2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期会社予想(修正後)との比較では、今回の中間実績は概ね会社計画の進捗に沿う(売上高進捗約48.9%、営業利益進捗約47.9%、親会社帰属中間純利益進捗約49.4%)。ただし、通期の営業収益は5月公表から1,300億円の下方修正(国際物流の想定悪化)を既に実施済み。
  • 業績の方向性:増収増益(対前年中間期:営業収益 +0.3%、営業利益 +6.7%、親会社株主に帰属する中間純利益 +8.7%)。
  • 注目すべき変化:国際物流セグメントがシステム障害や欧州市場の低迷で大幅減収(−7.4%)・減益(−14.5%)となった一方、運輸(万博・インバウンド等)・不動産・流通が増収増益で全体の増益を牽引。
  • 今後の見通し:通期業績予想は売上高を1,300億円下方修正したが、営業利益等は据え置き(運輸等で増益見込みと国際物流の減益を相殺)。中間実績の進捗は概ね順調であるが、国際物流の回復や外部環境(需給・為替・金利)が鍵。
  • 投資家への示唆:中核の運輸・不動産・流通が堅調である一方、国際物流の構造的な下押しリスクが通期に影響するため、同セグメントの回復見通しと為替・金利影響(支払利息の増加)を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:近鉄グループホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:運輸(鉄軌道等)、不動産(販売・賃貸等)、国際物流、流通(百貨店・小売)、ホテル・レジャー、その他(人材等)
    • 代表者名:取締役社長 若井 敬
    • URL:https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2025年4月1日〜2025年9月30日(2026年3月期 第2四半期・中間期、連結、会計基準:日本基準)
    • 決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け、2025年11月20日予定)
    • 決算補足資料:有
  • セグメント(報告セグメント):
    • 運輸:鉄軌道を中心とした旅客輸送(万博・ダイヤ改正等で増収)
    • 不動産:マンション販売・一棟売却等(高価格帯進捗)
    • 国際物流:海空運等の国際物流(システム障害・欧州市場低迷で減収)
    • 流通:百貨店・駅ナカ店舗等(万博効果で増収)
    • ホテル・レジャー:宿泊・旅行・観光施設等(宿泊堅調、施設入場者は減少)
    • その他:人材派遣等(組織再編で「ホテル・レジャー」から移管)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):190,662,061株(2026年3月期中間期)
    • 期中平均株式数(中間期):190,164,095株
    • 期末自己株式数:506,315株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日(実施済)
    • 決算説明会:2025年11月20日(予定)
    • 配当支払開始予定日(中間):2025年12月8日

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(通期会社予想との比較に基づく進捗率)
    • 売上高:中間実績 856,315 百万円。通期予想 1,750,000 百万円に対する進捗率 48.9%(856,315/1,750,000)。通期比でおおむね半期想定どおり。
    • 営業利益:中間実績 42,167 百万円。通期予想 88,000 百万円に対する進捗率 47.9%。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:中間実績 23,731 百万円。通期予想 48,000 百万円に対する進捗率 49.4%。
  • サプライズの要因:
    • プラス要因:大阪・関西万博による旅客・消費需要増、インバウンド回復、不動産の高価格帯マンション販売進捗、流通(駅ナカ等)への人流増が寄与。特に運輸・不動産・流通の寄与が大きい。
    • マイナス要因:国際物流でのシステム障害(4月発生)や欧州市場低迷、北米向け需要縮小が売上・利益を押下げ。支払利息の増加(金利上昇)も営業外費用を悪化させている。
  • 通期への影響:
    • 会社は5月公表値から営業収益を1,300億円引き下げた(通期1,750,000百万円へ)。営業利益等は据え置き(国際物流の減益を運輸の増益等で相殺見込み)。中間進捗は概ね順調だが、国際物流の回復と金利動向が通期達成の鍵。予想修正は既に実施済み(売上下方、利益は据え置き)。

財務指標(中間実績ハイライト:百万円)

  • 損益(対前年中間期増減率)
    • 営業収益:856,315(+0.3% / +2,952)
    • 営業利益:42,167(+6.7% / +2,663)
    • 経常利益:39,780(+5.1% / +1,913)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:23,731(+8.7% / +1,907)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):124.79 円(前年 114.76 円、+8.7%)
  • 収益性指標(中間期ベース)
    • 営業利益率:42,167 / 856,315 = 約4.9%(業種特性により比較要注意)
    • ROE(中間期ベース、親会社株主に帰属利益 / 自己資本):23,731 / 563,692 = 約4.2%(中間期ベース、年間化の目安は約8.4%)
      (参考目安:8%超良好、10%超優良だが、ここは中間期ベース)
    • ROA(中間期ベース、親会社帰属利益 / 総資産):23,731 / 2,520,958 = 約0.94%(中間期ベース。年間化で約1.9%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:約48.9%(通常ペース:概ね50%が標準のため概ね想定どおり)
    • 営業利益進捗率:約47.9%
    • 純利益進捗率:約49.4%
    • 過去同期間との比較:前年同期比で増益基調(営業利益 +6.7%)
  • キャッシュフロー(中間累計、百万円)
    • 営業CF:53,491(前年 37,259 → +16,232、改善。営業活動によるキャッシュ創出強化)
    • 投資CF:△45,608(前年 △47,662 → 投資支出はほぼ同水準。固定資産取得等が主)
    • 財務CF:△17,014(前年 △48,978 → 社債償還・借入返済等で支出、前年よりは小幅)
    • フリーCF(営業CF − 投資CF):約 7,883 百万円(プラス)
    • 現金及び現金同等物期末残高:222,572(前年中間 182,537 → 増加約40,035 百万円)
    • 営業CF / 純利益比率:53,491 / 23,731 ≈ 2.25(目安1.0以上で健全)
  • 財政状態(中間末)
    • 総資産:2,520,958 百万円(前期末比 +13,703 百万円)
    • 純資産:637,007 百万円(前期末比 +23,283 百万円)
    • 自己資本比率:22.4%(前期末 21.7% → 改善、ただし目安40%以上で安定)
    • 流動負債/固定負債・借入:長期借入金が増加(長期借入金 710,825 百万円、前期 641,474)、社債は315,211 百万円(前期271,780)等で資金調達・償還の動きあり
  • 四半期推移(QoQ):四半期別の詳細表記は資料に断片的。季節性は旅客・観光関連で第2四半期(春〜秋の旅行・イベント)に寄与する傾向あり。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:合計 9,650 百万円(主な内訳:投資有価証券売却益 2,324、受取補償金 4,531 等)
  • 特別損失:合計 6,059 百万円(主な内訳:店舗閉鎖損失 1,990 等)
  • 純影響:特別損益で差引 +3,591 百万円(業績を押上げる影響)
  • 継続性:受取補償金は一時的要因、投資有価証券売却益も一過性。店舗閉鎖損失は再編関係で特定期間に限定。

配当

  • 中間配当:30.00 円(2026年3月期 中間、前年は25.00 円 → 増配)
  • 期末予想配当:30.00 円(通期予想合計 60.00 円、前年通期 50.00 円)
  • 配当予想の修正:直近公表の配当予想からの修正無し

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資活動による支出):有形及び無形固定資産の取得による支出 59,491 百万円(当中間期累計、前年 46,470 百万円→増加)
  • 減価償却費:39,714 百万円(当中間期)

受注・在庫状況

  • 棚卸資産(商品及び製品等):10,363 百万円(前期 10,173 → 増加)/仕掛品 5,930(前期 2,877 → 増加)、在庫増は物流・販売での動き反映

セグメント別情報(当中間期:2025/4〜9、百万円・対前年)

  • 運輸
    • 営業収益:114,322(+5.7%)
    • セグメント利益:17,550(+15.7%)
    • 注:大阪・関西万博、ダイヤ改正による増客寄与
  • 不動産
    • 営業収益:80,206(+7.9%)
    • セグメント利益:8,151(+12.3%)
    • 注:近畿圏の高価格帯マンション進捗、首都圏一棟売却等
  • 国際物流
    • 営業収益:368,059(−7.4%)
    • セグメント利益:4,012(−14.5%)
    • 注:システム障害、欧州市場低迷、北米需要縮小
  • 流通
    • 営業収益:112,929(+7.4%)
    • セグメント利益:3,668(+32.6%)
    • 注:免税売上の反動はあるが万博効果等で駅ナカ・飲食好調
  • ホテル・レジャー
    • 営業収益:182,153(+7.4%)
    • セグメント利益:7,583(−0.7%)
    • 注:宿泊堅調、観光施設は一部イベント反動で減少
  • その他
    • 営業収益:24,385(+10.7%)
    • セグメント利益:1,580(−13.6%)
    • 注:人材会社設立等で事業再編有り(人材派遣を「その他」へ移管)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画/KPI:資料内に具体的数値目標の記載なし → 進捗はセグメント別の実績で評価(運輸・不動産等は好調、国際物流が課題)
  • 人員・組織:2024/10/1付でグループ再編(近鉄HRパートナーズ設立)等の施策実施済み

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内旅客・インバウンド回復が追い風。国際物流は外部需給・地域別需要の弱さやシステム信頼性がリスク。

今後の見通し

  • 通期業績予想(修正後):営業収益 1,750,000 百万円(前回比 △130,000)、営業利益 88,000、経常利益 78,000、親会社株主に帰属する当期純利益 48,000(通期EPS 252.40 円)
  • 予想の前提:国際物流の収益悪化を織り込み、運輸等での万博・インバウンド効果を見込む。為替・金利等の前提は添付資料参照(詳細は決算説明資料へ)。
  • 予想の信頼性:売上下方修正を既に実施。利益は据え置きだが、国際物流の回復時期と金融費用の増加次第で変動の可能性あり。
  • リスク要因:国際物流市場の低迷・システムリスク、金利上昇による支払利息増、為替変動、政策・規制動向、イベント需要の変動(万博後の反動等)。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理:有(税効果会計の見積り等について注記あり。詳細は決算短信添付参照)
  • 第2四半期決算短信は公認会計士等のレビュー対象外

(注記)

  • 数値は全て原資料の単位(百万円)に基づき記載。四捨五入等により合計と差異が生じる場合あり。
  • 不明な項目は — と記載。
  • 本まとめは決算短信の記載内容に基づく整理であり、投資助言を目的とするものではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9041
企業名 近鉄グループホールディングス
URL http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 運輸・物流 – 陸運業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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