmoto.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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