2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想に修正はなく、今回の第3四半期累計の業績は概ね会社予想どおり(通期予想に対する進捗は売上 73.2%、営業利益 75.2%、親会社株主に帰属する当期純利益 82.2%)。特段の想定外リビジョンはなし。
- 業績の方向性:増収増益ではなく、増収減益でもないが「減収ほぼ横ばい(営業利益はほぼ前年並み)・純利益大幅減」で着地(増収増益/減収減益分類では「減収減益」寄り)。
- 注目すべき変化:親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比▲26.9%と大幅減(前年に投資有価証券売却益278百万円を計上していた影響が主因)。
- 今後の見通し:通期予想の修正は無し。第3四半期時点の進捗は売上・営業利益ともに通期予想達成に向けて概ね順調だが、純利益は前年の特別益が剥落しており通期での回復余地は限定的。
- 投資家への示唆:セグメント間で業績のばらつきがあり(界面活性剤の減収、スペシャリティーの増収だが利益率悪化等)、一時的要因(子会社の設備停止、在庫評価損等)の影響を確認しておくことが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 東邦化学工業株式会社
- 主要事業分野: 界面活性剤、樹脂、化成品、スペシャリティーケミカル等の化学品製造・販売
- 代表者名: 代表取締役社長 中崎 龍雄
- 報告概要:
- 提出日: 2026年2月4日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- セグメント:
- 界面活性剤:香粧原料、土木建築用薬剤、農薬助剤、繊維助剤、紙パルプ用薬剤等
- 樹脂:石油樹脂、合成樹脂、樹脂エマルション、アクリレート等
- 化成品:ロジン系乳化重合剤、石油添加剤、金属加工油剤等
- スペシャリティーケミカル:溶剤、電子情報産業向け微細加工用樹脂等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む): 21,350,000株
- 今後の予定:
- 次回決算発表(通期): 2026年3月期 決算(期末)発表予定(会社公表スケジュール参照)
- 株主総会/IRイベント: –(短信に明記なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ公表)
- 売上高: 39,535百万円、通期予想54,000百万円に対する進捗率 73.2%
- 営業利益: 1,466百万円、通期予想1,950百万円に対する進捗率 75.2%
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 945百万円、通期予想1,150百万円に対する進捗率 82.2%
- サプライズの要因:
- 売上は土木建築用薬剤や香粧原料の国内販売低迷で前年同期比減少。
- 営業利益は当社単体で利益率改善があった一方、連結子会社(上海)の設備増設に伴う稼働一時停止や、中国子会社の在庫評価損等で相殺され「前年並み」。
- 純利益は前年に計上した投資有価証券売却益278百万円がほぼ無くなったことが大きく影響。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は予想を据え置き。売上・営業利益の進捗は十分で、通期予想達成は可能と思われるが、純利益は前年の特別益がないため通期での回復は通期前提に依存。
- 対会社予想差分(FSI earnings-analysis 翻案):
- 当四半期(累計)に対する会社側の同時点予想(第3四半期累計の会社予想)は短信に明示されておらず、四半期ベースでの直接差分は算出不可(会社予想未開示(四半期累計))。通期予想との比較は上記進捗率を参照。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高: 39,535百万円(前年同期比 ▲1.0%/▲390百万円)
- 売上総利益: 6,263百万円(前年同期比 +1.0%程度)
- 営業利益: 1,466百万円(前年同期比 +0.0%/+1百万円)、営業利益率 3.7%(1,466/39,535)
- 経常利益: 1,375百万円(前年同期比 ▲7.5%/▲112百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 945百万円(前年同期比 ▲26.9%/▲349百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 44.97円(前年同期比 ▲26.9%/▲16.58円)
- 収益性指標
- ROE(単純計算: 当期純利益/自己資本(期末)): 約 4.3%(945/22,204)、目安8%以上が良好 → 現状は低め
- ROA(単純計算: 当期純利益/総資産): 約 1.3%(945/71,054)、目安5%以上 → 低め
- 営業利益率: 3.7%(業種平均との比較は業種によるがやや低水準)
- 進捗率分析(第3四半期累計に対する通期予想進捗)
- 売上高進捗率: 73.2%
- 営業利益進捗率: 75.2%
- 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率: 82.2%
- 過去同期間との比較: 売上は前年並み程度、利益面は構成差等で乖離あり
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておらず詳細は非開示。ただし現金及び預金は 6,321百万円(前期末比 +421百万円)に増加。
- 減価償却費(第3四半期累計): 2,078百万円
- フリーCF等の詳細は非開示(フリーCF算出不可)
- 営業CF/純利益比率: 算出不可(営業CF未開示)
- 四半期推移(QoQ)
- 当四半期短信におけるQoQ明示数値は無し(–)
- 財務安全性
- 総資産: 71,054百万円(前期末比 +3,192百万円)
- 純資産: 22,288百万円(前期末比 +1,210百万円)
- 自己資本比率: 31.2%(安定目安40%以上には届かず、やや低め)
- 流動資産 37,697 / 流動負債 26,368 → 流動比率 約 143%(短期支払能力は確保)
- 有利子負債: 短期借入金 11,074百万円、長期借入金 14,420百万円(合計借入金 25,494百万円)
- 効率性: 総資産回転率等の詳細は非開示(計算に必要な年間ベース数値は限定的)
特別損益・一時的要因
- 特別利益: 投資有価証券売却益 12百万円(前年同期 278百万円、前年は特別利益が業績押上げ要因)
- 特別損失: 固定資産廃棄損 65百万円(前年同期 44百万円)
- 一時的要因の影響: 前年に比べ特別益が大幅に減少したため純利益が大幅減(恒常的な収益力低下というより「前年の特別益不在」が主因と表現可能)
- 継続性の判断: 投資有価証券売却益等は一時的要因のため継続性は低い
配当
- 配当実績と予想:
- 第2四半期末(中間): 0.00円(2026年3月期)
- 期末(予想): 22.00円(2026年3月期予想)
- 年間配当予想: 22.00円(前期実績 20.00円 → 増配)
- 配当利回り: –(株価情報未提示のため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース): 予想EPS 54.69円に対する配当22.00円 → 配当性向約 40.2%(22/54.69)
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 直近の配当予想修正無し、自社株買い等は短信に記載なし
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産の増加(期末比較): +1,262百万円(有形固定資産 24,457 → 25,720 百万円)
- 建設仮勘定の増加: 585 → 2,669 百万円(建屋補強工事等、上海拠点の増設関連)
- 固定資産合計の増加: +2,438百万円
- 減価償却費: 2,078百万円(第3四半期累計)
- 研究開発:
- R&D費用: –(短信に明示なし)
- 主な研究テーマ: –(短信に明示なし)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況: –(短信に明示なし)
- 在庫状況:
- 棚卸資産: 16,445百万円(前期比 ▲239百万円、前年同期比 ▲1.4%程度)
- 在庫回転日数: –(未開示)
- 在庫の質: 中国子会社での原料相場下落に伴う在庫評価損の発生が言及あり(懐集東邦化学有限公司)
セグメント別情報
- 売上高(当第3四半期累計)と前年同期比(%は 小数1桁+符号で表示)
- 界面活性剤: 19,028百万円、前年同期比 ▲3.9%(▲763百万円)
- 樹脂: 3,549百万円、前年同期比 +0.6%(+21百万円)
- 化成品: 4,719百万円、前年同期比 ▲0.6%(▲30百万円)
- スペシャリティーケミカル: 12,072百万円、前年同期比 +2.4%(+286百万円)
- セグメント利益(当第3四半期累計)と前年同期比
- 界面活性剤: 541百万円、前年同期比 ▲1.8%(▲10百万円)
- 樹脂: 44百万円、前年同期比 ▲38.9%(▲28百万円)
- 化成品: 183百万円、前年同期比 +266.0%(+133百万円)
- スペシャリティーケミカル: 567百万円、前年同期比 ▲19.5%(▲137百万円)
- セグメント戦略・背景(短信記載事項)
- 界面活性剤:香粧原料の国内低迷、農薬助剤は国内伸長、土木建築用薬剤は国内外低調
- 樹脂:大口ユーザー向け回復と自動車向け需要不振が混在
- 化成品:中国での販売回復が寄与、石油添加剤等は減収
- スペシャリティー:電子用途は一部設備更新の影響から回復傾向だが、輸入原料高の価格転嫁遅れで利益率悪化
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 短報に中期計画の進捗詳細は記載なし(–)
- KPI達成状況: セグメント別売上・利益のトレンドは短信のとおり。中期KPIとの整合は短信に明記なし(–)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: –(短信に明示なし)
- 市場動向(短信記載):
- 半導体市況の回復で半導体市場向け製品の販売は堅調
- 中国の石化生産過剰やエチレン稼働率低下等の影響で石油化学製品市況は厳しい
- 人件費・物価上昇、為替変動、地政学リスク等の不透明要因を指摘
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示された事項のみ箇条書き)
- 短期的な成長分野
- 半導体市況回復に伴う半導体向け製品販売の堅調化
- 一部製品(プラスチック用添加剤、農薬助剤等)の販売増
- 中長期的な成長分野
- 上海拠点での加圧反応設備増設(建屋補強工事実施)による将来の生産拡大
- リスク要因(短信に明記されたリスクのみ)
- 中国市場における原料価格変動と在庫評価損の発生
- 物価上昇、人手不足、為替変動、地政学リスク等の外部環境悪化
注視ポイント
(次四半期に向けた論点、短信本文の変数のみ)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:売上73.2%、営業利益75.2%、純利益82.2%と進捗は概ね良好。通期達成は現時点で可能と見るが、為替や原材料価格の動向が鍵。
- 主要KPIの前期同期比トレンド:界面活性剤は減収、スペシャリティーは増収だが利益率悪化。化成品は売上ほぼ横ばいだが利益改善(在庫評価の影響等)。
- ガイダンス前提条件の妥当性:短信には通期前提(為替レート、原油価格等)の明示なし(前提条件の妥当性確認は次回開示待ち)。
- その他留意点:連結子会社での設備増設に伴う一時的稼働停止(上海)が短期的に利益に影響。中国事業の在庫評価リスクを注視。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無: 無(2025年5月14日公表の連結業績予想から変更なし)
- 次期予想: –(短信に記載なし)
- 会社予想の前提条件(為替レート等): 短信に明示なし(参照資料P.3を確認する旨の記載あり)
- 予想の信頼性: 第3四半期時点の進捗は良好だが、純利益は前年の特別益剥落で影響を受けており通期純利益は外部環境による変動リスクあり
- リスク要因(短信に明示されたもの)
- 為替変動、原材料価格変動、中国市場の需給変化、設備の稼働停止など
重要な注記
- 会計方針: 当四半期における会計方針の変更・見積りの変更・修正再表示は無し
- その他: 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の記載あり
(注)数値はすべて短信(2026年2月4日公表)記載の連結数値に基づく。未記載項目は「–」とした。投資助言は行っていない。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4409 |
| 企業名 | 東邦化学工業 |
| URL | http://www.toho-chem.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.50)」によって自動生成されました。
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