2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想に修正はなし。第3四半期累計は売上高が会社予想比で進捗率68.3%とやや遅れ(前年同期比では減収)が、営業利益・経常利益・純利益は通期予想に対する進捗率が高く、利益面では上振れ傾向(営業利益進捗率82.7%、経常利益85.9%、親会社株主純利益74.9%)。市場予想との差異は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収増益ではなく「減収増益」。売上高は前年同期比△6.5%だが、営業利益は+53.0%、経常利益+41.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益+22.4%。
- 注目すべき変化:連結範囲の変更(東洋建設の連結化)に伴い資産・負債が大幅増加。のれん(暫定)58,856百万円計上。さらに事業用資産の減損等(当期減損計3,368百万円)を計上。
- 今後の見通し:通期予想(売上高2,090,000百万円、営業利益148,000百万円)は据え置き。利益進捗は良好で現状では達成可能性は高いが、のれんや有利子負債の増加、減損・資金調達コスト等の影響を注視する必要あり。
- 投資家への示唆:売上減少にもかかわらず利益率改善で利益は上振れ。だがM&Aによるのれん・有利子負債増加と自己資本比率低下(33.0%)が財務面の注目点。今後は受注動向(特に建築の民間)と、東洋建設の統合効果・減損リスク、政策保有株式の縮減方針の実行状況を注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:大成建設株式会社
- コード:1801
- 主要事業分野:土木事業、建築事業、開発事業、その他(受託研究・物流・レジャー等)
- 代表者名:代表取締役社長 相川 善郎
- URL:https://www.taisei.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算補足説明資料・決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け)
- セグメント:
- 土木事業:陸上・海洋等の土木工事(公共・民間)
- 建築事業:国内外の建築工事(公共・民間)
- 開発事業:不動産開発等
- その他:受託研究、技術提供、環境測定、物流、レジャー等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):2026年3月期3Q 163,185,872株
- 期中平均株式数(四半期累計):166,675,641株
- (注)2025年に大規模な自己株式取得・消却を実施(取得約9,062,900株、消却19,980,600株等)
- 時価総額:–(本文中に株価・時価総額の明示なし)
- 今後の予定:
- 通期決算発表:通期(2026年3月期)確定日等は別途開示予定
- 株主総会/IRイベント:–(該当資料に直接の記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(第3四半期累計:2025/4/1~2025/12/31、単位:百万円)
- 売上高:実績1,427,758(前年同期1,527,540、△6.5%)/通期予想比進捗率:68.3%
- 営業利益:実績122,356(前年同期79,958、+53.0%)/通期予想比進捗率:82.7%
- 経常利益:実績130,499(前年同期92,573、+41.0%)/通期予想比進捗率:85.9%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績102,568(前年同期83,770、+22.4%)/通期予想比進捗率:74.9%
- サプライズの要因:
- 収益性改善:土木・建築両セグメントで利益率が好転し売上総利益が増加(売上総利益合計2,179億円、前年同期比+39.0%)。結果として営業利益が大幅増加。
- 構成変化:東洋建設の連結化で資産・売上構成が変化(のれん計上等)。一方で持分法利益の減少や特別損失(減損)等で経常外要因は一部マイナス。
- 通期への影響:
- 通期予想の修正はなし。利益進捗は概ね良好で通期達成可能性は高いと見えるが、のれん償却や有利子負債増加、将来の減損リスクや受注・施工収益性の変動により下振れリスクは存在。
財務指標
- 要点(単位:百万円)
- 売上高:1,427,758(△6.5% vs 前年同期)
- 営業利益:122,356(+53.0%)
- 経常利益:130,499(+41.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:102,568(+22.4%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):615.38円(前期457.17円)
- 総資産:2,612,734(前連結会計年度末比+7.6%/資産増は東洋建設連結化等による)
- 純資産:902,305(前連結会計年度末比+0.2%)
- 自己資本比率:33.0%(前期35.7% → 目安:40%以上が安定。33.0%はやや低下)
- 収益性指標(目安コメント併記)
- 営業利益率(第3Q累計):122,356 ÷ 1,427,758 ≒ 8.6%(建設業としては堅調。業種平均との比較は–)
- ROE/ROA:資料中の明記なし → 推定不可(数値:–)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計の進捗率、会社公表)
- 売上高進捗率:68.3%(通期2,090,000に対して)
- 営業利益進捗率:82.7%
- 経常利益進捗率:85.9%
- 純利益進捗率:74.9%
- コメント:利益率向上により利益の進捗が売上より良好。
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 現金及び現金同等物(現金預金):264,401百万円(前期240,689百万円、増加)
- 有利子負債:6,078億円(会社コメント。前期比増加、資金調達による増額。ノンリコース債務222億円含む)
- フリーCF等の詳細:資料に非掲載(–)
- 営業CF/純利益比率:計算不可(CF明細なし)
- 四半期推移(QoQ):直近四半期のみの増減記載は限定的のため詳細は–。ただし売上・利益のQoQは資料に直接記載なし。
- 財務安全性
- 自己資本比率 33.0%(目安:40%以上で安定 → 現状は低下傾向)
- 流動負債・固定負債の内訳:流動負債1,387,641百万円、固定負債322,787百万円(合計負債1,710,429百万円)
- 効率性:総資産回転率や売上高営業利益率の過年度比較は資料に詳細数値なし(–)
- セグメント別(売上・営業利益、主な増減)
- 土木事業:売上高 489,200百万円(=4,892億円、前年同期比+7.5%)、営業利益642億円(+20.3%)
- 建築事業:売上高 870,700百万円(=8,707億円、△13.1%)、営業利益456億円(+314.1%)
- 開発事業:売上高 110,800百万円(=1,108億円、+2.1%)、営業利益177億円(+10.9%)
- その他:売上116億円、営業利益14億円
- コメント:建築は売上が大きく減少したが、採算改善で営業利益が大幅増。土木は増収増益。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 30,574百万円 等
- 特別損失:減損損失 3,368百万円(内訳:土木・建築で合計61百万円、開発532百万円、その他2,775百万円=事業用資産の減損)
- のれん:東洋建設の連結化に伴うのれん増加(暫定)58,856百万円。今後端株取得により取得対価は296億円増加、のれんは885億円(88,500百万円)になる見込み。償却は7年均等。
- 一時的要因の影響:減損等の一時要因は発生しているが、営業利益増加の背景は主に事業の利益率改善。特別損益を除いた実質業績は営業利益の改善が主因で継続性は事業施策次第。
- 継続性の判断:のれんは将来の償却・減損リスクがあるため、今後の業績・キャッシュ創出力との整合性を注視。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(第2四半期末):125円(2026年3月期)
- 期末配当(予想):125円
- 年間配当予想:250円(前期210円 → 増配)
- 直近発表の配当予想からの修正:無
- 配当利回り:株価情報が資料にないため算出不可(→ 配当利回り:–)
- 配当性向:通期予想ベースの配当性向は資料に明示なし(→ 配当性向:–)
- 株主還元方針:配当継続+自己株式取得実績あり。政策保有株式縮減目標(2026年度末までに連結純資産額の20%未満)を掲げ、売却等を実施予定。
設備投資・研究開発
- 減価償却費:第3四半期累計で減価償却費11,873百万円(前年11,703百万円)
- のれん償却額:当第3四半期累計で2,499百万円(前年397百万円)
- 設備投資(CapEx):明細の記載なし(–)
- R&D費用:明示なし(–)
- コメント:のれん償却が増加している点は利益面の下押し要因。
受注・在庫状況(該当)
- 受注高(個別・第3四半期累計、単位:百万円)
- 合計受注高(個別)1,345,213百万円(前年1,230,975百万円、増加率+9.3%)※表の単位は百万円
- セグメント別では建築事業の受注伸長が大きい(国内民間等)
- 繰越高(受注残):連結で3,373,879百万円(前第3Q末2,851,377百万円、増加+18.3%)。※受注残増は将来の売上基盤
- 在庫(棚卸不動産等):棚卸不動産211,357百万円(増加)
- コメント:受注残は増加し中長期の売上基盤は確保されているが、海外案件の繰越は縮小傾向。
セグメント別情報
- 概要(第3Q累計)
- 土木:売上増・利益率改善により営業利益寄与が拡大(売上約4,892億円、営業利益642億円)
- 建築:売上減(主に当社部分)がある一方、利益率改善で営業利益が大幅増(売上約8,707億円、営業利益456億円)
- 開発:増収増益(売上約1,108億円、営業利益177億円)
- セグメント戦略:TAISEI VISION 2030の下、M&A活用(東洋建設の取得)による事業領域拡大・シナジー創出を明示。
- 地域別売上:国内が大半。海外売上は増加傾向だが構成比は低い(数値詳細はセグメント表参照)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:TAISEI VISION 2030に基づくM&A推進・事業変革を実行中。東洋建設の取得はその一環。
- KPI達成状況:政策保有株式縮減目標(2026年度末までに連結純資産額比20%未満)を掲げ、2025年度3Q時点での保有残高は2,958億円(連結純資産比32.8%)。縮減は継続課題。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内建設投資は民間投資の持ち直しと公共投資の底堅さで堅調。ただし製造業の設備投資環境悪化は注意点。
- 競合比較:同業他社との相対的優位性や数値比較は資料に記載なし(–)。受注残の増加や利益率改善はポジティブ材料。
今後の見通し
- 業績予想(通期:2025/4/1~2026/3/31、会社予想)
- 売上高2,090,000百万円(前期比△3.0%)
- 営業利益148,000百万円(+23.2%)
- 経常利益152,000百万円(+13.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益137,000百万円(+10.6%)
- 1株当たり当期純利益予想:826.44円
- 会社は11月11日公表の予想から修正なし。
- 会社予想の前提条件:為替等の具体前提は別紙(添付資料3ページ)参照(本資料抜粋では詳細記載なし)。
- 予想の信頼性:第3Q時点で利益進捗は良好だが、M&Aに伴うのれん増・有利子負債増・減損リスクがあるため今後の見通しは統合進捗と事業採算に依存。
- リスク要因:為替・資材費・人件費上昇、受注動向(特に民間建築)、のれんの将来の減損、有利子負債増加による財務負担、政策保有株式の評価変動等。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし(開示)
- 連結範囲の重要な変更:有(東洋建設株式会社を連結子会社化)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。
- その他:のれんの取得原価の配分は暫定(のれん額は暫定値)。自己株式取得・消却の実施あり。
(注)不明または資料に記載がない項目は“–”と記載しています。本まとめは提供資料に基づく情報整理であり、投資判断や助言を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1801 |
| 企業名 | 大成建設 |
| URL | http://www.taisei.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.26)」によって自動生成されました。
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