1. 企業情報
- 企業名: 名村造船所
- 概要: 造船業を主力とする企業で、新造船、修繕船、鉄構・機械、その他事業を展開。主要製品は各種船舶、鉄鋼構造物、舶用機械など。
- 設立年月日: 1931年4月13日
- 住所: 大阪市西区立売堀2-1-9 日建ビル
- 代表者名: 名村 建介
- 従業員数: 不明
- 平均年齢: 41.3歳
- 平均年収: 6,010千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 中大型船の製造販売において実績を持ち、特にバラ積み船が主力。子会社の函館どつく、佐世保重工業を活用し、修繕船事業も強みとしている。
- 課題: 世界の新造船市場は受注量が竣工量を上回る状況が続いており、受注の見込みが不透明な点が課題。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 業績の大幅な改善と新造船の受注増による成長を目指す。
- 中期経営計画: 新造船事業でハンディ型撒積運搬船の連続建造、LNG二元燃料船や大型撒積運搬船の建造を推進。修繕船事業では国内艦艇修繕工事の継続と民間船の大型修繕工事の増加に取り組む。鉄構・機械事業では舶用エンジン向けクランクシャフト事業の強化とコスト削減を進める。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 造船業を主力とし、新造船、修繕船、鉄構・機械、その他事業で収益を生み出している。
- 市場ニーズへの適応力: 円安や新造船の受注増による売上高の増加が市場ニーズへの適応力を示している。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新については詳細な情報が提供されていないが、新造船事業での新造船の種類の拡大が技術革新の取り組みとして挙げられる。
- 主力製品: 各種船舶、鉄鋼構造物、舶用機械など。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 317.17
- BPS（実績）: 1,455.41
- PER（会社予想）: 6.65倍
- PBR（実績）: 1.45倍
- 現在の株価との比較: 現在の株価2108円に対して、PER 6.65倍、PBR 1.45倍と比較すると、割安な水準にあると評価できる。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は、2099円（高値）から2020円（安値）まで変動しており、現在の株価2108円は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で158.77B
- 利益: 営業利益29,466百万円、経常利益29,504百万円、親会社株主に帰属する当期純利益26,245百万円
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュ・フロー37,727百万円
- ROE（実績）: 36.95%
- ROA（実績）: 10.07%
- 過去数年分の傾向: 売上高、利益ともに増加傾向にある。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 1.66%
- 1株配当（会社予想）: 35.00円
- 配当性向: 7.90%
- 自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で上昇傾向が続いている。
- 株価への影響を与える要因: 業績の改善、円安、新造船受注増など。
11. 総評
- 各分析結果のまとめ: 名村造船所は造船業を主力とする企業で、中大型船の製造販売に強みを持つ。業績は好調で、売上高、利益ともに増加傾向にある。株価はPER、PBRともに割安な水準で、テクニカル分析では高値圏に近い。配当性向も適切で、株主還元は積極的に行われている。全体的な見解としては、業績の改善と新造船受注増による成長が見込める企業である。
企業情報
| 銘柄コード | 7014 |
| 企業名 | 名村造船所 |
| URL | http://www.namura.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
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