2026年3月期第3四半期決算 現況と今後の展望(決算説明会資料)

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: IFRS任意適用開始と米国連結子会社のIPO検討に伴う開示方針変更(米国単体業績の開示停止)。国内既存店好調と出店による成長を継続する方針を強調。
  • 業績ハイライト: 売上収益 1,356.6億円(前年同期比 +7.1%)、営業利益 195.6億円(前年同期比 +7.9%)、当期利益 113.4億円(前年同期比 +0.9%)。既存店の稼働月数増加等で売上を押し上げ、営業増益を確保。
  • 戦略の方向性: 国内既存店強化(新機種導入、コラボ施策、カラオケ料金改定等)、国内少数出店+米国で積極出店(ジャパニーズフードホール/Round One Delicious)、資本配分は成長投資(設備投資)と財務負担返済を優先。
  • 注目材料: 米国子会社2社の海外IPO検討(情報管理観点で米国単体開示停止)。Round One Delicious(北米高付加価値和食複合店舗)や米国のジャパニーズフードホール展開の進捗。四半期配当は1株あたり4.5円、配当性向目安はおおむね25%。
  • 一言評価: 積極投資と海外展開を継続しつつ、既存店の回復で増収増益を維持しているが、IFRS移行と米国IPO準備による開示変化・会計差異に注意。

基本情報

  • 企業概要: 株式会社ラウンドワン(Round1)。主要事業分野:ボウリング・アミューズメント機器運営、カラオケ・飲食、スポーツ複合施設(スポッチャ)、その他(物販・サービス等)。
  • 代表者名: 代表取締役社長 杉野 公彦
  • 説明会情報: 開催日時 2026年2月10日、説明会形式:IR資料(スライド)による開示、参加対象:投資家・アナリスト等(資料に基づく公開IR)。
  • 説明者: 代表取締役社長 杉野 公彦(発言概要:IFRS適用、米国子会社のIPO検討と開示方針変更、国内外の出店方針および資金配分方針を説明)。
  • セグメント:
    • ボウリング:ボウリング施設の運営
    • アミューズメント:クレーンゲーム等アミューズメント機器運営
    • カラオケ・飲食:カラオケルームおよび飲食提供
    • スポッチャ:室内スポーツ・遊戯施設
    • その他:物販・その他サービス、子会社事業等

業績サマリー

  • 主要指標(2026年3月期 第3四半期累計 実績:2025.4~2025.12)
    • 売上収益(売上高): 1,356.6億円(前年同期比 +7.1%)←良い
    • 営業利益: 195.6億円(前年同期比 +7.9%)←良い
    • 営業利益率: 14.4%(前年同期 14.3%)
    • 税引前利益: 172.8億円(前年同期比 +8.5%)←良い
    • 当期利益(純利益): 113.4億円(前年同期比 +0.9%)←ほぼ横ばい
    • 1株当たり利益(EPS): –(資料記載なし)
  • 予想との比較
    • 会社予想に対する達成率(第3四半期計画比)
    • 売上:計画 1,353.8億円 → 実績 1,356.6億円=達成率 100.2%(ほぼ計画どおり)
    • 営業利益:計画 197.5億円 → 実績 195.6億円=達成率 99.0%(概ね計画どおり、小幅未達)
    • 当期利益:計画 115.7億円 → 実績 113.4億円=達成率 98.0%(小幅未達)
    • サプライズの有無: 目立つ超過サプライズはなし。売上は計画を僅かに上回り、営業利益は計画にほぼ到達。
  • 進捗状況
    • 通期予想(2026年3月期 計画)に対する進捗率(第3四半期累計実績/通期計画)
    • 売上進捗率: 1,356.6 / 1,887.8 = 71.9%(進捗良好、上期重視の事業構造)
    • 営業利益進捗率: 195.6 / 301.3 = 64.9%(やや下振れ余地)
    • 当期利益進捗率: 113.4 / 178.3 = 63.6%
    • 中期経営計画や年度目標に対する到達率: 中期計画のKPI別明示数値は資料に限定的 → 一部指標は目標達成方向(店舗増、営業利益率目標16.0%)だが判定は保留。
    • 過去同時期との進捗比較: 2025年同時期比で増収増益(売上 +7.1%、営業利益 +7.9%)。
  • セグメント別状況(第3四半期累計:単位=億円、前年同期比)
    • ボウリング:220.4億円(前年同期比 +5.8%)←好調
    • アミューズメント:826.0億円(前年同期比 +8.1%)←牽引
    • カラオケ・飲食:143.8億円(前年同期比 +7.2%)←改善
    • スポッチャ:139.0億円(前年同期比 +4.1%)←増収
    • その他:27.2億円(前年同期比 +4.4%)
    • セグメント別構成・寄与度: アミューズメントが最大の売上規模で成長率も高く、全体成長を牽引。

業績の背景分析

  • 業績概要・トピックス: 稼働月数増(期中店舗稼働月数 1,431 → +2.4%)により売上ベースで約90.2億円増加。国内既存店が好調で計画比でも微増。
  • 増減要因:
    • 増収の主因: 稼働月数増、新機種導入(クレーンゲーム等)、コラボキャンペーン、カラオケ料金改定・持込可施策、Round1 LIVE等店舗施策。
    • 増益の主因: 売上増の効果。減益要因として人件費、アミューズメント景品費、水道光熱費の増加。一方でアミューズリース減価償却費等の減少が利益を下支え。
    • その他の営業損益: 第3四半期は△4.8億円(固定資産除売却損 △3.7億円、減損損失 △1.5億円)で一時的要因が発生。
  • 競争環境: 競合との明確な市場シェア推移の記載は限定的。国内では既存店強化・機器投入・コラボで差別化、海外ではジャパニーズフードホールなど新たな付加価値で競争力を構築中。
  • リスク要因: IFRS適用に伴う会計表示・税効果の差異、米国子会社のIPO不確実性(IPOが完了する保証なし)、為替前提(計画換算レート 1$=146.03円、1元=20.00円)、設備投資・リース負債の増加、減損リスク。

テーマ・カタリスト

(資料記載内容のみ、箇条書き)

  • 中期計画で示された成長ドライバー
    • クレーンゲーム機の増台・新機種導入
    • 積極的なコラボキャンペーンの実施(国内月25件前後)
    • 既存店施策(料金設定改定、持込可、リモートイベント等)
    • 新業態・出店(国内で年間数店舗、米国で積極出店)
    • Round One Delicious(北米ハイエンド和食複合店舗)展開、米国ジャパニーズフードホール導入
  • リスク・チャレンジ
    • 米国子会社のIPO検討に伴う情報開示方針変更(米国単体業績等の開示停止)
    • IFRS任意適用に伴う会計・税効果の差異
    • 出店投資に伴うキャッシュアウトとリース負債増加

注視ポイント

  • 経営陣が強調した戦略の実行進捗を測る指標
    • 国内既存店前年対比(既存店売上成長率:各セグメントの既存店前年対比)
    • 期末店舗数・新規出店数と稼働月数(期末総店舗数 計画 162 店)
    • Round One Delicious の出店(NY・ラスベガスのユニット開店時期と収益化)
    • 設備投資額・営業CF・有利子負債返済状況(営業CF計画 643億円、設備投資 428億円、有利子負債返済・利息支払 469億円)
    • その他の営業損益(減損・除売却等)の発生有無
  • 次回決算で確認すべき論点
    • Q4(通期)での営業利益率回復状況と通期計画達成見通し
    • Round One Delicious の初期ユニット(売上・利益寄与)と出店コスト
    • 米国子会社のIPO進捗(公表可能な範囲での開示)およびそれによる情報開示方針の変更影響
    • IFRS適用に伴う税効果の期末差異と実効税率への影響

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 既存店の業績向上(新機種導入、コラボ、料金施策)と新業態を含む積極出店による成長
    • 海外(特に米国)での積極出店と新業態(ジャパニーズフードホール、Round One Delicious)展開
    • キャピタルアロケーションは成長投資(設備投資)優先、借入・リース負債の返済、株主還元の順
  • 進行中の施策:
    • カラオケ料金改定(平日13時まで1時間100円を一部導入→2026年1月末で全店舗展開)
    • ROUND1 LIVE(リモートイベント)運営、子供向けキャンペーン(小中学生無料等)
    • 月間約25件のコラボキャンペーン実施、アミューズメント新機種(桃太郎電鉄メダルゲーム)導入(2026年1月末全店導入済)
    • 米国でのジャパニーズフードホール出店準備、Round One Deliciousのユニット出店スケジュール(2026年度夏より北米出店開始予定)
  • セグメント別施策:
    • ボウリング/カラオケ:プロイベントやリモートレッスン、料金施策で利用促進
    • アミューズメント:クレーンゲーム増台、オリジナル景品展開
    • スポッチャ:コラボ・パッケージ等で集客強化
  • 新たな取り組み:
    • Round One Delicious(鮨・日本料理等ハイエンド和食ユニット)による北米高付加価値展開
    • SDGsリース「みらい2030®」等サステナブルな調達・リース取組み

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期:2026年3月期 計画、IFRS)
    • 売上高: 1,887.8億円
    • 営業利益: 301.3億円(営業利益率 16.0%)
    • 税引前利益: 265.9億円
    • 当期利益: 178.3億円
  • 予想の前提条件:
    • 為替換算レート:1ドル=146.03円、1元=20.00円(計画算出時)
    • 下期の出店予定反映済(計画は2025年11月7日公表の修正計画に基づく)
  • 予想修正:
    • 2026年3月期計画は2025年11月7日の修正計画に基づく。今回資料からの追加修正はなし。
    • 計画値と実績で法人税等の算出方法差により期中で差額が生じる可能性あり(最終的に期末精算で解消見込み)。
  • 中長期計画とKPI進捗:
    • 期末店舗数目標:2026年計画 162店舗(第3四半期時点 160店舗、期末想定 162)
    • 営業利益率目標(通期)16.0%(第3四半期時点 14.4%)
    • その他KPI(ROE等)は資料に数値ありが、IFRS移行で算定方法に差異あり。進捗は概ね改善方向だが最終確認は通期。
  • 予想の信頼性:
    • 上期実績を踏まえた修正計画を公表済みで、通期計画は上期実績を反映した保守的な面がある旨の記載。
  • マクロ経済の影響:
    • 為替・リース負債の影響、消費者の来店動向(景気・イベント)等が業績に影響。

配当と株主還元

  • 配当方針: 期初計画の当期利益のおおむね25%前後を配当性向の目安とする。四半期配当を実施。
  • 配当実績:
    • 四半期配当(第3四半期時点):1株あたり4.5円(2025年3月期末配当は4.0円)
    • 年間配当(通期予想):通期計画に基づく総額は資料参照(株主還元計画 45億円)
    • 前年比較: 四半期配当は増(4.0円→4.5円)※年間換算は通期確定後に確定
  • 特別配当: なし(資料記載なし)
  • その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(資料記載の株主還元は主に配当と明記)。

製品やサービス

  • 製品: 主要アミューズメント機器(クレーンゲーム、メダルゲーム等)、新機種「桃太郎電鉄ワールド」導入済。
  • サービス: ボウリング、カラオケ、アミューズメント、スポッチャ(複合遊戯施設)、リモートイベント(ROUND1 LIVE)等。カラオケは平日深夜帯の料金改定等で利用拡大施策。
  • 協業・提携: 各種コラボキャンペーン(月約25件)や人気店とのフードホール協業(Round One Deliciousで多数の高評価加盟店を想定)。
  • 成長ドライバー: クレーンゲーム増台・景品強化、コラボ施策、Round One Deliciousによる高付加価値出店(北米)など。

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢: 開示資料からは成長投資・出店・既存店強化に前向きであり、米国IPOに伴う開示管理を重視するスタンスが読み取れる。
  • 未回答事項: 米国子会社のIPOの時期・完了可能性・具体的な資本政策(IPO後の当社持株比率等)は不確定で、資料上明確な回答はなし。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中立~やや強気。既存店好調と出店計画を強調しつつ、IPOの不確実性やIFRS移行の影響については慎重な表現。
  • 表現の変化: IFRS任意適用と米国子会社のIPO検討に伴い、情報管理・開示方針の変更(透明性の取り扱い)の説明に時間を割いている点が特徴的。
  • 重視している話題: 海外展開(特に米国)、Round One Delicious、既存店施策、新機種導入、資本配分(設備投資・有利子負債返済・配当)。
  • 回避している話題: 米国子会社の詳細な業績開示(単体)は今後停止するため詳細説明を避けている点。

投資判断のポイント

  • ポジティブ要因:
    • 国内既存店の回復・稼働改善による売上増
    • アミューズメント中心に高成長セグメントが存在
    • 明確な出店計画(国内数店+米国積極出店)と新業態(Round One Delicious)
    • 配当性向目安を公表し四半期配当を増配(1株4.5円)
  • ネガティブ要因:
    • 米国子会社のIPO検討に伴う開示の制約(米国単体開示停止で透明性低下の可能性)
    • IFRS適用による会計・税効果差異と期中の利益変動リスク
    • 大規模な設備投資・リース負債の返済負担(リース債務含む実質負債増加のリスク)
    • 一時的な減損や固定資産除売却損の発生
  • 不確実性: 米国IPOの成否、為替動向、出店投資の初期採算、顧客動向(消費回復の継続性)に依存。
  • 注目すべきカタリスト:
    • Round One Delicious の北米での初期出店と収益化(NY・ラスベガス等)
    • 次回決算での通期計画達成確度(特に営業利益率)
    • 米国子会社のIPO関連の進捗(公開可能情報)

重要な注記

  • 会計方針: 2025年3月期有価証券報告書以降、連結財務諸表をIFRS任意適用。2024年3月期までの実績は日本基準数値で記載している箇所あり。IFRS適用に伴う差異は資料(補足説明)参照。
  • リスク要因(特記事項):
    • 米国連結子会社2社の海外IPOが完了する保証はない旨を表明。IPOはSEC審査等を経て初めて公募が可能。
    • 計画数値と実績の税効果算出方法の違いにより期中に差額が生じるが、期末で概ね解消見込みと注記あり。
  • その他: IR方針(サイレンス期間)として決算発表約4週間前より取材を原則制限。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4680
企業名 ラウンドワン
URL http://www.round1.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.60)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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