1. 企業情報
- 企業名: 小松ウオール工業株式会社
- 設立年月日: 1968年1月22日
- 事業内容: 可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切などの設計、製造、施工、販売を行う。主にオフィスビル、病院、学校向けの製品を提供しており、国内市場でのシェアは首位級。
- 所在地: 石川県小松市工業団地1-72
- 代表者名: 加納 慎也
2. 業界のポジションと市場シェア
- 競争優位性: 小松ウオール工業は、間仕切り市場において国内首位の地位を確立しており、新設ビル向けに強い。
- 課題: 国内市場に重点を置いているため、海外展開の遅れが競争力に影響を与える可能性がある。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン: 中期経営計画「NEXT VISION 2028」に基づき、既存事業の成長と新規製品の創出を目指す。
- 施策: 生産・物流オペレーションの高度化を進め、効率化を図る。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に間仕切り製品の販売による収益を得ており、安定した需要が見込まれる。
- 市場ニーズの変化への適応力: オフィスや公共施設の需要に応じた製品開発を行い、柔軟に対応している。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 最新の技術を取り入れた製品開発を行い、競争力を維持。
- 主力製品: 可動間仕切や固定間仕切が主力であり、特にオフィスビル向けの製品が収益を牽引している。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 1,500円
- EPS（会社予想）: 152.71円
- PER（会社予想）: 9.82倍（業界平均14.5倍と比較して割安）
- BPS（実績）: 2,039.55円
- PBR（実績）: 0.74倍（業界平均1.3倍と比較して割安）
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近の株価は1,500円で、年初来高値1,762円、年初来安値1,276円。
- 現在の株価圏: 現在の株価は高値圏からやや下落しており、安値圏に近づいている。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 43,551百万円（前年比増）
- 営業利益: 3,641百万円
- 純利益: 2,775百万円
- ROE: 7.47%
- 自己資本比率: 80.2%
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュフローは堅調であり、財務の健全性が高い。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 4.33%
- 配当性向: 会社予想の配当性向は47.27%で、安定した配当を維持。
- 自社株買い: 現在のところ自社株買いの情報はなし。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近の株価は安定しており、出来高も一定の水準を維持。
- 株価への影響を与える要因: 業績の向上や市場動向が株価に影響を与える可能性がある。
11. 総評
小松ウオール工業は、間仕切り市場において強固な地位を持ち、安定した収益基盤を有しています。経営戦略においては、既存事業の成長と新規製品の開発に注力しており、今後の成長が期待されます。財務指標も健全で、株主還元策も充実しています。株価は業界平均に対して割安であり、投資機会として注目される企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 7949 |
| 企業名 | 小松ウオール工業 |
| URL | http://www.komatsuwall.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
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