1. 企業情報
- 企業名: ＦＰパートナー株式会社
- 設立年月日: 2005年12月8日
- 所在地: 東京都文京区後楽1-5-3
- 事業内容: 保険代理店業を主な業務とし、訪問型の生命保険および損害保険の販売を行っています。また、「マネードクター」というブランド名で金融計画サービスを提供し、対面およびオンラインでの相談、商品説明、契約手続き、アフターサービスを行っています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- ＦＰパートナーは日本国内において保険代理店業を展開しており、訪問型の営業スタイルを強みとしています。競合他社に対しては、顧客のニーズに応じた柔軟なサービス提供が可能ですが、業界全体の競争は激化しており、特にデジタル化の進展が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣は「顧客第一」を掲げ、訪問型サービスの強化や店舗の拡大を進めています。中期経営計画では、2021年11月に「3年で30店舗開設」を目標に掲げ、既に達成しています。今後はIFAビジネスの拡大や既存顧客のフォローアップ強化を重点施策としています。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルは保険商品の販売手数料に依存していますが、顧客ニーズの変化に柔軟に対応することで持続可能性を確保しています。特に、金融資産の「貯蓄から投資へ」という流れに対応したサービス展開が重要です。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発においては、オンライン相談やデジタルプラットフォームの活用が進んでいます。主力製品は生命保険および損害保険であり、顧客の多様なニーズに応える商品ラインアップを展開しています。
6. 株価の評価
- 株価: 2,248.0円
- PER（会社予想）: 12.74倍
- PBR（実績）: 4.35倍
- EPS（会社予想）: 176.48円
- BPS（実績）: 516.53円
- 現在の株価は業界平均PER（13.7倍）に対して若干低めであり、成長期待が反映されている可能性があります。
7. テクニカル分析
- 株価は直近の高値2,248円に達しており、過去10日間の株価推移を見ても上昇傾向にあります。現在は高値圏に位置していますが、ボラティリティが高く、注意が必要です。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 33,123百万円（前年比16.6%増）
- 営業利益: 5,547百万円（前年比4.0%減）
- 純利益: 4,096百万円（前年比67.0%増）
- ROE: 31.90%
- 自己資本比率: 63.8%
- 財務指標は安定しており、特に自己資本比率が高く、財務の安全性が確保されています。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 4.18%
- 1株配当（予想）: 94.00円
- 配当性向: 56.51%
- 株主還元策として安定した配当を行っており、今後も継続的な配当政策が期待されます。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価は上昇傾向にあり、特に最近の出来高も増加しています。投資家の関心が高まっていることが伺えますが、外部要因による影響も考慮する必要があります。
11. 総評
- ＦＰパートナーは、訪問型の保険代理業を中心に成長を続けており、安定した財務基盤と高い自己資本比率を持っています。顧客ニーズに応じたサービスの柔軟性が競争優位性を生んでおり、今後の成長が期待されます。株主還元政策も安定しており、投資家にとって魅力的な企業と言えるでしょう。
企業情報
| 銘柄コード | 7388 |
| 企業名 | FPパートナー |
| URL | https://fpp.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 金融（除く銀行） – 保険業 |
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