2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想に対する通期修正は無し。第3四半期累計(9か月)実績は「ほぼ会社予想どおり」で、外部コンセンサスは資料に記載なし(外部比較は–)。
  • 業績の方向性:増収減益ではなく「減収(▲1.6%)・営業微減(▲0.5%)、経常増(+3.0%)、親会社株主帰属四半期純利益は減(▲4.1%)」という混合傾向。
  • 注目すべき変化(前年同期比):情報電子事業の売上が大幅減(▲10.3%)・セグメント利益も大幅減(▲18.0%)。一方、生活産業事業は売上+9.8%、営業利益+96.4%と改善が顕著。
  • 今後の見通し:通期予想(売上870,000百万円、営業利益25,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益19,500百万円)に変更はなし。第3四半期時点での進捗は売上71.9%、営業利益79.5%、純利益85.8%と達成に向けて概ね順調。
  • 投資家への示唆:半導体・FPD関連等の大型案件不在や為替(ドル平均148.71円)が売上に影響。合成樹脂事業でのM&A(ノバセル等)によるのれん発生(3,198百万円)や、自己株式の取得・消却による資本構成変化に留意。

基本情報

  • 企業名:稲畑産業株式会社
  • 上場コード:8098(東証)
  • 代表者:代表取締役社長 稲畑 勝太郎
  • 主要事業分野:情報電子事業、化学品事業、生活産業事業、合成樹脂事業(事業別に素材販売、化学品・食品・ライフサイエンス等の商社機能)
  • 問合せ先:執行役員 財務経営管理室長 農田 康一 TEL 050-3684-4011
  • 決算補足説明資料:作成あり
  • 決算説明会:開催なし

報告概要

  • 提出日:2026年2月4日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(連結:2025年4月1日〜2025年12月31日)
  • 決算短信表記:日本基準(連結)

セグメント(報告区分)

  • 情報電子事業:FPD、半導体、リチウムイオン電池関連等の材料・機器販売
  • 化学品事業:樹脂原料・添加剤、塗料・インキ・接着剤、製紙用薬剤、建材など
  • 生活産業事業:ライフサイエンス、食品、水産品等
  • 合成樹脂事業:汎用・高機能樹脂、コンパウンド、フィルム等
  • その他:不動産賃貸等

発行済株式

  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):53,714,127株(2026年3月期第3四半期)
  • 期末自己株式数:331,814株
  • 期中平均株式数(四半期累計):53,681,648株
  • 時価総額:–(記載なし)
  • 自己株式の取得・消却:当期に自己株式1,000,000株取得、同1,000,000株を消却(2025年7月31日実施)

今後の予定

  • 決算発表:今回発表(2026年2月4日)
  • 株主総会、IRイベント等:該当情報は資料に記載なし(–)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較:通期予想は修正なし)
    • 売上高(累計9か月):実績 624,794百万円(通期予想870,000百円に対する進捗率71.9%)→ 会社予想に対して目立った乖離なし
    • 営業利益(累計9か月):実績 20,282百万円(通期予想25,500百万円に対する進捗率79.5%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益(累計9か月):実績 16,748百万円(通期予想19,500百万円に対する進捗率85.8%)
  • サプライズ要因:
    • 上振れ/下振れは特段の修正なし。情報電子事業で大型装置の前年の反動減があり売上・利益を押下げた一方、生活産業事業や化学品の一部で堅調。
    • 為替(米ドル平均148.71円、前年同期152.64円)や一部地域の需要変動が影響。
  • 通期への影響:会社は通期見通しを据え置き。現時点の進捗率は達成可能な水準。

財務諸表の要点(主要数値:百万円)

  • 売上高(累計9か月):624,794(前年同期635,106、対前年▲1.6%)
  • 営業利益:20,282(前年同期20,393、対前年▲0.5%)
  • 経常利益:21,460(前年同期20,826、対前年+3.0%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:16,748(前年同期17,468、対前年▲4.1%)
  • 総資産:493,885(前連結会計年度末441,972、+11.7%)
  • 純資産:240,255(前連結会計年度末216,555、+10.9%)
  • 自己資本(注記):230,200百万円
  • 自己資本比率:46.6%(前期末47.1%)(安定水準:目安40%以上)

収益性(対前年同期)

  • 売上高:624,794百万円(▲1.6%:前期635,106百万円、▲10,312百万円)
  • 営業利益:20,282百万円(▲0.5%:前期20,393百万円、▲111百万円)
  • 経常利益:21,460百万円(+3.0%:前期20,826百万円、+634百万円)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:16,748百万円(▲4.1%:前期17,468百万円、▲720百万円)
  • 1株当たり四半期純利益(累計):312.00円(前年同期320.29円、▲)
  • 通期予想EPS:365.86円(通期予想ベース)

収益性指標(注:計算は第3四半期累計値を期末資本等で除した参考値)

  • ROE(累計純利益 ÷ 自己資本=参考値):16,748 / 230,200 = 7.28%(目安8%以上で良好 → やや低め)
    • 注:期間は9か月累計の純益を期末自己資本で割った参考値。年率化すると異なる値になる点に留意。
  • ROA(累計純利益 ÷ 総資産):16,748 / 493,885 = 3.39%(目安5%以上で良好 → 低め)
  • 営業利益率(営業利益 ÷ 売上高):20,282 / 624,794 = 3.25%

進捗率分析(通期予想に対する累計9か月進捗)

  • 売上高進捗率:71.9%(624,794 / 870,000)
  • 営業利益進捗率:79.5%(20,282 / 25,500)
  • 純利益進捗率:85.8%(16,748 / 19,500)
  • コメント:利益の進捗が売上よりやや良く、通期達成に向け概ね順調

キャッシュフロー

  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:作成しておらず(注記あり)→ 営業CF・投資CF・財務CF・フリーCFの数値は資料に記載なし(–)
  • 現金及び預金残高:71,893百万円(前期末59,839百万円、増加12,054百万円)
  • 営業CF/純利益比率:–(営業CF非開示のため算出不可)

四半期推移

  • QoQ推移の具体値は資料に記載なし(各四半期の単独比較データは未提示)→ 季節性・QoQ変動の判定は限定的

財務の安全性

  • 自己資本比率:46.6%(安定水準、目安40%以上)
  • 流動負債:185,923百万円、短期借入金は28,148百万円(流動性は概ね確保)
  • 長期借入金:27,764百万円、社債25,000百万円(負債構成に社債等あり)
  • 債務比率等の詳細指標:負債比率(負債合計253,629 / 純資産240,255)= 105.6%(参考)

効率性・セグメント別

  • 合成樹脂事業が売上ボリューム最大(304,723百万円、+0.7%)で営業利益は10,156百万円(▲1.4%)
  • セグメント別売上・営業利益(当第3四半期累計)
    • 情報電子:売上 181,739百万円(▲10.3%)、営業利益 5,548百万円(▲18.0%)
    • 化学品:売上 93,435百万円(+5.0%)、営業利益 2,629百万円(+15.2%)
    • 生活産業:売上 44,760百万円(+9.8%)、営業利益 1,845百万円(+96.4%)
    • 合成樹脂:売上 304,723百万円(+0.7%)、営業利益 10,156百万円(▲1.4%)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益(累計):投資有価証券売却益 2,649百万円(当期)、前年は3,615百万円
  • 特別損失(累計):投資有価証券評価損 102百万円
  • のれんの発生:ノバセル株式会社の株式取得に伴うのれん3,198百万円(合成樹脂セグメント)
  • 一時的要因の影響:投資有価証券売却益の減少などが特別利益を押下げているが、金額は大きくはない。のれんは将来の償却/減損リスク注意。

配当

  • 中間配当:63.00円(実績)
  • 期末配当(予想):65.00円(修正無)
  • 年間配当予想:128.00円(前期125.00円)
  • 配当性向(参考、EPSベース):128 / 365.86 ≒ 35.0%(通期EPSベース)
  • 特別配当:無
  • 株主還元方針:自己株式取得・消却の実績あり(当期1,000,000株取得・消却実施)

設備投資・研究開発

  • 設備投資額:資料中に累計設備投資額の明示なし(–)
  • 減価償却費:3,237百万円(当第3四半期累計)、前年3,132百万円
  • 研究開発費:資料中に明示なし(R&D費用は–)

受注・在庫状況(該当部門情報のみ)

  • 棚卸資産(商品及び製品):86,374百万円(前期末79,782百万円、増加)
  • 在庫回転日数等は記載なし(–)
  • 受注高/受注残高:資料中記載なし(–)

セグメント別情報(要点まとめ)

  • 情報電子:大型装置の前年計上の反動、太陽光関連・リチウムイオン電池関連の減少で売上・利益が減少。先端半導体材料等は増加。
  • 化学品:塗料・インキ等は堅調、製紙用薬剤等は米国向けの落ち込み。結果売上・利益増。
  • 生活産業:ライフサイエンス・食品が好調、食品関連の収益改善で営業利益大幅増。
  • 合成樹脂:全体は堅調に推移。M&Aにより連結範囲が拡大(のれん発生)。
  • 地域別:具体的数値は限定的だが、米国・中国・インド等で地域差があり、為替影響も報告。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画・KPIに関する記載は資料に限定的(詳細は別資料)→ 進捗評価は通期見通しの据え置きと整合。
  • M&A(ノバセル等)により合成樹脂事業の強化を進めている点は中長期戦略と整合。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:世界経済は緩やかな回復だが地域差あり。米国関税引上げ等の不透明感、CHN不動産停滞が影響。
  • 競合比較:同業他社との相対評価は資料に記載なし(–)。ただし、情報電子分野の大型案件依存の変動性が大きい点は業界共通のリスク。

今後の見通し

  • 業績予想:通期予想に変更なし(発表済み:2025年5月9日付)。前提条件(為替等)の詳細は別添資料参照。
  • 予想の信頼性:第3四半期までの進捗率は利益面で概ね順調。過去の修正傾向については資料内言及なし(–)。
  • リスク要因:為替変動(ドル円)、米国の通商政策、原材料価格や需要減速(特に大型装置受注の有無)、M&A後の統合作業やのれん減損リスク。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:作成していない(注記あり)
  • 連結範囲の変更:合成樹脂セグメントにノバセル株式会社及び子会社3社を新規連結(のれん3,198百万円発生)
  • 公認会計士によるレビュー:無し(注記あり)

(注記)

  • 不明な項目や資料未記載の数値は「–」で表記しています。
  • 数値は決算短信記載の金額(単位:百万円、端数切捨て)に基づく。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8098
企業名 稲畑産業
URL http://www.inabata.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.16)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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