1. 企業情報
セグエグループは、ITインフラとネットワークセキュリティ製品に関する設計、構築、運用、保守サービスを提供する企業です。具体的には、ファイアウォール、VPN、UTM、次世代ファイアウォール、WAF、マルウェア対策などのセキュリティ製品の輸入販売、ソリューション提供、SE（システムエンジニア）派遣、自社開発品の提供を行っています。
2. 業界のポジションと市場シェア
セグエグループは、セキュリティ分野とITインフラ分野の両方を手掛けており、特にセキュリティ製品の輸入販売とSE派遣に強みを持っています。自社開発品の成長も期待されており、競争が激しいITサービス業界において、特定のニッチ市場に強みを持つことで差別化を図っていると考えられます。
3. 経営戦略と重点分野
セグエグループの経営戦略は、セキュリティ製品の輸入販売とソリューション提供を両輪とし、SE派遣事業を基盤としながら、自社開発品の成長を加速させることに重点を置いていると考えられます。
* 中期経営計画: 情報は開示されていません。
4. 事業モデルの持続可能性
セグエグループの事業モデルは、セキュリティ需要の増加とITインフラの継続的な更新需要を背景としており、一定の持続可能性を有していると考えられます。
* 収益モデル: セキュリティ製品の販売、ソリューション提供、SE派遣、自社開発品の販売が収益源です。
* 市場ニーズへの適応力: サイバー攻撃の高度化やテレワークの普及など、市場ニーズの変化に対応できるかが重要です。
5. 技術革新と主力製品
セグエグループは、セキュリティ製品の輸入販売を通じて、最新の技術動向を把握し、顧客ニーズに合わせたソリューションを提供しています。また、自社開発品の成長も目指しており、技術開発への投資も行っていると考えられます。
* 主力製品: セキュリティ製品（ファイアウォール、VPNなど）、ITインフラ製品、ソリューションサービス、SE派遣。
6. 株価の評価
- 株価: 457.0円（2025年2月21日終値）
- EPS（会社予想）: 22.15円
- PER（会社予想）: 21.61倍
- BPS（実績）: 94.22円
- PBR（実績）: 5.08倍
- EPS、PERから見た株価の評価: 業界平均PER23.2と比較して、やや割安感があります。
- PBRから見た株価の評価: 割高感があります。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は下落傾向にあり、2025年2月17日には499円の高値を付けています。
- 52週高値/安値: 年初来高値715円、年初来安値291円。
- 移動平均線: 50日移動平均線619.34円、200日移動平均線610.75円。
- 現在の株価: 52週安値圏からは上昇していますが、年初来高値からは大きく下落しており、移動平均線も下回っているため、やや弱気な状況と判断できます。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去5年間で増加傾向にあります。
- 営業利益: 2023年12月期は1,086百万円、2024年12月期は売上高営業利益率3.8%（訂正後）
- 経常利益: 2024年12月期は経常利益率8.3%（訂正後）
- 当期純利益: 2024年12月期は当期純利益率14.7%（訂正後）
- ROE: 14.65%
- ROA: 3.53%
- 自己資本比率: 21.9%
- 売上高成長率: 2024年12月期は19.00%
- 財務状況: 利益率は改善傾向にあり、ROEも高い水準を維持していますが、自己資本比率は低く、財務体質は脆弱であると言えます。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.84%
- 1株配当（会社予想）: 13.00円
- 配当性向: 129.70%
- 株主還元策: 配当を実施しています。2025年12月期の配当予想は13.00円。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価モメンタム: 直近の株価は下落傾向にあり、モメンタムは弱いです。
- 信用取引: 信用買残は増加、信用売残も増加しており、売りと買いの拮抗状態です。
- 株価への影響: 業績、市場全体の動向、競合他社の動向などが影響を与えます。
11. 総評
セグエグループは、セキュリティ分野とITインフラ分野で事業を展開しており、安定した収益基盤を持っています。財務状況は、利益率は改善傾向にありますが、自己資本比率が低い点が課題です。株価は、テクニカル面では下落傾向にあり、割高感もあります。配当利回りは2.84%と、ある程度の株主還元を行っています。今後の業績推移と、財務体質の改善に注目する必要があると考えられます。
企業情報
| 銘柄コード | 3968 |
| 企業名 | セグエグループ |
| URL | http://segue-g.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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