企業の一言説明

ヒマラヤ(7514)はゴルフ用品を中心に一般スポーツ用品を幅広く取り扱う小売チェーンとフルフィルメント事業を展開するスポーツ用品大手企業です。

総合判定

赤字体質改善が急務な事業再編過渡期の企業

投資判断のための3つのキーポイント

  • 割安なPBR(0.66倍)と堅実な自己資本比率(47.1%)により、株価に下支えがある可能性。
  • 2026年8月期予想では配当性向が約100%と高く、安定配当維持への意欲はみられる。
  • 直近四半期で営業赤字に転落し、通期業績予想に対する利益の進捗が大幅に遅れており、事業構造改革が急務。

企業スコア

観点 スコア 判定理由
成長性 D 利益の低迷が続き成長が見込みにくい
収益性 D 利益率が低く継続的な赤字基調が懸念
財務健全性 A 自己資本比率が安定しており負債も低い
バリュエーション C PBRは割安だがPERは業界平均より割高

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 855.0円
PER 32.80倍 業界平均21.1倍
PBR 0.66倍 業界平均1.3倍
配当利回り 3.04%
ROE 0.07%

1. 企業概要

ヒマラヤは、スポーツ用品の販売を主軸とし、ゴルフ用品から一般スポーツ用品まで幅広く取り扱っています。全国に店舗を展開する小売事業に加え、インターネット通販における受発注、梱包、配送などを代行するフルフィルメント事業も手掛けています。

2. 業界ポジション

国内スポーツ用品小売業界において、全国的な店舗網を持つ大手チェーンとして確立されたポジションを占めています。これにより一定の購買力を有する一方、価格競争の激化やeコマースの台頭により、収益性維持が課題となっています。

3. 経営戦略

2026年8月期は売上高620億円、営業利益4.4億円、経常利益5億円、純利益3.2億円の達成を目指しています。中間配当13円、期末配当13円で年間26円の配当を予定しており、株主還元への意識が見られます。しかし、直近四半期で営業赤字に転落しており、業績改善に向けた抜本的な事業構造改革が喫緊の課題となっています。
今後のイベントとして、2026年8月28日に配当権利落ち日が予定されています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 4/9 B: 普通(複数の改善点あり)
収益性 1/3 純利益が低水準であり、ROAもマイナスである点が課題
財務健全性 2/3 良好な負債比率と株式希薄化の抑制が評価される一方、流動比率には改善余地がある
効率性 1/3 当期売上成長は維持されているものの、営業利益率とROEが低迷している

【収益性】

過去12ヶ月の営業利益率は1.46%と低水準です。ROE(株主資本利益率)は0.07%、ROA(総資産利益率)は-0.12%であり、いずれも一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%)を大きく下回っており、収益性には強い懸念があります。

【財務健全性】

自己資本比率は47.1%と比較的健全な水準を保っていますが、流動比率は1.46倍(146%)と、短期的な支払い能力の目安とされる200%には届いていません。しかし、直近のキャッシュフローは改善傾向にあります。

【キャッシュフロー】

指標 過去12か月
営業CF 9億5,100万円
FCF 3億5,462万円

過去12ヶ月の営業キャッシュフロー(営業CF)およびフリーキャッシュフロー(FCF)はともにプラスを維持しており、本業で現金を創出する力はあります。

【利益の質】

営業CF/純利益比率は、過去12ヶ月の純利益が極めて低いため異常値となりますが、データでは「B (普通(赤字だがキャッシュフロー創出))」と評価されており、赤字ながらも安定したキャッシュフローが創出されている点は評価できます。

【四半期進捗】

2026年8月期第2四半期の中間決算では、売上高が通期予想の46.8%と進捗は概ね順調ですが、営業利益は-54.5%、経常利益は-39.6%、純利益は-54.1%と、利益面での進捗が大幅に遅れており、通期予想達成には大きな改善が必要です。

【バリュエーション】

会社予想PERは32.80倍で、業界平均の21.1倍と比較すると割高な水準にあります。一方で、PBRは0.66倍で、業界平均の1.3倍を下回っており、純資産に対しては割安な評価を受けていると考えられます。これは、現在の利益水準が低く、株価が純資産を下回っていることを示唆しています。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 -0.29 / -0.94 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 50.9% 70以上=過熱、30以下=売られすぎ
5日線乖離率 +0.16% 直近のモメンタム
25日線乖離率 +0.49% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 -1.02% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 -0.58% 長期トレンドからの乖離

MACDとRSIともに明確なトレンドを示すシグナルは出ておらず、株価は現在の抵抗帯で中立的な動きにあります。

【テクニカル】

現在の株価855.0円は、52週高値900.00円から約5%低い水準にあります。移動平均線と比較すると、5日および25日移動平均線は上回っていますが、75日および200日移動平均線は下回っており、短期的には回復の兆しを見せるものの、中期的な上昇トレンドには転換していません。

【市場比較】

期間 当銘柄 日経平均
1ヶ月 +1.18% +10.22% -9.04%pt
3ヶ月 -2.40% +9.06% -11.46%pt
6ヶ月 +0.59% +22.33% -21.74%pt
1年 +5.82% +78.19% -72.37%pt

過去1年間、ヒマラヤの株価は日経平均株価に比べて大幅に下回るパフォーマンスとなっており、市場の強い上昇トレンドに乗り切れていない状況です。

【注意事項】

データなし

基本リスク指標

指標 判定 ひとことメモ
年間ボラティリティ 9.90% ◎良好 1年間でどれくらい価格がブレるか
最大ドローダウン -14.95% ◎良好 過去最悪の下落率。この程度は今後も起こりうる
シャープレシオ 0.32 △やや注意 リスクを取った分だけリターンが得られているか

リスク効率指標

指標 判定 ひとことメモ
ソルティノレシオ -0.30 ▲注意 下落リスクだけで見たリターン効率
カルマーレシオ -0.18 ▲注意 最大下落からの回復力

市場連動性

指標 判定 ひとことメモ
市場相関 0.19 ○普通 日経平均とどれだけ連動するか
0.04 値動きのうち市場要因で説明できる割合

【ポイント解説】

この銘柄は年間ボラティリティが9.90%と低く、過去の値動きは比較的穏やかです。最大ドローダウンは-14.95%と良好ですが、シャープレシオ、ソルティノレシオ、カルマーレシオが注意・警戒レベルのため、リスク対比でのリターン効率は低いと評価されます。現在のボラティリティは過去1年で低い水準にあり、低ベータ値も相まって、市場全体との連動性も低い(R²が0.04)独自の値動きをしやすい特性があります。過去のドローダウンからの回復には、まだ時間を要しています(回復所要日数:未回復)。
> 仮に100万円投資した場合: 年間で±10万円程度の変動が想定されます。
> 分散投資の目安: ポートフォリオの10%程度が目安です。
> ※これらは過去データに基づく参考値であり、将来の成果を保証するものではありません。投資助言ではありません。

【事業リスク】

  • 市場競争の激化: スポーツ用品小売市場における他社との価格競争やECサイトの台頭により、収益性が圧迫されるリスクがあります。
  • 消費トレンドの変化: 健康志向の高まりなどのプラス要因がある一方で、消費者嗜好の変化や季節性により、商品の売れ行きが大きく変動する可能性があります。
  • 人件費・物流費の高騰: 環境変化やコスト上昇圧力が強く、小売業全体として収益を圧迫する要因となります。

7. 市場センチメント

信用買残が27,600株ある一方で信用売残が0株のため、信用倍率は0.00倍となっています。これは今後の売り圧力が低いことを示唆しますが、一方で買い方の需給が引き締まりにくい状況でもあります。
主要株主は以下の通りです。

  • コモリホールディングス(保有割合: 34.62%)
  • 大垣共立銀行(保有割合: 3.94%)
  • 十六銀行(保有割合: 3.77%)

8. 株主還元

配当利回りは3.04%(会社予想)と一般的な水準です。配当性向は、2026年8月期予想純利益3.2億円に対し年間配当総額が約3.2億円と算定され、約100%となります。
⚠️ 配当性向が高く、減配リスクに注意: 利益の全てを配当に回す水準であり、業績のさらなる悪化があった場合には減配リスクが高まります。自社株買いの状況に関するデータはありません。

SWOT分析

分類 項目 投資への示唆
💪 強み 全国的な店舗網と認知度
比較的健全な自己資本比率
安定的な顧客基盤と財務安定性が評価される
⚠️ 弱み 収益性の継続的な低迷と赤字転落
利益予想に対する進捗の大幅な遅れ
業績回復が遅れると株価下落圧力が増す可能性がある
🌱 機会 健康志向の高まり・アウトドア需要の拡大
フルフィルメント事業の成長
新規事業や市場トレンドで事業拡大のチャンスがある
⛔ 脅威 競合激化とECシフトの進展
消費者の購買意欲の変化
競争環境悪化は既存事業の収益基盤を揺るがす

この銘柄が向いている投資家

投資家タイプ 相性が良い理由
安定配当を求める長期投資家 PBRが割安で配当利回りも維持されており長期保有向け
事業構造改革に期待する投資家 業績反転の兆しを早期に捉えられれば高いリターンも

この銘柄を検討する際の注意点

  • 収益性回復の遅れ: 直近の決算で営業赤字に転落しており、利益体質改善が計画通りに進むか注視が必要です。
  • 高配当性向の持続性: 予想配当性向が約100%と高く、今後の業績変動によっては減配となるリスクを考慮すべきです。
  • 市場からの評価: PBRは割安ですがPERは割高評価であり、市場が現在の利益水準を不安視している可能性があります。

今後ウォッチすべき指標

指標 現状 トリガー条件 注目理由
営業利益率 1.46% 3%以上への回復 利益体質改善の進捗を示す
四半期営業利益進捗率 -54.5% 70%以上への改善 通期目標達成の可能性を示す
キャッシュフロー 営業CF: 9.51億円 FCFが継続的に5億円以上 事業の資金創出力を見るため

企業情報

銘柄コード 7514
企業名 ヒマラヤ
URL http://www.himaraya.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 小売 – 小売業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 855円
EPS(1株利益) 26.07円
年間配当 3.04円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 0.0% 33.7倍 878円 0.9%
標準 0.0% 29.3倍 764円 -1.8%
悲観 1.0% 24.9倍 682円 -4.0%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 855円

目標年率 理論株価 判定
15% 387円 △ 121%割高
10% 484円 △ 77%割高
5% 610円 △ 40%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
アルペン 3028 2,010 781 14.47 0.62 4.4 2.48
ゼビオホールディングス 8281 1,020 488 98.07 0.35 0.4 3.43

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.43)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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