2026年3月期第3四半期 決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 確認申請手続きの期間延長(7日→35日)により構造計算出荷や販売プロセスが約1か月遅延し、3Qで住宅分野の売上が想定を下回ったため通期業績予想を下方修正。株主還元重視の立場から期初配当予想(1株あたり31円)は据え置き。
  • 業績ハイライト: 3Q累計売上高6,141百万円(前年同期比△3.9%)、営業利益89百万円(前年同期比△57.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益27百万円(前年同期比△70.2%)。営業利益率は約1.5%(低位)。好調分野は環境設計(省エネ計算)の大幅増。
  • 戦略の方向性: 2026年4月の建築基準法改正による在来工法の不利化を受け、SE構法(Ver.3・G-BOARD採用)による差別化拡大、登録施工店ネットワーク/プレカット工場(全国14工場)強化、大規模木造(非住宅)領域の拡充、BIM・省エネ支援の拡大。
  • 注目材料: 通期業績予想の下方修正(売上8,616百万円←9,016百万円、営業利益194百万円←294百万円)。G-BOARD採用(耐力壁強化:壁倍率換算11.7倍相当、当社比1.57倍)でSE構法の優位性拡大。子会社社名変更(MAKE HOUSE→KINO BIM)。
  • 一言評価: 法改正が追い風だが、行政手続きの長期化が短期業績を圧迫しており回復タイミングが鍵。

基本情報

  • 説明会情報: 開催日時:2026年2月13日。説明会形式:資料(発表スライド)。参加対象:–(投資家向け決算説明資料)。
  • 説明者: 発表者(役職):–。発言概要:決算内容、法改正影響、通期予想の修正、成長戦略(住宅・非住宅・環境・DX)等を説明。
  • セグメント:
    • 木造耐震設計事業(住宅分野/ネットワーク展開・ハウスメーカー対応): 構造設計、資材販売、登録施工店ネットワーク、性能保証など
    • 大規模木造建築(非住宅)分野: 中大規模木造の構造設計、特殊加工、プレカット供給、施工支援(子会社 翠豊 等)
    • 環境設計分野: 省エネルギー計算、ZEB化支援、長期優良申請サポート、BELS等
    • DX・その他分野: BIMによる建築データ作成・保存、3DCGシミュレーション(MAKE ViZ→KINO BIM)

業績サマリー

  • 主要指標(2026年3月期 3Q累計、単位:百万円/前年同期比)
    • 売上高:6,141(前年6,392、△251、△3.9%) → 進捗:通期修正予想比71.2%(良い目安:進捗高めだが季節変動注意)
    • 売上総利益:1,685(+14、+0.9%)
    • 販管費:1,596(+133、+9.1%)
    • 営業利益:89(前年208、△118、△57.1%) 営業利益率 ≒ 1.45%(低い=悪い目安)
    • 営業外損益:△21(前年0、△21)
    • 経常利益:67(前年207、△139、△67.3%)
    • 特別損益:23(前年0、+22)
    • 税引前当期純利益:91(前年208、△117、△56.1%)
    • 法人税等:48(前年71、△23、△32.2%)
    • 非支配株主持分:15(前年45、△29、△65.0%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:27(前年92、△64、△70.2%)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料未記載)
  • 予想との比較:
    • 会社予想に対する達成率(3Q累計 vs 通期修正予想)
    • 売上高達成率:約71.2%(6,141/8,616)→ 高めの進捗(良)だが下期偏重や受注遅延に注意
    • 営業利益進捗:約45.9%(89/194)→ 進捗低め(悪)
    • 当期純利益進捗:約20.5%(27/132)→ 低い(悪)
    • サプライズの有無:通期予想を下方修正(サプライズ要素)。理由は住宅分野の構造計算出荷数減少(行政手続き長期化等)。
  • 進捗状況:
    • 通期(修正)に対する進捗(上記)。売上は高めだが利益は未達傾向。
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率:–(中期数値の明示なし)。
    • 過去同時期との進捗率比較:前年同期比で売上微減、利益大幅減。
  • セグメント別状況(3Q累計/前年同期比)
    • 木造耐震設計事業 合計売上:5,721百万円(前期比△5.8%) ※内訳以下
    • 住宅分野:売上高3,562百万円(前期比△3.2%)
    • ネットワーク展開、ハウスメーカー対応を含む。確認審査機関での停滞が続き出荷遅延。
    • 大規模木造建築(非住宅)分野:売上高2,159百万円(前期比△9.8%)
    • SE構法の構造計算出荷は安定/出荷数は順調(非住宅向けは堅調)。
    • 環境設計分野:売上高314百万円(前期比+42.5%)、省エネ計算数は前年同期比+37.7%(3,359戸)
    • DX・その他(BIM等):売上高105百万円(前期比+7.7%)
    • その他(合算):売上高420百万円(前期比+31.8%)
    • KPI:登録施工店数632社(2025年12月末、3Q末時点で新規加入28社、退会17社)

業績の背景分析

  • 業績概要: 3Qの売上は前年並みだが、行政手続きの長期化(確認申請期間が7日→35日に)で構造計算出荷→着工→売上計上までの期間が約90日→約120日に延び、1Q・2Qでの販売が大きく影響。加えてインフレ懸念・金利上昇で登録施工店の集客低下が住宅分野にネガティブ影響。
  • 増減要因:
    • 増収の主要因:環境設計分野(省エネ計算)の需要増(省エネ適合義務の影響)。
    • 減収の主要因:住宅分野の構造計算出荷停滞(行政手続長期化)、市場環境悪化による受付数減少。
    • 増益/減益の主要因:販管費増加(+133百万円、+9.1%)および出荷遅延による収益圧迫が営業利益悪化の主因。特別損益で23百万円計上(詳細は資料に注記なし)。
  • 競争環境: 建築基準法改正(2026年4月実施)で在来工法・2×4の仕様規定が厳格化されるため、構造計算を行うSE構法の優位性が拡大。SE構法は全棟構造計算・集成材・SE金物により品質差別化。競合は在来や2×4勢等。
  • リスク要因: 行政手続きの更なる遅延、金利高・インフレでの需要減少、登録施工店の維持・拡大停滞、供給体制(プレカット等)での問題、法改正の実施時期や内容の変更。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 建築基準法改正を追い風にSE構法の採用率向上を図る(モデルハウス出店・展示場の拡大)、大規模木造(非住宅)領域でのネットワーク整備とプレカット生産体制強化(全国14工場)、環境設計(省エネ・ZEB)とDX(BIM)でソリューション提供。
  • 進行中の施策:
    • SE構法Ver.3導入(G-BOARD採用)で耐力壁強化・間取り自由度向上。
    • 名古屋工場との提携契約(2025年9月締結)を含むプレカット供給体制の強化。
    • MUJI HOUSE(良品計画との合弁)を通じた事業拡大。
    • 子会社の社名変更(MAKE HOUSE→KINO BIM)でBIMブランド強化。
  • セグメント別施策:
    • 住宅分野:展示場出店加速、登録施工店へのSE構法採用促進。
    • 大規模木造:施工・受注網拡大、大規模木造ネットワークの設立、施工体制整備(全国選定工務店)。
    • 環境設計:非住宅向け省エネ認定(ZEB化)支援強化、リノベ領域拡大。
    • DX/BIM:BIMによる建築データ管理・シミュレーションサービス推進。
  • 新たな取り組み: G-BOARD(構造用パーティクルボード)採用、SE構法Ver.3で高さ6m・スパン制限解除→鉄骨マーケットへの置換検討。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期修正、単位:百万円)
    • 売上高:8,616(期初9,016、対期初△400、△4.4%)
    • 営業利益:194(期初294、△99、△33.8%)
    • 経常利益:214(期初326、△112、△34.4%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:132(期初229、△97、△42.3%)
    • 配当:期初計画どおり1株あたり31.00円を据え置き
  • 予想の前提条件: 確認審査機関の停滞が影響しているため、引き続き行政手続きの状況が短期見通しを左右。為替等の前提は資料に明示なし。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度: 住宅分野の出荷回復が前提だが、短期的には行政手続きの影響で保守的に修正。配当は維持する方針で株主還元重視の姿勢を示す。
  • 予想修正:
    • 通期予想は下方修正(前記数値)。理由:3Qにおける住宅分野の構造計算出荷の大幅減(受付数の減少・手続き長期化に伴う出荷遅延)。
    • 修正の主要ドライバー:住宅分野の構造計算出荷数の減少。
  • 中長期計画とKPI進捗:
    • 中期計画の具体的数値は資料で未提示。KPIとして登録施工店数632社(増加)、省エネ計算数の前年比+37.7%等は進捗良好。
  • 予想の信頼性: 今回は行政手続きの外部要因を理由に下方修正しており、短期は不確実性高め。
  • マクロ経済の影響: インフレ・金利上昇が登録施工店の集客・受注に影響。脱炭素政策(木造化促進法等)は中長期で追い風。

配当と株主還元

  • 配当方針: 連結業績に基づいた年間配当性向40%を基準として継続的かつ安定的に実施する方針。ただし業績悪化で乖離する可能性があるが、株主還元重視で期初公表額(31円)を据え置き。
  • 配当実績:
    • 2026年3月期(計画):年間配当 31.00円(中間/期末の内訳は資料未記載)
    • 前期(25/3期):31.00円(維持)
    • 参考:25/3期実績配当29.00円→26/3期計画31.00円(増配の予定を据え置き)
    • 配当性向:通期計画ベースで40%を基準(ただし実績悪化により乖離の可能性)
  • 特別配当: なし(資料に記載なし)。
  • その他株主還元: 自社株買い等の記載なし。

製品やサービス

  • 製品: SE構法(構造計算・金物・集成材)、G-BOARD(高耐力壁)、SE金物、プレカット部材の供給。
  • サービス: 構造計算書作成、性能保証書発行、BIMデータの作成・保管、3DCGプレゼン、省エネ計算(戸建・集合・非住宅)、ZEB化支援、長期優良住宅申請サポート。
  • 協業・提携: MUJI HOUSE(良品計画との合弁、出資比率:良品計画60% NCN40%)、翠豊(出資比率NCN51.2%)、N&S開発(合弁でサブスク型セカンドハウス)、提携プレカット工場(全国14工場)、名古屋工場との提携(2025年9月)。
  • 成長ドライバー: 建築基準法改正による在来工法の仕様規定厳格化(SE構法へ切替加速)、G-BOARD採用による設計自由度と性能向上、非住宅(大規模木造)市場の拡大、BIM・省エネ需要の拡大。

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点):短期の業績悪化について透明性を持って説明し、配当は維持する意向を表明。法改正を長期の追い風と位置づけ、投資は継続する姿勢。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中立〜慎重。法改正を追い風にする戦略は強調する一方、短期の行政手続き問題と市場環境の悪化を理由に通期予想を保守的に修正。
  • 表現の変化: (過去資料との直接比較資料なし)今回の説明では外部要因(行政手続)により短期影響が強調され、株主還元維持を明示。
  • 重視している話題: 建築基準法改正、SE構法の優位性(Ver.3/G-BOARD)、プレカット供給体制、登録施工店ネットワーク拡大、環境設計の伸長。
  • 回避している話題: Q&Aがないため詳細不明だが、短期の業績回復見通しの具体的時点やEPS等の詳細開示は限定的。

投資判断のポイント(助言ではない整理)

  • ポジティブ要因:
    • 建築基準法改正(2026年4月実施)により在来工法の仕様規定が厳格化→SE構法の優位性拡大。
    • SE構法Ver.3・G-BOARD採用による差別化(高耐力、設計自由度向上)。
    • 環境設計(省エネ計算)の需要拡大で売上・利益の成長が見込まれる(省エネ計算数+37.7%)。
    • 全国のプレカット供給体制強化(14工場)と登録施工店ネットワーク(632社)が事業基盤。
  • ネガティブ要因:
    • 行政(確認申請)手続きの長期化による受注→出荷→売上計上の遅延(短期での業績悪化)。
    • インフレ懸念や金利上昇による登録施工店の集客低下(住宅需要の下押し)。
    • 利益率が低下(営業利益率約1.5%)しており、収益改善の速度が課題。
  • 不確実性: 行政手続きの回復時期、法改正の実際の運用影響、マクロ(金利・物価)動向、登録施工店の採用率(SE構法への切替)進捗。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 2026年4月の建築基準法改正の実施とその運用状況(SE構法採用率上昇の可否)。
    • 構造計算出荷数の回復(住宅分野の出荷数回復が業績回復の鍵)。
    • G-BOARDの本格採用による受注/市場反応、非住宅(大規模木造)プロジェクトの進捗・受注。
    • 登録施工店数および展示場出店ペース(SE構法採用拡大の先行指標)。

重要な注記

  • 会計方針: 資料上での会計方針変更の記載なし(特記事項は無し)。詳細は開示書類参照。
  • リスク要因: 資料中に示されたリスクは主に行政手続き・市場動向・競合・地価等。業績予想は不確実性を含む旨の注記あり。
  • その他: 資料末尾に将来に関する記載の留意点(前提に基づく見通しで実績を保証するものではない旨)あり。資料中の画像は実物と完成イメージが混在している旨の注記あり。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7057
企業名 エヌ・シー・エヌ
URL https://www.ncn-se.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.16)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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