1. 企業情報
企業名: 網屋株式会社 (AMIYA Corporation)
概要: 網屋は、サイバーセキュリティ製品とサービスを開発、製造、販売する企業です。情報セキュリティとネットワークインフラ製品を設計・運用し、セキュリティとクラウドネットワーク製品を開発・販売しています。また、サイバーセキュリティ製品の検出・運用、情報システムサービスの運営も行っています。主な製品には、ALog ConVerter、ALog SMASH、ALog ConVerter DB、ALog EVA、Resource Athleteなどがあります。さらに、Amigram、Verona、Hypersonix、Running Supporterなどのサービスを提供しています。
設立日: 1996年12月12日
本社所在地: 〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-3-2
代表者: 石田 晃太（代表取締役社長）
従業員数: 196人
市場区分: グロース（内国株式）
業種区分: 情報・通信業
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: 情報技術サービス、特にサイバーセキュリティ分野
競争優位性: データセキュリティに強みを持ち、SaaS軸でストックビジネスを育成。ネットワーク構築サービスも提供。
市場シェア: 詳細な市場シェア情報は提供されていませんが、サイバーセキュリティ市場の成長に伴い、競争力を持つ企業です。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: サイバーセキュリティサービスの需要の高まりに応え、グローバルなサービス展開を目指しています。
中期経営計画: データセキュリティとネットワークセキュリティのサービスを拡大し、クラウドネットワーク構築・運用を強化する方針です。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: SaaSモデルによるサブスクリプションサービス、ネットワークセキュリティサービスなど。
市場ニーズの変化への適応力: サイバーセキュリティの重要性が高まる中、需要に応じて製品を適応させています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 継続的な技術革新を推進し、独自性の高い製品を開発しています。
主力製品: ALog（SIEM製品）、Verona（SASEサービス）など。
6. 株価の評価
株価: 3,115円
EPS（連）: 80.90
BPS（実績）: 494.41
PER（会社予想）: 38.50倍
PBR（実績）: 6.30倍
現在の株価との比較: PERは業界平均の66.2倍より低いため、割安な評価と見ることができます。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は、3,055円から3,365円の間で変動しています。
高値圏か安値圏か: 52週高値3,880円、52週安値1,731円を比較すると、現在の株価は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
売上高（過去12か月）: 3,560億円
営業利益（過去12か月）: 412百万円
純利益（過去12か月）: 325百万円
ROE（実績）: 18.20%
自己資本比率（実績）: 47.3%
過去数年分の傾向: 売上高、利益ともに増加傾向にあり、ROEも上昇しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 0.00%
1株配当（会社予想）: 0.00円
自社株買い: 自己株式保有数は182,611株（2024年9月末）
株主還元策: 現在、配当を行っていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近変動傾向: 直近10日間で、株価は3,055円から3,125円の間で変動しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因: サイバーセキュリティ市場の成長と企業の成果報告が主な要因。
11. 総評
網屋は、サイバーセキュリティ分野で競争力を持ち、技術革新と市場ニーズの変化に適応しています。財務面でも健全な成長を示しており、株価も高値圏に近い状況です。中期経営計画では、データセキュリティとネットワークセキュリティの強化を目指しており、将来性は高いと評価できます。ただし、配当性向は0%と株主還元は行っていないため、配当を期待する投資家には魅力的ではない点は注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 4258 |
| 企業名 | 網屋 |
| URL | https://www.amiya.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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