2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期予想の修正は無し。第3四半期累計の実績は会社予想との整合性を保っており、特段の上振れ/下振れ修正は公表されていない(企業側は「予想に変更なし」)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上収益 831,557 百万円、前年同期比 +7.7%;親会社帰属四半期利益 109,547 百万円、前年同期比 +11.1%)。
  • 注目すべき変化:OrganOx の完全子会社化(2025/10/29)に伴う大規模買収(取得対価 225,596 百万円、のれん 129,353 百万円)や、ドイツ・レバークーゼン工場取得などにより資産・負債が大幅増加(資産合計 +4,285 億円、負債合計 +2,748 億円)。
  • 今後の見通し:通期(2026年3月期)業績予想は変更なし(売上収益 1,108,000 百万円、親会社帰属当期利益 136,000 百万円)。第3四半期累計の進捗は高く、現時点で通期到達の可能性は高いと会社は説明。
  • 投資家への示唆:業績は海外(特に米州)と血漿関連事業の伸長で拡大。一方で買収によるのれん・無形資産増、借入増加、及び一時的な減損・買収関連費用が発生しているため、買収統合リスク・財務レバレッジの動向を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:テルモ株式会社(Terumo Corporation)
    • 主要事業分野:医療機器・医薬品関連(心臓血管用製品、インターベンショナルシステム、ホスピタルケア、ファーマシューティカルソリューション、血液・細胞テクノロジー等)
    • 代表者名:代表取締役社長CEO 鮫島 光
    • 問合せ先:経営役員 CFO, CIO 萩本 仁(TEL 03-6742-8550)
  • 報告概要
    • 提出日:2026年2月13日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、IFRS・連結)
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け)
  • セグメント(報告セグメント)
    • 心臓血管カンパニー:インターベンショナルシステムズ等(国内外)
    • メディカルケアソリューションズカンパニー:ホスピタルケア、ファーマシューティカルソリューション等
    • 血液・細胞テクノロジーカンパニー:血漿イノベーション等(Global Blood Solutions等)
    • OrganOx:臓器保存デバイス(2025/10/29完全子会社化により追加)
  • 発行済株式
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):1,480,559,680 株
    • 期中平均株式数(四半期累計):1,475,020,866 株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定
    • 通期業績予想の次回更新等:特記事項なし(直近発表の予想に修正なし)
    • 株主総会・IRイベント:–(本資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較)
    • 売上高(累計):831,557 百万円(通期予想 1,108,000 百万円に対する進捗率 75.1%)
    • 営業利益(実績):144,867 百万円(会社公表の「営業利益」通期予想 181,500 百万円に対する進捗率 79.8%)
    • 調整後営業利益:173,466 百万円(通期予想 221,500 百万円に対する進捗率 78.3%)
    • 親会社帰属当期利益:109,547 百万円(通期予想 136,000 百万円に対する進捗率 80.5%)
    • コメント:第3四半期累計の進捗は概ね良好で、通期予想に対して高い進捗率(特に利益面)となっている。会社は通期見通しを維持。
  • サプライズの要因
    • 増収の主因:海外市場(米州、欧州)でのインターベンショナルシステムズ、北米での血漿イノベーション事業の拡大。
    • 一時的要因:OrganOx 買収関連の取得費用・のれん増加、減損損失(4,766 百万円)や買収関連費用(取得関連コスト 3,171 百万円)等の一時費用あり。これらを調整した「調整後営業利益」は増加。
  • 通期への影響
    • 会社は通期予想の修正を行っていない。第3四半期累計の進捗から見ると通期予想達成の可能性は高いと判断されるが、為替動向や買収統合の費用・効果等がリスク要因。

財務指標(要点)

  • 損益(第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
    • 売上収益:831,557 百万円(前年同期比 +7.7% / +59,322 百万円)
    • 売上原価:385,901 百万円
    • 売上総利益:445,656 百万円(前年同期比 +5.6%)
    • 営業利益:144,867 百万円(前年同期比 +8.5%)
    • 調整後営業利益:173,466 百万円(前年同期比 +8.9%)
    • 税引前四半期利益:146,587 百万円(前年同期比 +11.2%)
    • 四半期利益(親会社帰属):109,547 百万円(前年同期比 +11.1%)
    • 1株当たり四半期利益(基本):74.27 円(前年同期 66.53 円)
  • 収益性指標
    • 営業利益率:144,867 / 831,557 = 約 17.4%(業界水準は事業特性で差があるが高めの水準)
    • 調整後営業利益率:173,466 / 831,557 = 約 20.9%
    • ROE(簡便計算、累計利益/期末親会社所有者持分):109,547 / 1,522,327 ≒ 7.2%(目安:8%以上で良好 → やや未達)
    • ROA(累計利益/総資産):109,547 / 2,256,937 ≒ 4.9%(目安:5%以上で良好 → ほぼ目安近辺)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:75.1%
    • 営業利益進捗率:79.8%
    • 調整後営業利益進捗率:78.3%
    • 純利益進捗率:80.5%
    • コメント:利益の進捗が売上より高く、コスト管理や高付加価値製品の寄与が示唆される。
  • 貸借対照表(2025/12/31)
    • 資産合計:2,256,937 百万円(前期末 1,828,393)
    • 流動資産:815,555 百万円
    • 非流動資産:1,441,381 百万円(のれん・無形資産の増加が主因)
    • のれん・無形資産合計(注目):のれん含むのれん及び無形資産 800,499 百万円(前期 545,243)
    • 負債合計:734,609 百万円(前期 459,857)→ 借入等の増加で負債増
    • 親会社の所有者に帰属する持分:1,522,327 百万円(持分比率 67.5% → 前期 74.8%)
    • 自己資本比率(親会社持分比率):67.5%(安定水準。目安: 40%以上で安定)
    • 発行済株式数(期末):1,480,559,680 株
  • キャッシュ・フロー(累計)
    • 営業CF:141,937 百万円(前年 144,270、ほぼ横ばい)— 税引前利益・減価償却によるキャッシュ創出は継続
    • 投資CF:△315,745 百万円(前年 △50,376)— 主因はOrganOx 等の取得支出 224,576 百万円、WuXi由来の工場取得等
    • 財務CF:177,633 百万円(前年 △91,708)— 長期借入による資金調達 239,808 百万円が主因
    • フリーCF(営業CF − 投資CF):約 △173,808 百万円(大幅マイナス、買収により一時的に大きくマイナス)
    • 現金及び現金同等物残高:237,998 百万円(前期末 221,872。取得のための借入で現金は増やしている)
    • 営業CF/純利益比率:141,937 / 109,547 ≒ 1.30(目安1.0以上で健全 → 良好)
  • 四半期推移(QoQ 等)
    • QoQ の詳細は四半期別数値記載なし。季節性の影響は製品群により異なるが、累計で海外需要拡大が寄与。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:67.5%(安定)
    • 純有利子負債(概算):有利子負債合計 399,730 百万円(流動299,833 + 非流動99,897)− 現預金等 237,998 ≒ 161,732 百万円(負債増加でネット負債が増加)
    • 債務負担増(買収に伴う借入増加)に注意。

特別損益・一時的要因

  • 主な特別損益
    • 非金融資産の減損損失:4,766 百万円(主に米州子会社が保有する独占販売権の契約終了によるもの)
    • 一時的な損益合計(当第3四半期累計):△11,482 百万円(減損、関連費用、買収関連費用等を含む)
    • OrganOx 買収に伴う利得:以前保有していた 0.5% 持分の公正価値評価で 570 百万円の利得を計上(その他の収益に含む)
    • 買収関連費用(取得関連コスト):3,171 百万円(販売費及び一般管理費に含む)
  • 一時的要因の影響:調整後営業利益は買収無形資産の償却・一時費用を除外しており、事業の実力を把握するために同指標は有用。
  • 継続性判断:OrganOx とドイツ工場買収は中長期戦略に関連する構造的な事象。一方、減損や買収関連一時費用は非継続的要因と評価される。

配当

  • 配当実績・予想
    • 中間配当(期末第2四半期):15 円(2026年3月期)
    • 期末配当(予想):15 円(2026年3月期予想)
    • 年間配当予想:30 円(前年 26 円 → 増配)
    • 直近発表からの配当予想修正:無
  • 配当性向(目安計算)
    • 通期会社予想純利益 136,000 百万円に対する総配当(1株当たり30円×発行済株式数 ≒ 44,417 百万円)→ 配当性向 ≒ 32.7%(概算)
  • 配当利回り:株価情報が本資料に無いため計算不可(表示:–)
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載なし(従来の配当政策を維持)

設備投資・研究開発

  • 設備投資(有形固定資産の取得)
    • 当第3四半期累計の有形固定資産取得による支出:50,042 百万円(前年 42,917 百万円)
    • 主な投資内容:生産設備投資、ドイツ・レバークーゼン工場取得(WuXi由来、取得対価 27,119 百万円の内訳あり)
    • 減価償却費:68,949 百万円(当第3四半期累計)
  • 研究開発(R&D)
    • 無形資産取得(ITシステム等を含む):11,497 百万円(当第3四半期累計)。OrganOx の無形資産(技術資産・仕掛R&D資産)100,373 百万円(買収時公正価値配分)
    • 備考:OrganOx の取得は臓器保存デバイス関連の技術投資に該当(中長期の技術強化)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 在庫(棚卸資産):337,514 百万円(前期末 294,385 百万円、増加約 +43,129 百万円、+14.6%)(在庫回転日数等は記載なし)
  • 受注高/受注残高:–(資料に記載なし)
  • 在庫の質:詳細内訳は提示あり(棚卸資産増加の主因は生産設備投資・為替等)だが回転日数等の記載はなし

セグメント別情報

  • 売上収益(当第3四半期累計)
    • 心臓血管カンパニー:496,758 百万円(前年同期比 +7.0%)— 海外 454,369、国内 42,389
    • メディカルケアソリューションズ:163,184 百万円(前年同期比 +2.2%)— 国内は一部事業終了で横ばい
    • 血液・細胞テクノロジー:168,532 百万円(前年同期比 +13.8%)— 北米での血漿イノベーション好調
    • OrganOx:2,852 百万円(買収以降の計上分、連結追加)
  • セグメント利益(調整後営業利益)
    • 合計調整後営業利益:173,466 百万円(前年同期比 +8.9%)
    • セグメント別では、心臓血管が最大寄与(129,338 百万円 → セグメント利益)
  • 地域別売上
    • 米州:322,939 百万円(前年同期比 +11.1%)
    • 欧州:175,256 百万円(前年同期比 +10.0%)
    • 中国:69,002 百万円(前年同期比 +3.8%)
    • アジアその他:95,880 百万円(前年同期比 +5.3%)
    • 国内(日本):168,479 百万円(前年同期比 +2.2%)
    • 海外計:663,078 百万円(前年同期比 +9.2%)

中長期計画との整合性

  • 中期方針との整合性:OrganOx の買収は臓器移植関連分野への参入、WuXiの工場取得はCDMO体制拡充に資する戦略的投資であり、中長期成長戦略(高付加価値製品拡大、CDMO事業のグローバル化)と整合。
  • KPI達成状況:会社のKPI(公開されている場合)との対比は資料に限定情報のみ。利益率向上等の観点では進捗良好。

競合状況や市場動向

  • 競合との比較:同業他社との詳細比較データは本資料に記載なし(–)。
  • 市場動向:医療需要の拡大がグローバルで続いており、とくに米州での血漿イノベーション、インターベンショナル分野の需要が牽引。欧州医療機器規制(MDR)適合等の対応費用が発生。

今後の見通し

  • 業績予想
    • 通期(2026年3月期)予想(変更なし):売上収益 1,108,000 百万円(+6.9%)、調整後営業利益 221,500 百万円(+8.9%)、営業利益 181,500 百万円(+15.1%)、親会社帰属当期利益 136,000 百万円(+16.3%)、基本EPS 92.20 円
    • 会社の前提:為替レート 1ドル=148円、1ユーロ=169円
  • 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗は良好で、会社は予想維持。過去の達成傾向は本資料に限定情報のため評価不可(–)。
  • リスク要因
    • 為替変動(円安/円高)、原材料価格、規制対応(MDR等)
    • 買収統合リスク(OrganOx、WuXi由来資産の統合・期待シナジー獲得)
    • 借入増による財務リスク(利払い・返済スケジュール)

重要な注記

  • 会計方針の変更:該当なし
  • 連結範囲の変更:有(OrganOx Limited を完全子会社化し、連結範囲に追加)
  • 添付資料の留意点:調整後営業利益は営業利益から買収無形資産の償却費及び一時的な損益を調整した社内管理指標として開示
  • その他:買収に伴うのれん・無形資産は暫定評価であり、取得日から1年以内に評価修正が発生する可能性がある旨の注記あり

(補足)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4543
企業名 テルモ
URL http://www.terumo.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 精密機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.12)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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