1. 企業情報
- 社名:株式会社TAKARA & COMPANY
- 設立:1960年4月15日
- 所在地:東京都豊島区高田3-28-8
- 従業員数:1,186名(平均年齢44.6歳、平均年収785万円)
- 事業内容:
- 主力はディスクロージャー(法定開示)関連サービス。有価証券報告書や目論見書など、金融商品取引法や会社法に基づく開示書類の作成支援、印刷、電子化、翻訳・通訳サービスを提供。
- 上場企業向けIR支援、株主総会サポート、ESG/統合報告書作成支援、AI翻訳、M&A関連翻訳など多岐に展開。
- 連結事業構成(2024年5月期):ディスクロージャー関連72%、通訳・翻訳28%。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内ポジション:ディスクロージャー支援分野で国内最大手。上場企業の法定開示ニーズに応える専門サービスで高いシェアを持つ。
- 競争優位性:
- 長年の実績とノウハウ、法令対応力、セキュリティ体制。
- グループ内に通訳・翻訳の老舗(サイマル等)を持ち、ワンストップで多言語対応可能。
- 課題:
- 法定開示の電子化・自動化の進展に伴う競争激化。
- 顧客企業数の伸び悩みや、コスト増による利益率低下。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン・戦略:
- 「企業価値向上を支援する情報開示インフラ企業」を目指す。
- 法定開示・IRのDX推進、AI・自動化ツールの開発・導入。
- 中期経営計画・重点施策:
- 統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」導入社数の拡大。
- ESG/統合報告書関連サービスの強化。
- 通訳・翻訳事業のハイブリッド対応(オンサイト+オンライン)による新規顧客開拓。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル:
- 法定開示書類作成支援、印刷、翻訳等の受託型ビジネスが中心。ストック性は限定的だが、上場企業数の安定と法定ニーズで一定の需要が見込まれる。
- 市場ニーズの変化への適応力:
- 電子化・自動化、ESG対応、グローバル開示など新たな市場ニーズに対応するサービス開発を進めている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発動向・独自性:
- 「WizLabo」などの統合型レポートシステム、AI翻訳技術の活用。
- 主力製品・サービス:
- 有価証券報告書・目論見書作成支援、IR・ESGレポート作成支援、AI翻訳サービス、M&A関連翻訳、株主総会サポートなど。
6. 株価の評価
- EPS(会社予想):315.89円
- BPS(実績):2,153.93円
- PER(会社予想):10.72倍(業界平均14.5倍)
- PBR(実績):1.57倍(業界平均1.3倍)
- 株価(5/8終値):3,385円
評価:
– PERは業界平均より低く、利益水準に対して株価は相対的に割安圏。
– PBRは業界平均よりやや高いが、安定した自己資本と収益性が評価されている。
7. テクニカル分析
- 年初来高値:3,625円
- 年初来安値:2,711円
- 直近株価:3,385円
- 50日移動平均:3,250.20円
- 200日移動平均:2,940.24円
- 直近10日間の株価推移:3,300~3,600円台で推移し、やや高値圏。
評価:
– 直近株価は50日・200日移動平均を上回る水準で推移し、上昇トレンドが継続。
– 年初来高値圏に近づいており、やや高値圏に位置。
8. 財務諸表分析
- 売上高:29,278百万円(2024年5月期)、前年比増加傾向
- 営業利益:4,231百万円(2024年5月期)、増加傾向
- 純利益:3,014百万円(2024年5月期)、増加傾向
- ROE:11.5%(過去12か月)
- ROA:7.41%(過去12か月)
- 自己資本比率:76.4%
- キャッシュフロー:現金保有高は15,910百万円、総負債は854百万円と財務健全性が高い
傾向:
– 売上・利益は継続して増加傾向。
– 直近四半期はコスト増で減益だが、通期予想では増益見込み。
– 財務安全性は非常に高い。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り(予想):2.66%
- 1株配当(予想):90円
- 配当性向:40.13%
- 自社株買い:自己株式保有あり(1.32%)
評価:
– 安定した配当政策。配当性向も適正水準であり、株主還元に積極的。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価モメンタム:直近は上昇基調。50日・200日移動平均を上回る推移。
- 信用取引動向:信用買残はやや減少傾向、信用倍率2.83倍。
- 投資家関心:機関投資家・金融機関の保有比率が高い(合計約33%)、安定株主構成。
11. 総評
TAKARA & COMPANYは、ディスクロージャー支援分野で国内トップの実績を持ち、安定した収益基盤と高い財務健全性を有する企業です。法定開示の電子化・自動化、ESG・グローバル対応など新たな市場ニーズに対応するための技術投資やサービス拡充を進めています。株価は業界平均PERより低く、財務内容も良好で、配当利回りも安定しています。直近はコスト増による減益傾向が見られますが、通期では増益予想。株価は年初来高値圏にあり、モメンタムも強い状況です。今後もディスクロージャー関連市場の成長や技術革新への対応が注目されます。
企業情報
銘柄コード | 7921 |
企業名 | TAKARA & COMPANY |
URL | https://www.takara-company.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
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