1. 企業情報
企業名: 美濃窯業株式会社 (Mino Ceramic Co., Ltd.)
概要: 美濃窯業は1918年設立の日本の企業で、主に耐火物、プラント、建材及び舗装用材、不動産賃貸、その他を事業とする。耐火れんが、プラント、セラミック製品を製造・販売している。特にセメント向け耐火れんがの中堅企業であり、プラント事業も拡大している。
事業内容:
– 耐火物: セメント、化学向け耐火れんが
– プラント: プラントの設計・施工・メンテナンス
– 建材及び舗装用材: 建材、舗装材の製造・販売
– 不動産賃貸: 不動産の賃貸
– その他: 外注品等の販売
設立年月日: 1918年8月14日
代表者名: 太田 滋俊
従業員数: 339人
本社所在地: 〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-17-28
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
– セメント向け耐火れんがの中堅企業であり、独立色が強い。
– プラント事業の拡大により、新たな収益源を確保している。
課題:
– 建材及び舗装用材事業はコスト増加の影響を受けている。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略:
– プラント事業の拡大を掲げている。
– 持続可能な成長を目指す中期経営計画を策定し、重点分野を明確化している。
中期経営計画:
– 耐火物、プラント、建材及び舗装用材の事業強化
– 新製品開発による収益増加
– 効率的な資源配分によるコスト削減
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
– 主に耐火物、プラント、建材及び舗装用材の製造・販売による収益モデル。
市場ニーズの変化への適応力:
– 市場ニーズの変化に対応するため、新製品開発やプラント事業の拡大を推進している。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
– 技術革新により、耐火物、プラント、建材及び舗装用材の品質向上を図っている。
主力製品:
– 耐火れんが、プラント、セラミック製品が主力。
6. 株価の評価
EPSとBPS:
– EPS（会社予想）: 107.27円
– BPS（実績）: 1,350.82円
株価との比較:
– 現在の株価（827円）は52週高値（939円）から下落しており、52週安値（751円）からは上昇している。
7. テクニカル分析
株価推移:
– 直近10日間の株価は820円から830円の間で推移しており、横ばい傾向。
高値圏か安値圏か:
– 現在の株価は52週高値から下落しており、安値圏にあると評価できる。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標:
– 売上高（過去12か月）: 14.3B円
– 利益率（過去12か月）: 7.93%
– キャッシュフロー（直近四半期）: 4.1B円
– ROE（過去12か月）: 8.66%
– ROA（過去12か月）: 4.56%
過去数年分の傾向:
– 売上高、利益率は増加傾向にあり、ROE、ROAも好調。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り:
– 配当利回り（会社予想）: 3.87%
配当性向:
– 配当性向: 27.92%
自社株買いなどの株主還元策:
– 自己株式を保有している。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向:
– 直近10日間の株価は横ばい傾向。
株価への影響を与える要因:
– 経済状況、為替、原材料価格、規制環境など。
11. 総評
各分析結果の簡潔なまとめ:
– 美濃窯業はセメント向け耐火れんがの中堅企業であり、プラント事業の拡大により新たな収益源を確保している。経営陣はプラント事業の拡大と新製品開発により持続可能な成長を目指す中期経営計画を策定している。技術革新により主力製品の品質向上を図っており、財務面でも健全な成長を示している。株価は52週高値から下落しており、安値圏にあると評価できる。配当利回りは3.87%と堅調であり、株主還元も積極的に行われている。
全体的な見解:
– 美濃窯業は事業の多角化により収益増加を図っており、技術革新により主力製品の品質向上を図っている。財務面でも健全な成長を示しており、株主還元も積極的に行われている。しかし、株価は52週高値から下落しており、投資判断には慎重を期す必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 5356 |
| 企業名 | 美濃窯業 |
| URL | http://www.mino-ceramic.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
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