1. 企業情報
企業名: 日本色材工業研究所
概要: 日本色材工業研究所は、化粧品の研究開発、製造、販売を行っている企業です。主に口紅、マスカラ、アイシャドウ、ファンデーションなどの製品を提供しています。1957年に設立され、東京を拠点としています。OEM生産も多く、特に口紅に強みを持ち、製薬業界からの受託も多い。
事業内容: 連結事業では、日本国内とフランス国内の化粧品事業を行っています。
設立年月日: 1957年3月1日
従業員数: 477人
代表者名: 奥村 華代
住所: 〒108-0073 東京都港区三田5-3-13
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
競争優位性: 主力製品である口紅に強みがあり、OEM生産も多く、製薬業界からの受託も多い。
課題: 全般的なインフレ、採用難や人件費上昇、金利上昇や為替変動等が影響を与える可能性がある。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
中期事業戦略ビジョン (2022-2026) の諸施策を着実に実行。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
化粧品需要の緩やかな回復・成長基調を継続し、受注の獲得とコスト圧縮努力を続ける。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
収益モデルは化粧品のOEM生産と自社製品販売に依存しており、市場ニーズの変化に適応する能力が重要。特に、インフレや為替変動の影響に注意を払う必要がある。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
技術革新については詳細な情報が提供されていないが、OEM生産における技術力が強み。
収益を牽引している製品やサービス:
主力製品は口紅であり、OEM生産も多く、特に製薬業界からの受託が多い。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 196.11円
- BPS（実績）: 1,815.11円
- 現在の株価: 1,010円
- PER（会社予想）: 5.15倍
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均線: 1,102.00円
- 200日移動平均線: 1,294.32円
- 現在の株価は50日移動平均線より低く、200日移動平均線より高く、下降トレンドにある。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高 (過去12か月): 17.63B円
- 利益率: 1.23%
- ROE (過去12か月): 5.89%
- ROA (過去12か月): 1.80%
- キャッシュフロー (過去12か月): 567M円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
売上高は増加傾向にあり、利益率も上昇している。ROEとROAは比較的高い水準を維持している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 1.98%
- 配当性向: 9.66%
自社株買いなどの株主還元策:
詳細な情報は提供されていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は上昇傾向にある。
株価への影響を与える要因:
全般的な経済環境や地政学的リスクが影響を与える可能性がある。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
日本色材工業研究所は化粧品OEM生産と自社製品販売に強みを持つ企業である。中期経営計画を着実に実行し、市場ニーズの変化に適応する能力が重要である。財務面では売上高と利益率が上昇傾向にあり、ROEとROAも高い水準を維持している。株価は下降トレンドにあるが、直近の変動では上昇傾向にある。投資家は経済環境や地政学的リスクに注意を払う必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 4920 |
| 企業名 | 日本色材工業研究所 |
| URL | http://www.shikizai.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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