1. 企業情報
企業名: 川上塗料株式会社
概要: 川上塗料は、日本国内で様々な塗料を製造・販売する企業です。製品には熱絶縁塗料、ネオ塗料、水性塗料、超低温粉体塗料、建築塗料、機械用塗料、家電用塗料などが含まれます。1901年に設立され、現在は三井物産グループに属しています。特に二輪車用塗料では国内首位のシェアを誇ります。
事業内容: 合成樹脂塗料、他塗料類
設立年月日: 1945年1月20日
代表者名: 西村 聰一
住所: 兵庫県尼崎市塚口本町2-41-1
従業員数: 137人
平均年齢: 45.1歳
平均年収: 5,670千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 二輪車用塗料では国内首位のシェアを持ち、粉体塗料にも強みを持つ。三井物産グループの支援を受けている。
課題: 原材料価格の高騰や為替相場の不安定性による影響を受けやすい。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略: 中期経営計画では、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、自己資本比率の達成を目指している。
中期経営計画の具体的な施策:
- 売上高の達成率: 89.7%
- 経常利益の達成率: 55.8%
- 親会社株主に帰属する当期純利益の達成率: 77.5%
- 自己資本比率の達成率: 100.1%
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に塗料の製造・販売による収益モデル。
市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、新製品の開発や既存製品の改良に力を入れている。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 粉体塗料の技術開発に力を入れている。
主力製品: 二輪車用塗料、超低温粉体塗料、建築塗料など。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 205.91
BPS（実績）: 3,231.91
PER（会社予想）: 7.75倍
現在の株価との比較: 株価は1,595円で、EPSに基づくPERは7.75倍となり、業界平均PER（15.9倍）より低い。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は1,595円から1,666円の間で変動しており、50日移動平均線（1,595.40円）と200日移動平均線（1,578.15円）を下回っている。
現在の株価: 安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフローなどの指標:
- 売上高（過去12か月）: 5.91B円
- 利益率（過去12か月）: 2.88%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 139M円
- ROE（過去12か月）: 5.42%
- ROA（過去12か月）: 0.69%
過去数年分の傾向: 売上高は減少傾向にあり、利益率も低下している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 2.51%
配当性向: 17.51%
自社株買い: なし
主な株主: サイブリッジ（15.5%）、自社共栄会（7.5%）、三井物産（6%）など
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 直近10日間で株価は1,595円から1,666円の間で変動しており、上昇傾向にある。
株価への影響を与える要因: 原材料価格の高騰、為替相場の不安定性、地政学的リスクなど。
11. 総評
川上塗料は塗料製造業界の中堅企業で、特に二輪車用塗料では国内首位のシェアを誇る。三井物産グループの支援を受けており、粉体塗料の技術開発に力を入れている。しかし、原材料価格の高騰や為替相場の不安定性などによる影響を受けやすい。株価は安値圏に位置しており、PERは業界平均より低い。財務面では売上高と利益率の低下が懸念されるが、ROEは健全な水準を維持している。株主還元は配当性向17.51%で、配当利回りは2.51%と予想される。
企業情報
| 銘柄コード | 4616 |
| 企業名 | 川上塗料 |
| URL | http://www.kawakami-paint.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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