2026年12月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 通期/中間の会社予想へのQ1直接予想は未開示だが、通期・中間予想(公表値)と照らすと、売上・営業利益は概ね想定範囲内だが、親会社帰属当期利益は中間(第2四半期累計)目標300百万円を第1四半期単独で上回り「上振れ」と言える。
- 業績の方向性: 売上高は増収ではなく減収(前年同期比▲3.5%)、営業利益は減益(前年同期比▲47.6%)で「減収減益」。一方で親会社帰属の四半期利益は大幅増(会社注記により増減率は省略)となった。
- 注目すべき変化: ディバイス事業のタブレット向け需要減によりディバイス売上が大幅減(▲23.3%)、セグメント利益も大幅減(▲54.6%)。産業資材は売上増(+4.0%)だが利益は減少(▲30.1%)。メディカルは売上・利益ともに増加(売上+3.7%、利益+13.3%)。
- 今後の見通し: 会社は既に第2四半期・通期予想を修正済み(2026年2月12日公表分を2026年5月12日に修正)。第2四半期累計目標(売上94,000百万円、営業利益1,800百万円)に対するQ1進捗は売上48.7%、営業利益41.7%、親会社帰属当期利益はQ1だけで中間目標を超過(140.7%)しているため通期達成の見方は項目によって差がある。
- 投資家への示唆: 親会社帰属利益のQ1上振れは金融収益や為替・評価益等の影響が大きく、営業面(特にディバイスの回復)を確認できるかが次四半期以降の重要論点。通期進捗の偏り(Q1で親利益が集中)を踏まえ、会社側の注記・今後の業績見通しの前提を注視する必要がある。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: NISSHA株式会社
- 主要事業分野: 産業資材(加飾フィルム・加飾成形品・蒸着紙等)、ディバイス(フィルムタッチセンサー等)、メディカル(医療機器・医薬品のCDMO等)
- 代表者名: 代表取締役社長 最高経営責任者 鈴木 順也
- 問合せ先責任者: 取締役専務執行役員 最高財務責任者 井ノ上 大輔 (TEL) (075)811-8111
- 報告概要:
- 提出日: 2026年5月12日
- 対象会計期間: 2026年12月期 第1四半期(2026年1月1日~2026年3月31日)
- 決算説明会資料: 作成あり(機関投資家向け説明会あり、資料は同日ウェブ掲載予定)
- セグメント:
- 産業資材: 加飾フィルム、加飾成形品、蒸着紙、サステナブル成形品等
- ディバイス: フィルムタッチセンサー、ガスセンサー等の部品・モジュール
- メディカル: 医療機器・医薬品のCDMO、医療用製品等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式): 48,016,100株
- 期末自己株式数: 602,650株
- 期中平均株式数(四半期累計): 47,397,742株
- 今後の予定:
- 決算発表: 本第1四半期短信(2026/5/12)および機関投資家向け説明会(同日)
- IRイベント: 機関投資家向け決算説明会(2026/5/12)、説明資料をウェブ掲載予定
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高: 45,790 百万円(対会社の四半期別予想は未開示/通期・中間予想に対する進捗は下記参照)
- 営業利益: 750 百万円(会社の四半期別予想未開示)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益: 422 百万円(会社注記で対前年同四半期増減率は1,000%以上のため表示省略)
- ※会社は第2四半期・通期予想を公表(修正有)。Q1単体の会社予想は開示されていないため、Q1単体での達成率算出は「会社予想未開示」。
- サプライズの要因:
- 親会社帰属利益の上振れは金融収益の増加(金融収益459百万円)やその他の包括利益(為替換算差額等)の影響が大きい。営業面ではディバイスの需要減が営業利益を押し下げた一方、メディカルの増益が寄与している。
- 通期への影響:
- Q1の進捗状況は項目により差があり、特に親会社帰属当期利益は中間目標を上回っているため、会社の前提(為替等)によって通期予想の達成可能性判断が左右される。会社は既に業績予想を修正済み。
- 対会社予想差分(※会社予想がQ1単体未開示のため差分計算省略):
- 会社予想未開示(Q1単体)。差分の絶対額・予想比率の記載は省略。
財務指標
- 財務諸表要点(百万円、四捨五入表示は原資料に準拠)
- 売上高: 45,790(前年同期比▲3.5%)
- 売上原価: 34,739
- 売上総利益: 11,050
- 販管費: 10,024
- 営業利益: 750(前年同期比▲47.6%)
- 税引前四半期利益: 751(前年同期比+26.8%)
- 四半期利益: 447(前年同期比+331.4%)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益: 422(増減率は会社注記により表示省略)
- 基本的1株当たり四半期利益(EPS): 8.92円(前年同期 0.26円、増減率は1,000%以上のため省略)
- 収益性:
- 売上高: 45,790 百万円(前年同期比 ▲3.5%)
- 営業利益: 750 百万円(前年同期比 ▲47.6%)、営業利益率: 約1.6%(750/45,790)
- 税引前利益: 751 百万円(前年同期比 +26.8%)
- 親会社帰属純利益: 422 百万円(前年同期比 1,000%以上のため会社は増減率を省略)
- EPS: 8.92円(前年同期 0.26円)
- 収益性指標:
- ROE: –(注:四半期単独データのみでの年率換算等は会社資料に明示されておらず算定を省略)
- ROA: –(同上)
- 営業利益率: 約1.6%(業種平均との比較は資料に記載なし)
- 進捗率分析(第2四半期累計・通期予想に対する進捗)
- 通期売上予想: 198,000 百万円 → Q1進捗: 45,790 / 198,000 = 23.1%
- 第2四半期累計(中間)売上予想: 94,000 百万円 → Q1進捗: 45,790 / 94,000 = 48.7%
- 通期営業利益予想: 7,000 百万円 → Q1進捗: 750 / 7,000 = 10.7%
- 第2四半期累計営業利益予想: 1,800 百万円 → Q1進捗: 750 / 1,800 = 41.7%
- 通期親会社帰属当期利益予想: 3,200 百万円 → Q1進捗: 422 / 3,200 = 13.2%
- 第2四半期累計親会社帰属当期利益予想: 300 百万円 → Q1進捗: 422 / 300 = 140.7%(第1四半期単独で中間目標を超過)
- コメント: 親会社帰属利益が中間目標を大きく上回っている点が特徴的。営業利益は通期比では進捗が低く見えるため、下期での回復が必要。
- キャッシュフロー(第1四半期累計)
- 営業CF: 3,969 百万円(前年同期は▲1,090百万円支出) — 主な要因: 棚卸資産増加▲3,320百万円、営業債権減少+3,146百万円、減価償却費+2,562百万円
- 投資CF: ▲1,559 百万円(前年同期は▲7,604百万円) — 有形固定資産取得支出 1,377 百万円、無形資産取得 197 百万円、子会社取得関連は前年に計上
- 財務CF: ▲3,540 百万円(前年同期 ▲3,556百万円) — 短期借入金返済 6,495 百万円、社債発行収入 5,469 百万円、配当支払 1,177 百万円等
- フリーCF: 営業CF – 投資CF = 3,969 – 1,559 = 2,410 百万円
- 現金同等物残高(期末): 38,724 百万円(前期末 39,213 百万円、増減 ▲489 百万円)
- 営業CF/純利益比率: 営業CF 3,969 / 四半期利益 447 = 8.9(目安1.0以上で健全)※四半期値のため解釈注意
- 四半期推移(QoQ):
- 前四半期(期末)データは2025年12月期末だが、QoQの公式比較は短信に明示なし → QoQ変化率は資料に明示なしのため記載省略
- 財務安全性:
- 総資産: 251,947 百万円(前期末 250,120)
- 資本合計: 118,538 百万円(親会社帰属持分 117,035 百万円)
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率): 46.5%(目安: 40%以上で安定) → 46.5%(安定水準)
- 流動負債: 77,021 百万円 / 流動資産: 116,755 百万円 → 流動比率(簡易)= 116,755 / 77,021 = 約151.6%(流動性は良好)
- 効率性: 総資産回転率等は会社側の注記なし(計算は省略)
- セグメント別:
- 産業資材: 売上 19,529 百万円(+4.0%)、セグメント利益 708 百万円(▲30.1%)
- ディバイス: 売上 10,400 百万円(▲23.3%)、セグメント利益 392 百万円(▲54.6%)
- メディカル: 売上 14,134 百万円(+3.7%)、セグメント利益 841 百万円(+13.3%)
- 調整・その他: セグメント間調整等を含む
- 財務の解説:
- 棚卸資産の増加(+3,612 百万円)が流動資産増の主因。非流動資産では為替換算によるのれん増や公正価値評価の影響で増加。短期借入金の返済・社債発行の組合せにより流動負債は減少、非流動負債は増加。
特別損益・一時的要因
- 特別利益: 記載なし(該当なし)
- 特別損失: 記載なし(該当なし)
- 一時的要因の影響: Q1の親会社帰属利益上振れは金融収益(459百万円)やその他の包括利益(為替差益等)の寄与が大きく、営業ベースの回復が確認できるかは今後のポイント
- 継続性の判断: 為替や評価損益は一時的変動要因となる可能性が高く、継続性は限定的と判断(短信本文の記述に基づく)
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年12月期: 中間 25.00 円、期末 25.00 円、年間 50.00 円
- 2026年12月期(予想): 中間 25.00 円、期末 25.00 円、年間 50.00 円(直近公表予想から修正なし)
- 配当利回り: –(株価情報未提示のため算出不可)
- 配当性向: –(通期純利益予想に対する配当性向の記載は短信に明示なし)
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 自社株買い等の記載は本短信に明示なし
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産取得による支出(投資活動): 1,377 百万円(当第1四半期)
- 減価償却費: 2,562 百万円(当第1四半期)
- 研究開発:
- 無形資産取得支出(参考): 197 百万円(当第1四半期) — R&D費用としての内訳は短信に明示なし
- 主な研究開発テーマ: 短冊内明記なし(メディカル・モビリティ・環境分野への技術融合は中期計画で言及)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(期末): 35,504 百万円(前期末 31,892 百万円、増加額 +3,612 百万円)
- 在庫回転日数: 記載なし
- 在庫の質: 棚卸資産の増加は製品在庫等の増加である旨の説明あり(詳細内訳は記載なし)
セグメント別情報
- セグメント別状況(当第1四半期累計・百万円)
- 産業資材: 売上高 19,529(+4.0%)、セグメント利益 708(▲30.1%)
- ディバイス: 売上高 10,400(▲23.3%)、セグメント利益 392(▲54.6%)
- メディカル: 売上高 14,134(+3.7%)、セグメント利益 841(+13.3%)
- 前年同期比較: 上記の通り、ディバイスが大幅減、産業資材は売上増も利益減、メディカルは増収増益
- セグメント戦略: 短期的には既存事業ポートフォリオの強化と生産性改善、中期計画ではメディカル・モビリティ・環境を成長領域とする旨を明記(中期経営計画第8次参照)
- 地域別売上: 国内/海外比率等の詳細は短信に記載なし
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 第8次中期経営計画を運用中で、利益率の向上と資本効率性の改善を志向している(短信に明記)
競合状況や市場動向
- 市場動向: 世界経済の概要(米・欧・中国・国内景気)を含めた記述あり。タブレット市場の弱含みがディバイスにネガティブ影響、産業資材のモビリティ向けは堅調、メディカルは底堅い需要。
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている内容のみ)
- 短期的な成長分野:
- モビリティ向け外装機能部品の需要増(産業資材での販売増)
- 医療機器CDMOおよび医薬品CDMOの底堅い需要(メディカルの増収増益)
- 中長期的な成長分野:
- メディカル・モビリティ・環境に関わる技術融合による価値創出(第8次中期経営計画で言及)
- リスク要因(短信本文に明記されたもののみ):
- タブレット向け需要減少(ディバイスに影響)
- サステナブル資材の需要減少(産業資材に影響)
- 為替変動(その他の包括利益・のれん評価等に影響)
注視ポイント
(次四半期に向けた論点は短信記載の変数のみから)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:
- 第2四半期累計売上94,000百万円に対するQ1進捗48.7%(ほぼ中間の想定進捗に近い)
- 第2四半期累計営業利益1,800百万円に対するQ1進捗41.7%(やや未達寄り)
- 第2四半期累計親会社帰属当期利益300百万円に対するQ1進捗140.7%(Q1で中間目標を超過)
- 以上より、通期達成判断は項目ごとに分かれるため、会社が示す前提(為替・需要見通し等)と第2四半期の営業回復の有無が重要
- 主要KPIの前期同期比トレンド: セグメント別売上・利益の前年同期比は上記の通り(産業資材: 売上+4.0%/利益▲30.1%、ディバイス: 売上▲23.3%/利益▲54.6%、メディカル: 売上+3.7%/利益+13.3%)
- ガイダンス前提条件の妥当性: 会社は2月に公表した業績予想を本四半期実績等を踏まえ修正済(修正内容は別資料参照)。為替や金融収益の変動が業績に与える影響が大きいため、短信に示す前提(参考資料4ページ)を確認する必要あり
- その他: 棚卸資産増加や短期借入金返済・社債発行等資金構成の変化が流動性に与える影響を注視
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無: 直近に公表されている業績予想からの修正あり(2026年2月12日公表分を修正、詳細は「第2四半期連結業績予想および通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を参照)
- 会社予想の前提条件: 為替・原材料価格等の具体数値は短信本文の別添資料参照(短信本文では修正の実施を明記)
- 予想の信頼性: 会社は過去に企業結合に関する暫定的会計処理の確定を行っており、比較は遡及修正後の数値で行っている。短信中で「前期の暫定処理の確定」を反映している旨の注記あり
- リスク要因: 為替、需要動向(特にタブレット市場)、サステナブル資材の需要変動、金融収益の変動等が業績に影響
重要な注記
- 会計方針: 当期における重要な会計方針の変更はなし。前期の企業結合に係る暫定処理の確定により遡及修正を実施。
- その他: 要約四半期連結財務諸表は有限責任監査法人トーマツによる期中レビュー対象であり、監査人は「重要な点において適正」を表明。
(注)不明な項目は–で表示しています。提供情報に基づき整理しました。投資判断はご自身の判断で行ってください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7915 |
| 企業名 | NISSHA |
| URL | http://www.nissha.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.74)」によって自動生成されました。
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