2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上高・EBITDAは会社予想に対するサプライズ表記はなし(通期予想は別途2026年予想を提示)。実績は増収だが純利益は大幅減(前年から下振れ)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高36,786百万円、前期比+25.5%/親会社株主に帰属する当期純利益975百万円、前期比△65.1%)。
- 注目すべき変化:のれん(買収関連)増加で無形固定資産が拡大(のれん12,861百万円、前期7,876百万円)。受取和解金の減少(2,234→372百万円)やのれん償却の増加(773→1,355百万円)が経常・純利益圧迫。自己株式取得(自社株買い)で自己株式が大幅増(△621→△4,843百万円)、純資産減少。
- 今後の見通し:2026年通期予想は売上46,400百万円(+26.1%)、EBITDA5,800百万円(+20.3%)、営業利益2,950百万円(+37.2%)、当期純利益1,800百万円(+84.5%)。2025年実績は2026年予想に対する進捗で売上約79%、EBITDA約83%、営業利益約73%、純利益約54%(参考)。
- 投資家への示唆:売上成長は堅調(人材・医療プラットフォームとも伸長)だが、M&A・成長投資に伴うのれん償却・買収費用、和解金減少、税負担等で当期純利益が大きく低下。経営は売上/EBITDA重視の成長投資フェーズへ移行しているため、短期の純利益よりEBITDAやキャッシュ動向(投資・借入状況)を重視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社メドレー
- 主要事業分野:医療・介護領域のプラットフォーム提供(人材採用システム「ジョブメドレー」等の人材プラットフォーム事業、クラウド診療支援「CLINICS」等の医療プラットフォーム事業、介護・新規サービス等)
- 代表者名:代表取締役社長 瀧口 浩平
- 上場取引所:東証(コード 4480)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月13日(決算短信)
- 対象会計期間:連結 2025年1月1日~2025年12月31日(通期)
- 決算説明会:あり(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント(報告セグメント):
- 人材プラットフォーム事業:成果報酬型求人「ジョブメドレー」、閲覧課金型「グッピー求人」、オンライン研修「ジョブメドレーアカデミー」等
- 医療プラットフォーム事業:CLINICS、MEDIXS(クラウド型電子薬歴)、MEDLEY、MALL、DENTIS、@link、ファクタリング「メドレー早期資金サポート」等
- 新規開発サービス:介護施設紹介「みんかい」等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):32,738,600株(2025/12/31)
- 期末自己株式数:1,838,986株(2025/12/31)
- 期中平均株式数(算定用):31,866,284株(2025)
- 時価総額:–(決算短信に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2026年3月27日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年3月27日
- IRイベント:決算説明資料有(別途開催)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は決算短信内の通期予想は翌期の提示のため、以下は前年対比と経営陣の2026年予想への到達性参照)
- 売上高:36,786百万円(前期比+25.5%)
- EBITDA:4,821百万円(前期比+17.2%)
- 営業利益:2,150百万円(前期比△7.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:975百万円(前期比△65.1%)
- 備考:会社は2026年の通期予想を提示(売上46,400百万円、EBITDA5,800百万円等)。2025実績は2026予想に対し売上約79%、EBITDA約83%、営業利益約73%、純利益約54%の進捗。
- サプライズの要因(上振れ/下振れの主因)
- 売上は人材・医療いずれも増加(顧客事業所数や利用医療機関増加)が主因。
- 純利益・経常利益が大幅減:受取和解金の減少(受取和解金2,234→372百万円で営業外収益が縮小)、のれん償却の増加(773→1,355百万円)、および法人税等の負担(税額が高まり実効税率が上昇)等が寄与。
- M&A(ASFON、アクシスルート等)によりのれん・無形資産が増え、連結範囲変更に伴う費用や会計上の償却が発生。
- 自己株式取得(自社株買い)により財務CFで大きな支出。
- 通期への影響(2026予想との関係)
- 会社は売上/EBITDA重視の方針で成長投資を継続。提示された2026年予想は増収増益見込みだが、2025年の高額M&A投資・のれん償却の影響や現金残高動向、税負担等が達成リスク要因となる。進捗率は売上・EBITDAは概ね高く、営業利益・純利益は改善余地あり(営業利益は約73%進捗、純利益は低めの54%)。
財務指標(要点)
- 損益(連結、百万円)
- 売上高:36,786(+25.5%:前期29,302、増収)
- 売上総利益:23,186(前期18,919)
- 販管費:21,036(前期16,592)
- 営業利益:2,150(△7.6%)
- 経常利益:2,202(△46.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:975(△65.1%)
- EBITDA:4,821(+17.2%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):30.62円(前期86.17円)
- 主要収益性指標(2025/12/31算出)
- 営業利益率:5.8%(営業利益2,150 / 売上36,786)(目安:業種により差異。5.8%は中程度)
- EBITDAマージン:約13.1%(良好なキャッシュ創出力の指標)
- 純利益率:約2.7%(975 / 36,786)(低下)
- ROE(自己資本当期純利益率):5.6%(目安:8%以上が良好 → 5.6%はやや低め)
- ROA:5.1%(目安:5%以上で良好 → 5.1%は水準あり)
- 財政状態(貸借対照表、百万円)
- 総資産:41,252(前期45,201、△3,948)
- 純資産:14,799(前期20,219、△5,420)
- 自己資本比率:35.9%(目安:40%以上が安定 → 35.9%はやや低め)
- のれん:12,861(前期7,876、増加=買収に伴うのれん増)
- 現金及び現金同等物:8,575(前期18,993、△10,417)
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF:+3,486(前期+2,447、改善)
- 投資CF:△7,128(前期△10,719、投資軽減も依然マイナス:子会社取得支出6,618等)
- 財務CF:△6,776(前期+11,899、主に長期借入返済4,713、自己株式取得5,326)
- フリーCF(営業CF−投資CF):△3,642(=3,486 − 7,128、マイナス)
- 営業CF/純利益比率:約3.57(3,486 / 975)→ 1.0以上(目安)を大きく上回るが、投資CFで資金は流出
- 現金残高の推移:18,993→8,575(大幅減)
- 進捗率(参考:2026年会社予想に対する2025年実績)
- 売上進捗率:36,786 / 46,400 = 約79.3%
- EBITDA進捗率:4,821 / 5,800 = 約83.1%
- 営業利益進捗率:2,150 / 2,950 = 約72.9%
- 純利益進捗率:975 / 1,800 = 約54.2%
- コメント:売上・EBITDAは比較的進捗良好。純利益はのれん償却等で進捗が低い。
- 四半期推移(QoQ):四半期データの詳細は割愛(決算短信は通期中心)。人材事業は年度初め(4月)に売上が偏重する傾向あり。
- 財務安全性:
- 自己資本比率35.9%(40%以上が安定水準 → やや下回る)
- 有利子負債(概算):流動+固定の長期借入含むで借入金残高は増加(長期借入金12,299、1年内返済予定3,786 → 合計借入金水準は留意が必要)
- 重要な後発事象:2026年1月30日付でみずほ銀行(3,500百万円)と三井住友銀行(1,500百万円)から合計5,000百万円の借入実行(長期運転資金及び自己株式取得資金)。担保・保証なし。
- 効率性:
- 総資産回転率等の詳細は記載なし(必要項目は–)。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 関係会社株式売却益 155百万円(メディパス売却の利益等)
- 事業譲渡益 48百万円
- 特別損失:
- 退職給付制度終了損 25百万円 等(合計特別損失27百万円)
- 一時的要因の影響:受取和解金の前年高額計上(2024:2,234百万円→2025:372百万円)が経常利益縮小の主因の一つ。特別益は限られるため、実質的な収益力はEBITDA等で見る必要あり。
- 継続性判断:のれん償却は継続的に発生(のれん償却額1,355百万円)。和解金は非継続可能性が高く、再現性は低い。
配当
- 2024年・2025年:中間・期末ともに0円(無配)
- 2026年予想:0円(会社予想)
- 配当性向・利回り:–(配当なしのため計算不可)
- 株主還元方針:自社株買い実行(2025年に自己株式取得支出5,326百万円)あり。今後の方針は会社コメント参照。
設備投資・研究開発
- 設備投資(有形/無形資産の取得等):
- 有形固定資産及び無形固定資産の増加額(連結):9,303百万円(当連結会計年度、注記より。主に無形:のれん・顧客関連資産の増)
- 減価償却費(営業損益に含む):有形・無形合わせて約1,102百万円
- 研究開発:
- R&D区分の明示的数値なし(R&D費用:–)。技術資産として365百万円計上(無形固定資産内)。
- 主な投資内容:企業買収(ASFON、アクシスルート等)によるのれん・顧客関連資産・技術資産の計上。
受注・在庫状況
- 棚卸資産:455百万円(流動資産内、前年255百万円→増加)。
セグメント別情報
- 人材プラットフォーム事業:
- 売上高:26,321百万円(前期比+24.7%)
- セグメント利益(営業利益ベース・全社共通費配賦前):9,085百万円(+17.6%)
- 主因:顧客事業所数増(44.8万件)、掲載求人数増(47.1万件)
- 医療プラットフォーム事業:
- 売上高:9,378百万円(前期比+23.6%)
- セグメント損失(営業損失・全社共通費配賦前):△454百万円(前期△15百万円)
- 主因:成長優先の投資や新規プロダクト導入(MEDLEY AI CLOUD、MEDIXSの連結組入れ等)
- 新規開発サービス:
- 売上高:1,088百万円(前期比+78.5%)
- セグメント損失:△769百万円(前期△377百万円、投資拡大による損失拡大、米国事業投資含む)
- セグメント間取引消去・全社共通費:5,711百万円(前年比+14.1%)
- 地域別売上:国内売上が連結の90%以上(詳細の地域別数値は省略)。
中長期計画との整合性
- 中期経営方針:売上高(顧客事業所数×ARPU)とEBITDAを重要指標に設定。顧客ストック拡大とARPU改善のため成長投資を継続。
- KPI達成状況:顧客事業所数や利用医療機関は増加(人材:顧客事業所数+9.9%→44.8万件、医療:利用医療機関+17.1%→22,000件)で中長期戦略の進捗は良好。ただしのれん償却や一時的収益要因で純利益は低下。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との定量比較データは決算短信に記載なし(–)。ただし、成長投資やM&Aで領域拡大を図る戦略は競合環境では差別化要素となる可能性あり。
- 市場動向:医療・介護領域での人材不足・財源問題が継続する中、プラットフォーム型サービスの需要は堅調との表現あり。
今後の見通し(会社発表)
- 2026年12月期(通期・連結予想)
- 売上高:46,400百万円(前期比+26.1%)
- EBITDA:5,800百万円(+20.3%)
- 営業利益:2,950百万円(+37.2%)
- 経常利益:3,250百万円(+47.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,800百万円(+84.5%)
- 1株当たり当期純利益:58.25円
- 予想の前提条件:提示資料P.5に詳細(為替等の前提は明示がある場合はそちら参照)。未確定なM&A等は見込みに含めていない旨。
- 予想の信頼性:過去の和解金等一時要因で利益が揺れやすく、M&Aの実行とその会計影響があるため、純利益予想は変動要因あり。
- 主なリスク要因:為替・原材料は限定的(主にITサービス)、M&Aののれん償却や統合コスト、人材獲得マーケティングコスト、税負担、資金調達環境。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し(注記より)
- 連結範囲の重要な変更:あり(子会社除外3社、ASFON TRUST NETWORK・アクシスルート等の連結子会社化)
- 重要な後発事象:2026年1月30日付で長期借入合計5,000百万円を実行(みずほ3,500/三井住友1,500、返済予定2031/1/31、担保・保証なし)。目的は長期運転資金及び自己株式取得資金。
- 監査:決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外と明記。
(注記)
- 不明項目は「–」で表記しました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4480 |
| 企業名 | メドレー |
| URL | https://www.medley.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.26)」によって自動生成されました。
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