2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想の修正あり。通期業績予想を上方修正(売上高+1,000百万円、営業利益+600百万円、経常利益+2,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益+1,800百万円)し、市場想定に対するサプライズは「上振れ」として示唆される(会社発表)。
- 業績の方向性:通期ベースでは減収減益基調だが(第3四半期累計は減収減益)、第3四半期以降の市況改善等で通期見通しは修正(改善)された。第3四半期累計は増収増益ではなく減収減益。
- 注目すべき変化:第3四半期累計の売上高は94,967百万円(前年同期比:▲12.7%)、営業利益は10,424百万円(前年同期比:▲24.2%)と海運市況変動により外航海運の減収・減益が主因。不動産事業は増収増益(売上高+9.4%、営業利益+23.4%)。
- 今後の見通し:第4四半期は為替(想定150円/US$)と燃料価格(US$460/MT)の前提で、関連会社の持分法利益上振れ等も織り込み通期予想を上方修正。通期進捗率は売上高74.7%、営業利益84.1%、親会社帰属当期純利益88.0%で、現時点では通期見通しの達成可能性は高いと会社は判断。
- 投資家への示唆:外航セグメントの市況依存性が高く、四半期ベースでは変動が大きい。不動産セグメントの安定収益や持分法利益の増加、為替恩恵が通期業績に寄与している点が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:飯野海運株式会社
- 主要事業分野:外航海運業、内航・近海海運業、不動産業(オフィス賃貸、イベント会場、スタジオ等)
- 代表者名:大谷 祐介
- 上場取引所/コード:東証 / 9119
- URL:https://www.iino.co.jp/kaiun/
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月5日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算補足説明資料:作成あり。決算説明会:無し
- セグメント:
- 外航海運業:大型原油タンカー、ケミカルタンカー、大型LPG船、ドライバルクなどの国際海運
- 内航・近海海運業:内航ガス輸送、近海ガス輸送等
- 不動産業:オフィス賃貸、商業フロア、イイノホール等の運営、スタジオ事業(イイノ・メディアプロ)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):108,900,000株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):105,802,976株(当第3四半期累計)
- 自己株式数(期末):3,097,141株
- 今後の予定:
- 次回決算発表等:通期(2026年3月期)確定発表は期末時点で予定(具体日程は記載無し)
- 株主総会/IRイベント:–(短信に明示なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較/達成率)
- 売上高:第3四半期累計売上高94,967百万円。会社通期予想(修正後)127,000百万円に対する進捗率74.7%。
- 営業利益:第3四半期累計営業利益10,424百万円。会社通期予想(修正後)12,400百万円に対する進捗率84.1%。
- 純利益(親会社株主に帰属):第3四半期累計12,679百万円。通期予想14,400百万円に対する進捗率88.0%。
- サプライズの要因:
- 上方修正の主因は為替の円安(直近前提150円/US$)と第3四半期の海運市況の堅調推移、及び第4四半期に見込まれる関連会社からの持分法投資利益上振れ。
- 第3四半期累計では外航海運の市況軟化が売上・営業利益の減少をもたらした一方、不動産の堅調が下支え。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を上方修正済み(2025/10/31発表比)。第4四半期の為替・燃料価格・持分法利益の動向が鍵で、会社は達成可能と見込む。
- 対会社予想差分(会社予想が明示されているため、短信本文の数値に基づき記載)
- ※「売上・営業利益・純利益それぞれを絶対額と予想比率で示す」:短信に第3四半期累計と通期予想(修正後)が明示されているため、通期予想との差分ではなく「直近予想(2025/10/31)→今回予想差分」を記載。
- 売上高:+1,000百万円(+0.8%)(直近予想126,000→今回127,000百万円)
- 営業利益:+600百万円(+5.1%)(直近予想11,800→今回12,400百万円)
- 経常利益:+2,300百万円(+18.4%)(直近予想12,500→今回14,800百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:+1,800百万円(+14.3%)(直近予想12,600→今回14,400百万円)
財務指標
- 財務諸表の要点(主要項目は百万円)
- 資産合計:346,621(当第3四半期) ← 前期末306,431(増加:+40,190)
- 負債合計:193,379(当第3四半期) ← 前期末160,787(増加:+32,592)
- 純資産合計:153,241(当第3四半期) ← 前期末145,645(増加:+7,596)
- 現金及び預金:24,489(当第3Q) ← 前期末11,627
- 建設仮勘定(施工中等):35,620(当第3Q) ← 前期末30,297(新造船竣工・建造費等を反映)
- 減価償却費(累計):9,796(当第3Q) ← 前年同期10,681
- 収益性(第3四半期累計)
- 売上高:94,967百万円(前年同期比:▲12.7% / ▲13,768百万円)
- 営業利益:10,424百万円(前年同期比:▲24.2% / ▲3,321百万円)
- 営業利益率:10,424 / 94,967 = 11.0%(業種の海運は変動大。参考目安で比較が必要)
- 経常利益:12,531百万円(前年同期比:▲11.9% / ▲1,686百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:12,679百万円(前年同期比:▲10.6% / ▲1,502百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):119.84円(前年同期134.03円)
- 収益性指標
- ROE:–(短信に明示なし。自己資本153,145百万円、当期純利益(通期想定)14,400百万円から概算は可能だが原資料に明示なし→ –)
- ROA:–(同上)
- 営業利益率:11.0%(第3四半期累計)
- 進捗率分析(第3四半期累計対通期予想)
- 通期売上高進捗率:74.7%(94,967 / 127,000)
- 通期営業利益進捗率:84.1%(10,424 / 12,400)
- 通期純利益進捗率:88.0%(12,679 / 14,400)
- 過去同期間との比較:前年同期は売上108,735(当時の進捗率比較は通期前提が異なるため単純比較は困難)。ただし第3四半期累計の減収・減益は外航市況の影響が大きい。
- キャッシュフロー
- 現金及び預金残高:24,489百万円(増加)
- 営業CF/純利益比率:–(CF未作成のため算出不可)
- 四半期推移(QoQ、記載がある場合)
- 四半期ごとの詳細数値は短信の累計のみ記載。直近四半期(第3四半期累計)は前年同期比で減収減益。季節性としては冬場の燃料市況・需要変動が影響するが、短信本文に明示されているのは主に市況要因。
- 財務安全性
- 自己資本比率:44.2%(当第3四半期) ← 前期末47.5%(安定水準:40%以上)
- 流動負債合計:67,974百万円、流動資産合計:51,585百万円(流動比率の直接記載は無し)
- 長期借入金:103,435百万円(増加。新造船竣工による設備資金の借入が主因)
- 効率性
- セグメント別:詳細は下記「セグメント別情報」参照
- 財務の解説:総資産増加は新造船竣工による船舶の増加、負債増はそれに伴う借入が主因。純資産増は利益剰余金の増加による。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:1,233百万円(固定資産売却益等)
- 特別損失:159百万円(用船解約金等)
- 一時的要因の影響:特別利益が発生しているが金額は大きくないため、業績全体への影響は限定的。除外しても営業利益・経常利益のトレンドは外航市況の影響が主因。
- 継続性の判断:特別利益は非継続性の可能性が高い(資産売却益等)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(実績):24円00銭(2026年3月期 中間)
- 期末配当(予想):31円00銭(今回予想・修正後)
- 年間配当予想(修正後):55円00銭(中間24→期末31)
- 直近の配当予想からの修正:有(期末を1株当たり7円増額)
- 配当性向:
- 会社方針:通期業績に対して配当性向40%を基準とした配当方針(中期経営計画の方針)
- 具体的な配当利回り:–(株価情報は短信に明示なし)
- 特別配当の有無:前期(2025年3月期)は特別配当5円を含むが、今回の通期予想に特別配当は明示されていない。
- 自社株買い等:短信に記載無し。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 建設仮勘定(新造船等):35,620百万円(当第3四半期) ← 前期末30,297百万円(新造船竣工・建造進捗が主因)
- 減価償却費:9,796百万円(当第3四半期累計) ← 前年同期10,681百万円
- 主な投資内容:新造船竣工による船舶増加
- 研究開発:
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(貯蔵品等):4,129百万円(当第3四半期) ← 前期4,372百万円
セグメント別情報
- セグメント別売上高・セグメント利益(第3四半期累計、百万円)
- 外航海運業:売上高76,491(前年同期90,612、前年同期比:▲15.6%)、セグメント利益7,131(前年同期10,738、前年同期比:▲33.6%)
- 内航・近海海運業:売上高7,988(前年同期8,525、前年同期比:▲6.3%)、セグメント利益103(前年同期421、前年同期比:▲75.4%)
- 不動産業:売上高10,574(前年同期9,663、前年同期比:+9.4%)、セグメント利益3,189(前年同期2,585、前年同期比:+23.4%)
- 各セグメントの解説(短信記載ベース)
- 外航海運業:原油タンカー・ケミカル・LPG・ドライバルクで混在。大型LPG・一部専用船や新稼働のエタン船が寄与する一方、ケミカルやドライバルクでの市況軟化、定期入渠等で稼働減が発生。
- 内航・近海海運業:内航ガスは需要低迷だが船腹需給は逼迫。入渠による修繕が影響し営業減益。
- 不動産業:東京・ロンドンの賃貸市況が堅調。イイノホールやスタジオ事業も堅調で増収増益。
- 地域別売上:短信に詳細な地域別数値は無し(国内/海外比等はセグメント説明に留まる)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2026年3月期は中期計画の最終年度。配当方針(配当性向40%基準)等は中期計画と整合。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:短信には競合他社との直接比較は記載なし。
- 市場動向:外航市況は船種・地域により差があり、インドの調達先シフトや米中通商問題等が影響。LPGはトンマイル増で好調領域あり。不動産は都心・ロンドンで堅調。
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている事項のみ箇条書き)
- 短期的な成長分野:
- 大型LPG船市況の好調(前年同期比で堅調)と当社の大型エタン船稼働(2025年9月稼働開始)が収益貢献。
- 不動産のオフィス賃貸・イベント需要の回復に伴う収益改善。
- 中長期的な成長分野:
- 中期経営計画に基づく株主還元強化(配当性向40%を基準)。
- リスク要因(短信本文に明記されたもののみ):
- 海運市況の変動(外航市況の影響が業績に直結)
- 為替・燃料油価格の変動(会社は前提を公表)
注視ポイント
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:売上進捗74.7%、営業利益84.1%、純利益88.0%と進捗は高い。第4四半期の為替(150円想定)・燃料価格(US$460/MT想定)・持分法利益の寄与が実際に確定すれば通期達成は可能と会社見解。
- 主要KPIの前期同期比トレンド:売上・営業利益ともに前年同期比で減少(売上▲12.7%、営業利益▲24.2%)、ただし不動産は増収増益(売上+9.4%、営業利益+23.4%)。
- ガイダンス前提条件の妥当性:今回の前提は為替150円/US$、燃料油US$460/MT(第4Q)。これら前提の実勢との乖離が業績に直接影響する点に注意。
- その他:関連会社の持分法利益の上振れ見込みが通期上方修正の一因であり、その確度を注視。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:有(2025/10/31発表比で上方修正)
- 修正後の通期予想(2025/4/1~2026/3/31):売上高127,000百万円(前期比:▲10.5%)、営業利益12,400百万円(前期比:▲27.5%)、経常利益14,800百万円(前期比:▲14.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益14,400百万円(前期比:▲21.6%)、1株当たり当期純利益136.10円
- 会社予想の前提条件(第4四半期):為替150円/US$、船舶燃料油価格US$460/MT
- 予想の信頼性:会社は第3四半期の実績や為替・持分法利益見通しを根拠に上方修正しており、進捗率は高い。一方、海運市況の変動リスクが残る。
- リスク要因:為替、燃料価格、海運市況の悪化、関連会社持分法利益の想定未達など。
重要な注記
- 会計方針:重要な会計方針の変更や見積りの変更は無(短信記載)。
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(詳細は添付資料9ページ参照)。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期累計期間の作成は無し(短信明記)。
- その他:第3四半期累計の減価償却費は9,796百万円(前年同期10,681百万円)。
(注)不明な項目や短信本文に明示のない数値は「–」と記載しています。本まとめは短信本文の記載内容に基づいて整理したもので、投資助言を目的とするものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9119 |
| 企業名 | 飯野海運 |
| URL | http://www.iino.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 海運業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.50)」によって自動生成されました。
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