2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想に対して売上高・営業利益はやや下振れ、しかし親会社株主に帰属する当期純利益は上振れ(通期ベースで営業はほぼ予想通り~やや未達、純利益は予想超過)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高560,728百万円、+4.0%/営業利益73,702百万円、+2.8%/親会社株主に帰属する当期純利益60,499百万円、+12.5%)。
  • 注目すべき変化:経常利益が+14.9%と利益面で大きく改善。航空機器事業の営業利益は+35.5%と高い伸び。売上高は過去最高を更新。
  • 今後の見通し:2027年3月期予想は売上575,000百万円(+2.5%)、営業利益76,000百万円(+3.1%)等。中東情勢など外部リスクがあり、情勢次第で予想修正の可能性があると明記。
  • 投資家への示唆:利益面(特に経常/純利益)の改善が際立つ一方、営業利益は会社予想に対して若干未達。キャッシュポジション堅調・自己資本比率高水準(76.6%)で配当方針(配当性向30%超維持)も維持。リカーリングビジネス強化、TMP生産能力拡大、AI・R&D拠点整備など成長投資を継続。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社 島津製作所
    • 主要事業分野: 計測・分析機器(液体クロマト、質量分析等)、医用機器(X線撮影等)、産業機器(ターボ分子ポンプ等)、航空機器、リカーリング(試薬・消耗品・保守)等
    • 代表者名: 代表取締役 社長 山本 靖則
    • URL: https://www.shimadzu.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日: 2026年5月12日
    • 対象会計期間: 2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日、通期)
    • 決算説明資料: 作成有、決算説明会: 有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 計測機器事業: 液体クロマト、質量分析、ガスクロマト等と試薬/サービスのリカーリング
    • 医用機器事業: X線撮影システム、血管撮影システム、内視鏡向けソフト等
    • 産業機器事業: ターボ分子ポンプ、油圧機器、工業炉等
    • 航空機器事業: 航空機搭載品、防衛向け製品
    • その他: 不動産賃貸等
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末、自己株式含む): 296,070,227株
    • 期末自己株式数: 7,130,002株
    • 期中平均株式数: 288,933,978株
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日: 2026年6月25日
    • 配当支払開始予定日: 2026年6月26日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2026年6月23日
    • 決算説明会: 実施済(資料有)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は2027年3月期(次期)ではなく、本決算発表時点の当期業績に対する会社予想(注:該当期の会社予想がある場合に比較))
    • 売上高: 実績 560,728百万円/会社予想 575,000百万円 → 達成率 97.5%
    • 営業利益: 実績 73,702百万円/会社予想 76,000百万円 → 達成率 97.0%
    • 純利益(親会社株主帰属): 実績 60,499百万円/会社予想 55,000百万円 → 達成率 110.0%
  • サプライズの要因:
    • 売上は日本・北米・欧州・その他アジアで増加し過去最高を更新する一方、営業利益は売上増で増益も一部費用(試験研究費・基幹システム関連)等の影響で会社予想を下回る。
    • 純利益は営業外収益(為替差益等)や経常利益の増加により会社予想を上回る。
  • 通期への影響:
    • 当期は通期着地の発表であり、次期(2027年3月期)予想は提示済。会社は中東情勢等により予想見直しの可能性を明示しており、外部環境が不利化すれば修正の可能性あり。
  • 対会社予想差分(売上・営業利益・純利益)
    • 売上高: 実績 560,728百万円、会社予想 575,000百万円、差分 ▲14,272百万円(予想比率 ▲2.5%)
    • 営業利益: 実績 73,702百万円、会社予想 76,000百万円、差分 ▲2,298百万円(予想比率 ▲3.0%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績 60,499百万円、会社予想 55,000百万円、差分 +5,499百万円(予想比率 +10.0%)

財務指標

  • 財務諸表(要点):
    • 総資産: 737,978百万円(前期比 +9.8%)
    • 純資産: 565,166百万円(前期比 +13.5%)
    • 流動資産: 497,728百万円、流動負債: 150,248百万円 → 流動比率 ≒ 331%(健全)
  • 収益性:
    • 売上高: 560,728百万円(前年同期比 +4.0%)
    • 営業利益: 73,702百万円(前年同期比 +2.8%) 営業利益率: 13.1%(業界により異なるが良好水準)
    • 経常利益: 82,753百万円(前年同期比 +14.9%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 60,499百万円(前年同期比 +12.5%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS): 209.39円(前年同期比 +14.1%)
  • 収益性指標:
    • ROE(自己資本当期純利益率): 11.4%(目安: 8%以上で良好)
    • ROA(概念的): 指標として総資産経常利益率 11.7%(目安: 5%以上で良好)
    • 営業利益率: 13.1%(前年 13.3% とほぼ横ばい)
  • 進捗率分析(通期実績に対する達成率)
    • 通期予想(参考)575,000百万円に対する売上進捗率: 97.5%
    • 通期予想に対する営業利益進捗率: 97.0%
    • 通期予想に対する純利益進捗率: 110.0%
  • キャッシュフロー:
    • 営業CF: 54,679百万円(前年同期比 +5.1%)
    • 投資CF: ▲15,907百万円(前年同期比 +31.4%:投資支出減少により支出縮小)
    • 財務CF: ▲25,504百万円(前年同期比 +47.3%:配当支払等はあるが自己株取得縮小等で支出減)
    • フリーCF(営業CF − 投資CF): 38,772百万円(54,679 − 15,907)
    • 営業CF/純利益比率: 54,679 / 60,499 ≒ 0.9(目安: 1.0以上で健全。若干下回る)
    • 現金及び現金同等物期末残高: 160,839百万円(前年同期比 +17.2%)
  • 四半期推移(QoQ): 本資料は通期開示のため詳細なQoQ推移は省略
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 76.6%(安定水準)
    • 有利子負債: 実質少額(短・長期借入金合計は極小)
    • インタレスト・カバレッジ: 179.4倍(高水準、利払いを十分カバー)
  • 効率性:
    • 総資産回転率や細かい回転指標は資料に直接の比率表記なし(売上増に伴い総資産増だが収益性改善)
  • セグメント別(主要)
    • 計測機器事業: 売上 364,908百万円(前年同期比 +4.9%)、営業利益 52,578百万円(=525億7千8百万円、同 +1.0%)
    • 医用機器事業: 売上 73,794百万円(+1.7%)、営業利益 4,871百万円(+14.3%)
    • 産業機器事業: 売上 71,523百万円(▲1.1%)、営業利益 10,595百万円(+1.2%)
    • 航空機器事業: 売上 43,371百万円(+12.2%)、営業利益 8,220百万円(+35.5%)
    • その他: 売上 7,130百万円(▲5.8%)、営業利益 1,180百万円(+87.2%)
  • 財務の解説:
    • 総資産・純資産ともに増加。現金増加・退職給付資産増・棚卸増等が主因。内部留保を成長投資(設備・DX等)に振り向ける方針。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益: 固定資産売却益 255百万円、投資有価証券売却益 18百万円 等(合計 274百万円)
  • 特別損失: 投資有価証券評価損 805百万円、関係会社整理損 426百万円、固定資産処分損 334百万円 等(合計 1,566百万円)
  • 一時的要因の影響: 特別損益は小幅だが、投資有価証券評価損や関係会社整理損が一時的な下押し要因。基本業績は営業利益ベースで評価すべき。
  • 継続性の判断: 一部の特別損失は非継続的要因と考えられる(投資評価損等)。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2026年3月期(実績): 中間配当 27円、期末配当 42円、年間配当 69円(前期比 +3円)
    • 配当性向(連結): 33.0%
    • 純資産配当率(DOE): 3.8%
    • 2027年3月期(予想): 中間配当 27円、期末配当 43円、年間配当 70円
  • 特別配当の有無: 2025年3月期は創業150周年記念配当4円を含むが、2026年3月期は通常配当(特別配当なし)
  • 株主還元方針: 配当性向30%以上の維持を基本方針。自社株買いは期中に一部処理があるが今期は大幅実施なし(期中の自己株式増減は限定的)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 設備投資額: 22,117百万円(前年 22,949百万円、前年比 ▲3.6%)
    • 主な投資内容: 生産能力拡大(ターボ分子ポンプ等)、海外拠点整備(北米R&Dセンター等)
    • 減価償却費: 20,381百万円(前年比 +2.4%)
  • 研究開発:
    • 主な研究開発テーマ(記載): AI/ロボティクスを取り込んだ分析プロセスの自動化、メドテック(臨床MS)、イメージングのAI画像解析、表面観察(走査電子顕微鏡)等

受注・在庫状況(該当する業種の場合)

  • 受注状況: 決算短信に受注高/受注残は明示なし(–)
  • 在庫状況:
    • 棚卸資産(商品・製品等): 86,449百万円(前年 81,680百万円、前年比 +5.8%)

セグメント別情報

  • 計測機器事業: 売上 364,908百万円(+4.9%)、営業利益 52,578百万円(+1.0%) — リカーリング強化、ヘルスケア(製薬・臨床)およびGX/マテリアル分野が寄与。
  • 医用機器事業: 売上 73,794百万円(+1.7%)、営業利益 4,871百万円(+14.3%) — 新製品(AI画像解析・X線TV等)が海外中心に増加。
  • 産業機器事業: 売上 71,523百万円(▲1.1%)、営業利益 10,595百万円(+1.2%) — ターボ分子ポンプは堅調、油圧機器は一部減少。
  • 航空機器事業: 売上 43,371百万円(+12.2%)、営業利益 8,220百万円(+35.5%) — 防衛分野の拡大が牽引。
  • 地域別(売上): 日本 242,581百万円(+3.4%)、米州 81,866百万円(+4.2%)、欧州 54,802百万円(+10.6%)、中国 91,736百万円(+0.4%)、その他のアジア 71,468百万円(+10.0%)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画の4つの注力領域(ヘルスケア、グリーン、マテリアル、インダストリー)に沿った投資・事業展開を継続。R&D強化、海外拠点(北米R&D、Make in India等)、リカーリングの組織化などは中期計画と整合。
  • KPI達成状況: 売上・利益面で増収増益&過去最高売上を達成。リカーリング比率や具体KPIは短信に数値記載なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 資料に同業他社との直接比較は記載なし(–)。
  • 市場動向(短信記載のみ):
    • 中国の民需停滞や米国の関税影響、地政学リスクなど先行き不透明。
    • 半導体(TMP)やバイオ医薬・臨床・環境規制分野は需要拡大が見込まれる。

テーマ・カタリスト

(短信本文に明示されている内容のみ、箇条書き)

  • 短期的な成長分野:
    • 臨床検査市場向け質量分析システム、液体クロマト分析の拡販
    • X線TVシステム等医用機器の海外展開
    • ターボ分子ポンプの生産能力拡大とリカーリング事業拡大
  • 中長期的な成長分野:
    • AI・ロボティクスを組み込んだ分析プロセスの自動化・ソリューション提供
    • PFAS対応や水素・アンモニアなど新エネルギー向け分析システム(グリーン領域)
    • 表面観察(走査電子顕微鏡)を含むマテリアル領域の拡大
    • 半導体向けの非破壊検査・不良解析ソリューション
  • リスク要因(短信に明記されたもののみ):
    • 中東情勢の緊迫化による原材料価格・物流費上昇
    • 一部地域での顧客投資抑制
    • 為替変動(為替差益/損失が損益に影響)

注視ポイント

(次四半期に向けた論点、短信本文に記載のある変数のみ)

  • 通期予想に対する進捗率と達成可能性: 当期実績は会社予想に対し売上 97.5%、営業利益 97.0%、純利益 110.0% の達成率。来期(2027年)予想の達成は中東情勢や原材料・物流コスト動向に依存。
  • 主要KPIの前期同期比トレンド: 売上 +4.0%、経常利益 +14.9%、当期純利益 +12.5% と利益改善トレンド。
  • ガイダンス前提条件の妥当性: 会社は中東情勢等の影響を織り込んだ前提を提示しており、情勢変化で見直しの可能性を明示。
  • その他注視点: リカーリング事業の伸長、TMPの生産能力拡大投資、北米R&D拠点の成果(臨床MS等)、配当方針の継続性。

今後の見通し

  • 業績予想(2027年3月期、連結):
    • 売上高: 575,000百万円(+2.5%)
    • 営業利益: 76,000百万円(+3.1%)
    • 経常利益: 75,000百万円(▲9.4%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 55,000百万円(▲9.1%)
    • 会社予想の前提条件: 中東情勢等の不確実性を一定織り込んでいるが、情勢変化で予想見直しが必要になる可能性がある旨を明示。
  • 予想の信頼性: 会社は将来の情勢変化に応じて修正する旨を明記(保守的な前提を一部組み込んでいる可能性)。
  • リスク要因(短信明記): 為替・原材料価格・物流費上昇、顧客投資抑制、地政学リスク等。

重要な注記

  • 会計方針: 2029年3月期第1四半期からIFRS任意適用を予定(短信に明記)。当期の会計方針変更・修正再表示は無。
  • その他: 決算補足説明資料・決算説明会の開催あり。重要な後発事象は無しと記載。

(注)数値はすべて連結ベース、単位は百万円(明記のない場合は注釈参照)。不明な項目は「–」で省略。資料は株式会社島津製作所 2026年3月期 決算短信に基づく要約。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7701
企業名 島津製作所
URL http://www.shimadzu.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 精密機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.55)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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