2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 通期業績予想に修正はなし(会社予想からの変更:無)。第3四半期累計は通期見通しと整合しており、大きなサプライズはない(ほぼ予想通り)。
- 業績の方向性: 売上高は横ばい(▲0.5%)、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも減少(営業利益 ▲22.2%、経常利益 ▲22.2%、四半期純利益 ▲21.0%)。増収減益傾向。
- 注目すべき変化: 原材料(とくにいか原料)価格高騰と為替(円安)の影響が残存し、利益が前年を下回った点が最大の変化。製品価格改定・内容量見直しを実施済み/追加実施予定で増益効果を期待。
- 今後の見通し: 2026年3月期通期予想(売上50,000百万円、営業利益1,800百万円)は変更なし。第3四半期累計の進捗は売上約75.8%、営業利益約93.2%、純利益約96.8%で、通期達成に向け概ね整合しているが、原材料価格・為替動向がリスク。
- 投資家への示唆: 主力の食品製造販売事業で製品ミックス改善や価格改定を実行中。短期的には原材料・為替の動向確認、通期進捗(特に営業利益)に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社なとり
- コード: 2922
- 主要事業分野: 食品製造販売(魚介・畜肉・酪農加工品等)、不動産賃貸
- 代表者名: 代表取締役会長兼社長 名取 三郎
- URL: https://www.natori.co.jp
- 報告概要:
- 提出日: 2026年2月4日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算補足説明資料: 有、決算説明会: 無
- セグメント:
- 食品製造販売事業: 水産加工製品、畜肉加工製品、酪農加工製品、農産加工製品、素材菓子製品、チルド製品、その他
- 不動産賃貸事業
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む): 15,032,209 株
- 期末自己株式数: 2,449,756 株
- 期中平均株式数(第3四半期累計): 12,582,511 株
- 今後の予定:
- 決算発表: –(今回が第3四半期決算短信)
- IRイベント: 決算補足資料作成あり(説明会は無し)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期予想を参照)
- 売上高: 第3四半期累計 37,884 百万円。通期会社予想 50,000 百万円 に対する達成率 75.8%。
- 営業利益: 第3四半期累計 1,678 百万円。通期会社予想 1,800 百万円 に対する達成率 93.2%。
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 第3四半期累計 1,229 百万円。通期会社予想 1,270 百万円 に対する達成率 96.8%。
- サプライズの要因: 主因は原材料価格高騰(特にいか原料)と為替の円安によるコスト増。一方で、価格改定・内容量変更やプロダクトミックス改善により一部利益確保が進行。第1四半期の赤字を第2四半期までに黒字転換し、第3四半期で利益積増ししたが、コスト増を完全には吸収できず。
- 通期への影響: 会社は2~3月の追加価格改定等で増益効果を期待しており、通期予想の修正は無し。進捗率は概ね高く、現時点で達成可能性はあるが、原材料・為替リスクが不確定要因。
- 対会社予想差分(第3四半期累計 実績 − 通期会社予想)
- 売上高: ▲12,116 百万円(▲24.2%)
- 営業利益: ▲122 百万円(▲6.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: ▲41 百万円(▲3.2%)
(注)会社予想は通期ベースのため、上記は通期予想に対する累計実績の差分。
財務指標
- 財務諸表要点:
- 総資産: 46,458 百万円(前連結会計年度末 41,572 百万円)
- 純資産(自己資本): 27,580 百万円(前連結会計年度末 26,212 百万円)
- 自己資本比率: 59.4%(前連結会計年度末 63.1%、増資無しの範囲で安定水準)
- 収益性:
- 売上高: 37,884 百万円(前年同期比 ▲0.5%)
- 営業利益: 1,678 百万円(前年同期比 ▲22.2%)、営業利益率 4.4%(参考: 前年同期間 5.7%)
- 経常利益: 1,721 百万円(前年同期比 ▲22.2%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 1,229 百万円(前年同期比 ▲21.0%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 97.69 円(前年同期比 ▲21.0%)
- 収益性指標(参考、単純計算):
- ROE(単純): 約 4.5%(1,229 / 27,580) ← 目安 8%以上が良好のため現状は低め
- ROA(単純): 約 2.6%(1,229 / 46,458) ← 目安 5%以上が良好
- 営業利益率: 4.4%(業種平均と比較する場合は業種別データ参照)
- 進捗率分析(第3四半期累計対通期会社予想)
- 売上高進捗率: 75.8%(通常は75%前後で年度進捗として概ね順調)
- 営業利益進捗率: 93.2%(高め)
- 純利益進捗率: 96.8%(高め)
- キャッシュフロー:
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(添付注記)。よって営業CF/投資CF/財務CFの詳細は未提示。
- 現金及び預金: 4,475 百万円(前期末 4,509 百万円)
- 減価償却費(第3四半期累計): 842 百万円
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 59.4%(安定水準)
- 負債合計: 18,878 百万円(前期末 15,359 百万円、増加)
- 流動比率: –(流動資産 25,280 百万円 / 流動負債 15,229 百万円 → 約166% と算出可能)
- 効率性: 総資産回転率等は開示無し(計算には年間売上等での整合が必要)
- 財務の解説: 総資産増は売掛金・原材料在庫の積増しが主因。買掛金の増加により負債が増加。配当支払い等を行いつつ利益剰余金が増加し純資産は増加。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 固定資産売却益 75,957 千円(75.9 百万円)
- 投資有価証券売却益 5,210 千円(5.2 百万円)
- 特別利益合計 81,167 千円(81 百万円)
- 特別損失:
- 固定資産除却損 10,958 千円(10 百万円)
- 特別損失合計 10,958 千円(10 百万円)
- 一時的要因の影響: 特別利益の計上により税引前利益は若干押し上げられているが、営業面の利益減少が全体を下押し。特別利益は一過性と判断されるため、実質的業績評価では営業利益ベースでの評価が重要。
- 継続性の判断: 上記特別損益は一時的要因と想定(継続性は低い)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末既払): 13円00銭(内訳:普通配当 12円00銭、創業88周年記念配当 1円00銭)
- 期末配当(予想): 13円00銭(内訳:普通配当 12円00銭、創業88周年記念配当 1円00銭)
- 年間配当予想: 26円00銭(前期 24円00銭)
- 1株当たり当期純利益(通期会社予想): 100.93 円 → 配当性向(予想)概算 26.0 / 100.93 ≒ 25.8%
- 配当利回り: –(株価情報未提示のため算出不可)
- 特別配当の有無: 創業88周年記念配当として中間・期末各1円を含む(合計 2円 の記念分を予定)。
- 株主還元方針: 特別配当の実施を含めた還元を継続。自社株買いの記載は無し。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 設備投資額: –(短信に明示なし)
- 減価償却費: 第3四半期累計 842,037 千円(842 百万円)
- 研究開発:
- R&D費用: –(明示なし)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:
- 受注高 / 受注残高: –(記載なし)
- 在庫状況:
- 原材料及び貯蔵品: 5,820 百万円(前期末 4,377 百万円、増加 約1,443 百万円) — 春季繁忙期に向け原材料を積み増し。
- 商品及び製品: 1,476 百万円(前期末 2,026 百万円、減少)
- 在庫回転日数: –(記載なし)
- 在庫の質: 原材料の積増しが中心(短信本文の記載による)
セグメント別情報
- セグメント別状況(第3四半期累計)
- 食品製造販売事業
- 売上高: 37,562 百万円(セグメント計、全体の約99.1%)
- セグメント利益: 1,450 百万円(前年同期比 ▲24.9%)
- 製品群別(金額・前年同期比)
- 水産加工製品: 15,264 百万円(▲3.2%)
- 畜肉加工製品: 6,932 百万円(▲1.1%)
- 酪農加工製品: 7,272 百万円(+5.5%)
- 農産加工製品: 1,722 百万円(+12.6%)
- 素材菓子製品: 2,043 百万円(+4.2%)
- チルド製品: 1,508 百万円(▲1.7%)
- その他製品: 2,817 百万円(▲7.2%)
- セグメント説明: 新製品投入や促販で一部製品は伸長(チーズ鱈系、ナッツの小袋等)が寄与。一方、6月からの段階的な価格改定・内容量変更の影響で一部いか製品の販売数量が一時落ち込み。
- 不動産賃貸事業
- 売上高: 322 百万円(+0.3%)
- セグメント利益: 229 百万円(+0.4%)
- 地域別売上: –(記載なし)
- セグメント戦略: 製品ミックス改善、価格改定、販売促進、新製品投入で利益確保を図る。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: –(短信に明示なし)
- KPI達成状況: –(明示されたKPIは無し)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: –(短信に同業比較の記載なし)
- 市場動向(短信記載分): 原材料価格の高騰と為替(円安)の影響がマイナス要因。消費者ニーズに合わせた小袋・ポーション製品やコラボ商品が需要を取り込んでいる。
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている事項のみ)
- 短期的な成長分野:
- 新製品投入(例: チータラ® ミニ 等)、映画コラボ商品(チーズinかまぼこ等)、小袋・食べきりサイズ商品の拡充。
- 価格改定・内容量変更に伴う増益効果(2026年2~3月実施予定の改定等)。
- 中長期的な成長分野:
- 製品ミックスの改善による収益性向上(短信における戦略記載)。
- リスク要因(短信本文に明記されたもののみ):
- 原材料価格上昇(特にいか原料等)
- 為替(円安)によるコスト増
- 販売数量の一時的な落ち込み(価格改定・内容量変更の反動)
注視ポイント
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性: 売上進捗約75.8%、営業利益約93.2%、純利益約96.8%。営業利益・純利益は通期達成に近いが、最終四半期の原材料価格・為替動向と価格改定の効果(2~3月分)を注視。
- 主要KPIの前期同期比トレンド: 売上は微減(▲0.5%)、営業利益・純利益は大幅減(▲22.2%、▲21.0%)。製品群では酪農・農産・素材菓子が増収、いかを含む水産や一部フードパックが減収。
- ガイダンス前提条件の妥当性: 会社は価格改定等で増益を見込む前提で通期予想を据え置き。原材料価格と為替が前提に従うかが妥当性確認のポイント。
- その他(短信記載の変数): 在庫(原材料)の積増し、買掛金増で負債増加。これらの働き資本変動が最終四半期のキャッシュインパクトに影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):
- 売上高: 50,000 百万円(対前期 +2.3%)
- 営業利益: 1,800 百万円(対前期 ▲8.6%)
- 経常利益: 1,830 百万円(対前期 ▲9.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,270 百万円(対前期 ▲6.1%)
- 1株当たり当期純利益: 100.93 円
- 次期予想: –(短信に記載なし)
- 会社予想の前提条件(短信に明示の範囲): 価格改定等の効果を織り込み、原材料・為替が急変しない想定。詳細前提は添付資料参照を案内。
- 予想の信頼性: 会社は通期予想を据え置いているが、過去数四半期で原材料・為替影響が業績に影響しているため、最終四半期の外部環境次第で変動の可能性あり。
- リスク要因(短信に明記されたもの): 原材料価格高騰、為替変動、価格改定による販売数量の一時的減少。
重要な注記
- 会計方針: 会計方針の変更等の特記はなし(会計基準等の改正に伴う変更等の記載は添付資料参照)。
- 連結範囲の変更: 重要な変更なし。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書: 第3四半期累計に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 監査(レビュー): 添付資料の四半期連結財務諸表に対する公認会計士による期中レビュー有(結論に重要な点は認められず)。
(– 表示は短信に明示がない項目)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2922 |
| 企業名 | なとり |
| URL | http://www.natori.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.52)」によって自動生成されました。
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