1. 企業情報
- 企業名: 愛眼株式会社
- 概要: 眼鏡の小売・卸売業を主要事業とする企業。1961年設立、大阪を拠点に全国展開を行っている。
- 事業内容: 眼鏡小売、眼鏡卸売、海外眼鏡販売
- 市場区分: スタンダード（内国株式）
- 業種区分: 小売業
- 住所: 〒543-0052 大阪市天王寺区大道4-9-12
- 代表者名: 佐々 昌俊
- 設立年月日: 1961年1月11日
- 従業員数: 702人
- 平均年齢: 46.4歳
- 平均年収: 4,040千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 全国展開によるブランドの知名度と、ショッピングセンター内への出店による顧客の集客力が強み。
- 課題: 人件費や物流コストの増加による利益圧縮、海外事業の清算による影響。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 眼鏡小売事業のブランド価値向上、顧客体験の最大化、DX推進、通販事業の強化。
- 中期経営計画の施策:
- 眼鏡小売事業: ブランドの信頼性と独自性の向上、顧客体験価値の最大化、DX推進、通販事業の強化。
- 眼鏡卸売事業: 新商品の投入、得意先との取引深耕、新規取引先の開拓。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 眼鏡の小売・卸売を通じた収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 社会経済活動の正常化による人流の回復、アフターコロナ期への移行に対応。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 詳細な技術革新の動向は不明。
- 主力製品: 眼鏡小売、眼鏡卸売、海外眼鏡販売。
6. 株価の評価
- 株価: 148.0円
- EPS（会社予想）: 2.11
- BPS（実績）: 620.70
- PER（会社予想）: 70.14倍
- PBR（実績）: 0.24倍
- 現在の株価との比較: 業績悪化によるEPSのマイナスのため、PERは高め。PBRは低めで割安感あり。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は143円～149円の範囲で推移。50日移動平均は143.20円、200日移動平均は158.30円。
- 現在の株価の高値圏か安値圏か: 現在の株価は50日移動平均より高く、200日移動平均より低いため、中長期的には下降傾向にある可能性が高い。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 14.73B（前年比2.50%増）
- 利益率:
- 営業利益率: -1.12%
- 純利益率: -1.46%
- ROE（過去12か月）: -1.77%
- ROA（過去12か月）: -1.00%
- キャッシュフロー: 総キャッシュ 3.99B
- 負債比率: 0.04%
- 過去数年分の傾向: 売上高は増加傾向だが、営業損失が計上され、ROE、ROAは低下。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
- 自社株買い: 詳細不明
- 株主還元策: 配当は行われていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で143円～149円の範囲で推移。
- 株価への影響を与える要因: 業績悪化による損失計上、海外事業の清算完了。
11. 総評
- 各分析結果のまとめ: 愛眼は眼鏡小売・卸売を主要事業とし、全国展開によるブランド価値を強みとしている。しかし、人件費や物流コストの増加による利益圧縮が課題。経営戦略はブランド価値向上と顧客体験の最大化に焦点を当てている。財務面では売上高は増加しているが、営業損失が計上され、ROE、ROAは低下している。株価は50日移動平均を上回り、200日移動平均を下回っており、中長期的には下降傾向にある可能性が高い。配当は行われていない。
- 全体的な見解: ブランド価値は高いが、コスト増による利益圧縮が懸念される。株価は割安感があるものの、中長期的には下降傾向が続く可能性がある。投資判断は慎重に行うべき。
企業情報
| 銘柄コード | 9854 |
| 企業名 | 愛眼 |
| URL | http://www.aigan.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
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