2026年3月期 第3四半期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期の売上高・営業利益予想を据え置き(一部項目は修正ありと記載)した一方、第3四半期累計は前年同期比で大幅な減益。会社予想との整合性では、売上の進捗は良いが利益進捗が遅れている(上振れ/下振れの判断は市場コンセンサス不明のため控える)。
- 業績の方向性:増収ではなく「減収減益」(売上高 242,379 百万円:△13.4%/営業利益 14,362 百万円:△52.5%)。
- 注目すべき変化:国内金融・流通・遊技向けの前年度の特殊要因(大口受注、新紙幣対応による改造作業等)の反動で製品売上と保守売上が減少。一方、海外セグメントは売上ほぼ横ばい(+0.2%)で営業利益が改善(+33.0%)。
- 今後の見通し:会社は通期(日本基準)で売上 340,000 百万円、営業利益 24,000 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 9,000 百万円を据え置き。現時点の進捗は売上進捗率で約71%と順調だが、営業利益進捗率は約60%・純利益進捗率は約49%と未達リスクが残る。
- 投資家への示唆:短期的には前年の反動や受注タイミングの前後が業績変動要因。中期計画(GLORY TRANSFORMATION 2026)に沿ったソフトウェア・DXシフトと海外収益性改善の動きが継続要注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:グローリー株式会社(Glory Ltd. / グローリー㈱)
- 主要事業分野:現金処理機器(紙幣硬貨入出金機、レジつり銭機、両替機等)、保守サービス、リテール/セルフサービス向けソフトウェアプラットフォーム(Flooid等)、Acrelec等を通じた飲食/リテール向けソリューション
- 代表者名:代表取締役社長 原田 明浩
- 問合せ責任者:執行役員 経理・財務本部長 藤川 幸博(TEL 079-297-3131)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け)
- セグメント:
- 金融市場(銀行・金融機関向け出納機等)
- 流通・交通市場(レジ周辺機器、輸送向け入金機等)
- 遊技市場(カードシステム、両替機等)
- 海外市場(地域別の製品・サービス、Acrelec・Flooid含む)
- その他(上記に属さない製品・商品)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):58,938,210株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:3,926,584株
- 期中平均株式数(四半期累計):54,480,138株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第3四半期)提出済(2026/02/06)
- IRイベント:決算説明会あり(詳細は会社IR参照)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期ベース。四半期累計の会社公表予想は明示なしのため、通期予想に対する進捗で評価)
- 売上高:242,379 百万円。通期予想 340,000 百万円に対する進捗率 71.3%(目安:3Q時点で約75%が通常ペースだが、会社は一部受注時期の繰り延べを見込むと説明)
- 営業利益:14,362 百万円。通期予想 24,000 百万円に対する進捗率 59.8%(進捗遅れ)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:4,395 百万円。通期予想 9,000 百万円に対する進捗率 48.8%(進捗遅れ)
- サプライズの要因:
- 主因:前年同期の大口受注や新紙幣対応による特需の反動で国内の製品売上・保守売上が減少。Flooidのライセンス売上が前年に一時的増加した反動、Acrelecの一部商談延伸。
- 一部ポジティブ要因:海外(特に欧州・米州)でのリテール向け需要や米州での収益性改善により海外セグメントは増益。
- 会計上の注意点:第1四半期より研究開発費の計上区分を売上原価→販売費及び一般管理費へ変更(遡及適用)。比較可能性に影響。
- 通期への影響:
- 会社は売上高・営業利益を据え置くため、残り期間での受注回復や採算改善が前提。現状の進捗からは営業利益・純利益の達成にはリスクがあるが、会社は納入時期の前後(受注の遅れ)であると説明しており短期的な修正は行っていない。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
- 売上高:242,379 百万円(前年同期比 △13.4%)
- 売上原価:129,356 百万円
- 販管費:98,661 百万円
- 営業利益:14,362 百万円(△52.5%)
- 経常利益:10,244 百万円(△56.2%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:4,395 百万円(△66.7%)
- 1株当たり四半期純利益(累計ベース):80.68 円(前年237.00円)
- 収益性指標
- 営業利益率:約5.9%(14,362 / 242,379)(前年は約10.8%:30,260 / 280,033。低下は良くない)
- ROE(概算・年換算):約2.6%(第3四半期累計純利益を自己資本で年換算。目安 8%以上が良好 → 現状低水準)
- ROA(概算・年換算):約1.4%(同様に算出。目安 5%以上が良好)
- 備考:上のROE/ROAは簡易年換算(4/3倍)での概算値であり、正確な通期ベース指標は通期確定後に評価を要する。
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
- 売上高進捗率:71.3%(やや順調。ただしセグメント間で偏り)
- 営業利益進捗率:59.8%(遅れ)
- 純利益進捗率:48.8%(遅れ)
- 過去同期間との比較:前年同期は特需により進捗が良好だったため、比較で大幅減
- 財政状態(2025/12/31)
- 総資産:431,607 百万円(前期末 436,816 百万円、△5,209)
- 純資産:228,994 百万円(前期末 231,670 百万円、△2,675)
- 自己資本比率:52.9%(前期末と同率、52.9%)(安定水準)
- 現金及び預金:46,625 百万円(前期末 51,580 百万円、減少)
- 有利子負債:短期借入金 22,054 百万円(前期末 15,117 百万円、増加);長期借入金は33,274 百万円(前期末 35,307 百万円、減少)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。ただし現金預金は減少、短期借入増加が見られるため流動性の動きは注意。
- 減価償却費:11,805 百万円(当第3四半期累計)
- のれん償却額:6,499 百万円(当第3四半期累計)
- フリーCF(営業CF−投資CF):–(資料に詳細なCF数値なし)
- 四半期推移(QoQ)
- 資料は累計比較中心のためQoQは明確記載なし。季節性として第4四半期に納入が偏る可能性がある旨は会社コメントあり。
- 財務安全性
- 自己資本比率:52.9%(安定水準)
- 流動比率:流動資産 216,245 / 流動負債 115,785 = 約187%(健全水準)
- 負債構成:短期借入が増加している点は留意
特別損益・一時的要因
- 特別利益:1,179 百万円(子会社清算益、投資有価証券売却益等)
- 特別損失:83 百万円(固定資産除却損等)
- 一時的要因の影響:一時利益は小幅で、業績悪化は主に事業収益性の低下(受注反動等)によるため、特別利益除外後でも業績は弱含み。
- 会計方針変更:研究開発費の表示区分を変更(売上原価→販管費)。遡及適用により比較数値が調整されているため、セグメント・費目別比較は注意が必要。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当:56.00 円(支払済)
- 期末配当(予想):56.00 円
- 年間配当予想:112.00 円(据え置き)
- 配当性向(目安):会社の通期EPS(日本基準)165.20 円に対し配当112 円 → 配当性向(EPS比)約67.8%(やや高い水準)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため計算不可)
- 株主還元:当期中に自己株式取得(2,784,900株、取得総額 9,875.264 百万円)を実施。配当+自社株買いで株主還元重視の姿勢が示されている。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:–(第3四半期累計の具体額記載なし)
- 減価償却費:11,805 百万円(当第3四半期累計)
- 研究開発:会計方針変更により表示区分が変化(売上原価→販管費)。R&D総額の数値は資料に明示されていないため記載不可(–)。
受注・在庫状況
- 受注状況:受注高・受注残高の具体数値は資料に記載なし(–)。
- 在庫状況:
- 商品及び製品:47,130 百万円(前期末 41,028 百万円、増加 6,102 百万円)
- 仕掛品:10,832 百万円(前期末 9,385 百万円、増加)
- 在庫の増加は受注/製造タイミングの変動を示唆。
セグメント別情報(第3四半期累計)
- 金融市場:売上高 25,096 百万円(△41.0%)、営業利益 2,513 百万円(△68.6%) — 大口受注の反動で減少
- 流通・交通市場:売上高 40,832 百万円(△26.7%)、営業利益 1,123 百万円(△89.0%) — 新紙幣対応の反動で大幅減益
- 遊技市場:売上高 17,287 百万円(△25.4%)、営業利益 4,979 百万円(△35.7%)
- 海外市場:売上高 153,576 百万円(+0.2%)、営業利益 6,083 百万円(+33.0%) — 米州・欧州で製品需要堅調、米州の収益性改善が寄与。Acrelec売上 24,830 百万円(△3.1%)、Flooid売上 7,875 百万円(△14.5%)
- その他:売上高 5,586 百万円(+5.4%)、営業損失 337 百万円(前年は損失256 百万円)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:『2026中期経営計画(GLORY TRANSFORMATION 2026)』を推進中。ハードウェア+ソフトウェアプラットフォームによる店舗DX化を志向。
- 進捗:海外での収益性改善やソフトウェアライセンス事業の拡大が進む一方、国内の受注バラつきや一時的な反動で短期業績は不安定。中期目標達成は引き続き受注回復・ソフト売上拡大・コスト管理に依存。
競合状況や市場動向
- 市場動向:人件費高騰・人手不足を背景に省人化・セルフサービス需要は継続的に堅調。キャッシュレス普及や店舗DX化が長期の需要ドライバー。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に記載なし(–)。ただし海外での成長やソフトプラットフォーム化が競争優位の鍵。
今後の見通し
- 業績予想(日本基準・通期):売上高 340,000 百万円、営業利益 24,000 百万円、経常利益 18,000 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 9,000 百万円(会社は一部修正ありと記載するが売上高・営業利益は据え置き)
- 前提条件:為替前提は 1 USD = 145 円、1 EUR = 160 円(据え置き)
- リスク要因:受注タイミングの前後、為替変動、原材料・部品価格、地政学的リスク、主要顧客の設備投資動向
- 予想の信頼性:同社は受注の前後により業績の季節変動がある旨を注記。過去の実績や中間修正の有無を踏まえ、進捗差異に注意。
重要な注記
- 会計方針の変更:研究開発費の計上区分変更(売上原価→販管費)、遡及適用済みのため比較数値は調整済。
- 連結範囲の変更:新規 1社(ACRELEC CANADA INC.)、除外 2社(Glory Global Solutions (Shanghai) Co., Ltd. 他1社)
- 自己株式取得:2025/5/14–2025/12/31 に 2,784,900 株、取得価額合計 9,875,264,000 円を実施。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は当第3四半期累計に対して作成していない(注記あり)。
- 添付資料・開示:決算補足資料および決算説明会あり。詳細は会社IR資料参照。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6457 |
| 企業名 | グローリー |
| URL | http://www.glory.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.30)」によって自動生成されました。
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