2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 第3四半期累計(2025/4–12)実績は会社予想に対して上振れ(特に経常利益・当期純利益が通期予想を既に上回る)。通期予想は11月に修正済み。
  • 業績の方向性: 増収増益(売上高+5.9%、営業利益+143.9%、経常利益+242.4%、親会社株主に帰属する四半期純利益+123.9%)。
  • 注目すべき変化: 建設事業(特に土木)の採算改善で売上総利益率が大幅改善。土木の営業利益は前年同期比+251.7%と大幅増。
  • 今後の見通し: 売上進捗は約76%、営業利益進捗は約91%と順調。通期営業利益予想(15,200百万円)達成の可能性は高い一方、為替差益等の営業外収益は予想に織り込んでおらず、為替動向が業績に与える影響は大きい。
  • 投資家への示唆: 採算改善による利益拡大が主因。為替要因(ヘッジ会計中止に伴う評価益等)や連結子会社(石狩バイオエナジー)の状況(過去の事故・運転停止・債務制限条項の抵触と追加融資)は注視要因。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社奥村組
    • 主要事業分野: 土木工事・建築工事を中心とする総合建設事業、投資開発(不動産販売・賃貸)、再生可能エネルギー事業等
    • 代表者名: 代表取締役社長 奥村 太加典
  • 報告概要:
    • 提出日: 2026年2月13日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結)
  • セグメント:
    • 土木事業: 社会資本整備等の土木工事(売上増・採算改善が顕著)
    • 建築事業: 建築工事(受注増、採算改善)
    • 投資開発事業: 不動産販売・賃貸、再エネ(売上減・営業損失縮小)
    • その他: 建設資機材等の製造販売等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 38,665,226株
    • 期末自己株式数: 2,794,639株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 35,875,555株
  • 今後の予定:
    • 決算説明会: 決算補足資料は作成(説明会は無)
    • IRイベント: 決算補足資料のTDnet掲載/自社サイト掲載あり

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(通期会社予想との比較・達成率)
    • 売上高: 実績(累計)230,972百万円 / 通期予想302,500百万円 → 進捗率 76.4%
    • 営業利益: 実績13,820百万円 / 通期予想15,200百万円 → 進捗率 91.0%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績15,137百万円 / 通期予想13,600百万円 → 進捗率 111.4%(通期予想を既に超過)
    • 経常利益: 実績21,957百万円(通期予想17,600百万円を大幅に上回る)
  • サプライズの要因:
    • 主因は完成工事総利益率の改善(前期からの繰越工事で追加工事獲得や原価低減が進んだため)。
    • 営業外収益に為替予約評価益(石狩バイオエナジー関連の評価益含む)を計上している点が経常利益を押し上げている。ただし為替は予想に織り込んでいない。
  • 通期への影響:
    • 営業面の進捗は良好で営業利益予想は達成見込みが高い。ただし、経常・純利益は為替評価益など一時的要因により変動しているため、通期着地は為替と石狩バイオエナジーの稼働回復次第。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産: 423,187百万円(前連結年度末 393,466百万円、+29,721百万円)
    • 負債合計: 235,166百万円(前 221,010百万円、+14,155百万円)
    • 純資産合計: 188,021百万円(前 172,455百万円、+15,566百万円)
    • 自己資本比率: 45.2%(安定水準、前 45.1%)
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高: 230,972百万円(前年同期比 +5.9% / +12,769百万円)
    • 営業利益: 13,820百万円(前年同期比 +143.9% / +8,153百万円)
    • 営業利益率: 5.98%(前年同期 2.60%、大幅改善)
    • 経常利益: 21,957百万円(前年同期比 +242.4%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 15,137百万円(前年同期比 +123.9%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 421.96円(前年同期 183.54円)
  • 収益性指標
    • ROE(簡易)= 親会社株主に帰属する四半期純利益15,137 / 自己資本191,282(参考) ≒ 7.9%(目安:8%以上で良好 → ほぼ基準付近)
    • ROA(簡易)= 15,137 / 423,187 ≒ 3.6%(目安:5%以上で良好 → 未達)
    • 営業利益率: 5.98%(業種平均は会社により差異あり。前期比で大幅改善)
  • 進捗率分析(通期予想に対する)
    • 売上高進捗率: 76.4%(通常ペース:やや早め)
    • 営業利益進捗率: 91.0%(良好、通期達成見込み高)
    • 純利益進捗率: 111.4%(既に通期予想を上回る)
    • 過去同期間との比較: 営業利益・経常利益の改善率が大きく、進捗良好
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注:当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは未提示)
    • 現金預金: 16,478百万円(前期末 28,714百万円、減少)
    • 減価償却費: 2,338百万円(前年同期 3,019百万円)
    • 投資有価証券が増加(60,397 → 72,620百万円)
    • フリーCF算出不可(CF明細未提示)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 四半期別の詳細QoQ数値は資料上四半期累計のみで、直近四半期単独は限定的(但し累計で利益拡大が鮮明)
    • 季節性: 建設業の通年での進捗は地域・工程に依存するため注意
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 45.2%(安定水準)
    • 流動比率(概算): 流動資産251,268 / 流動負債165,806 ≒ 151%(短期支払余裕あり)
    • 負債比率(概算): 負債235,166 / 純資産188,021 ≒ 1.25倍
    • 短期借入金は減少(43,801 → 36,501百万円)、長期借入金は増加(5,006 → 25,005百万円)
  • 効率性
    • 総資産回転率等の詳細指標は別途計算可能だが、売上増に対し資産増は限定的で効率改善傾向

特別損益・一時的要因

  • 特別利益: 投資有価証券売却益 1,778百万円(前年同期 3,457百万円)
  • 特別損失: 合計 125百万円(前年同期 345百万円)
  • 一時的要因の影響:
    • 営業外収益に為替予約評価益(4,688百万円)と為替予約決済益(1,236百万円)が計上されており、経常利益を押し上げている。これらは為替変動に依存する一時的要因。
    • 連結子会社(石狩バイオエナジー)の爆発事故後のヘッジ会計中止に伴う評価益計上があるため、経常利益・包括利益は一時要因の影響を受けている。
  • 継続性の判断: 為替評価益等は継続性が低く、来期以降の再現性は限定的。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期: 年間合計 216.00円(中間113、期末103)
    • 2026年3月期(修正後予想): 中間 110.00円(実施済)、期末 154.00円、年間合計 264.00円(増配)
  • 配当利回り: –(株価必要のため省略)
  • 配当性向(会社予想ベース): 年間配当264.00円 / 1株当たり当期純利益予想379.14円 ≒ 69.6%(高めの還元)
  • 株主還元方針: 配当予想を修正(増配)。自社株買いの記載なし。

設備投資・研究開発

  • 設備投資額: –(本短信に明確記載なし)
  • 減価償却費: 2,338百万円(第3四半期累計)
  • 研究開発費: –(記載なし)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注状況:
    • 土木事業の受注工事高: 91,742百万円(前年同期比 △17.6%)
    • 建築事業の受注工事高: 160,353百万円(前年同期比 +168.9%)
  • 在庫状況:
    • 未成工事支出金: 4,665百万円(前期末 5,340百万円、やや減少)
    • 受取手形・完成工事未収入金: 211,128百万円(増加)

セグメント別情報

  • 土木事業:
    • 売上高: 83,647百万円(前年同期比 +16.4%)
    • セグメント利益: 7,351百万円(前年同期比 +251.7)
    • コメント: 海外(台湾)で大型受注あり。前期繰越工事の採算改善が寄与。
  • 建築事業:
    • 売上高: 138,590百万円(前年同期比 +1.6%)
    • セグメント利益: 6,687百万円(前年同期比 +44.4%)
    • コメント: 国内大型受注が増え、採算改善。
  • 投資開発事業:
    • 売上高: 5,583百万円(前年同期比 △12.4%)
    • セグメント損失: △535百万円(損失幅縮小、前年 △1,344百万円)
    • コメント: 石狩バイオエナジーは一時運転再開があったが現在停止中。復旧工事は計画どおり進捗、2026年4月から本格稼働予定(見込み)。
  • その他:
    • 売上高: 3,151百万円(前年同期比 △11.2%)
    • 営業利益: 180百万円(前年同期比 △30.1%)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: –(本短信に具体的な中期数値計画の記載なし)
  • KPI達成状況: 採算改善(粗利率・営業利益率向上)は中期の収益性改善に資する兆しだが、為替影響や子会社再稼働が変動要因。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 建設投資は公共・民間とも堅調だが、資機材価格高止まり・労務需給逼迫で建設コスト上昇に注意が必要。
  • 競合比較: 同業他社との相対比較は本資料に無し(別途同業比較が必要)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 連結通期予想(修正後): 売上高 302,500百万円(+1.4%)、営業利益 15,200百万円(+56.2%)、経常利益 17,600百万円(+97.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益 13,600百万円(+399.5%)、1株当たり当期純利益 379.14円
    • 予想の前提: 為替等の変動は連結業績予想の営業外収益には織り込んでいない(為替による損益変動は業績に大きく影響する可能性あり)
  • 予想の信頼性: 第3四半期までの進捗は良好だが、為替や石狩バイオエナジーの商業運転再開状況が通期業績に影響する点は不確定性。
  • リスク要因:
    • 為替変動(為替評価益が業績変動要因になっている)
    • 原材料・労務コストの上昇
    • 石狩バイオエナジーの復旧遅延や財務制限条項の影響(同社に対し追加融資実施、債権者の権利行使は受けていない)

重要な注記

  • 会計方針の変更: 無
  • 四半期連結財務諸表に対するレビュー: 有(意見修正なし)
  • その他重要事項:
    • 連結子会社石狩バイオエナジーの発電施設事故に伴いヘッジ会計適用を中止(以降、為替評価益等を営業外収益に計上)。
    • 同社のノンリコース借入に財務制限条項への抵触が確認され、奥村組は追加融資等で支援。債権者から期限の利益喪失に関わる権利行使は受けていない。

(不明な項目は「–」で記載しています)
免責: 本資料は提供された決算短信の内容を整理したものであり、投資助言を目的とするものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1833
企業名 奥村組
URL http://www.okumuragumi.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.7)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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