2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対し、売上は微小に下振れ(達成率99.2%)したが、営業利益・経常利益・当期純利益は会社予想を上回って着地(営業利益は+42百万円、経常利益は+57百万円、親会社株主帰属当期純利益は+61百万円)。総じて「ほぼ会社予想どおり」。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は+0.7%/営業利益は▲11.1%)。売上は横ばいだが利益率が低下。
- 注目すべき変化:セグメントでは「その他」が受注減少からヘリウム液化機販売好調などで売上・利益とも大幅増(売上高 +145.0%)。一方、溶接機材セグメントの利益は大きく減少(セグメント利益 ▲45.9%)。
- 今後の見通し:会社は通期予想(通期売上56,000百万円、営業利益4,800百万円等)を維持。為替・原材料・需要動向等の不確実性に留意しつつ、新製品開発・販売体制強化で対応予定。
- 投資家への示唆:売上の底堅さは確認される一方で営業利益率が低下。価格改定やコスト構造改善の進捗、溶接機材の需要回復、ヘリウム関連の継続的な伸長が中短期のカタリストとなる点を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 小池酸素工業株式会社
- 主要事業分野: 機械装置(切断・溶断機器等)、高圧ガス(各種工業用・医療用ガスの製造・販売)、溶接機材(溶接機・材料等)の製造・仕入・販売
- 代表者名: 代表取締役社長 小池 英夫
- 報告概要:
- 提出日: 2026年5月13日
- 対象会計期間: 2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日、通期)
- 決算説明会資料: 有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- 機械装置: 中大型切断機、ガス自動切断機、溶断器具等の製造・販売(国内外の造船等向け)
- 高圧ガス: 工業用・医療用ガスの製造・仕入・販売、レンタル等
- 溶接機材: 溶接機、溶接材料、安全器具等の販売
- その他: 燃焼式排ガス処理装置、ヘリウム液化機 等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 22,614,665株
- 期末自己株式数: 1,504,380株
- 期中平均株式数: 21,101,435株
- 今後の予定:
- 定時株主総会: 2026年6月26日(予定)
- 配当支払開始予定日: 2026年6月29日
- 有価証券報告書提出予定日: 2026年6月25日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想=通期予想(資料))
- 売上高: 実績 55,570百万円 / 会社予想 56,000百万円 → 達成率 99.2%
- 営業利益: 実績 4,842百万円 / 会社予想 4,800百万円 → 達成率 100.9%
- 経常利益: 実績 5,357百万円 / 会社予想 5,300百万円 → 達成率 101.1%
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績 3,461百万円 / 会社予想 3,400百万円 → 達成率 101.8%
- サプライズの要因:
- 売上はほぼ想定どおりだが、利益面では固定資産売却益など特別利益(特別利益合計168百万円)が寄与。営業外・特別項目の影響を含め経常~当期純は上振れ。
- 一方、売上総利益・販売費及び一般管理費の変動や減損・訴訟関係費用等の特別損失285百万円が利益を圧迫。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正していない(予想未修正)。年度実績は概ね会社予想を満たしているため、現時点では大幅な修正の必要性は示されていない旨。
- 対会社予想差分(売上・営業利益・純利益)
- 売上高: 実績 55,570百万円 ⇔ 会社予想 56,000百万円 → 差分 ▲430百万円(▲0.8%)
- 営業利益: 実績 4,842百万円 ⇔ 会社予想 4,800百万円 → 差分 +42百万円(+0.9%)
- 経常利益: 実績 5,357百万円 ⇔ 会社予想 5,300百万円 → 差分 +57百万円(+1.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績 3,461百万円 ⇔ 会社予想 3,400百万円 → 差分 +61百万円(+1.8%)
財務指標
- 財務諸表要点(連結、単位:百万円)
- 売上高: 55,570(前年 55,206、前年同期比 +0.7%)
- 営業利益: 4,842(前年 5,448、前年同期比 ▲11.1%)
- 経常利益: 5,357(前年 6,046、前年同期比 ▲11.4%)
- 当期純利益(親会社株主帰属): 3,461(前年 3,633、前年同期比 ▲4.7%)
- 総資産: 79,112(前年 74,735)
- 純資産: 50,079(前年 45,571)
- 自己資本比率: 59.3%(安定水準)
- 1株当たり当期純利益(EPS): 164.04円(前年 172.47円、前年同期比 ▲4.8%)
- 収益性指標(短信明示値)
- ROE(自己資本当期純利益率): 7.7%(目安: 8%以上で良好 → やや物足りない)
- ROA(総資産経常利益率): 7.0%(目安: 5%以上で良好 → 良好)
- 営業利益率: 8.7%(前年 9.9% → 低下)
- 進捗率分析(短信に記載の第2四半期累計値を基に)
- 第2四半期(累計)売上高進捗率: 25,000 / 56,000 = 44.6%
- 第2四半期(累計)営業利益進捗率: 1,300 / 4,800 = 27.1%
- 第2四半期(累計)親会社株主帰属当期純利益進捗率: 800 / 3,400 = 23.5%
- (過去同期間との比較は短信の累計値のみ記載のため、通常ペースか否かは第2四半期の進捗率から判断)
- キャッシュフロー(連結、百万円)
- 営業CF: +4,084(前年 +3,667)
- 投資CF: ▲2,174(前年 ▲1,318) ※主に有形固定資産取得支出 2,167百万円
- 財務CF: ▲2,291(前年 ▲2,221) ※主に配当支払等
- フリーCF: +1,910(営業CF – 投資CF)
- 営業CF/当期純利益比率: 4,084 / 3,722 ≒ 1.1倍(目安1.0以上で健全 → 健全)
- 現金及び現金同等物残高(期末): 16,221百万円(前年 16,493百万円)
- 四半期推移(QoQ): 当資料は通期数値中心のため、直近四半期の詳細QoQは短信本文の四半期累計値に依存(該当ページ参照)。
- 財務安全性:
- 自己資本比率 59.3%(安定水準)
- 有利子負債は短期借入金・長期借入金を含むが、負債合計 29,032百万円 に対して現預金等を保有 → 流動性は良好
- 効率性・セグメント別:
- セグメント別の売上・利益は下欄参照(セグメント別情報節)
特別損益・一時的要因
- 特別利益: 合計 168百万円(主な内訳:固定資産売却益 138百万円、投資有価証券売却益 16百万円、関係会社株式売却益 5百万円)
- 特別損失: 合計 285百万円(主な内訳:減損損失 231百万円、訴訟損失 40百万円、固定資産除売却損 13百万円)
- 一時的要因の影響: 特別利益・特別損失は業績に影響を与えており、経常〜当期純利益の上振れ要因・下振れ要因が混在。特に減損・訴訟費用は一時的要因と判断される可能性が高い(短信記載に基づく)。
- 継続性の判断: 減損や訴訟は基本的に一時的要因だが、その発生背景(資産の構成変化や案件の継続的リスク)をモニタリングする必要あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年3月期(当期)年間配当: 50円(中間 0円、期末 50円)
- 配当総額: 1,055百万円
- 配当性向(連結): 30.5%(会社方針:配当性向30%以上を基本)
- 2027年3月期(予想): 年間配当 50円(予想)
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 配当性向30%以上を基本、安定的配当を目指す。自社株買い等の記載: 無(短信記載なし)
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 当期有形・無形固定資産の増加額(連結): 2,877百万円(内、キャッシュ支出による有形固定資産取得 2,167百万円)
- 主な投資内容: 建設仮勘定の増加、機械装置等の生産設備投資等(短信記載)
- 減価償却費: 1,990百万円
- 研究開発:
- R&D費用: –(短信に明示的な金額記載なし)
- 主な研究開発テーマ(短信記載): 機械装置部門で切断現場の自動化・IT化・無人化向け研究開発、斜め切断(開先切断)等の適用拡大、水素燃料を用いた排ガス処理装置などの新製品開発
受注・在庫状況(該当)
- 受注状況(当連結会計年度、機械装置セグメント)
- 受注高: 17,138百万円(前年同期比 94.8%)
- 受注残高: 5,216百万円(前年同期比 73.5%)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品・製品等): 4,713百万円(前年 4,827百万円、前年同期比 ▲2.4%)※短信の個別明細参照
- 在庫回転日の記載: –(短信に明示なし)
セグメント別情報
(連結、単位:百万円、前年比は短信記載)
- 機械装置:
- 売上高: 25,851(当期)(前期 25,885 → 前年同期比 ▲0.1%)
- セグメント利益: 4,833(当期)(前期 4,931 → 前年同期比 ▲2.0%)
- 概要: 造船向けの手持ち工事は堅調、DBCファイバーレーザーの高出力化・適用範囲拡大で新需要掘り起こし
- 高圧ガス:
- 売上高: 19,772(当期)(前期 20,400 → 前年同期比 ▲3.1%)
- セグメント利益: 1,309(当期)(前期 1,372 → 前年同期比 ▲4.6%)
- 概要: 原材料・物流コスト上昇への価格改定等を実施、医療分野のレンタル強化
- 溶接機材:
- 売上高: 8,093(当期)(前期 8,164 → 前年同期比 ▲0.9%)
- セグメント利益: 315(当期)(前期 583 → 前年同期比 ▲45.9%)
- 概要: 主需要先の需要減で出荷低迷、コスト上昇で利益が大幅に圧迫
- その他:
- 売上高: 1,853(当期)(前期 756 → 前年同期比 +145.0%)
- セグメント利益: 291(当期)(前期 192 → 前年同期比 +51.4%)
- 概要: ヘリウム液化機販売が好調で大幅増収
- 地域別売上(当期、百万円): 日本 42,380 / 米国 7,172 / アジア 4,575 / 欧州 1,082 / その他 359(合計 55,570)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の方向(短信記載):
- 「世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化」を掲げ、拡販と収益力強化を推進
- 機械装置での自動化・無人化対応、高圧ガスでの構造改革(充填工場再構築等)、ヘリウムリサイクル事業の拡大などを明示
- KPI達成状況: 明示の個別KPIは短信に限定的記載のため詳細は –。ただしセグメント別成績は計画の重点分野(機械装置の海外展開、ヘリウム関連拡大)と整合
競合状況や市場動向
- 市場動向(短信記載要旨):
- 造船は手持ち工事量が高水準、産業機械は回復途上、建設は公共投資は底堅いが民間は資材高止まり等で不透明
- 地政学リスクや為替等の外部要因に注意が必要
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されているもののみ)
- 短期的な成長分野:
- DBCファイバーレーザーの高出力化(18kW→40kW)と開先切断適用拡大
- ヘリウム液化機の販売好調
- 中長期的な成長分野:
- 切断現場の自動化・IT化・無人化向け製品開発
- ヘリウムリサイクル事業(半導体向けヘリウム回収精製装置等)
- ガス事業の構造改革(充填工場再構築・配送合理化)
- リスク要因(短信に明記されたもののみ):
- 為替相場の変動リスク
- 製商品の急激な需要変動
- 販売価格の大幅な変動
- 原材料・物流コスト上昇
注視ポイント(次四半期に向けた論点)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:
- 通期は会社予想を維持。第2四半期累計の進捗(売上 44.6%、営業利益 27.1%)を踏まえ、通期は達成可能範囲だが営業利益率回復の実現性を注視。
- 主要KPIの前期同期比トレンド(短信に記載の変数のみ):
- 溶接機材のセグメント利益大幅減少(▲45.9%)が継続すれば通期利益に影響。
- その他セグメント(ヘリウム関連)は大幅拡大で上ブレ寄与。
- ガイダンス前提条件の妥当性:
- 短信では為替・需給変動等の不確実性を前提に挙げており、原材料・物流コスト動向と価格転嫁の成否が鍵。
- 上記は短信本文の記載に基づく論点に限定。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(2027年3月期の初期予想): 売上高 56,000百万円(+0.8%)、営業利益 4,800百万円(▲0.9%)、経常利益 5,300百万円(▲1.1%)、親会社株主帰属当期純利益 3,400百万円(▲1.8%) — (短信:通期予想は開示、修正はなし)
- 予想の信頼性: 今期は会社予想と実績が概ね整合して着地。過去の予想達成傾向についての詳細記載は短信にないため判断は限定的(短信注記参照)。
- リスク要因: 為替、原材料・物流コスト、需要変動、地政学リスク等が業績に影響。
重要な注記
- 会計方針: 当期における会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し(短信記載)。
- その他重要告知: 期中に普通株式1株につき5株の株式分割(2025年4月1日付)を実施済み(短信注記)。重要な後発事象の該当は無し。
(注)本文の数値はすべて短信(小池酸素工業 2026年3月期 決算短信)に記載された連結数値に基づく。表現は投資助言ではなく情報整理であり、投資判断は自己責任で行ってください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6137 |
| 企業名 | 小池酸素工業 |
| URL | https://www.koike-japan.com/home |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.74)」によって自動生成されました。
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