2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 通期会社予想(修正後)に対して第3四半期累計は売上高・利益ともに進捗が遅く、営業損失計上で上振れとは言えない。通期予想自体は修正あり(経常利益を前回比で+100億円修正)。
- 業績の方向性: 減収減益(売上高:3,501,499百万円、前年同期比▲5.1%/営業損失:△23,120百万円)。
- 注目すべき変化: 特別損失(支払補償金 13,470百万円、特別退職費用 9,311百万円等)および関税負担の増加が営業損失の主因。グローバル販売は前年同期比▲4.8%(920千台)。
- 今後の見通し: 会社は通期予想を修正(経常利益を増額)済みだが、第3四半期累計の進捗(売上進捗72.7%など)を見ると、営業利益は通期目標達成に向けて課題が大きい。
- 投資家への示唆: 為替前提(US$=150円、EUR=174円)、関税・販売台数動向、特別損失の一過性/継続性に着目。フリーCFや有利子負債動向(ネット・キャッシュ)も注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: マツダ株式会社
- 主要事業分野: 乗用車等の開発・生産・販売(マツダブランドの自動車事業)
- 代表者名: 代表取締役社長 毛籠 勝弘
- 上場取引所/コード: 東 / 7261
- 報告概要:
- 提出日: 2026年2月10日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- セグメント:
- 日本、北米、欧州、その他の地域(自動車の生産・販売を地域別に報告)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 631,803,979株
- 期中平均株式数(四半期累計): 630,579,975株
- 自己株式数(期末): 1,023,814株
- 今後の予定:
- 決算補足説明資料作成の有無: 有
- 決算説明会: 有(アナリスト・機関投資家向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期、以下は第3四半期累計実績との比較・達成率)
- 売上高: 実績 3,501,499百万円、通期会社予想 4,820,000百万円、達成率 72.7%(3,501,499 / 4,820,000)
- 営業利益: 実績 △23,120百万円、通期会社予想 50,000百万円、達成率 △46.2%(△23,120 / 50,000)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績 △14,710百万円、通期会社予想 20,000百万円、達成率 △73.6%(△14,710 / 20,000)
- サプライズの要因:
- 関税影響(営業利益への影響 △1,192億円)、販売台数・構成(△780億円)、為替(△202億円)等で営業利益が悪化。特別損失(支払補償金、特別退職費用、クレジット資産評価損等 合計39,180百万円)も純損失計上の要因。
- 通期への影響:
- 会社は2025年11月発表の通期予想を修正(経常利益を+100億円修正)。ただし第3四半期累計の営業損失や特別損失の発生を踏まえると、営業利益ベースでの通期達成は不透明。
- 対会社予想差分(実績(Q1–Q3累計)と通期会社予想の差分)
- 売上高: 実績3,501,499百万円 − 会社予想4,820,000百万円 = △1,318,501百万円(通期比△27.4%)
- 営業利益: 実績△23,120百万円 − 会社予想50,000百万円 = △73,120百万円(通期比△146.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績△14,710百万円 − 会社予想20,000百万円 = △34,710百万円(通期比△173.6%)
- (注)上記は第3四半期累計実績と通期会社予想の比較による差分。会社が四半期ベースの予想を開示していないため、累計ベースでの比較を行っています。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高: 3,501,499百万円(前年同期比 ▲5.1%)
- 売上原価: 2,906,013百万円
- 売上総利益: 595,486百万円
- 販売費及び一般管理費: 618,606百万円
- 営業損益: △23,120百万円(前年同期比 ▲115.6%)
- 経常利益: 37,419百万円(前年同期比 ▲76.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: △14,710百万円(前年同期比 ▲116.3%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): △23.33円(前年同期比 ▲116.2%)
- 収益性指標
- 営業利益率: △0.7%(営業損失/売上高)
- (注)自己資本比率 43.0%(期末)(安定水準)
- 進捗率分析(第3四半期累計→通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率: 72.7%
- 営業利益進捗率: △46.2%(累計で既に損失のためマイナス進捗)
- 純利益進捗率: △73.6%
- 過去同期間との比較: 売上は前年同期比で▲5.1%減、前年は増収(+3.4%)であった点と比較して弱含み。
- キャッシュフロー
- 営業CF: △171,686百万円(前年同期 143,478百万円、前年同期比 ▲219.7%) — 税金等調整前損失や仕入債務の減少等で悪化
- 投資CF: 25,919百万円(前年同期 △70,413百万円) — 定期預金増加、有価証券等の動き
- フリーCF(営業CF − 投資CF): △145,767百万円(= △171,686 + 25,919)
- 財務CF: 108,933百万円(前年同期 65,247百万円)
- 現金及び現金同等物残高: 1,137,274百万円(期首 1,105,585百万円、増加 +31,689百万円)
- 営業CF/純利益比率: –(純利益がマイナスのため計算上の解釈注意)
- 財務安全性
- 総資産: 4,212,231百万円
- 純資産: 1,831,024百万円
- 自己資本比率: 43.0%(劣後特約付ローンの資本性考慮後 43.9%、安定水準)
- 有利子負債残高: 8,524億円(8,524百万円表記は億円単位表記の混在注意。開示: 有利子負債は8,524億円、前年同期比増加)
- ネット・キャッシュ: 2,849億円(依然ネット・キャッシュ)
- 四半期推移(QoQ)
- 直近四半期の比較データは短信に断片的(第1〜第3四半期の累計等)で、季節性の詳細は注記参照。
特別損益・一時的要因
- 特別利益: 固定資産売却益 350百万円 等(小額)
- 特別損失: 合計 39,180百万円。主な内訳
- 支払補償金: 13,470百万円(第3四半期に計上)
- 特別退職費用: 9,311百万円
- クレジット資産評価損: 7,452百万円
- 固定資産除売却損等: 6,991百万円、減損損失 1,924百万円
- 一時的要因の影響: 特別損失の計上が純損失へ直接寄与しているため、特別損失を除いた実質的業績(営業利益ベース)と純利益ベースの乖離に注意。
- 継続性の判断: 支払補償金や特別退職費用は事象に依存する一時的費用と見なせるが、クレジット資産評価損や環境規制関連引当増加は継続的リスクの可能性もある(短信本文の記載に基づく整理)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(期中): 25.00円(既払)
- 期末配当(予想): 30.00円(変更なし)
- 年間配当予想: 55.00円(直近公表の配当予想から修正なし)
- 配当利回り: –(株価未指定のため算出不可)
- 配当性向: –(通期予想純利益20,000百万円に対する配当性向計算は可能だが短信本文に明示値なし)
- 株主還元方針: 特別配当・自社株買い等の記載なし(直近公表から修正無し)
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 第3四半期累計 (25.4–25.12): 746億円(参考資料)
- 通期見通し: 1,300億円(通期)
- 減価償却費(第3Q累計): 888億円、通期見通し 1,200億円
- 研究開発:
- R&D費用(第3Q累計): 1,211億円
- 通期見通し: 1,600億円
- 主なテーマ: 短絡的な記載なし(短信本文では具体的R&Dテーマの列挙は無し)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(期末): 729,246百万円(前連結会計年度末 659,157百万円、増加 +70,089百万円、増加率 +10.6%)
- 在庫回転日数等の詳細は記載無し
セグメント別情報
- 各セグメント売上高(外部顧客への売上高、第3四半期累計)
- 日本: 658,320百万円(前年同期 698,945百万円、増減 △40,625百万円、前年同期比 ▲5.8%)
- 北米: 1,853,471百万円(前年同期 2,062,521百万円、増減 △209,050百万円、前年同期比 ▲10.1%)
- 欧州: 552,707百万円(前年同期 505,610百万円、増減 +47,097百万円、前年同期比 +9.3%)
- その他の地域: 437,001百万円(前年同期 422,343百万円、増減 +14,658百万円、前年同期比 +3.5%)
- 合計: 3,501,499百万円
- セグメント利益(第3四半期累計)
- 日本: △101,702百万円(前年同期 28,405百万円 → 大幅悪化)
- 北米: 70,912百万円(前年同期 58,796百万円、増加 +12,116百万円、前年同期比 +20.6%)
- 欧州: 12,389百万円(前年同期 12,404百万円、ほぼ横ばい)
- その他の地域: 17,928百万円(前年同期 17,594百万円、増加 +334百万円、前年同期比 +1.9%)
- セグメント合計(調整前): △473百万円、調整(取引消去等)後の連結営業損失 △23,120百万円
- セグメント戦略: 短期的戦略の明示は無し。短信は地域別の販売台数変動(メキシコ生産抑制、CX-5のモデル端境期等)を説明。
中長期計画との整合性
- KPI達成状況: グローバル販売台数は通期見通し1,280千台に対し第3Q累計920千台(前年同期比▲4.8%)で進捗遅延。その他KPIは短信内に限定的記載。
競合状況や市場動向
- 市場動向(短信本文に明示された事項のみ)
- 米国市場での関税負担を受け、メキシコ製「MAZDA CX-30」の生産を抑制(販売減少)。
- 欧州市場で「MAZDA CX-5」がモデル端境期となり販売減少。
- これらがグローバル販売台数および売上に影響。
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている項目のみ箇条書き)
- 短期的成長分野:
- グローバル販売回復(但し現状はメキシコ生産抑制やモデル端境期で減少)
- 中長期的成長分野:
- 明示的な中期戦略テーマの記載なし
- リスク要因(短信本文に明記されたもの)
- 為替レート変動(通期前提 US$=150円、EUR=174円)
- 関税や生産拠点の影響(メキシコ生産抑制等)
- 原材料・物流費等のコスト変動
- 特別損失要因(クレジット資産評価損等)
注視ポイント
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性: 売上進捗72.7%である一方、営業利益は累計で損失。営業利益目標50,000百万円へ向けた残り期間の収益改善施策の実効性を確認する必要あり。
- 主要KPIの前期同期比トレンド: グローバル販売は前年同期比▲4.8%(920千台)。北米・欧州の地域別動向(北米減少、欧州はモデル端境期で減)を注視。
- ガイダンス前提条件の妥当性: 為替前提 US$=150円、EUR=174円。為替感応度と実勢為替の乖離が業績に与える影響を確認すること。
- 一時的費用の継続性: 支払補償金や特別退職費用は一過性の側面があるが、クレジット資産評価損や環境規制関連引当金の増加は中長期的な負担となる可能性あり。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無: 有(2025年11月7日の通期予想を修正。経常利益を+100億円修正。)
- 通期会社予想(再掲): 売上高 4,820,000百万円(前期比 ▲4.0%)、営業利益 50,000百万円(▲73.1%)、経常利益 78,000百万円(▲58.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 20,000百万円(▲82.5%)。
- 会社予想の前提条件: 為替レート US$=150円(±3円前後表記あり)、EUR=174円(±3円前後表記あり)、グローバル販売台数 1,280千台(通期見通し)
- 予想の信頼性: 第3四半期累計の営業損失計上および特別損失の影響を踏まえると、通期営業利益50,000百万円の達成にはコスト改善や販売回復が必須。会社は一部前提(為替等)を明示しているが、進捗は慎重に確認する必要あり。
- リスク要因(短信本文に明示されたもの): 為替変動、関税・生産拠点の状況、原材料・物流費の変動、特別損失要因。
重要な注記
- 会計方針: 重要な会計方針の変更なし。会計上の見積り変更・修正再表示なし。
- その他重要な告知: 連結範囲の重要な変更なし。四半期連結財務諸表に対する公認会計士等のレビューは無。
(注)本要約は、提供された決算短信(マツダ株式会社 2026年3月期 第3四半期決算短信)本文に明示された数値・記載に基づき整理したものであり、投資助言ではありません。不明な項目は「–」と表示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7261 |
| 企業名 | マツダ |
| URL | http://www.mazda.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.55)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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