2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。四半期実績は事前公表の会社予想からの修正・下方/上方発表は無し。市場コンセンサスとの比較は開示資料に記載なし(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高19,081百万円:前年同期比+8.8%、営業利益1,622百万円:同+66.8%、親会社株主に帰属する四半期純利益1,356百万円:同+63.8%)。
  • 注目すべき変化:売上総利益(3,668百万円)が前年同期比+23.2%と利益率が改善。営業利益率は前年1Qの約5.6%→当期1Q約8.5%へ上昇(採算改善・施工効率化が寄与)。受注高は167億円(前年同期比+0.6%)で堅調。
  • 今後の見通し:通期予想(売上93,500百万円、営業利益7,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6,000百万円)に変更なし。第1四半期の進捗は通期に対し売上高進捗20.4%、営業利益進捗20.8%、純利益進捗22.6%で、均等配分(四半期ごと25%)と比べやや低めの進捗。
  • 投資家への示唆:利益率改善が進んでいる点が重要(粗利益率・営業利益率とも上昇)。ただし受取手形・完成工事未収金の大幅減少により資産・負債ともに圧縮されており、キャッシュ回収が進んでいる点は財務面でポジティブ。通期予想は維持されているが、資材・労務コストや外部マクロ要因に留意。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:日比谷総合設備株式会社
  • 主要事業分野:設備工事事業、設備機器販売事業、設備機器製造事業(設備工事を中心に、機器販売・製造を展開)
  • 代表者名:代表取締役社長 中北 英孝
  • URL:https://www.hibiya-eng.co.jp
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年8月6日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
  • 決算説明資料作成の有無:有、決算説明会:無
  • セグメント:
  • 設備工事事業:工事収益が主力(第1Q売上 17,429百万円)
  • 設備機器販売事業:機器販売(第1Q売上 1,172百万円)
  • 設備機器製造事業:機器製造(第1Q売上 479百万円)
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):23,756,321株(第1Q末)
  • 期中平均株式数(四半期累計):21,845,541株(当第1Q)
  • 時価総額:–(開示なし)
  • 今後の予定:
  • 通期の業績予想公表日:2025年5月13日(今回発表以降、予想修正なし)
  • 株主総会・IRイベント等:–(開示なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が開示している通期予想に対する進捗/達成率)
  • 売上高:19,081百万円(通期予想93,500百円に対する進捗 19,081/93,500 = 20.4%)
  • 営業利益:1,622百万円(通期予想7,800百円に対する進捗 20.8%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,356百万円(通期予想6,000百円に対する進捗 22.6%)
  • サプライズの要因:
  • 売上高の増加に加え、受注時の採算改善、施工効率化(BIM・フロントローディングなど)、コスト管理により利益率が改善。さらに政策保有株式の売却益(投資有価証券売却益91百万円)が純利益押上げに寄与。
  • 通期への影響:
  • 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗は四半期ごとの均等配分(25%)よりやや低いが、通期予想に対する進捗自体は概ね想定範囲内と判断している(ただし外部要因や資材・労務費動向がリスク)。

財務指標

  • 財務諸表の要点(主要項目、単位:百万円)
  • 売上高(当第1Q):19,081(前年同期17,543、増減+1,538、+8.8%)
  • 売上総利益:3,668(前年同期2,978、+690、+23.2%)
  • 営業利益:1,622(前年同期973、+649、+66.8%)
  • 経常利益:1,904(前年同期1,229、+675、+54.9%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,356(前年同期828、+528、+63.8%)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):62.09円(前年同期36.80円、+68.7%)
  • 総資産:91,294(前期末99,915、△8,621)
  • 純資産:71,241(前期末71,684、△442)
  • 自己資本(参考):70,096百万円
  • 利益率(当第1Q)
  • 粗利益率:3,668 / 19,081 = 19.22%(前年同期 2,978 / 17,543 = 16.98%)
  • 営業利益率:1,622 / 19,081 = 8.50%(前年同期 5.55%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
  • 売上高進捗率:20.4%(通常均等25%よりやや低い)
  • 営業利益進捗率:20.8%(同)
  • 純利益進捗率:22.6%(同)
  • 過去同期間比:前年同期は当該四半期の数値が低かったため、前年同期比増加が顕著(利益率改善が主要因)。
  • 財務安全性
  • 自己資本比率:76.8%(安定水準、40%以上で安定とみなされる基準に対して良好)
  • 総負債:20,053百万円(前期末28,230百円→大幅減少)
  • 負債比率(負債/純資産):20,053 / 71,241 = 28.1%(低水準)
  • 流動比率(流動資産 / 流動負債):63,706 / 17,527 ≒ 363.8%(高い流動性)
  • 効率性
  • 総資産回転率や売上高営業利益率の推移:売上高営業利益率は前年同期比で改善(5.6%→8.5%)しており、採算改善・施工効率化が進展。
  • セグメント別(当第1Q)
  • 設備工事事業:売上 17,429百万円(前年15,550、+12.1%)、セグメント利益 1,596百万円(前年994、+60.5%) → 主力で高収益化
  • 設備機器販売事業:売上 1,172百万円(前年1,593、△26.4%)、セグメント利益 80百万円(前年57、+40.4%)
  • 設備機器製造事業:売上 479百万円(前年399、+20.1%)、セグメント損失 △57百万円(前年△82、損失縮小)
  • 財務の解説:
  • 総資産減少は受取手形・完成工事未収入金等の回収(△140,18百万円)によるもので、現金及び預金は増加(+37,57百万円)。負債も支払等で減少。純資産は当期純利益を計上したが、配当支払いと自己株式取得によりやや減少。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 2025年3月期:年間合計 94.00円(中間44.00円/期末50.00円)
  • 2026年3月期(予想):年間合計 100.00円(中間50.00円/期末50.00円)→ 直近予想から修正無し
  • 配当性向(会社の通期想定ベース):予想EPS(通期272.51円)に対する配当100円 → 配当性向約36.7%(目安:30〜40%台は配当重視の方針)
  • 特別配当の有無:無
  • 自社株買い等:第1四半期に自己株式取得により自己株式残高が増加(期末自己株式数 2,009,814株、前期1,738,774株)。株主還元方針として継続的な還元を示唆しているが、詳細方針は通期資料参照。

セグメント別情報

  • 設備工事事業:売上・利益共に主力で好調。受注高の維持・繰越工事の進捗により売上増、採算改善で利益率向上。
  • 設備機器販売事業:売上は減少したが、利益は改善(販売構成や利益率改善の可能性)。
  • 設備機器製造事業:売上増も引き続き小幅損失。損失幅は縮小。
  • セグメント戦略:第8次中期経営計画に沿い、データセンター向け展開、ZEB・省エネ事業、施工効率化(BIM等)を推進。設備工事事業での収益改善が顕著。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(第8次):データセンター、カーボンニュートラル(リニューアルZEB・省エネ)などを重点項目として掲げており、当四半期の受注・利益改善はこれら方針と整合。
  • KPI達成状況:具体KPI数値の開示は本資料に限定的だが、営業利益率改善や受注高の維持は中期計画の方向性に合致。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内建設投資(政府・民間ともに堅調)で需給は比較的良好。ただし資材価格・労務費上昇や海外(米国)通商政策等の不確実性に注意が必要(会社コメント)。
  • 競合比較:同業他社との詳細比較は本資料に記載無し(–)。ただし利益率改善は相対的に評価できる材料。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(変更無し):売上93,500百万円(+4.1%)、営業利益7,800百円(+4.6%)、経常利益8,400百円(+3.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益6,000百円(+1.6%)、1株当たり当期純利益272.51円。
  • 次期予想:未開示(–)
  • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料2ページの記載参照(為替等の前提は本資料に限定的)。
  • 予想の信頼性:会社は予想修正は行っていない。過去の修正傾向までは本資料に記載なし(–)。
  • リスク要因:資材・労務費の上昇、景気下振れリスク、金融市場変動、為替や原材料価格の変動、受注の偏在等。

重要な注記

  • 会計方針:第1四半期における会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し。
  • 監査レビュー:第1四半期の連結財務諸表に対する監査法人によるレビューは無し。
  • その他:受注高や中期計画に関する説明あり。受取手形・完成工事未収入金の回収が総資産減少の主因。

(注記)

  • 不明な項目は“–”と記載しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1982
企業名 日比谷総合設備
URL http://www.hibiya-eng.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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