1. 企業情報
- 企業名: 大末建設株式会社
- 概要: 大末建設は、日本国内で建設業を営む企業で、マンション、オフィス、物流倉庫、工場、医療施設、結婚式場、葬儀場の建設を手掛けています。また、既存建物の修理、増築、改修、耐震診断も行っています。1937年に設立され、大阪市に本社を置いています。
- 事業内容: 主に民間建築を手掛け、関西を主力としつつも首都圏での活動比重を高めています。ミサワホームと資本業務提携を結んでいます。
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 業種区分: 建設業
- 従業員数: 689人
- 平均年齢: 41.4歳
- 平均年収: 7,500千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 大末建設は民間建築を主力とする中堅建設会社で、特にマンション建設に強みを持っています。
- 業界内では、建設資材の価格高騰や労働者不足といった課題に直面していますが、公共投資の底堅さや民間設備投資の回復が追い風となっています。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 新中長期経営計画「Road to 100th anniversary~飛躍への挑戦~」を掲げ、2024年度から2030年度にかけての目標達成を目指しています。
- 重点分野: 建設事業を中心に、業績の拡大と安定化を図っています。
4. 事業モデルの持続可能性
- 大末建設は、民間建築を中心とした収益モデルを持ち、首都圏での事業拡大を進めています。
- 市場ニーズの変化に対応するため、耐震診断や改修工事などのサービスも提供しています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向については特に記載がありませんが、建設業界においては耐震技術や省エネ建築技術の開発が重要です。
- 主力製品としてはマンション建設が挙げられます。
6. 株価の評価
- 株価: 1,650円
- EPS（1株当たり利益）: 165.02円（過去12か月）
- BPS（1株当たり純資産）: 2,204.90円（直近四半期）
- PER（株価収益率）: 10.00（業界平均: 14.0）
- PBR（株価純資産倍率）: 0.75（業界平均: 1.1）
7. テクニカル分析
- 直近の株価推移を見ると、1,750円から1,650円まで下落しており、安値圏に近づいています。
- 52週高値は1,986円、52週安値は1,351円であり、現在の株価は中間よりやや低い位置にあります。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 77,814百万円（過去12か月）
- 営業利益: 1,590百万円（過去12か月）
- 純利益: 1,235百万円（過去12か月）
- ROE（自己資本利益率）: 9.30%
- ROA（総資産利益率）: 3.16%
- 売上高は前年比で増加していますが、営業利益は減少傾向にあります。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 5.09%（予想）
- 配当性向: 48.17%
- 配当は安定しており、株主還元にも積極的です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価は直近で下落傾向にあり、投資家の関心がやや低下している可能性があります。
- 信用倍率が18.45倍と高く、買い残が多い状況です。
11. 総評
大末建設は、民間建築を中心に安定した事業基盤を持つ中堅建設会社です。業界全体としては、建設資材の価格高騰や労働者不足といった課題があるものの、公共投資の底堅さや民間設備投資の回復が追い風となっています。株価は直近で下落傾向にあり、安値圏に近づいていますが、配当利回りが高く、株主還元に積極的な姿勢が見られます。今後の経営戦略の進展と市場動向に注目が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 1814 |
| 企業名 | 大末建設 |
| URL | http://www.daisue.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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