2026年6月期 第2四半期決算短信[IFRS](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表予想(通期)に対する修正は無し。中間期の実績は会社の通期予想と矛盾する改訂は示されていないため「ほぼ想定内」だが、営業利益・当期利益は前年同期比で大幅下振れ。
  • 業績の方向性:増収減益(売上収益は前年中間期比△4.1%の減収、だがセグメントではTCG・人材は増収、DXが減収)。営業利益・純利益は減少(営業利益56百万円、前年同期374百万円)。
  • 注目すべき変化:前年中間期は非継続事業売却等の特別益を含む構成だったため、継続事業ベースでの比較でも利益が大幅に落ち込んでいる点(営業利益率が約1.4%に低下)。DX事業のWEB/従量収益減少と前年の大型案件効果の反動が主因。
  • 今後の見通し:通期予想(売上8,800百万円、営業利益630百万円、親会社帰属当期利益410百万円)に変更なし。ただし中間進捗率は売上45.5%・営業利益8.9%・親会社帰属当期利益3.4%と低く、通期達成には下期での利益回復が必須。
  • 投資家への示唆:直近中間期は収益性が低下しキャッシュ創出力もマイナス(営業CFが-307百万円)。ただし自己資本比率46.9%、現預金が借入金を上回る「正味現金」水準で、財務基盤は安定。通期業績回復の鍵はDXの大型案件やTCGの利益改善(改修コスト抑制等)に依存。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社スカラ
    • 主要事業分野: DX事業(SaaS/ASP、WEB/システム開発等)、人材事業(新卒/中途採用支援等)、TCG事業(トレーディングカードの買取・販売とEC運営)、インキュベーション事業(M&A・新規事業創出・アクセラレーション)
    • 代表者名: 取締役 代表執行役社長 新田 英明
  • 報告概要:
    • 提出日: 2026年2月16日
    • 対象会計期間: 2026年6月期 第2四半期(中間期)連結、2025年7月1日~2025年12月31日
    • 決算説明資料: 作成・説明会あり(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • DX事業: SaaS/ASP、WEB/システム開発、BPOなど
    • 人材事業: 体育会系など特化した採用支援、新卒・中途支援
    • TCG事業: トレーディングカードの買取・販売、リユースEC「遊々亭」
    • インキュベーション事業: 官民共創・アクセラレーション・投資等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 17,768,259株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数: 400,014株
    • 期中平均株式数(中間期): 17,362,488株
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日: 2026年2月16日(既実施)
    • 配当支払開始予定日: 2026年2月18日(中間配当)
    • 株主総会、IRイベント等: –(記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期のみ公表、ここは中間実績と通期予想との進捗で評価)
    • 売上高: 中間売上収益 4,007百万円。通期予想8,800百万円に対する進捗率45.5%(通期に対しやや未達ペース)
    • 営業利益: 中間営業利益 56百万円。通期予想630百万円に対する進捗率8.9%(大幅に未達)
    • 親会社帰属中間利益: 中間14百万円。通期予想410百万円に対する進捗率3.4%(大幅に未達)
  • サプライズの要因:
    • 主因は前年中間期に含まれていた非継続事業の特別益や前期の大型DX案件の影響が剥落したこと。
    • DX事業のWEB/従量売上の減少、及びTCG・DXでの改修投資や先行投資により利益率が低下。
    • 営業債権の増加や法人税等の支払による営業CFマイナスが発生(税の支払いが大きい)。
  • 通期への影響:
    • 現時点で業績予想の修正は無し。だが中間の利益進捗が極めて低く、下期での大きな改善(大型案件・収益回復)がなければ通期目標達成はリスクあり。

財務指標(主要数値は百万円、前中間期は前年中間期)

  • 要旨(連結、継続事業ベース)
    • 売上高: 4,007百万円(前年同期4,179百万円、△4.1%、△172百万円)
    • 営業利益: 56百万円(前年同期374百万円、△84.8%)
    • 税引前利益: 45百万円(前年同期361百万円、△87.4%)
    • 中間利益(継続事業): 18百万円(前年同期272百万円、△93.2%)※全体中間利益は18、親会社帰属14百万円
    • 親会社帰属中間利益: 14百万円(前年同期353百万円、△95.9%)
    • 1株当たり中間利益(基本): 0.84円(前年同期20.37円)
  • 収益性指標
    • 営業利益率: 56 / 4,007 = 約1.4%(前年同期約8.95%)
    • ROE(期中帰属利益/平均親会社株主資本): 約0.3%(14 / 平均約4,745 = 0.295%)(目安:8%以上が良好)
    • ROA(帰属利益/平均総資産): 約0.14%(14 / 平均約10,112 = 0.138%)(目安:5%以上が良好)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上進捗率: 45.5%(4,007 / 8,800)
    • 営業利益進捗率: 8.9%(56 / 630)
    • 親会社帰属当期利益進捗率: 3.4%(14 / 410)
    • コメント: 売上は概ね半期の想定に近いが、利益面は大幅に遅れている(下期偏重の想定か、あるいは前期特殊要因の反動)
  • キャッシュフロー(千円→百万円換算、端数四捨五入)
    • 営業CF: △307百万円(前年中間期 +94百万円、対前年で大幅悪化)
    • 投資CF: +228百万円(前年中間期 △183百万円、投資有価証券売却等で収入)
    • 財務CF: △125百万円(前年中間期 △1,704百万円)
    • フリーCF(営業+投資): △80百万円(-307 + 228 = -79 ≒ -80百万円)
    • 現金及び現金同等物期末残高: 4,384百万円(前年期末4,587百万円)
    • 営業CF/純利益比率: 営業CF(△307百万円)/親会社帰属中間利益(14百万円) = △22倍(目安1.0以上が健全)→ 乖離
    • コメント: 営業CFは受取の遅延・税支払(226百万円の支払)や売上債権増加(+358百万円)が重荷
  • 四半期推移(QoQ): 四半期別の詳細は非掲載のため–(注: 中間累計での比較を実施)
  • 財務安全性
    • 資産合計: 10,003百万円(前期末10,223百万円)
    • 親会社所有者帰属持分: 4,687百万円
    • 親会社所有者帰属持分比率: 46.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 社債及び借入金合計(流動+非流動): 3,204百万円(2,141 + 1,063)
    • 現預金との差(簡易ネットデット): 現金4,384 – 借入3,204 = +1,180百万円(正味現金の状態)
    • 流動比率(流動資産/流動負債): 6,020 / 3,321 = 約1.81(良好)
  • 効率性: 総資産回転率や売上高営業利益率は悪化(営業利益率1.4%へ低下)
  • セグメント別(中間期、前年同期間比)
    • DX事業: 売上 2,180百万円(△12.1%)、セグメント利益(本社配賦前)207百万円(前528百万円、△60.7%)
    • 人材事業: 売上 489百万円(+7.8%)、セグメント利益(本社配賦前)82百万円(前87百万円、△6.0%)
    • TCG事業: 売上 1,231百万円(+9.0%)、セグメント利益(本社配賦前)162百万円(前183百万円、△11.3%)
    • インキュベーション事業: 売上 107百万円(△7.9%)、セグメント損失は改善(本社配賦前 △19百万円 → 前期 △47百万円)
  • 財務の解説:
    • 売上はTCG・人材で増収だった一方、DXで大型案件消失やWEB従量減で利益を圧迫。営業債権増加が営業CF悪化の主因。投資有価証券の売却等で投資CFはプラス。

特別損益・一時的要因

  • 非継続事業: 前期に子会社売却などによる非継続事業の特別益があり、前年中間に大きなプラス影響(前中間期の非継続事業からの中間利益73,497千円)。当中間期は非継続事業からの中間利益は△94千円とほぼ無し。
  • 特別損益(当中間期): M&A関連費用等で5百万円(Non-GAAPでは控除)。
  • 一時的要因の影響: 前年の非継続事業益の剥落が利益差の主要因で、継続事業ベースでの比較が必要。今回の一時的要因(M&A費用等)は小幅で継続性は低い想定。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2026年6月期 中間配当: 8.50円(支払予定日 2026/2/18、修正無し)
    • 2026年6月期 期末(予想): 8.50円
    • 2026年6月期 年間配当予想: 17.00円(前期実績16.5円)
  • 配当性向(予想ベース):
    • 会社公表の通期1株当たり当期利益(予想)23.62円に対する配当17.00円 → 配当性向約72.0%(高め)
  • 配当利回り: –(株価未提示のため算出不可)
  • 株主還元方針: 直近発表に配当予想の修正は無し。自社株買いは当中間期は特記事項無し。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 有形固定資産取得による支出(中間期): 98,711千円(≈99百万円)
    • 減価償却費: 175,188千円(≈175百万円、当中間期、前年155,764千円)
  • 研究開発:
    • 無形資産取得による支出: 11,585千円(≈12百万円)

受注・在庫状況

  • 棚卸資産: 417百万円(前期 393百万円、前年中間比増)

セグメント別情報(補足)

  • 各セグメントの概要・数値は上記「財務指標」参照。
  • セグメント戦略: DXは先行投資・SaaS維持、TCGはEC強化とシステム投資、人材は領域拡大(新サービス「ぶかちか」)等。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 「中期営計画2026-2028」を掲示(5つの重点テーマ)。当中間期はその方針に基づく投資・施策を継続中。
  • KPI達成状況: 具体KPIの定量進捗は添付資料参照だが、短期的には利益面で計画達成に向けた回復が必要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: TCG市場は活況でTCG事業は好調。DX市場は需要あるが案件性質により収益変動あり。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し): 売上収益 8,800百万円(+7.6%)、営業利益 630百万円(△16.2%)、親会社帰属当期利益 410百万円(△58.2%)
    • 会社予想の前提: 特段の為替・原油等の前提明記なし(セグメント別の事業計画が前提)
  • 予想の信頼性: 中間期の利益進捗が低いため、下期での収益回復・費用コントロールが達成可能かが鍵。過去に非継続事業売却益が業績を押し上げたため、継続事業ベースの再現性を重視すべき。
  • リスク要因:
    • DX事業の大型案件受注の有無・タイミング
    • WEB/従量収益の変動
    • システム改修・先行投資費用の増加
    • 法人税等のタイミングによるキャッシュ負担

重要な注記

  • 会計方針: 重要な変更なし。IFRS適用。
  • 連結範囲: 当期に合同会社SCLキャピタルの清算完了等、前期に複数の子会社売却・清算があり、非継続事業に該当する項目が前年に含まれているため比較留意。
  • その他: Non-GAAP指標はM&A費用(5百万円)や非継続事業の利益調整を行って開示。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4845
企業名 スカラ
URL http://scalagrp.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.30)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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