2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:第3四半期累計の営業利益12,929百万円が会社の2025年通期予想(営業利益12,830百万円)を既に上回る進捗(達成率100.8%)。親会社株主に帰属する四半期純利益9,229百万円も通期予想8,920百万円を上回る(達成率103.5%)。売上高は会社予想比で進捗良好(75.3%)だが、前年同期比は△1.1%の減収。
- 業績の方向性:増収増益ではなく「減収増益」(売上高151,198百万円:前年同期比△1.1%、営業利益12,929百万円:前年同期比+23.8%)。
- 注目すべき変化:米国シェールガス開発事業の権益取得に伴い鉱業権(無形固定資産)18,487百万円を計上。ガスセグメントの利益拡大(ガス部門セグメント利益13,600百万円、前年同期9,424百万円)が全体増益を牽引。
- 今後の見通し:第3四半期の進捗・原料価格・為替前提の見直しを受けて通期業績予想を修正済(売上高200,660百万円、営業利益12,830百万円、当期純利益8,920百万円)。第4四半期に大きなマイナス要因がない限り、営業利益・純利益は通期予想を上回る可能性が高い(ただし通期予想は保守的に見える)。
- 投資家への示唆:原料価格(LNG等)と為替想定の変更が業績見通しに影響。M&A/海外投資(米国シェール)により資産構成と収益源が変化している点を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:静岡ガス株式会社
- 主要事業分野:都市ガス供給、LPG・その他エネルギー事業、住宅関連・リフォーム・機器販売、受注工事・リース等(「ガス」「LPG・その他エネルギー」「その他」セグメント)
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 松本 尚武
- 上場市場・コード:東証・9543
- 公式URL:https://www.shizuokagas.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月5日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計・連結)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:開催なし
- セグメント(報告セグメント):
- ガス:都市ガスの販売・供給(家庭・業務・工業・卸供給)
- LPG・その他エネルギー:LPGを中心としたエネルギー販売等
- その他:受注工事、ガス機器販売、リフォーム、リース等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):76,192,950株(2025年9月30日)
- 期中平均株式数(四半期累計):75,302,722株(2025年1~9月)
- 時価総額:–(提示資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 通期業績予想の有無:通期予想あり(修正有)
- IRイベント:決算説明会は開催なし(補足資料あり)
- 配当支払開始日等:中間配当支払済(20.50円)、期末予想21.50円(合計42.00円/株、修正なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想=通期修正予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高:151,198百万円(通期予想200,660百万円に対する進捗率 75.3%)
- 営業利益:12,929百万円(通期予想12,830百万円に対する進捗率 100.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:9,229百万円(通期予想8,920百万円に対する進捗率 103.5%)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:ガス部門利益の改善、M&A(グッドリビング等)の影響、米国子会社事業開始に伴う収益寄与(増収要因)。
- 下振れ・抑制要因:原料費調整制度によるガス販売単価の下方調整、電力需給調整市場での収益減(営業外収益の構成変化)。
- 一時要因:無形固定資産(鉱業権)の計上(米国権益取得:127百万米ドル相当)や特別損失(減損損失143百万円)が発生。
- 通期への影響:
- 会社は原料価格・為替前提を見直し通期予想を修正(原料想定:80→70ドル/bbl、為替150→152円/ドル)。第3四半期時点では営業利益・純利益が通期予想を既に上回っており、通期達成の可能性は高いが、原料価格や電力市況の変動が最終的な着地に影響を与える。
財務指標
- 損益(第3四半期累計 2025/1-9):
- 売上高:151,198百万円(前年同期152,864百万円、前年同期比 △1.1%)
- 売上原価:116,134百万円(前年同期120,998百万円)
- 売上総利益:35,064百万円(前年同期31,865百万円)
- 供給販売費及び一般管理費:22,135百万円(前年同期21,425百万円)
- 営業利益:12,929百万円(前年同期10,440百万円、前年同期比 +23.8%)
- 経常利益:12,982百万円(前年同期12,016百万円、前年同期比 +8.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:9,229百万円(前年同期8,041百万円、前年同期比 +14.8%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):122.56円(前年同期107.29円、前年同期比 +14.2%)
- 収益性指標:
- 営業利益率:12,929 / 151,198 = 8.55%(前年同期6.83% → 改善)
- ROE(簡易推計・年率換算):第3四半期累計純利益9,229百万円を年率換算(×4/3=12,305百万円)し、自己資本(期末自己資本 127,565百万円)で割ると約9.65%(年率換算、目安:10%前後で優良水準)。注:算出は年率換算の簡易推計であり参考値。
- ROA(同様に年率換算):12,305 / 総資産182,231 = 約6.75%(年率換算、目安:5%以上で良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗:第3Q累計ベース)
- 売上高進捗率:75.3%(通常の季調比で見るとやや高めの進捗)
- 営業利益進捗率:100.8%(通期目標を既に超過)
- 純利益進捗率:103.5%(通期目標を既に超過)
- 備考:営業利益・純利益の通期達成には第4Qの原料価格・為替等の外部要因が影響。
- キャッシュフロー:
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(資料明記)。
- 現金及び預金:27,213百万円(前連結会計年度末36,251百万円 → 減少9,038百万円)
- 減価償却費(第3Q累計):6,704百万円(前年同期7,236百万円)
- フリーCF、営業CF等の金額・前年同期比:資料上未作成のため算出不可(—)
- 備考:現金減少は主に投資(無形資産:鉱業権の取得等)や原料代金支払のタイミングによる可能性あり。
- 財政状態(2025/9/30):
- 総資産:182,231百万円(前期末170,202百万円、増加+7.1%)
- 純資産:135,075百万円(前期末125,519百万円、増加+7.6%)
- 自己資本比率:70.0%(前期末69.4%、安定水準)
- 負債合計:47,156百万円(前期末44,683百万円)
- 流動比率/負債比率:詳細な流動比率は明示なし(流動資産63,141百万円、流動負債25,851百万円 → 流動比率約244%)
- 効率性:
- 総資産回転率(簡易):売上高151,198 / 総資産182,231 = 0.83回(前年同期: 152,864/170,202=0.90回、やや低下)
- 売上高営業利益率は改善(6.8%→8.6%)。
特別損益・一時的要因
- 特別損失:減損損失143百万円を計上(第3四半期)
- 特別利益:該当記載なし(–)
- 一時的要因の影響:減損143百万円は業績全体に限定的影響。鉱業権(米国シェール権益取得)18,487百万円の計上は資産構成の変化を伴う投資性支出で、中長期の収益寄与を見込むもの。
- 継続性判断:鉱業権は継続的資産、減損は一時的な評価損失の可能性(継続性低)。LNG調達契約に関する過去支払(24百万米ドル)は将来の原料費調整で売上原価に影響。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当:20.50円(2025年)
- 期末配当(予想):21.50円
- 年間配当予想:42.00円(修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向(会社予想ベース):配当/1株当たり当期純利益(予想) = 42 / 118.44 = 約35.5%(目安:株主還元は比較的積極的)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自己株式の保有状況あり(自己株式数865,351株)、ただし本決算短信での自社株買い情報は無し。
設備投資・研究開発
- 設備投資:明確な投資総額は未提示(四半期CF未作成)。ただし主な投資として以下が確認可能:
- 米国シェールガス権益取得(鉱業権)計上 18,487百万円(127百万米ドル相当)→ 大型の無形資産取得
- 建設仮勘定の増加:3,139百万円(前期末589百万円)
- 減価償却費(第3Q累計):6,704百万円
- 研究開発:R&D費用の明示なし(–)
受注・在庫状況
- 受注状況:該当記載なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:2,041百万円(前期1,134百万円、増加)
- 原材料及び貯蔵品:9,554百万円(前期14,017百万円、減少)
- 在庫回転日数の記載なし(–)
セグメント別情報
- 売上高(第3Q累計・外部顧客向け)
- ガス:117,610百万円(前年同期120,096百万円、△2.1%)
- LPG・その他エネルギー:22,894百万円(前年同期23,392百万円、△2.1%)
- その他:10,693百万円(前年同期9,375百万円、+14.1%)
- セグメント利益(第3Q累計)
- ガス:13,600百万円(前年同期9,424百万円、+44.3%)← 主力事業の利益改善が大きく寄与
- LPG・その他エネルギー:1,874百万円(前年同期3,256百万円、△42.5%)
- その他:413百万円(前年同期460百万円、△10.2%)
- 調整額(全社費用等):△2,959百万円(前年同期△2,701百万円)
- 地域別売上:国内/海外の内訳詳細は非開示(ただし米国投資により海外資産計上あり)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の記載:本資料に詳細記載なし(–)
- KPI達成状況:セグメントごとの利益改善(特にガス部門)は中期目標に対する進捗で好材料と解釈可能だが、公式の進捗コメントは記載なし。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に無し(–)
- 市場動向:原料価格(LNG等)と為替、電力需給市場の変動が収益に直近大きく影響。原料価格想定の下方修正(80→70ドル/bbl)が通期見通しに反映。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年1月1日~12月31日)修正後予想:売上高200,660百万円(前期比△0.8%)、営業利益12,830百万円(+24.5%)、経常利益12,490百万円(△4.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益8,920百万円(+1.6%)、1株当たり当期純利益118.44円
- 想定前提:原料価格(全日本CIF)を70ドル/bbl(11月以降)、為替を152円/ドル(11月以降)に見直し
- 予想の信頼性:第3Q累計で営業利益・純利益が通期予想を超過しているため、通期予想は比較的保守的。ただし原料価格・為替・電力市況の変動により第4Qでのブレはあり得る。
- リスク要因:
- LNG等原料価格の上昇・為替(円安)進行
- 電力需給市場の収益悪化
- 海外(米国シェール)投資の採算・油価動向、規制リスク
- M&Aや統合費用、減損リスク
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等)を期首から適用。適用による四半期連結財務諸表への影響はないと記載。
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:税効果の算定等について注記あり(詳細は添付資料参照)。
- 監査:当該四半期連結累計期間に対する公認会計士等によるレビューはなしと記載。
- その他重要事項:
- LNG調達契約に基づく過去支払(24百万米ドル)は将来の引取代金に充当され、売上原価を減額する扱い(引当的取扱い)。
- 米国シェールガス事業の権益取得(TG Eagle Ford Resources LPから127百万米ドルで鉱業権取得)を実施。
(注)本まとめは提供資料に基づく整理であり、投資助言ではありません。記載のない項目は“–”としています。数字は百万円単位表記のまま記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9543 |
| 企業名 | 静岡ガス |
| URL | http://www.shizuokagas.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電力・ガス – 電気・ガス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.30)」によって自動生成されました。
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