1. 企業情報
- 企業名: 株式会社ディー・エヌ・エー
- 事業内容: モバイルおよびオンラインサービスを世界中で開発・運営。主なサービスには、エンターテインメントプラットフォーム「Mobage」、PCブラウザ向けソーシャルゲーム「Yahoo! Mobage」、ライブストリーミングコミュニティ「Pococha」、遺伝子検査サービス「MYCODE」などがある。また、プロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」などのスポーツ事業も展開。
- 設立年月日: 1999年8月
- 従業員数: 2,653人
- 平均年齢: 37.6歳
- 平均年収: 8,540千円
- 住所: 〒150-6140 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア
- 代表者名: 岡村 信悟
2. 業界のポジションと市場シェア
ディー・エヌ・エーは、ゲーム、ライブストリーミング、スポーツ、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開するコングロマリット企業。特にゲーム事業が収益の柱となっており、任天堂との提携も行っている。業界内での競争優位性は、モバイルゲーム市場での強力なプラットフォームと多様なサービス展開にあるが、競争が激しいため、新規タイトルの成功が重要な課題となる。
3. 経営戦略と重点分野
ディー・エヌ・エーは、ゲーム事業を中心にライブストリーミングやスポーツ事業を強化し、多角化を進める戦略を取っている。中期経営計画では、新規タイトルのリリースや既存サービスの強化を通じて収益性の向上を図る。また、AIや自動車関連の新規事業にも注力している。
4. 事業モデルの持続可能性
ディー・エヌ・エーの収益モデルは、ゲーム課金が中心。市場ニーズの変化に対応するため、サービスの多様化と新技術の導入を進めている。特に、ライブストリーミングやスポーツ事業の成長が持続可能性を高める要因となっている。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向としては、AI技術の活用や新規モバイルゲームの開発が挙げられる。主力製品は「Mobage」や「Pococha」などのプラットフォームであり、これらが収益を牽引している。
6. 株価の評価
- 株価: 3,497.0円
- PBR（実績）: 1.70倍
- BPS（実績）: 2,059.22円
現在の株価は、BPSと比較して割高感があるが、業界平均PBR（1.8倍）と比較するとやや低い水準にある。
7. テクニカル分析
直近の株価推移を見ると、年初来高値（4,093円）からは下落しているが、年初来安値（1,214円）からは大きく上昇しており、現在は中間的な水準にある。
8. 財務諸表分析
- 売上: 136,733百万円（過去12か月）
- 営業利益: -28,269百万円（過去12か月）
- ROE: -13.31%
- 自己資本比率: 62.3%
過去数年の売上は安定しているが、直近では営業損失を計上しており、収益性の改善が求められる。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の具体的な数値は不明だが、過去には年間配当20.00円を実施している。今後の配当方針については未定。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は、3,497円で推移しており、出来高も増加していることから投資家の関心が高まっていると考えられる。
11. 総評
ディー・エヌ・エーは、多様な事業展開を通じて収益基盤を強化しようとしているが、直近の財務指標からは収益性の改善が求められる状況にある。株価は中間的な水準にあり、今後の事業展開や新規タイトルの成功が株価に影響を与える可能性がある。
企業情報
| 銘柄コード | 2432 |
| 企業名 | ディー・エヌ・エー |
| URL | https://dena.com/jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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