2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想を修正(上方修正)。前回発表予想比で通期売上高は上振れ(修正幅 +50,000 百万円、+4.0%)。Q3累計の業績自体は会社予想に対して概ね順調(進捗率は下記参照)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は +4.9% の増収、営業利益は ▲12.2% の減益)。
- 注目すべき変化:トイホビー事業が堅調で売上・セグメント利益ともに拡大。デジタル事業は売上ほぼ横ばいながらセグメント利益が大幅減(▲29.3%)で全体の営業減益に寄与。映像音楽は売上増ながら利益は前年の劇場ヒットの反動で減少。
- 今後の見通し:通期業績予想は修正済(売上高1,300,000 百万円、営業利益181,000 百万円、親会社帰属当期純利益130,000 百万円)。現時点の進捗率は高く、第4四半期の投入タイトル/商品動向次第で達成可能性は高いと考えられる(留意点は下記)。
- 投資家への示唆:IP軸のポートフォリオ効果で売上は拡大基調。だがデジタル/映像の利益変動が業績のボラティリティ要因。中期での成長投資(中期計画で6,000億円規模)および自己株式取得による資本効率改善が注目点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 主要事業分野: トイホビー、デジタル(ゲーム等)、映像音楽(旧IPプロデュース)、アミューズメント等のIPを軸にした事業持株会社
- 代表者名: 代表取締役社長 浅古 有寿
- 報告概要:
- 提出日: 2026年2月5日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明会: 有(機関投資家・アナリスト向け)、決算補足説明資料作成:有
- セグメント:
- トイホビー事業:プラモデル、フィギュア、一番くじ、カプセルトイ等
- デジタル事業:ネットワークコンテンツ(スマホ等)、家庭用ゲーム等
- 映像音楽事業(旧 IPプロデュース):映像作品の制作・配給、ライセンス等
- アミューズメント事業:アミューズメント施設、業務用ゲーム等
- その他:グループ向け物流・管理等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 650,000,000株(2026年3月期3Q)
- 期末自己株式数: 2,634,006株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計): 647,307,918株(2026年3月期3Q)
- 今後の予定:
- 自己株式取得(取締役会決議):取得期間 2026年2月6日~2026年4月30日(上限 6,000,000株、取得価額総額上限 30,000百万円)
- 通期業績予想・配当予想の修正公表: 2026年2月5日(同日公表)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(第3四半期累計実績と会社通期予想(修正後)との比較・達成率)
- 売上高: 実績 1,002,243 百万円、通期予想 1,300,000 百万円 → 進捗率 77.1%
- 営業利益: 実績 157,395 百万円、通期予想 181,000 百万円 → 進捗率 87.0%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 実績 115,044 百万円、通期予想 130,000 百万円 → 進捗率 88.5%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因(売上):トイホビーが国内外で好調(ガンプラ、コレクター向け商品、たまごっち等ヒット)、新規ネットワークコンテンツが好評でデジタル売上を支えた。
- 下振れ要因(利益):デジタル事業のセグメント利益が大幅減(施策・タイトル構成の差)、映像音楽は前年に比べ劇場興行収入寄与が弱く利益が減少したことが営業利益減の主因。
- 一時項目:特別損失が増加(関係会社株式売却損 2,954 百万円など)し税引前利益に影響。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を上方修正(売上・営業利益・経常利益・親会社帰属純利益を全て上方修正)。第4四半期の投入タイトル/商品と為替・原材料の動向が最終的な到達性を左右する。
- 対会社予想差分(会社が短信本文で明示している「前回発表予想(A)」→「今回修正予想(B)」の差分)
- 売上高: +50,000 百万円(+4.0%)※前回 1,250,000 → 修正 1,300,000(資料明示)
- 営業利益: +16,000 百万円(+9.7%)※前回 165,000 → 修正 181,000
- 純利益(親会社株主に帰属する当期純利益): +10,000 百万円(+8.3%)※前回 120,000 → 修正 130,000
財務指標
- 財務諸表要点(第3四半期末 2025年12月31日)
- 総資産: 1,169,415 百万円(前期末比 +66,778 百万円)
- 純資産: 855,136 百万円(前期末比 +61,920 百万円)
- 自己資本比率: 73.1%(前期末 71.9% → 安定水準)
- 現金及び預金: 386,708 百万円(前期末 388,460 百万円)
- 受取手形・売掛金・契約資産: 177,913 百万円(前期末 123,998 百万円、増加)
- 棚卸資産(商品及び製品): 58,117 百万円(前期末 43,375 百万円、増加)
- 収益性(第3四半期累計)
- 売上高: 1,002,243 百万円(前年同期比 +4.9%)
- 営業利益: 157,395 百万円(前年同期比 ▲12.2%)→ 営業利益率 = 157,395 / 1,002,243 ≒ 15.7%
- 経常利益: 166,484 百万円(前年同期比 ▲10.2%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 115,044 百万円(前年同期比 ▲10.6%)
- 1株当たり四半期純利益(累計): 177.73 円(前年同期 196.72 円)
- 収益性指標(補足)
- ROE: –(短信に明示なし)
- ROA: –(短信に明示なし)
- 営業利益率: 15.7%(中期計画目標は継続的に12%以上)
- 進捗率分析(通期予想(修正後)に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高進捗率: 77.1%
- 営業利益進捗率: 87.0%
- 純利益進捗率: 88.5%
- コメント: 営業利益・純利益の進捗が売上進捗を上回っており、通期達成可能性は高いが第4四半期の大型案件やコスト動向の影響は注意が必要。
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書: 「当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません」と明記(よって営業CF/投資CF/財務CFの詳細は短信に非記載)
- フリーCF: –(資料非開示)
- 営業CF/純利益比率: –(資料非開示)
- 四半期推移(QoQ)
- 季節性: 玩具やゲームの発売スケジュールにより四半期ごとの変動あり(短信の事業説明より示唆)
- 財務安全性
- 自己資本比率 73.1%(安定水準)
- 流動負債合計 281,960 百万円、固定負債合計 32,318 百万円 → 負債合計 314,278 百万円
特別損益・一時的要因
- 特別利益: 投資有価証券売却益 1,119 百万円 等(当第3四半期累計)
- 特別損失: 関係会社株式売却損 2,954 百万円、その他 855 百万円(合計 3,810 百万円)
- 一時的要因の影響: 特別損失の増加が税引前利益を圧迫(前年同期と比べ特別損失が増加)。映像音楽事業は前年の複数劇場ヒットの反動で営業利益が下振れしている点も一時的要因に近い。
- 継続性の判断: 関係会社株式売却損等は一時的要因の性格が強いと判断されるが、今後のM&A・資産再編等があれば類似案件の発生可能性あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(実績): 23.00 円(2026年3月期 中間、前年 11.00 円)
- 期末配当(予想): 50.00 円(2026年3月期 予想)
- 年間配当予想: 73.00 円(修正あり、前期実績 71.00 円)
- 配当利回り: –(株価非掲載のため算出不可)
- 配当性向: 会社予想EPS(通期)200.83 円に対し配当73.00 円 → 配当性向 ≒ 36.3%
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 自己株式取得を実施予定(2026年3月期 上限 6,000,000株、取得価額総額上限 30,000 百万円)。中期的にEPS・ROE向上を重視。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 中期計画における成長投資合計: 約6,000 億円(今中期計画期間中、ゲーム・映像制作等の原価中心、金型等設備投資、戦略的“360”投資を含む)
- 減価償却費(第3四半期累計): 32,444 百万円(前年同期 27,773 百万円)
- 研究開発:
- R&D費用の明示値: –(短信に金額開示なし)
- 主なテーマ: ゲーム開発・映像制作におけるクオリティ向上、新技術研究(外部パートナーとの連携)等(文章記載あり)。
受注・在庫状況(該当)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品及び製品): 58,117 百万円(前期末 43,375 百万円、増加 14,742 百万円)
- 在庫回転日数等の記載: –(短信に明示なし)
- コメント: 売掛金・商品在庫の増加は販売拡大と商品投入の先行在庫によるものと説明あり。
セグメント別情報
- トイホビー事業:
- 売上高: 503,658 百万円(前年同期比 +8.5%)
- セグメント利益: 103,577 百万円(前年同期比 +6.1%)
- 主な要因: ガンプラ、大人向け商品、トレカ、ガシャポン、たまごっち等が好調
- デジタル事業:
- 売上高: 358,853 百万円(前年同期比 +0.5%)
- セグメント利益: 49,889 百万円(前年同期比 ▲29.3%)
- 主な要因: 新作アプリや主力タイトルの安定運営はある一方、家庭用ゲームのタイトル編成差で利益減
- 映像音楽事業:
- 売上高: 63,624 百万円(前年同期比 +4.3%)
- セグメント利益: 8,971 百万円(前年同期比 ▲4.8%)
- 主な要因: 新作映像作品(Gundam GQuuuuuuX)等で売上貢献するも、前年の複数劇場ヒットの反動で利益は下振れ
- アミューズメント事業:
- 売上高: 111,740 百万円(前年同期比 +6.7%)
- セグメント利益: 7,946 百万円(前年同期比 ▲2.4%)
- 主な要因: 既存店売上高が伸長、施設型店舗等が好調
- その他事業:
- 売上高: 28,958 百万円(前年同期比 +6.2%)
- セグメント利益: 2,176 百万円(前年同期比 +3.8%)
- 地域別売上: 国別/地域別の詳細数値は短信に明示なし(コメントとしてグローバル展開強化の記述あり)
- セグメント戦略: IP横断の展開強化、グローバル展開、CW360部門による新領域投資等を推進
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2025年4月開始、3ヶ年):
- 最上位概念: パーパス「Fun for All into the Future」、中長期ビジョン「Connect with Fans」
- 共通テーマ: 「さらなる事業規模の拡大」「新たな事業の柱の獲得」「長期利益を生み出す体制構築」
- 4つのキーテーマ: 「いいものつくる」「もっとひろげる」「そだてつづける」「みがきふかめる」
- 計数目標(2028年3月期): 連結売上高 14,500 億円、連結営業利益 2,000 億円、海外売上比率 50%以上
- 継続的目標: 営業利益率 継続的に 12%以上、エクイティスプレッド 継続的に 5%以上
- KPI達成状況: 今期は売上伸長で中期方向に沿うが、セグメント利益の変動が課題。資本効率向上のためEPS・ROE重視の施策を実行中(自己株式消却済、追加取得計画あり)。
競合状況や市場動向
- 市場動向(短信の記載に基づく):
- 映像配信の普及により日本IPのグローバル人気が拡大
- 一方で原材料価格上昇や物価上昇、世界の政情不安や米国の通商政策等で不確実性が継続
- 競合との比較: 短信内で同業他社比較の定量的記載はなし。ただしIPを核としたポートフォリオとグローバル展開が競争優位の柱と記載あり
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている項目のみ列挙)
- 短期的な成長分野:
- 新作ネットワークコンテンツ(例: SDガンダム ジージェネレーション エターナル)
- 家庭用新作タイトル(ELDEN RING NIGHTREIGN 等)とトイホビーの相乗効果
- ガンダム関連(新作映像、EXPO出展)によるIP波及
- たまごっち等のヒット商品
- 中長期的な成長分野:
- 中期計画(Connect with Fans)に基づくIP価値最大化、グローバル展開強化
- 「CW360」による新規領域・アライアンス投資(360投資)
- 映像(実写映画化:Legendary Picturesと共同投資)や北米拠点設立による海外展開強化
- リスク要因(短信本文に明記されたもののみ):
- 世界の政情不安や米国の通商政策等による先行き不透明性
- 原材料価格や物価上昇によるコストアップ
- 市場・顧客ライフスタイルや嗜好の変化による需要変動
注視ポイント(次四半期に向けた論点、短信記載に基づく)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性: 売上進捗 77.1%、営業利益進捗 87.0%、純利益進捗 88.5%。第4四半期の大型商品・タイトルの投入とマーケティング次第で達成可能性は高いが、下期集中の興行収入やゲームの売上構成に注意。
- 主要KPIの前期同期比トレンド: 売上は +4.9%(増収)、営業利益は ▲12.2%(減益)— デジタル・映像の利益動向が主要論点。
- ガイダンス前提条件の妥当性: 短信は為替や原油等の数値前提を明示しておらず、マクロ・コスト動向の変化がリスク要因として挙げられている。為替・原材料動向の注視が必要。
- その他: 自己株式取得(市場買付、上限30,000百万円)による資本調整が進行中で、株主還元・資本効率の改善が期待される。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無: 有(2025年11月6日公表分を2026年2月5日に修正公表)
- 修正後(2026年3月期 通期): 売上高 1,300,000 百万円(前回 1,250,000)、営業利益 181,000 百万円(前回 165,000)、経常利益 190,000 百万円(前回 172,000)、親会社株主に帰属する当期純利益 130,000 百万円(前回 120,000)
- 会社予想の前提条件(為替・原材料など): 短信本文に具体的数値記載なし。注記ではマクロの不確実性を指摘。
- 予想の信頼性: 第3四半期累計の進捗は良好で、会社は通期見通しを上方修正。過去の予想達成傾向について短信で特記はないため、引き続き四半期ごとのタイトル投入・興行結果・原材料価格に注意。
- リスク要因: 為替・原材料価格上昇、世界情勢・通商政策の変化、主要タイトルの興行・販売成否。
重要な注記
- 会計方針: 会計方針の変更・見積りの変更・修正再表示は無しと明記(短信)。
- 監査(レビュー): 四半期連結財務諸表に対する期中レビュー(有限責任あずさ監査法人)を受けており、重要な点での異常は指摘されていない(期中レビュー報告書あり)。
- その他重要事項:
- 自己株式の消却(2025年4月30日実施、10,000,000株)に伴う資本剰余金・自己株式の減少を実施済み。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(短信明記)。
(注)不明な項目は — と記載しています。本まとめは提供された決算短信(連結)本文に基づき作成しました。投資助言は行いません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7832 |
| 企業名 | バンダイナムコホールディングス |
| URL | http://www.bandainamco.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.67)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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