1. 企業情報
- 企業名: 理研計器株式会社
- 概要: 産業用ガス検知警報機器、測定機器の研究、開発、製造、販売、アフターサービスを手掛ける。公害監視装置に強みを持ち、防災関連にも注力している。
- 設立年月日: 1934年7月30日
- 代表者名: 松本哲哉
- 従業員数: 1,349人
- 住所: 東京都板橋区小豆沢2-7-6
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 業種: 精密機器
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: 産業用ガス保安器、計測器の最大手。環境、防災関連製品に強みを持つ。
- 市場シェア: 国内市場で首位を誇る。
- 競争優位性: 各種センサーの一貫生産体制、防災関連製品への注力。
- 課題: 先行きの不透明な世界情勢や物価上昇による影響リスク。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 環境、防災関連製品への投資を継続し、市場のニーズに応える。
- 中期経営計画: 売上高の増加、営業利益の改善を目指す。具体的な施策は、原価低減、経費削減、積極的な営業活動。
- 重点分野: 産業用ガス検知警報機器、測定機器の開発・販売。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 産業用ガス検知警報機器、測定機器の販売による収益。
- 市場ニーズへの適応力: 環境問題や防災対策への需要の高まりに対応。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 各種センサーの技術革新に注力。
- 主力製品: 定置型ガス検知警報機器、可搬型ガス検知警報機器、その他測定機器。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 193.23
- BPS（実績）: 1,640.66
- PER（会社予想）: 17.18倍
- PBR（実績）: 2.02倍
- 現在の株価との比較: 株価は予想EPSを下回っており、割安な水準にあると評価できる。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 50日移動平均線は3,836.80円、200日移動平均線は3,908.95円。現在の株価3,320円は両者とも下回っており、下降傾向にある。
- 高値圏か安値圏か: 安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 46.84B
- 利益率:
- 利益率: 15.83%
- 営業利益率: 22.27%
- ROE（過去12か月）: 10.20%
- ROA（過去12か月）: 7.88%
- 過去数年分の傾向: 売上高、利益率は増加傾向。ROE、ROAは安定している。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 1.20%
- 1株配当（会社予想）: 40.00円
- 配当性向: 25.13%
- 自社株買い: 自己株式保有数1,742,000株（自己株比率1.57%）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 下降傾向。
- 影響要因: 物価上昇、長期化する不安定な世界情勢、金融市場の変動リスク等。
11. 総評
理研計器は産業用ガス検知警報機器、測定機器の分野で国内首位の企業であり、環境、防災関連製品への注力が強みである。技術革新に注力し、市場ニーズに応える事業モデルを持つ。現在の株価は予想EPSを下回っており、割安な水準にある。しかし、株価は下降傾向にあり、投資家関心も低調。売上高、利益率は増加傾向であり、財務面でも健全性は保たれているが、市場動向の不透明さが投資家心理に影響を与えている。
企業情報
| 銘柄コード | 7734 |
| 企業名 | 理研計器 |
| URL | http://www.rikenkeiki.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
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