1. 企業情報
企業名: 昭栄薬品株式会社
概要: 昭栄薬品は、化学品、日用品、土木建設資材の販売を主要事業とする企業です。化学品には、界面活性剤、新興国向け化学品などが含まれ、日用品には掃除用品や生活関連商品、土木建設資材にはコンクリート補修材や地盤改良材などがあります。1960年に設立され、大阪を拠点に国内外で事業を展開しています。
事業内容:
– 連結事業: 化学品91(3)、日用品3(10)、土木建設資材6(0)
業界: Specialty Chemicals (特殊化学品)
市場区分: スタンダード（内国株式）
住所: 〒541-0052 大阪市中央区安土町1-5-1 船場昭栄ビル
代表者名: 藤原 佐一郎
設立年月日: 1960年3月17日
従業員数: 75人
平均年齢: 46.3歳
平均年収: 8,680千円
2. 業界のポジションと市場シェア
昭栄薬品は、特殊化学品市場において中堅企業として位置づけられています。主要競争優位性は、既存顧客との長期的な関係構築と新興国市場への進出です。課題としては、原材料価格の上昇や為替変動による影響を受けやすい点が挙げられます。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略:
昭栄薬品は、既存顧客への拡販、新製品開発、新興国市場への進出を重点的に推進しています。また、効率的な原材料調達と価格転嫁による収益増加を目指しています。
中期経営計画:
– 既存顧客への拡販と新製品開発
– 新興国市場への進出
– 原材料価格の上昇への対応策の強化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルは、主に化学品の販売に依存しています。市場ニーズの変化に適応するため、新製品開発と市場拡大戦略を強化しています。持続可能性は、新興国市場の成長と既存顧客基盤の維持に依存しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
昭栄薬品は、新興国向け化学品の開発に注力しています。
主力製品:
– 界面活性剤
– 新興国向け化学品
– コンクリート補修材
6. 株価の評価
EPS（予想）: 135.12
BPS（実績）: 2,648.59
PER（予想）: 12.26倍
PBR（実績）: 0.63倍
現在の株価（1,657円）は、BPS（2,648.59円）と比較すると割安である可能性が高いです。
7. テクニカル分析
直近10日間の株価推移を見ると、株価は1,600円から1,700円の間で変動しており、50日移動平均線（1,500.02円）を上回っている。200日移動平均線（1,369.50円）も上回っており、上昇傾向にあるとみられる。
8. 財務諸表分析
売上高（過去12か月）: 23.77B
利益率:
– 利益率: 2.22%
– 営業利益率: 2.72%
– ROE（過去12か月）: 6.27%
– ROA（過去12か月）: 1.95%
過去数年間の比較では、売上高と利益率は増加傾向にあり、ROEとROAも健全な水準を維持しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（予想）: 2.29%
1株配当（予想）: 38.00円
配当性向: 24.50%
株主還元は積極的で、過去数年間で安定した配当を行っています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価変動は、上昇傾向にあり、投資家関心も高まっています。出来高も平均を上回っており、買い気配が強いです。
11. 総評
昭栄薬品は、特殊化学品市場において中堅企業として健全な財務基盤と成長戦略を有しています。株価はBPSと比較して割安であり、上昇傾向にある。中期経営計画の推進と市場ニーズへの適応力が、持続的な成長を支える要因となっています。投資家からの関心も高まっており、将来的な成長が見込まれる企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 3537 |
| 企業名 | 昭栄薬品 |
| URL | http://www.shoei-yakuhin.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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