1. 企業情報

企業名: 識学株式会社
概要: 識学は、組織マネジメント理論「識学」を用いたコンサルティングサービスを提供しています。主な事業は組織コンサルティング、スポーツエンタテインメント、VCファンド、ハンズオン支援ファンドです。人材育成、M&A仲介、知識体験プログラム、個人サービス、オープンカレッジ、プロバスケットボールチーム運営、Webベースの知識サービス、書籍出版など多岐にわたります。2015年3月に設立され、東京に本社を置いています。

事業内容:

  • 組織コンサルティング
  • スポーツエンタテインメント
  • VCファンド
  • ハンズオン支援ファンド

市場区分: グロース(内国株式)
業界: 情報通信・サービスその他(17業種区分)、サービス業(33業種区分)
代表者: 安藤 広大
設立年月日: 2015年3月5日
従業員数: 253人
平均年齢: 37.4歳
平均年収: 6,960万円

2. 業界のポジションと市場シェア

業界内での競争優位性:

識学は組織マネジメント理論「識学」を基盤としたコンサルティングサービスを提供しており、独自の組織運営理論を活用しています。また、スポーツ分野にも進出しており、プロバスケットボールチームを運営しています。

課題:

競合は多岐にわたり、特に大手コンサルティング会社との競争が激しい。また、VCファンドやハンズオン支援ファンド事業では黒字化が課題。

3. 経営戦略と重点分野

経営陣のビジョン:

識学は組織コンサルティングを通じて企業の生産性向上を支援し、スポーツ分野ではプロバスケットボールチームの強化を目指しています。

中期経営計画:

  • 組織コンサルティング事業:コンサルタント人材の育成、顧客基盤拡大のためのマーケティング活動
  • スポーツエンタテインメント事業:B1リーグへの昇格を目指したチーム強化、地域スポーツ振興
  • VCファンド事業:成長組織への投資
  • ハンズオン支援ファンド事業:組織改善支援×金融・ファイナンス支援

4. 事業モデルの持続可能性

収益モデル:

識学の収益モデルは主にコンサルティングサービス、スポーツ事業、VCファンド、ハンズオン支援ファンドからの収益です。これらの事業は多角化しており、市場ニーズの変化に適応しやすい構造です。

市場ニーズの変化への適応力:

組織コンサルティングは市場ニーズが高く、生産性向上に対する需要は高い状況です。

5. 技術革新と主力製品

技術開発の動向:

識学は独自の組織マネジメント理論「識学」を基盤としており、技術革新は主にこの理論の展開に集中しています。

収益を牽引する製品やサービス:

組織コンサルティングが主力事業であり、収益を牽引しています。

6. 株価の評価

EPSとBPS:

  • EPS(予想): 45.92円
  • BPS(実績): 287.11円

PER:

  • PER(予想): 18.66倍

株価との比較:

現在の株価858円に対して、BPSが287.11円と高く、EPS予想45.92円を大きく上回っています。

7. テクニカル分析

株価推移:

直近10日間の株価は850円から867円の間で推移しており、上昇傾向にあります。50日移動平均は725.78円、200日移動平均は599.90円です。

8. 財務諸表分析

売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標:

  • 売上高(過去12か月): 5.29B円
  • 利益率: 7.46%
  • キャッシュフロー: 2.33B円
  • ROE(過去12か月): 10.78%
  • ROA(過去12か月): 4.15%

過去数年分の傾向:

売上高と利益率は増加傾向にあり、ROEとROAも好調です。

9. 株主還元と配当方針

配当利回り:

  • 配当利回り(会社予想): 0.00%
  • 年間配当予想: 0.00円

株主還元策:

自社株買いを実施しており、自己株式375,900株を取得しています。

10. 株価モメンタムと投資家関心

株価の直近の変動傾向:

直近10日間で株価は上昇傾向にあり、出来高も平均を上回っています。

株価への影響を与える要因:

業績の好調さ、市場ニーズの高まり、中期経営計画の具体的な施策などが影響を与えています。

11. 総評

識学は組織コンサルティングを中心とした多角化戦略を展開しており、市場ニーズの高まりと独自の組織マネジメント理論を活かしたサービス提供により、収益と利益率の向上が見込まれます。株価は高値圏にあり、EPSがBPSを大きく上回っているため、投資価値は高いと言えるでしょう。しかし、競合との競争やVCファンド事業の黒字化が課題となるため、注意が必要です。

全体的な見解:

識学は成長性と収益性の高い企業であり、中期経営計画の具体的な施策に注目しながら、市場動向と競争環境の変化に注意して投資判断を行うことが重要です。


企業情報

銘柄コード 7049
企業名 識学
URL https://corp.shikigaku.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

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