証券コード: 3177
企業名: ありがとうサービス
現在の株価: 3,570.0円

1. 企業情報

株式会社ありがとうサービスは、主にリユース店舗とフードサービス店舗を展開する企業です。リユース事業では「ブックオフ」「ハードオフ」などのフランチャイズ店舗を運営し、フードサービス事業では「モスバーガー」などのフランチャイズ運営に加え、自社業態の飲食店も展開しています。これらの事業は四国・九州・沖縄を中心に展開しており、一部海外(カンボジアなど)への出店も行っています。近年は地域振興を目的とした地方創生事業にも取り組んでいます。

  • 主力製品・サービスの特徴
  • リユース事業: 「捨てない社会」の実現を目指し、中古品の買取・販売を通じて環境負荷低減に貢献。ハードオフ、ブックオフなどのFC店舗を国内外出店し、多様な商品を扱っています。
  • フードサービス事業: 安心・安全な食材と地域に根ざした店舗運営を重視し、モスバーガーFC店などを展開。地域の食文化にも貢献する事業運営を目指しています。
  • 地方創生事業: 地域活性化を目指した事業を展開していますが、現状は投資先行型であり、収益化が課題となっています。

2. 業界のポジションと市場シェア

ありがとうサービスは、小売業の中でも特にリユース市場とフードサービス市場という異なる分野で事業を展開しています。

  • 業界内での競争優位性や課題について
  • リユース事業: フランチャイズ本部(ブックオフ、ハードオフ)のブランド力を活用しつつ、多店舗展開により規模を拡大。国内だけでなく海外にも展開を進めており、新たな市場開拓に積極的です。しかし、中古品市場は競争が激しく、仕入れや販売チャネルの多様化、DX推進による効率化が課題となります。決算短信では、売上増にもかかわらず販管費増などによりセグメント利益が減少しており、採算回復が今後の焦点です。
  • フードサービス事業: モスバーガーなどの有力FCブランドにより安定的な顧客基盤を持っています。衛生管理や商品品質の維持、人件費・原材料費の高騰への対応が常に求められます。最新の決算では、売上は横ばいながらも利益が改善しており、重点業態への投資集中が奏功している可能性があります。
  • 地方創生事業: 地域活性化という社会貢献性の高い事業ですが、現時点では損失が拡大しており、事業の選択と集中による早期の収益改善が大きな課題です。
  • 市場動向と企業の対応状況
  • 全体として、世界的な不透明要因(関税、地政学リスク、エネルギー高騰)や物価上昇による消費者の購買行動の変化が事業に影響を与える可能性があります。
  • 企業は、リユース事業での海外出店(カンボジアなど)や九州での新規出店を通じて成長基盤の強化を図り、フードサービス事業では収益力のある業態への投資集中により効率化を進めています。地方創生事業については、今後の事業見直しが示唆されており、収益化に向けた対応が注目されます。

3. 経営戦略と重点分野

経営陣は、各事業の特性に応じた戦略を展開しています。

  • 経営陣が掲げるビジョンや戦略
  • リユース事業: 九州での出店準備の推進、海外(カンボジア)での新規出店を継続し、店舗ネットワークの拡大と成長基盤の強化を図っています。
  • フードサービス事業: 厨房機器更新等の店舗設備投資を通じて顧客サービスの品質向上と収益性改善を目指しています。重点業態への投資集中により、効率的な経営を推進する方針です。
  • 地方創生事業: 事業の選択と集中により、損失拡大傾向からの転換を図り、収益改善を目指す方針です。
  • 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
  • 明示された中期数値目標の記載はありませんでした。しかし、上記のように各セグメントでの具体的な施策(店舗拡大、投資集中、事業見直し)を通じて、企業価値向上を目指しているものと見られます。
  • 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
  • 決算短信には、具体的な新製品・新サービスの展開に関する詳細な記載はありませんでしたが、リユース事業の海外・国内出店、フードサービス事業の店舗設備更新、地方創生事業の見直しなどが主な活動として挙げられています。

4. 事業モデルの持続可能性

ありがとうサービスの事業モデルは、景気変動に左右されやすい小売業と外食産業を主軸としています。

  • 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
  • リユース事業: 節約志向の高まりやSDGs意識の向上により、リユース市場は一定のニーズを確保しています。同社は国内・海外での多店舗展開に加え、FC展開を通じて市場機会を捉えようとしています。一方で、オンラインリユース市場の成長や競合激化に対応する柔軟性が求められます。
  • フードサービス事業: 外食産業はトレンドの変化や消費者の健康志向、価格志向に常に適応する必要があります。フランチャイズ運営により安定的なブランド力を享受しつつも、原材料高騰や人件費上昇といったコスト圧力への対応が重要です。
  • 地方創生事業: 地域課題解決に貢献する事業ですが、収益化までには時間を要し、市場ニーズの創出と持続可能な事業モデル確立が不可欠です。
  • 売上計上時期の偏りとその影響
  • 小売業・外食産業である性質上、季節変動やイベント時期(年末年始、長期休暇など)に売上が集中する可能性はありますが、決算短信からは特定の時期に大幅な偏りがあるという特段の記載はありません。ただし、中間期の営業利益が通期予想に対してやや遅れ気味である点は、下期の巻き返しが重要であることを示唆しています。

5. 技術革新と主力製品

  • 技術開発の動向や独自性
  • 決算短信や提供データからは、同社に特化した大規模な技術開発の記載はありません。小売・外食業界の一般的なDX(デジタルトランスフォーメーション)推進や効率化に向けた取り組みが中心と考えられます。
  • 収益を牽引している製品やサービス
  • 「リユース事業」が連結売上高の74%を占める最大の収益源であり、現状の売上を最も牽引しています。この事業における「ブックオフ」「ハードオフ」のFC店舗が主力製品・サービス群といえます。

6. 株価の評価

  • EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
  • 現在の株価 3,570.0円
  • 会社予想EPS: 545.97円 -> PER = 3,570.0円 / 545.97円 = 6.54倍
  • 実績BPS: 3,391.71円 -> PBR = 3,570.0円 / 3,391.71円 = 1.05倍
  • これらの数値は、提供されたPER(会社予想)6.54倍、PBR(実績)1.05倍と一致します。
  • 業界平均PER/PBRとの比較
  • 業界平均PER: 21.1倍
  • 業界平均PBR: 1.3倍
  • ありがとうサービスのPER 6.54倍は業界平均21.1倍と比較して非常に低く、PBR 1.05倍も業界平均1.3倍と比較して低水準です。これにより、現在の株価は類似業種と比較して割安である可能性が示唆されます。

7. テクニカル分析

  • 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
  • 年初来高値: 3,650円、年初来安値: 2,585円
  • 現在株価: 3,570.0円
  • 52週レンジ内位置: 92.5%(安値から約92.5%の位置)
  • 現在の株価は年初来高値に迫る高値圏に位置しています。
  • 出来高・売買代金から見る市場関心度
  • 出来高: 1,800株、売買代金: 6,408千円 (約640万円)
  • 平均出来高(3ヶ月): 1,460株、平均出来高(10日): 1,670株
  • 出来高は非常に少なく、流動性は低い銘柄と考えられます。市場からの関心度は限定的である可能性があります。
  • 長期トレンド分析
  • 1ヶ月リターン: +4.54% (日経平均に2.44%ポイント上回る)
  • 3ヶ月リターン: +3.03% (日経平均を8.73%ポイント下回る)
  • 6ヶ月リターン: +5.62% (日経平均を21.55%ポイント下回る)
  • 1年リターン: +6.25% (日経平均を21.63%ポイント下回る)
  • 直近1ヶ月は市場を上回るパフォーマンスを見せましたが、3ヶ月、6ヶ月、1年といった中長期では市場指数を下回っています。これは、市場全体の上昇に比べて、同社の株価上昇が緩やかであったことを示唆します。
  • 移動平均線(5日、25日、75日、200日)との位置関係(上回り/下回り)
  • 現在株価 3,570.00円は、5日MA (3,513.00円)、25日MA (3,455.00円)、75日MA (3,416.67円)、200日MA (3,344.93円) の全ての移動平均線を上回っています。これは短期・中期・長期的に見て上昇トレンドが継続していることを示唆する強気のシグナルです。
  • サポート・レジスタンスレベルと現在株価の位置
  • 1ヶ月レンジ: 3,365.00円 – 3,585.00円
  • 3ヶ月レンジ: 3,280.00円 – 3,585.00円
  • 現在株価3,570円は、直近のレンジ上限である3,585円に近い位置にあり、上値抵抗線(レジスタンス)に接近していると考えられます。下値支持線(サポート)は3,365円 (1ヶ月) および 3,280円 (3ヶ月) 付近にあります。
  • ゴールデンクロス/デッドクロスのシグナル確認
  • 全ての移動平均線が株価より下位にあり、長期移動平均線を短期移動平均線が上回る形で順番に並んでいることから、ゴールデンクロスが複数発生し、強い上昇トレンドが示唆されます。(個別のGC/DC発生時期の記載はないが、移動平均線の並びから判断)

8. 財務諸表分析

  • 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
  • 売上高は2022年2月期の8,836百万円から2025年2月期の10,608百万円まで順調に増加傾向。2026年2月期予想は10,700百万円と引き続き増収を見込んでいます。
  • 営業利益も同様に2022年2月期の400百万円から2025年2月期の880百万円まで堅調に増加。2026年2月期予想は880百万円で横ばいを見込みます。
  • 純利益、EPSも同様に成長トレンドにあります。
  • ROEは12.07% (2022/2) から18.02% (2025/2) と大きく改善し、高い収益性を維持しています。
  • ROAも過去12ヶ月で8.06%と高い水準です。
  • 過去数年分の傾向を比較
  • 過去数年間で売上、各利益、EPS、ROE、営業利益率、自己資本比率といった主要な財務指標はいずれも改善傾向にあり、企業の成長と収益性向上がうかがえます。
  • 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
  • 2026年2月期第2四半期(中間期)決算では、
  • 売上高進捗率: 51.1%(通期予想10,700百万円に対し5,466百万円)と順調な進捗です。
  • 営業利益進捗率: 46.2%(通期予想880百万円に対し406百万円)とやや遅れ気味です。
  • 親会社株主に帰属する中間純利益進捗率: 53.9%(通期予想504百万円に対し271百万円)と順調な進捗です。
  • 売上と純利益は概ね予定通りに推移していますが、営業利益が前年同期比で減益となり、通期予想(横ばい)達成には下期の巻き返しや費用抑制が課題となる可能性があります。

9. 財務健全性分析

  • 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
  • 自己資本比率(2025年2月期実績): 48.3% (中間期は49.5%)
  • 40%以上が安定水準とされる中で高い水準を維持しており、財務基盤は非常に安定していると評価できます。
  • 流動比率(直近四半期): 2.79 (279%)
  • 150%以上が健全とされる中で非常に高い水準であり、短期的な支払い能力に優れています。
  • 総負債/純資産(D/E)比率(直近四半期): 36.74%
  • 100%以下が目安とされる中で低い水準にあり、負債依存度は低いと言えます。
  • 財務安全性と資金繰りの状況
  • 各種指標を見る限り、ありがとうサービスの財務健全性は非常に高く、安全性は確保されています。
  • 現金・預金は中間末で1,413百万円(約14億円)を保有しており、流動性も十分です。
  • 借入金の動向と金利負担
  • 総負債は直近四半期で1.26B円(約12.6億円)であり、1年内返済予定の長期借入金は減少傾向にあります。
  • EBIT(利払い・税引き前利益)は過去12ヶ月で712百万円(約7.1億円)、一方でインタレスト費用は12百万円(約0.1億円)と、金利負担は収益力で十分にカバーできる水準です。

10. 収益性分析

  • ROE、ROA、各種利益率の評価
  • ROE(実績): 18.02% (過去12ヶ月: 16.09%)
  • 一般的なベンチマークである10%を大きく上回っており、株主資本の活用効率は非常に優れています。
  • ROA(過去12ヶ月): 8.06%
  • 一般的なベンチマークである5%を上回っており、総資産の活用効率も優れています。
  • 営業利益率(過去12ヶ月): 7.11% (中間期速報では7.4%)
  • 損益計算書年次推移では8.3% (2025/2) と改善してきていましたが、中間期ではやや低下傾向が見られます。
  • 収益性の推移と改善余地
  • 全体として高い収益性を示していますが、2026年2月期中間期では売上総利益率の低下、販管費増加、地方創生事業の損失拡大により営業利益が減益となっています。リユース事業の採算回復と地方創生事業の構造改革が収益性改善に向けた重要な余地となります。
  • 利益の質分析
  • 営業キャッシュフロー(過去12ヶ月): 797百万円
  • 純利益(過去12ヶ月): 453百万円
  • 営業CF/純利益比率: 1.76
  • キャッシュフローが利益を大幅に上回っており、利益の質は非常に高いと評価できます(S評価)。これは、会計上の利益が実質的な現金の裏付けを伴っていることを示し、健全な事業運営を反映しています。

11. 市場リスク評価

  • ベータ値による市場感応度の評価
  • Beta (5Y Monthly): 0.05
  • ベータ値が0.05と非常に低く、市場全体の値動きに対する株価の感応度が極めて低いことを示しています。これは市場全体が大きく変動しても、同社株価は比較的安定している傾向にあることを示唆します。
  • 52週高値・安値のレンジと現在位置
  • 52週高値: 3,650.00円
  • 52週安値: 2,585.00円
  • 現在株価: 3,570.0円 (52週レンジ内位置: 92.5%)
  • 現在の株価は1年間のレンジの中で高値圏にあります。
  • 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
  • 全体的な経済動向: 消費マインドの変動、設備投資の動向。
  • コスト変動: 原材料費、光熱費、人件費の上昇。
  • 競合環境: リユース市場や外食市場における競争激化。
  • 海外事業リスク: 為替変動、海外各国の経済・政治情勢(カンボジア出店)。
  • 自然災害・感染症: 店舗運営やサプライチェーンへの影響。
  • 地方創生事業の不確実性: 投資先行に伴う収益化の遅延や損失継続のリスク。

12. バリュエーション分析

  • 業種平均PER/PBRとの比較
  • ありがとうサービス: PER 6.54倍、PBR 1.05倍
  • 業界平均(小売業): PER 21.1倍、PBR 1.3倍
  • 業界平均と比較して、PER、PBRともに大きく割安水準にあります。
  • 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
  • 業界平均PER基準の目標株価: EPS 545.97円 × 21.1倍 = 11,520円 (目標株価のデータ10358円はどこからきているか不明だが、EPSから計算するとこの値。便宜上、提供されたデータの方を使用する。) -> 10,358円
  • 業界平均PBR基準の目標株価: BPS 3,391.71円 × 1.3倍 = 4,409.22円 -> 4,409円
  • これらの数値は現在の株価3,570円を大きく上回っており、バリュエーション上では非常に割安であると評価できます。
  • 割安・割高の総合判断
  • PER、PBRともに業界平均を大幅に下回っており、現在の株価はバリュエーションの観点から「割安」と判断されます。

13. 市場センチメント分析

  • 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
  • 信用買残: 45,900株
  • 信用売残: 0株
  • 信用倍率: 0.00倍
  • 信用売残が0株であるため、信用倍率は0.00倍となっています。信用買残が多く、売残がないため、将来的な売り圧力になり得る信用買いが偏っている状況です。ただし、出来高が少ないため、実際の需給バランスに与える影響は限定的である可能性も考えられます。
  • 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
  • イモトカンパニー(筆頭株主)や井本雅之氏などの主要な株主、自社従業員持株会、自社(自己株口)を含め、経営陣に近い株主や安定株主が株式の大部分を保有しています。
  • % Held by Insiders (インサイダー保有比率): 51.55%
  • 大株主に安定株主が多く、経営の安定性が高い一方で、市場での流通株式数(Float)は少ないため、出来高が少なくなる要因にもなっています。

14. 株主還元と配当方針

  • 配当利回りや配当性向の分析
  • 配当利回り(会社予想): 3.78%
  • 1株配当(会社予想): 135.00円
  • 配当性向(会社予想、Yahooデータ): 24.7% (決算短信の推計は49.5%)
  • 2026年2月期通期予想は年間270円とされており (中間135円、期末135円)、EPS545.97円から計算すると配当性向は約49.5%となり、提供されたYahooデータの24.7%とは乖離が見られます。この乖離はEPSの計算方法、自社株の考慮、または配当発表と決算時期のずれによる可能性がありますが、ここでは決算短信の推計値である約49.5%をより信頼性が高いものとして判断します。
  • いずれにしても25%から50%程度の配当性向であり、利益成長に応じた株主還元が続いていると評価できます。
  • 自社株買いなどの株主還元策
  • 決算短信には特別配当や自社株買いに関する記載はありませんでした。
  • 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
  • 決算短信には、株式報酬型ストックオプションに関する具体的な記載はありませんでした。

15. 最近のトピックスと材料

  • 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
  • 2026年2月期第2四半期決算短信によると、主なトピックスは以下の通りです。
  • リユース事業: 九州での新規出店準備および海外(カンボジア)での新規出店を継続しており、事業拡大に注力しています。
  • フードサービス事業: 重点業態への投資集中により、厨房機器更新等を実施し、収益性の改善を図っています。
  • 地方創生事業: 売上は増加したものの、原材料・光熱費の高騰などにより損失が拡大しており、事業の選択と集中により収益改善を目指す方針です。
  • これらが業績に与える影響の評価
  • リユース事業の継続的な出店と海外展開は、中長期的な売上成長を支える要因となります。
  • フードサービス事業の収益性改善は、全体の利益を安定させる効果が期待されます。
  • 地方創生事業の損失拡大は短期的な利益を圧迫する要因であり、今後の事業見直しが成功すれば、利益改善に寄与する可能性があります。現状では、これらの投資が直近の営業利益減益の要因の一つとなっています。

16. 総評

ありがとうサービスは、リユース店舗とフードサービス店舗の運営を主軸とする企業です。過去数年間、売上・利益ともに堅調な成長を続けており、特にリユース事業が全体の売上を牽引しています。財務健全性は自己資本比率や流動比率が高く非常に安定しており、ROEやROAも業界平均を大きく上回る高水準で、収益性も優れています。また、利益の質も高く評価されます。
しかし、2026年2月期中間期決算では、リユース事業の利益率低下と地方創生事業の損失拡大により、営業利益が減益となっています。通期予想に変更はないものの、営業利益の達成には下期での費用抑制や地方創生事業の改善が課題となります。
株価バリュエーションはPER、PBRともに業界平均と比較して割安水準にあり、高値圏にある現在の株価でも割安感が見られます。しかし、出来高が少なく流動性が低い点は注意が必要です。信用買残が多い一方で売残がないため、短期的な需給バランスは信用買いに偏っている状況です。

  • 投資判断の参考となるポイントの整理
  • 強み: 安定した財務基盤、高い収益性(ROE, ROA)、堅調なリユース事業の成長性、利益の質の高さ、株価のバリュエーション上の割安感。
  • 弱み: 地方創生事業の損失拡大、リユース事業の利益率低下(中間期)、低い出来高と流動性、信用買い残高の偏り。
  • 機会: リユース市場の成長、海外展開による事業拡大、フードサービス事業の収益性改善、地方創生事業の構造改革による損益改善。
  • 脅威: 原材料・光熱費の高騰、競合激化、人件費上昇、地政学リスクや為替変動、消費マインドの低迷。

17. 企業スコア

  • 成長性: B
  • 売上は堅調に成長しているが、直近中間期で営業利益が減益となっており、地方創生事業の損失拡大が足かせとなっているため、中立と評価します。
  • 収益性: A
  • ROE 16.09%、ROA 8.06%と一般的なベンチマークを大幅に上回る優良な水準です。利益の質も非常に高いですが、営業利益率の低下傾向に注意を促し、最高評価SではなくAとします。
  • 財務健全性: S
  • 自己資本比率48.3%、流動比率279%、総負債/純資産比率36.74%といずれも非常に高く、財務基盤は極めて安定しています。
  • 株価バリュエーション: S
  • PER 6.54倍(業界平均21.1倍)、PBR 1.05倍(業界平均1.3倍)と、業界平均と比較して大幅に割安な水準にあり、非常に高い評価となります。

企業情報

銘柄コード 3177
企業名 ありがとうサービス
URL http://www.arigatou-s.com/
市場区分 スタンダード市場
業種 小売 – 小売業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 3,570円
EPS(1株利益) 545.97円
年間配当 3.78円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 12.4% 7.5倍 7,375円 15.7%
標準 9.6% 6.5倍 5,636円 9.7%
悲観 5.7% 5.6倍 4,011円 2.5%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 3,570円

目標年率 理論株価 判定
15% 2,814円 △ 27%割高
10% 3,515円 △ 2%割高
5% 4,435円 ○ 20%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.6)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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