1. 企業情報
- 企業名: 東急建設株式会社
- 概要: 東急建設は日本の建設業界において、建築、土木、不動産開発などの事業を手掛ける中堅ゼネコンです。主な事業には鉄道・道路・橋梁・ビルなどの建設、地震後の復興工事、商業施設や住宅、病院などの開発、そしてリノベーションサービスが含まれます。東急系列企業であり、グループからの受注は約1〜2割を占めています。渋谷駅前再開発や東急沿線の開発案件に強みを持っています。
- 設立年月日: 2003年4月10日
- 住所: 〒150-8340 東京都渋谷区渋谷1-16-14 渋谷地下鉄ビル
- 代表者名: 寺田 光宏
- 従業員数: 2,915人
- 平均年齢: 43.9歳
- 平均年収: 8,380千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 渋谷駅前再開発や東急沿線の開発案件に強みがあり、東急系列企業としてのネットワークを活かした受注を得ています。
- 課題: 建設業界は景気の影響を受けやすく、景気変動による受注の変動リスクがあります。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョン: 長期経営計画「To zero, from zero.」に基づき、国内土木・建築・建築リニューアル事業を「コア事業」、国際・不動産・新規事業を「戦略事業」と位置づけています。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 人材とデジタル技術を競争優位の源泉として、「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」の3つの提供価値を軸とした5つの重点戦略に取り組む。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 建設業界は需要変動が大きいですが、長期的な事業モデルとして安定した受注を得ています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性: デジタル技術の活用と人材育成に重点を置いています。
- 収益を牽引している製品やサービス: 建築・土木工事、不動産開発、リノベーションサービスが主力です。
6. 株価の評価
- EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較: 予想EPS 47.32円、BPS 921.52円。現在の株価792円に対してPERは約16.74倍。
7. テクニカル分析
- 株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か: 52週高値868円、52週安値658円。現在の株価は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
- 売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高(過去12か月): 277.26B円
- 利益率: 2.56%
- ROE(過去12か月): 7.54%
- ROA(過去12か月): 2.05%
- キャッシュフロー(直近四半期): 35.11B円
- 負債/資本比率(直近四半期): 65.83%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回りや配当性向の分析: 予想配当利回り4.80%、過去実績配当利回り4.79%。
- 自社株買いなどの株主還元策: 自己株買いは行っていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間で株価は上昇傾向にあり、特に2月13日以降上昇が顕著。
- 株価への影響を与える要因: 業績予想の修正、市場動向、競合状況など。
11. 総評
- 各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理: 東急建設は建設業界の中堅企業で、東急系列としてのネットワークを活かした受注を得ています。中期経営計画では「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」を重点に据えた5つの戦略を掲げています。財務面ではROEが7.54%と健全であり、配当利回りも4.80%と魅力的です。株価は高値圏に近いため、投資判断には慎重を期す必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 1720 |
| 企業名 | 東急建設 |
| URL | http://www.tokyu-cnst.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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